在位期間たったの20分!? ルイ19世って誰!?

ユミアンヌ
「ルイ19世」こと、ルイ・アントワーヌ
在位期間がたったの20分。おそらく彼よりも在位期間が短い君主はいないでしょう。
なぜそんなに短かったのか、その理由を見てみましょう。

本題に入る前に知っておいてほしいこと

在位時間たった20分ということで、当たり前ですが戴冠式は行っていません。
また、フランスを支配していないので、フランスの歴代君主に含まないことが多いです。
父王が退位の署名を書いてから彼が退位の署名を書くまでの時間が20分あり、これが法的にはフランス王となったという根拠となっています。

ルイ19世の出自は・・・

1775年、アルトワ伯シャルル(後のフランス王シャルル10世)と妃マリー・テレーズ・ド・サルデーニュ(サルデーニャ王ヴィットーリオ・アメデーオ3世の娘)の長男としてヴェルサイユに生まれる。
ルイ・アントワーヌ (アングレーム公) – Wikipedia

ちなみに、シャルル10世はルイ16世の弟に当たります。

父が国王に即位、王太子となるものの・・・

1824年、兄ルイ18世の死に伴いシャルル10世として王位を継承したが、兄王が立憲君主政をとったのに対して、絶対王政の完全な復活を策し、亡命貴族の財産を保障するなど、より反動的な政策をとったため、国民の反発を強く受けるようになった。このシャルル10世の復古王政の時期には、カトリック教会の聖職者が特にそれを支える保守勢力として力を振るった。
シャルル10世

父アルトワ伯が国王シャルル10世として即位すると王太子に立てられ、妻と共に国内視察や慈善活動を行ったが国内の評価は低かった。
ルイ・アントワーヌ (アングレーム公) – Wikipedia

七月革命で父が退位、王位が回ってくると思いきや・・・

しかし強引な君主制への逆行政治を行ったシャルル10世への不満は高まり
1930年、7月革命を受けて王は退位を決意します。
本来であれば息子ルイ・アントワーヌに王位を譲るところですが
シャルルは息子のあまりの不人気ぶりに、孫のアルトワ伯アンリに
王位を継承することにしました。
(結局アンリは議会で認められず
王にはオルレアン家のルイ・フィリップがついたのですが…)

そこでルイ19世が即位し20分後に退位するという、まどろっこしい手続きがとられ
マリー・テレーズの王妃の座も20分のみという、驚きの短さで幕を閉じました。
フランス王ルイ19世妃 マリー・テレーズ – まりっぺのお気楽読書

孫に王位を継承させるために、すぐさま退位させる必要があったのですね。
そこで、即位させて即退位という方式を取ったわけです。
(シャルル10世自身が退位する前に息子を廃太子にして、孫を王太子に指名する方法をなぜ取らなかったのかは謎ですが・・・)

その後、父・妻とともに亡命生活を送り、1844年ガンによってこの世を去りました。

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2020年06月29日