はじめに...
過去に過小評価されて消えて行ったバンド、影響を与えたバンドを含め国産シューゲイザーに関わったバンドをまとめました。順不同です。ここで紹介しきれてないバンドもありますが、随時更新して追加して行きます。※動画はスマホだと見れない場合があります。
Paint in Watercolour
1990
Label:CLIMB Records,aja records,Victor Musical Industries
代表作品「unknown」
日本で最初のシューゲイザーバンドと言われた「Paint in Watercolour」。布川(Vo,G)関口(G)、清水(B)佐京繁(Dr)で構成され。後に清水と丸山が入れ替わる。1983年にギターの関口、ベースの清水がバンド活動を始める。1989年何度かのメンバーチェンジの末、メンバーが固定する新潟のライブハウスで活動をし、人気が上昇。1990年「IN THESE THINGS」12インチをリリース。1992年6月にSingle「GLARE」でメジャーデビューし、翌月に1st Album「UNKNOWN」リリース。1993年2nd Album「VELOCITY」をリリース。90’s初頭のシューゲイザー全盛期とほぼ同時に出てきた日本では非常に珍しいバンド。その時代の日本ではヴィジュアル系などがもてはやされた時期でもあり、不遇な評価と共に消えて行った。日本では出てくるのが早過ぎたとしか言いようがない再評価されるべきシューゲイザーバンドのひとつ。
「20年」弱前に制作された作品ですが、いまだに光を放っています。
20年後の返答 |
Fishmans
1991
Label:Polydor Records,Ponycanyon
代表作品「Long Season」
ボーカル、ギターの佐藤伸治を中心として1987年結成。初期のフィッシュマンズはレゲエを基調としたポップな楽曲を演奏していた。しかしオリジナルメンバー2人の脱退や、エンジニアであるZAKのレコーディングへの参加、レーベルの移籍に伴うスタジオ環境の変化などをきっかけに、その音楽性はレゲエの他、ダブ、エレクトロニカ、ロックステディを基調に、ロック、ファンク、ヒップホップなどの要素を取り入れたサウンドを展開した。(Wikipedia)
フィッシュマンズはシューゲイザーバンドではありませんが、浮遊感溢れる楽曲に多くの国産シューゲイザーが影響を受けたバンドの一つです。
87年の結成以来、独自の音楽性で熱狂的な支持を集めた伝説のバンド
Amazon.co.jp: フィッシュマンズ: ミュージックストア
1999年3月15日、佐藤が死去。これによりバンドは活動を休止する。
フィッシュマンズ – Wikipedia
「それは、僕、茂木欣一が、まだフィッシュマンズの活動をしていた頃。1999年3月15日の夜、雨が、降っていた。自宅で妻がつくるカツ丼を食べようとしていたら、電話がなった。事務所のマネージャーからだった。フィッシュマンズのボーカル、佐藤伸治の訃報。」
東京スカパラダイスオーケストラ 茂木欣一さん – ゆうちょ LETTER for LINKS(レター・フォー・リンクス) TOKYO FM
「音楽はかなりナメられてる。だからマジメにやる。」
佐藤伸治bot
「ドアの外で思ったんだ あと10年たったら何でもできそうな気がするって でもやっぱりそんなのウソさ やっぱり何もできないよ 僕はいつまでも何もできないだろう」
佐藤伸治bot
「テーブルをはさんで 話をしている姿に テーブルをはさんで ボサッとしている姿に 20年後の自分が見えることがある また おんなじ顔して 座っているような また 2人でこうして 座っているような 未来の手掛かりは いつも それだけ」
佐藤伸治bot
Salon Music
1981
Label:Pony Canyon,P-VINE,Polystar
代表作品「La Paloma Show」
吉田仁と竹中仁見から成るサロン・ミュージック。80年代のニュー・ウェーヴ全盛期から活動を開始し、小粋で、どこかねじれたポップ感覚はイギリスでもすかさず注目を集めた
(82年にはUKフォノグラムからもデビュー)。
現在でもまったく魅力の色褪せない名盤『ラ・パロマ・ショウ』は、高橋幸宏御大によるプロデュース作品で、バックにはムーンライダーズも参加。また、彼らがフリッパーズ・ギターのプロデュースにあたって手腕をふるったことは、その界隈では有名な話だ
(後に小山田圭吾主宰の<トラットリア・レーベル>に移籍している)。
国内外に熱烈なファンを擁するサロンだが、アメリカを代表するサイバーパンク作家のブルース・スターリングも彼らの支持者であり、『ラ・パロマ~』の再発CDにコメントを寄せるほどである。
(lastfm)
渋谷系のパイオニアで、多くのアメリカとイギリスのオルタナティヴ・ロックバンドに影響を及ぼした。
SALON MUSIC – Wikipedia
日本国内外に熱烈なファンを擁す。アメリカ合衆国を代表するサイバーパンク作家のブルース・スターリングも支持しており、『la paloma show(ラ・パロマ・ショウ)』の再発CDにコメントを寄せている。
SALON MUSIC – Wikipedia
Coaltar of the deepers
1991
Label:STRANGE RECORDS、STINKY RECORDS、AJA Records、INVITATION,ZK RECORDS、musicmine、
cutting edge
代表作品「The breaststroke」
COALTAR OF THE DEEPERS(コールター・オブ・ザ・ディーパーズ)は日本のオルタナティヴ・ロック・バンド。1991年5月に結成。シューゲイザー、スラッシュメタル、デスメタル、グランジ、エレクトロニカ、ネオアコ、ボサノヴァなど、様々なジャンルが混在している。イギリスのシューゲイザーバンドSwervedriverの前座をする交渉のためにバンドドラマーと渡英し、事務所にデモテープを送った事がある。その時の手がかりは、彼らのCDに表記されていた事務所の住所のみだったという。(Wikipedia)
サポートメンバーとしてナカヤマアキラ(Plastic Tree)、Koji(COCOBAT) 、村井研次郎が参加している。
92年にSwervedriverの来日公演でCOALTAR OF THE DEEPERSとして前座を務めた。
NARASAKI – Wikipedia
NARASAKI:やっぱり思うのは、俺みたいな邦楽に詳しくない人間が、日本で売れるように日本流のやり方をしてもダメだと思うんです。ひどいことになるし、今まで聴いてくれてる人を裏切ることにもなると思うし。
COALTAR OF THE DEEPERS (’07年12月号) | web Rooftop
Luminous Orange
1996
Label:Cream Cone Records、K.O.G.A. Records、trattoria(ポリスター)、tone vendor、navigation
代表作品「Waiting for the Summer」
ペイル・セインツ(Pale Saints)にインスパイアされ、1992年横浜にて曲を書き溜めた竹内里恵がメンバーを募り、女性4ピースバンドとして結成。 何度かメンバーチェンジを経た後、2002年以降は竹内里恵のソロプロジェクトとなる。結成以来、基本的に竹内が全ての楽曲の作編曲、歌詞を手がける(歌詞は数曲共作あり)。(Wikipedia)
NYで毎年行われる音楽イベント、CMJ Music Marathonショーケースアーティストに、2001年と2004に選出される(2001年は911テロでキャンセル)。
ルミナスオレンジ – Wikipedia
毎年テキサスで行われる世界3大音楽カンファレンスの1つ、SXSW2006、2007に選出されて出演し、NY Times, Austin Statesman等に記事が掲載された。
ルミナスオレンジ – Wikipedia
Spiral Life
1993
Label:POLYSTAR
代表作品「Flourish」
Spiral Life(スパイラル ライフ)は、車谷浩司(LaikaCameBack)と石田小吉(石田ショーキチ)からなる音楽ユニット。デビュー間もない頃は「サウンド・オブ・マイ・ジェネレーション」と銘打ち、古い時代の音楽から、同時代的な音楽まで、分け隔てなく自分たちの音楽に取り込み、90年代ならではの音像を形成することを目指した。しかし、次第に二人の音楽性は異なる方向へと移行し、車谷は重厚なバンドサウンド(AIR)へ、石田はより精緻なエレクトロニックサウンド(Scudelia Electro)を求めていった。(Wikipedia)

https://matome.naver.jp/odai/2135873807876726001/2136059540866161203
Spiral Lifeはどちらかと言うと渋谷系に分類されシューゲイザーバンドではないが、シューゲイザーテイストを交えたリフなどもあり、My Bloody Valentineへのリスペクトした楽曲も存在する。国産シューゲイザーバンドに影響を与えたバンドの一つ。
当時、ブレイク寸前と言われる程の人気を博していたが、96年に事実上車谷がバンドを抜けるという形で終わりを迎えた。
Spiral Life – Wikipedia
Air(車谷浩司)
1996
Label:POLYSTAR,Roots,東芝EMI,avex
代表作品「My Life As AIR」
車谷浩司のソロ・プロジェクト。1996年6月にミニ・アルバム『AIR』でデビュー。1999年には自身のレーベル“Roots”を設立。Dragon Ashの降谷建志とのコラボレートでヒップホップ・シーンに接近するなど、ロック、ポップに限らず、さまざまなジャンルの音楽を取り込んだ作風を見せた。2009年2月、AIRとしての活動を終了。以降はLaika Came Back名義で活動。(Wikipedia)
AIRはシューゲイザーバンドではありませんが、ジザメリ、マイブラなどのリスペクトした曲が存在します。衛星放送でシューゲイザー特集番組にもゲスト出演してました。後の国産シューゲイザーバンドに影響を与えたユニットの一つです。
2011年車谷浩司ユニットAIRが「GG11」で1日限りの復活。
ナタリー – 車谷浩司ユニットAIRが「GG11」で1日限りの復活
「影響受けてる人は居ると思うんですけどね(シューゲイザーに)。逆に若い世代の人達には必ずもう一回来る感じがして…。なんかスタイリッシュなイメージがあったりするわけじゃないですか。わりと普遍性はあると思います。」(2002年冬放送 スペースシャワーTV シューゲイザー特集番組「MUSICA」)
2012.04.21 高円寺がシューゲイザー色に染まったLemon’s Chair presen’ts「JAPAN SHOEGAZER FESTIVAL 2012 TOKYO」
「ジザメリが惜しまれながら解散し、僕の青春は終わったなと思いました。」
2012.04.21 高円寺がシューゲイザー色に染まったLemon’s Chair presen’ts「JAPAN SHOEGAZER FESTIVAL 2012 TOKYO」
Zeppet Store
1996
Label:Under Flower Records,LEMONed,MCAビクター
代表作品「Swing, Slide, Sandpit」
ZEPPET STORE(ゼペット・ストア)は日本のバンド。1996年メジャー・デビュー。2005年8月に解散したが、2011年に再結成された。13枚のシングルと12枚のアルバム(内2枚はインディーズ盤)を発表している。hideに見出された形でメジャーデビューに至り、深い関わりを持っていた。1997年という、一説に「ニューロック世代」と言われる時期のバンドの一つ。(Wikipedia)
1995年、X JAPANのギタリスト“hide”が事務所にたまたま落ちていたこのアルバムを手にし聴いてみたところ、大きな衝撃を受けZEPPET STOREを世に送り出すために、hideみずからレーベル「LEMONed」を設立。
ZEPPET STORE [ゼペット・ストア] Official Website
2000年に発表された3作目のアルバム『Futurama』からはエレクトロニカを大胆に取り入れ独自性を増していき、より先鋭的なサウンドへと移行していった。
SUPERCAR – Wikipedia
2011年東日本大震災を受け、ZEPPET STOREとして、少しでも何か力になれればという想いから、楽曲配信によるチャリティを目的に、再結成。
ZEPPET STORE [ゼペット・ストア] Official Website
東京酒吐座新メンバーとして、Guitar 五味誠 (ZEPPET STORE) が参加。
東京酒吐座 – Tokyo Shoegazer Official Site
俺はシューゲイザーではない
http://makoto.spheresongs.com/?eid=651486
Shoegazing:Shoegazerという定義を当時89年とか90年とかに耳にしていた頃から
「くだらない」と思っていたし当時のThe Jesus and Mary Chain,My Bloody Valentine,RIDE,Chapterhouse,Slowdive…いわゆるシューゲイザーという枠に列挙されてしまっていた本人たちが「はい、わたくし、シューゲイザーでございます」などと言うわけがない…と思う。
ネオアコ、UKギターポップ、USインディーズ そのあとギターバンド、シューゲイザー、オルタナ なんて言葉に形容されていくこれらのサウンドは今振り返っても輝きに満ちている。
五味誠 オフィシャルブログ – cattle / Somehow hear songs. – Powered by LINE
Supercar
1997
Label:dohb discs,Ki/oon Sony Records
代表作品「スリーアウトチェンジ」
1995年、フルカワが八戸市内の楽器店(楽器の文明堂:閉店)に貼ったバンドメンバー募集の張り紙により同地でバンドを結成。レコード会社へ送ったデモテープがきっかけで1997年にシングル「creamsoda」でデビュー。初期はシューゲイザーを彷彿とさせるノイジーなギターサウンドとポップなメロディを基調としており、同時期に登場したナンバーガール、中村一義、くるりらとともに新世代ロックバンドとして注目を集める。この4バンドは後に「’97の世代」と呼ばれ、日本語ロックの世界に多大な影響を及ぼしたとして、若手バンドのリスペクトを一身に集めている。
2005年2月のstudio coastのライブで約10年に渡る活動に終止符を打ったスーパーカー。
Amazon.co.jp: LAST LIVE 完全版 [DVD]: スーパーカー: DVD
Plastic Tree
1995
Label:GIO RECORDS、WARNER MUSIC JAPAN、EntrancE、SWEET HEART RECORDS、ATMARK CORPORATION、UNIVERSAL J、Sick Room Records、J-ROCK、AKATSUKI label、徳間ジャパンコミュニケーションズ、FlyingStar Records、CJビクターエンタテインメント
代表作品「アンモナイト」
Plastic Tree(プラスティック トゥリー)は、日本のヴィジュアル系ロックバンド。1993年にボーカルの有村竜太朗とベースの長谷川正を中心として結成し、1997年にメジャーデビュー。ドラム担当のメンバーの脱退や加入などを経て、現在は4人組で活動する。略称はプラ、プラトゥリなど。(Wikipedia)
cruyff in the bedroom
1998
Label:Clairecords,Only Feedback Record
代表作品「True Color, True Lie」
1998年、日本が初出場したフランス・ワールドカップ・イヤーに結成。US、UK、EUROのメディアから“Japanese King Of Shoegazer”と称されシューゲイザーというジャンルにおいて、日本だけでなく世界を代表するバンドの一つである。5枚のオリジナル・アルバム、一枚の編集盤、数枚のミニ・アルバムとEP、そしてライヴDVDを2枚発表。それ以外にも世界中のコンピレーション・アルバムに多々参加している。2011 年に発表された東日本大震災復興支援チャリティ・アルバム『The Light Shines In to Your Dream』にシューゲイズ・レジェンドmy bloody valentine、chapterhouse、日本からはcoaltar of the deepers、dip、Lemon’s Chairと共に参加。米国のRingo Deathstarr、The Pains Of Being Pure At Heart,astrobriteなどとも親交深く、彼らの来日公演では毎回のように共演指名されている。(ototoy)
ハタユウスケ主催のシューゲイザー、ドリームポップ特化イベント「Total Feedback」。2008年より高円寺HIGHにて毎月最終土、日曜日の2Days開催。シューゲイザーファン必見のイベント。
アメリカのシューゲイザー専門レーベルのclairecordsにより、「キング・オブ・シューゲイザー」と名付けらる
cruyff in the bedroom – Wikipedia
ユウスケ:多分2000年ぐらいからやってるんで7年ぐらいですかね。Queの店長に強制的にやらされたんですよ。「そろそろ自主(企画)だろ」って(笑)。最初はカプセルジャイアンツとmashとhoneydip(現tron)と一緒にやりましたね。
cruyff in the bedroom(’08年3月号) | web Rooftop
「シューゲイザーってなんですか? 」って聞かれたら「俺らのことですよ」って言っちゃうぐらいでいいんじゃないかって。
[ototoy] 特集: cruyff in the bedroom 5th Album『hacanatzkina』リリース! ハタユウスケ・インタビュー
若いバンド達はみんな場所を求めていた
[ototoy] 特集: cruyff in the bedroom 5th Album『hacanatzkina』リリース! ハタユウスケ・インタビュー
「イベントを始めた頃は果たしてシューゲイザーのバンドっているのかな? って思ったんです。そしたら沢山いたんです。出たいって言ってくれるバンドも沢山いるし、イベントとしてツアーにも行ったんですが、どこに行ってもそこそこ満員で。シューゲイザーのイベントってそんなになかったし、若いバンド達はみんな場所を求めていたんですよね。」
結成14周年記念トリビュートアルバム二枚同時発売!
結成初期からのキャッチコピー、[Feedback Noise,Sensitive Melody]。
今作は日本を代表する轟音シューゲイザー、ポストロックバンド勢揃いの[Feedback Noise Disc]、公私ともに交流の深いアーティストによる[Sensitive Melody Disc]、それぞれ14組ずつ合計28組による聴き応え抜群の豪華アルバムになっています。
Freezing Butterfly
1999
Label:Type Records
代表作品「hold on -repeaT」
知る人ぞ知る北海道のインディレーベルType Records(同名のイギリスのレーベルとは違う)に所属していたシューゲイザーバンド。レーベル自体もバンドメンバーが運営していたが現在は存在しない。メンバーはK.Goto(Guitar,sampler)、Fumiko.Kanazawa(Vocal,Guitar)で構成され1枚のMD「hold on -repeaT」とスプリットアルバム「Global And Available」をリリースし、レーベルのコンピレーションアルバム「type records presents INDEPENDENT TYPE”A”(TYP-001CD) 」に参加後バンド活動は途絶える。
Dive
2001
Label:Mova
代表作品「freeze frame ++」
メタリックな質感と浮遊感のある音像を展開するシューゲイザー系バンドのdive。諸多のギターバンドと一線を画すその独特のサウンドスケープは、幾重にも紡いだ音壁のサイケデリア。93年:sasaokaを中心に結成。精力的にライブを行い、Coaltar of the Deepers、Brutish Bulldogs、NG3、初期ZeppetStoreらとの対バンを行う。01年:curse of MBVコンピレーション”seven winters”に2曲参加(他Coaltar of thedeepers、 Luminous Orange他収録)、吉祥寺Bar Drop主催のコンピレーション”1stRoad Works”に1曲参加(他GASH他収録)。レコ発ライブにも参加して好評を得る。
(Dive Official Web Site)
最後のライブで最後に演奏した曲。