(あなたを取り巻くチーム医療)多職種とその役割一覧~在宅医療編~

orihoan
チーム医療はもはや必須のキーワードとなった今日の医療。関係する職種も多数です。さて、簡単に各職種は何をしているのかを説明できるように、よい画像と説明を集めてみました。

チーム医療の重要性は言わずもがなです。

今回は、「在宅医療」のチーム医療に参加する各職種、その役割にフィーチャーしてみます。

特にチーム医療の機能発揮が求められる、がん・緩和医療や、在宅医療といった関係者(ステークホルダー)が多い医療ネタから、画像や職種の役割をあつめてみます。

在宅医療で登場するプレーヤー(つくば市医師会より)
チーム医療での専門家の役割
サービス担当者会議と他職種協働による介護予防ケアマネジメント支援

在宅医療も含めて、「医療の質」と「QOL」を高める必要があることも同様に命題となっています。

ちゃんと「医療の質」って説明できますか??

たくさんの専門家が、ひとりの患者さんを支えています。

療養生活を支える仕組みを知る(がん情報サービス)

がんの治療の過程には主治医や看護師といった、あなたと常に接している人たちだけではなく、病理医や麻酔科医など、裏方としてあなたを支えている人たちもいるのです。それぞれがどういった立場であなたをサポートしているか、知っておくことも大切です。
チーム医療での専門家の役割 | がんを治療する | がんを学ぶ

在宅医療のチーム医療について登場する職種と役割

ひとりの患者さんをたくさんの職種が支えています。職種と役割を解説していきます。

▼担当医(病院)

▽内科医

病気になると、患者さんのほとんどがまずは内科を受診するため、内科医ががんの診断・告知を行うことがよくあります。医療機関にもよりますが、内科医は消化器、血液、呼吸器などに分かれて専門的な検査を行い、患者さんの病状を診断し、場合によってはがんの告知を行います。その後、手術が必要な患者さんは外科医へ紹介されますが、早期発見の胃がんや大腸がんを内視鏡で粘膜切除する場合などは、内科医が行うこともあります。
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▽腫瘍内科医

がんの薬物療法を行います。近年、抗がん剤の種類は増えており、組み合わせや使い方のバリエーションが豊富になってきました。次々と登場する新薬を、個々の患者さんにあわせて安全に使うためには、内科医のなかでも、より専門的な知識をもつ腫瘍内科医が不可欠とされていますが、日本ではまだ少数にとどまります。外来で抗がん剤治療を行なう患者さんが増え、副作用を軽減しながら高い治療効果を発揮するためにも、薬物治療に精通した腫瘍内科医の活躍が期待されています。
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▽外科医

がんの治療で手術が必要になると、主な担当が内科医から外科医へと変わります。外科医は臓器別に泌尿器、消化器、乳腺などの専門に分かれており、医療機関によっては、外科医が手術だけを行う場合もあれば、検査・診断・告知をはじめ、手術前後の化学療法や終末期治療など、幅広く長期にわたって担当することもあります。
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▽麻酔科医

手術の開始から終了まで、つねに患者さんの全身状態を確認し、麻酔を管理するのが麻酔科医です。手術前には患者さんと面談し、手術の際の麻酔について、種類や手順などを説明します。薬のアレルギーがないか、いま行っている治療はないか、入れ歯を使っていないかなど、必要な情報は必ず伝えましょう。また、緩和ケア専門の医師がいない場合、がんの疼痛管理を麻酔科医が行う場合もあります。
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▼在宅医(在宅療養支援診療所などの診療所)

定期的に訪問診療し、緊急時などに対応します。また専門的な治療を行った病院の担当医と連携し、必要に応じて再入院の手配などもします。
療養生活を支える仕組みを知る|がんになったら手にとるガイド [国立がん研究センター がん情報サービス]

在宅訪問診療医・・・病院に入院するよりも、住み慣れた我が家ですごしたいと考える人は数多くいます。そういった場合に不可欠なのが、家まで往診してくれる在宅訪問診療医です。積極的な治療を行わなくても、痛みなどの症状をコントロールするのに医師のサポートは欠かせません。闘病していた病院の主治医との連携も必要です。
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▼看護師(病院看護師・診療所外来看護師)

採血や検査室への移動など、入院生活の全般にわたり、つねに身近にいて患者さんをサポートします。最近では、がん患者を専門にケアする専門看護師や認定看護師も増えています。医師に聞きにくいことでも、看護師になら聞きやすいということも多いもの。入院中だけでなく、外来でも、心配なことがあれば遠慮なく相談してみましょう。
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▽認定看護師

特定の看護分野で熟練した技術と知識を持ち、高い水準で看護を行うスペシャリストを認定看護師といいます。独自の知識と技術を用いて、患者さんやその家族へのケアを行うほか、看護師の指導や相談なども行っています。
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▽専門看護師

特定の専門看護分野において、看護師としての卓越した能力を発揮し、患者さんやその家族へのケアを行うことはもとより、研究などの学才を求められるスペシャリストを専門看護師といいます。
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▽リエゾンナース

精神専門看護師で、がん患者さんとその家族の心のケアを行います。また、病院に勤務するすべての職員の心のケア(メンタルヘルスケア)を担当し、相談に乗ってくれます。リエゾンとは連携、連絡という意味があり、リエゾンナースは患者や医療者の連携など、心をつなげる役割を果たしています。
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▼訪問看護師

在宅医との連携のもと、療養の世話や医療処置や症状の確認などを行います。
療養生活を支える仕組みを知る|がんになったら手にとるガイド [国立がん研究センター がん情報サービス]

病院よりも、住み慣れた我が家ですごしたいと思ったとき、自宅を定期的に訪問してくれる看護師のサポートは欠かせません。病状によっては、医師とコミュニケーションをとりながら、療養生活の全般と医療も行ってくれます。患者さんだけでなく、家族にとっても医療者がいる安心感があります。どんなことでも相談に乗ってくれる、心強い存在です。
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▼薬剤師

薬局で調剤を行うだけでなく、入院中の患者さんと面談し、薬の説明を行う場合もあります。がんに関する薬剤治療の調整や薬剤指導を行う、がん認定薬剤師もいます。がん治療のために使う薬と持病のために飲んでいる薬の飲み合わせなど、薬のことでわからないことは薬剤師に質問しましょう。
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▽訪問薬剤師

訪問薬剤師とは、介護保険の居宅療養管理指導を担う薬剤師をいいます。薬局の薬剤師は処方箋にもとづいて医師または歯科医師の指示を受けて、在宅で療養する患者の住まいを訪問します。薬剤師による訪問は、ケアプランに組み込まれていなくても利用することが可能です。そして薬剤師は、医師または歯科医師の指示により「薬学的管理指導計画書」を作成します。薬剤師による居宅療養管理指導の利用は、病院または診療所の薬剤師では月2回、薬局の薬剤師では月4回まで認められています。
訪問薬剤師って何?|もっと知る【訪問看護 ナビ】

患者が薬剤師の訪問を希望する場合には、まずは患者の家族がかかりつけの医師に薬剤師の在宅訪問の同意を得ましょう。次にかかりつけの医師が処方箋で、薬剤師による居宅療養管理指導を指示します。そして、薬剤師が本人や家族、あるいは施設に入居している場合には施設のスタッフと訪問日時を打ち合わせます。その後、処方箋に基づいて薬剤師が調剤した薬を届けるという流れです。訪問当日には、薬剤師は薬の効果や副作用、食品の摂取による薬への影響等を説明するとともに、患者や家族等からの薬の服用に関する質問を受けます。それだけではなく、薬の保管状況や服用している薬、服用状況のチェックを行うことも訪問看護師の仕事です。
訪問薬剤師って何?|もっと知る【訪問看護 ナビ】

▼歯科医

がんの治療中に口腔内のケアをおろそかにすると、虫歯や歯周病が進行し、感染症の原因になります。がん治療をする前に歯科を受診することはもちろん大事ですが、入院中も口腔ケアは欠かせません。抗がん剤や放射線療で口腔内の粘膜が炎症をおこしたりすることもあるので、必ず受診し、積極的にサポートを受けましょう。
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▼理学療法士

体操やマッサージ、電気刺激など、さまざまな手段を使って患者さんの動作能力を回復させるサポートを行います。病院ではリハビリ室にいることが多いですが、手術後はできるだけ早期にリハビリを開始したほうが効果的とされているため、患者さんのベッドサイドに来て指導する場合もあります。
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▼作業療法士

移動、食事、排泄、入浴など、日常生活で必要となる動作に支障のある患者さんに、折り紙を折る、字を書くなどの、手先の作業を通じてリハビリを指導します。リハビリ室には、キッチンや畳の和室など、生活場面と同じような環境が作られていて、自宅に戻っても支障なく生活できるよう練習します。
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▼言語聴覚士(ST)

声帯を切除したり、発声が不自由であったり、聴覚に障害のある患者さんに対して、失われた機能をなるべく回復するようサポートするスタッフです。日常生活が少しでも快適に行えるような方法をアドバイスします。
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▼管理栄養士

患者さんの病状にあわせて、無理なく必要な栄養素がとれるメニューを作り、食事がとれないときには経管栄養等のエネルギーを補給する方法を考えます。また、咀嚼することが難しい状態にある患者さんについても、できるかぎり口から食事が取れるように、食べやすいメニューや飲み込みやすい調理法を工夫します。栄養サポートチームの一員として、栄養状態の悪い患者さんの病棟を訪問し、医師、看護師、薬剤師などと協力して栄養の改善に取り組みます。
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日常生活を送る上での基本的な動作の回復や機能低下の予防を図ります。
療養生活を支える仕組みを知る|がんになったら手にとるガイド [国立がん研究センター がん情報サービス]

▼ケアマネジャー(介護支援専門員)

自宅療養でどんな支援を受けられるか、一緒に考えて計画を立てます(介護保険の対象者のみ)。
療養生活を支える仕組みを知る|がんになったら手にとるガイド [国立がん研究センター がん情報サービス]

在宅で介護保険を利用する場合、介護度の認定によって受けられるサービスが決まっています。療養生活を無理なく行うためにも、利用できるサービスをケアマネージャーにプラン二ングしてもらいましょう。患者さんがひとりでできる日常生活上の行為や、手伝ってほしいことを具体的にケアマネージャーに伝え、安心して療養できる環境を作ることが大切です。
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ケアマネジャーの多くは、「居宅介護支援事業所」に所属しています。居宅介護支援事業所は介護保険制度に位置づけられたサービス事業所の一つであり、居宅において受けられる介護サービスなどの紹介、ケアプランの作成とサービスの調整、サービス給付費の計算や請求などを利用者に代わって行います。これらの業務を実際に手がけるのがケアマネジャーです。
介護支援専門員(ケアマネジャー)の役割

▼ソーシャルワーカー(MSW:社会福祉士)

安心して治療や療養が行えるよう、治療費の支払いの相談、仕事への影響、家族関係、在宅への移行、転院先の病院の紹介など、療養全般にわたる幅広い相談に応じます。がんの告知を受けると、「治療費はどうしたらいいんだろう?」、「これからの生活はどうなってしまうんだろう?」など、さまざまな不安がでてきます。そんなときこそ、ソーシャルワーカーに相談してみましょう。
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たくさんの専門家が、ひとりの患者さんを支えています。

ほかにも、あなたにはたくさんの心強い専門家がついています。入院中や外来の際には看護師があなたを常にサポートします。経済的・社会的な不安については、ソーシャルワーカーに相談しましょう。治療の過程では、歯科医や薬剤師も大事な役割を担います。身体的な不都合が生じた場合は、理学療法士や作業療法士、管理栄養士などがリハビリを計画し、あなたの社会復帰をサポートしてくれるでしょう。
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▼地域包括支援センター(シニアサポートセンター)

介護予防を含め、在宅療養などに関する様々な制度の利用や福祉の相談や支援を行っています。
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▼ホームヘルパー

平成12年に介護保険制度が創設されて「介護」が一般にも広く受け容れられるようになり、一般的になってきました。それに伴い、訪問介護員(ホームヘルパー)という言葉も広がっていき、「ヘルパーさん」という呼び名も一般の方に浸してきました。
ヘルパーと訪問介護

訪問して、日常生活の介護や買い物、掃除などの家事の援助を行います。
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訪問介護員(ホームヘルパー)とは、一般的に、サービスを利用されている方のご自宅を訪問し、食事、排せつ、入浴などの介助(身体介護・生活援助)を通じ、利用者の生活を支えるサービスを提供するという仕事に就く方々を指します。
ヘルパーと訪問介護

知っておきたい「在宅医療」のキーワード

▼在宅療養支援診療所

在宅療養支援診療所とは、患者さんの在宅療養を支える診療所です。患者さんや家族からの連絡に365日24時間体制で応じ、必要な場合には訪問診療(往診)や訪問看護用語集アイコンを行います。ほかの医療機関や訪問看護ステーション、さらにはケアマネジャーとも連携を取りながら、患者さんが安心して療養生活を送ることができる態勢を整えます。また状態が急変したときには病院医師と連携し、治療法の相談や再入院の手配を行います。
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在宅療養支援診療所は、一般の診療所とは料金やシステムが異なります。詳しいことは、がん相談支援センターや地域の医師会などに問い合わせてみましょう。
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▼訪問看護ステーション

通院や外出が困難な患者さんのために、看護師または准看護師が自宅を訪問して、医師の指導に基づく診療の補助や、患者さんの健康管理や相談などを行うサービスを「訪問看護」といいます。この訪問看護を提供する施設を「訪問看護ステーション」といいます。
療養生活を支える仕組みを知る|がんになったら手にとるガイド [国立がん研究センター がん情報サービス]

訪問看護では、血圧や体温などから患者さんの健康状態をチェックしたり、痰(たん)の吸引や褥創(じょくそう:床ずれ)の処置といった医療的処置、医療機器の管理や療養上の世話(入浴介助、体の清拭〔せいしき:体を拭くこと〕など)などを行います。希望する場合は、地域のかかりつけ医やがん相談支援センターに相談してみましょう。
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▼在宅での緩和ケア(在宅ホスピス)

在宅でも十分な緩和ケアを受けることができます。一番の心配である痛みも、医療用麻薬を含む鎮痛剤を使うことで治療できます。息苦しさも、体の向きの工夫などにより和らげることができます。訪問する医師や看護師によって、中心静脈栄養や持続点滴、経管栄養、酸素の吸入、痰の吸引などが行われます。

最期を自宅で迎えるか、病院で迎えるかについては、患者さん本人と家族や担当医、看護師を含めて十分に相談しておきます。自宅の場合は、主に24時間対応の在宅療養支援診療所や訪問看護ステーションなどから支援を受けられる場合が多いのですが、地域やかかっている医療機関によっては病院の在宅緩和ケアチームが対応したり、緩和ケア病棟と連携して在宅での緩和ケアを行うなど、希望に沿った態勢で支援を受けられることもあります。
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▼レスパイト入院

在宅での治療や療養生活に移行してからも、あなたや家族、周りの人の心と体の不安を取り除くための仕組みもあります。
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レスパイト入院(家族で介護する人が疲れ切ってしまうことを防ぐため、あるいは介護ができない用事などが起こった場合に、病院や施設に一時的に入院すること)を受け入れる医療機関を探すこともあります。担当医や地域のがん相談支援センターなどに聞いてみましょう。
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速報!在宅医療にも大きくかかわる2018診療報酬改定点数が2018年2月7日に公表されました★

https://matome.naver.jp/odai/2151002491449119001
2020年05月19日