昨年、スポーツ選手の国外プロ活動を認める
キューバ政府は27日、野球を含むスポーツ選手の国外プロ活動を認めると発表した。この日までにラウル・カストロ国家評議会議長(82)の承認を得て、政府機関紙などに掲載された。国技の野球を中心に新たな外貨獲得の手段として、代表クラスを日本を含む世界の主要リーグに派遣する。
亡命しなくていい キューバ移籍自由化
従来、スポーツ選手が国外で活動するには亡命する方法しかなかった
海外への選手供出は、キューバ革命が成立した1959年1月以降は禁じられていた。これまでキューバの選手が国外でプレーするには原則的に亡命するしか手段がなく、54年ぶりの「門戸開放」となる。
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亡命にはリスクが伴う
1959年の革命から2年後、カストロ政権はプロスポーツ制度を廃止した。世界でも、ハイレベルな野球選手はアマチュアという形で強化され、他国でプロになるには、『亡命』という形しかなかった。メジャーでも、多くのキューバ出身の選手が活躍しているが、いずれも、筏やボートで海峡を渡ったり、国際大会の遠征中に逃げ出したりと、危険を伴うだけでなく、亡命後は、2度とキューバに帰ることができず、残した家族に会えないなど、制約を伴ってきた。
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キューバ国の思惑
選手が海外での活動を熱望したとしても、リスクの高い亡命を強行することなく、セペダ選手のように母国を捨て去らないで「堂々」と大金を手に、異国の地でプロプレーヤーとして活躍できるようになったことは確かに画期的だ。わざわざ危ない橋を渡らないほうがいいと思う選手が今後増えるであろうから、米メジャーリーグへの人材流出も防げるというのがキューバ政府側の算段だ。
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キューバ側にとっても大物の海外流出は問題だった。
一方、キューバ政府側にとっても、有力選手が無償で海外に流出してしまう現況には、これまでも頭を悩ませていた。特に’11年には厳重な監視の目をかいくぐってヨエニス・セスペデス外野手が亡命してオークランド・アスレチックスと契約。さらに昨年8月には、その年のWBCで主砲として活躍したホセ・アブレイユ内野手が遠征先で大使館に駆け込んで亡命する事件が起こり、これが今回の規制緩和の大きな引き金になったという。
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大物加入が予想されていた
注目されるのは同国の国技で、「赤い稲妻」の異名をとり、五輪5大会で金メダル3度を誇る野球だ。その大物が日本に来るかもしれない。米国は政府がキューバとの商取引を禁止しており、複数の米メディアは「キューバ政府にお金を払うことはできない」と報道。つまり、大リーグに移籍するなら、これまで通り第三国に亡命し、そこで市民権を得る方法となる。ニューヨーク・タイムズ紙は今回の決定で恩恵を受けるのは「日本、メキシコ、韓国など制約のない国」とした。
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巨人にセペダが加入
キューバ政府公認で巨人に移籍した同国リーグ屈指の強打者、フレデリク・セペダ外野手(34)が12日、球団事務所で原監督、原沢球団代表と共に記者会見し「すべてを出し巨人軍に尽くしたい」と抱負を語った。
キューバから移籍のセペダ「巨人に尽くしたい」
巨人は19日、キューバ代表の中心選手として活躍したフレデリク・セペダ外野手(34)の入団に合意したと発表した。契約金5000万円、年俸1億5000万円の1年契約で、背番号は「23」。5月中旬にもチームに合流する見込み。
【プロ野球】巨人がセペダ獲得、背番号「23」 5月にも合流 キューバ連盟との友好協定締結
セペダは「日本球界でプレーするのが夢だった。その夢が現実になり、期待感でいっぱいだ。巨人軍は日本トップの球団であり、プレーすることに誇りを感じる。キューバ国民の声援を胸に、巨人軍のセ・リーグ制覇、日本一奪還のために全力を尽くしたい」とコメントした。
キューバ代表セペダ巨人入団「夢だった」
WBCには3大会全てに出場し、通算20試合で打率・449、6本塁打、23打点。10年以上にわたって代表チームの4番を打つなど、実績は十分だ。
巨人 キューバと友好協定締結 セペダ獲得はその第1弾 — スポニチ Sponichi Annex 野球
巨人は今後もキューバ人選手を獲得する可能性あり
今年1月の海外派遣正式解禁後、3月に球団スカウトを派遣して、セペダを視察したという。同席した原沢敦球団代表兼GMは「新たに中南米担当のスカウトを置くことを決めている。視察、調査を重ねて、いい選手がいれば獲得したい」と今後のキューバ選手獲得の可能性にも言及した。
巨人 中南米担当スカウト設置 さらにキューバ勢獲得も — スポニチ Sponichi Annex 野球
横浜DeNAベイスターズにはグリエルの加入が決定
横浜DeNAベイスターズは、新外国人選手ユリエスキ・グリエル選手と契約をしましたのでお知らせいたします。
また、背番号は「10」に決定しました。
ニュース| 横浜DeNAベイスターズ
昨年12月に球団社長がキューバへ訪問
昨年9月、自国選手の海外移籍を認めていなかったキューバ政府が容認することを表明。DeNAは同12月、池田純球団社長が同国入りして野球連盟関係者らに接触し「日本で一番初めに、一番いい選手が欲しい」とアピールしたという。
DeNAがグリエルを獲得 キューバの国民的英雄獲得の舞台裏
日本球界への意気込みを語る
「日本は有数のレベルの高いリーグなので、ずっとプレーしてみたいと思っていた。その希望が叶って大変嬉しく思う。この機会をくれたDeNAベイスターズに感謝している」と意気込みを語った。
DeNA、グリエルと契約「日本でプレーしたいと思っていた」 — スポニチ Sponichi Annex 野球
私は自分の持っているすべての力を尽くして、横浜のプレーオフ進出のためにプレーします。ファンの熱い気持ちに応えられるように頑張ります。
DeNAグリエル「この時を待っていた」|コラム|スポーツナビ



