【強烈】ハイブリット民族音楽10選

エレ味噌
近年、民族的なエッセンスを取り入れた曲が作られています。自分たちで楽器を作ったり、あまり知られていない歌唱法を使ったり、その方法は様々。必ず聞いたことのないジャンルの曲に出会えるはずです。必聴です。トクマルシューゴ・ザッハトルテ・馬喰町バンド・モンゴルメタル・Origami PRODUCTIONS

ハイブリット民族音楽がおもしろい

様々な民族のエッセンスが混じりあったハイブリット民族音楽が生まれてきました。
既存の音楽×民族音楽や民族音楽×民族音楽などなど。
複数の歴史にまたがる新しいものばかり!

目次

1.ジャズピアノ×フルート×タブラ
2.ケルト×シティ
3.モンゴル×メタルコア
4.モンゴル×HIPHOP
5.日本発・お洒落フラメンコ
6.アラブ×ヨーロッパ
7.日本の民謡×ラップ
8.多重録音の天才による民族音楽
9.ガムラン×エレクトロニカ
10.チェロ×デスメタル
おわりに(民族音楽こぼれ話)

1.ジャズピアノ×フルート×タブラ

https://www.youtube.com/watch?v=n8j1K3X8X1k

ジャズピアニストDidier Squiban(ディディエ・スキバン)とフルートとインドの伝統的打楽器タブラのコラボレーション。タブラの駆け足のリズムが素晴らしい。

Didier Squibanとは

ジャズ・オーケストラの結成や、ケルトの文化遺産を守るための音楽活動への参加などさまざまな活動を経験。
海辺のピアニスト : 大屋地爵士のJAZZYな生活

ケルトの根付くフランスはブルターニュ地方のジャズピアニスト。まさにハイブリット民族音楽の申し子です。

2.ケルト×シティ

https://www.youtube.com/watch?v=PEUP1xducQY
ケルトの雰囲気が一転、都会的なベース主体のフレーズに変わり、最後には融合します。
彼らについて、詳しくはこちら。

3.モンゴル×メタルコア

https://www.youtube.com/watch?v=Eh-yafzptuQ
モンゴルの伝統的な歌唱法ホーミー(なんと同時に2つの音が出せる)や馬頭琴の音色が特徴的な曲です。
中国は内モンゴル自治区出身のメタルコアバンドEgo FallによるThe Spirit of Mongoliaと題された曲。
単なるイロモノに留まらないクオリティの高さには脱帽です。

4.モンゴル×HIPHOP

https://www.youtube.com/watch?v=el93MIxAf-c
一転してやばい。これはモンゴルのMC漢。

5.日本発・お洒落フラメンコ

https://www.youtube.com/watch?v=xCkeo6yj0Cg
タップダンスにクラシックギターというフラメンコの型を用いながらお洒落な音楽を奏でる日本人。
藤原さくらのプロデュースで有名なOvallやKan Sanoも所属するOrigami PRODUCTIONSから動画が出ています。

6.アラブ×ヨーロッパ

https://www.youtube.com/watch?v=etFO6XNzn4A
「お茶の間オーケストラ」を名乗る京都のバンド・ザッハトルテ。アラブとヨーロッパを組み合わせ、最先端のハイブリッド民族音楽を作り上げました。

7.日本の民謡×ラップ

わらべうたや民謡、その要素を現代のポップ・ミュージックに溶解させオリジナリティ溢れるサウンドを生み出し続けているトリオ、馬喰町バンド。
まさかのラップがフィーチャーされた馬喰町バンドの新作、ハイレゾ配信 – OTOTOY

https://www.youtube.com/watch?v=9eTRm26RnEw
コントラバス×オリジナル弦楽器×オリジナル打楽器という、作り上げられた民族音楽。
まさに日本のハイブリット民族音楽界の最先端を突っ走るバンド。
https://www.youtube.com/watch?v=OOfU5vs63ss
これもおすすめ。ほんとに昔からありそうな曲。

8.多重録音の天才による民族音楽

https://www.youtube.com/watch?v=EpYGpuVawvs
驚異的な量の音を重ねて曲を作ってきたトクマルシューゴによる無印良品のCMのBGM。どこから持ってきたのかわからない音がたくさん。どこかフォークロア的なものを感じます。

9.ガムラン×エレクトロニカ

ガムラン(インドネシア語: gamelan)は、東南アジアのインドネシアで行なわれている大・中・小のさまざまな銅鑼や鍵盤打楽器による合奏の民族音楽の総称である。
ガムラン – Wikipedia

https://www.youtube.com/watch?v=bppdE46SgNM
静謐な始まりと、唸るような低音。叙情的な素晴らしい曲です。

10.チェロ×デスメタル

https://www.youtube.com/watch?v=WUXWbLI7AFA
もはやこれも民族的ですよね。バスドラム踏むの忙しそう。

作り上げられてきた民族音楽たち

例えばブルーグラスは、アイリッシュ音楽をベースにビル・モンローらによって作り上げられた音楽ジャンルです。民族的なイメージの強いレゲエも、もともとあったスカから作り上げられたものです。こうして世界では新たな民族音楽と呼べるものが、常に作られてきているのです。
例えば、この音色を聴いてみてください。

https://www.youtube.com/watch?v=Uvt5TZy0aAc
すごく民族的な音がすると思いませんか?
これはどこかの国の伝統的な楽器、ではなく2000年代初頭にヨーロッパで開発された「ハンドパン」という打楽器です。民族性は生産されうるのです。
https://www.youtube.com/watch?v=jsajJoeZJjo
電子化されてその可能性は広がっています。こういったものがひとつ出来るだけでも、新たなジャンルが生まれそうな気がしませんか?新しくて懐かしい音楽との出会いが楽しみです。
https://matome.naver.jp/odai/2150971444881415801
2018年01月08日