パニック状態についてのまとめ

karupinn
パニックについてのその原理と対処法などをまとめてみました。
パニック状態とは何だろう?

・状況へコントロールが不可能になった自分を感じる

・危険から脱出するための解決を模索することができない

・解決行動を実際に実行できない

⇒パニックによる衝動的な行動、危機回避に一定効果もある

パニック行動の例(とある会社員)

会社の帰り道。いつものように満員電車に揺られながら読書をしていると、突然、ふらふらとめまいがしてきました。「疲れているのかな?」「揺れる電車のなかで細かい字を見ていたから、乗り物酔いでもしたかな?」などと考えているうちに、めまいはひどくなる一方です。

次第に、冷や汗が流れてきて、息がどんどん苦しくなりました。「どうしよう、このままでは倒れてしまうかもしれない」―そんな不安感を抱いたAさんは、次の駅で降りて、一休みをすることにしました。駅のホームでどうにか椅子には腰かけたものの、体中がドクンドクンと脈を打ち、頭がぐるぐる回り、いても立ってもいられなくなり、とうとうその場でうずくまってしまいました。

気がついたらAさんは、異変に気づいた周囲の乗客の通報で、駅員が呼んだ救急車に乗り、近くの病院へ運ばれている最中でした。はじめての救急車に緊張しながらも、身動きが取れない自分に驚くばかりでした。

救急治療室のベッドで点滴を受けながら、血液検査やCTスキャンなど、様々な検査を受けたAさん。寝ていると、次第に体調も回復してきました。

やがて検査結果を見たお医者さんは言います。「とりたてて悪いところはないようです。疲れが出たのでしょう。あまり根を詰めず、ゆっくり休みを取ることも大切ですよ。今日は落ち着いたら、お帰りくださってけっこうですよ。」

原因が分からず、釈然としない気持ちもありましたが、とりあえず「悪いところはない」と聞かされ、安心したAさん。次の日からは、何事もなかったかのように元気に出社しています。

しかし、「また同じ発作が起こったらどうしよう」という一抹の不安を抱えながら、日常を過ごしていることも事実です。
経験者だからつぶさに書ける、パニック発作の諸々

凍り付き症候群

東日本大震災の時に津波が迫っていても走らずにゆっくり歩いて避難をされる方がいました。周りから「走れー」と大声で呼びかけられているにもかかわらずに。

運が良くて助かった方々がいうには、「走っているつもりだった」と答えられているようです。

これも凍りつき症候群の一種と言われています。過去に経験をしたことの無い事態に、脳が適切に判断ができなくなり、体に適切な指示ができなくななります。

大きな災害に逢った時にはパニックが起きると思う方は少なくないと思いますが、実際にはパニックよりも固まる方が多いようです。

それは心身ともに凍りついたような思考停止に、頭の中は真っ白になり、いわゆる腰を抜かした状態を発生させます。これが凍りつき症候群です。

このせいで、避難や脱出が遅れて多くの方が犠牲となっています。もし、災害時に凍りつき症候群になっている人を見かけたら声をかけてあげる事も大切です。災害時に適切な判断をして逃げる事は、普段は自分にはできると考えていても決して容易ではありません。

災害時にパニックを起こす人は15%、凍り付き症候群に陥る人は70%となっており、適切な判断が下せる人間は15%しかいないのです。

己を過信せずに災害時の人間の心理をきちんと理解しておきましょう。
災害時に起こる人の心理バイアス | ミュライフ

パニック時の反応

・極限状態に置かれた際、恐怖と感情をコントロールする脳の働きによって判断や行動異なる

・ある者は錯乱状態になり、ある者は思考停止状態に陥る

・いずれも脳内情報処理機能が障害された結果

・特に感情や理性を司る前頭前野支配力が弱まる

パニックの連鎖

集団パニック一瞬で起こりうる

パニックの連鎖の例(地下鉄でパニック)

勤ラッシュで混雑する中国の地下鉄で集団パニックが起きた。深セン地下鉄5号線の黄貝嶺駅で20日朝8時30分、数百人の乗客が出口に殺到したため、少なくとも9人が転倒するなどして軽傷を負った。

サウスチャイナ・モーニング・ポストは現場にいた体験者の話を伝えた。きっかけは1人の乗客が卒倒し、驚いた女性が悲鳴を上げたためだと報じている。パニックは2分ほど続き、車両の扉やホームで事態を困惑した人々がひた走っていたという。

乗客は体当たりや踏みつけなどで軽傷を負ったが、重傷者は出ていない。パニックが収まった後のホームには、食べかけの朝食のパンや新聞、脱げた靴などが散乱していた。
集団パニックの心理と事例 その原因も

多数派同調バイアスと正常性バイアス

「多数派同調バイアス」 ⇒迷った時は周囲の人の動きを探りながら同じ行動をとることが安全と考える

「正常性バイアス」 ⇒眼前の危機的状況がリアルでない、あるいは正常範囲だと捉えてしまう

・もともとひとの心を守る安全装置役割があるが、真の緊急時に作動し続けてしまうと自身を危険にさらしてしまうことにつながる

緊急時に適切な行動をとるためにどうすればいいだろうか?

・パニックにならないよう心掛けるより、パニックになるだろうと考える

・パニックのきっかけ(叫ぶ人、走り出す人)を抑え、リーダーを作る

・自分だけ助かろうとせず、他者のことを考える

・緊急時はシンプルな対応しかできない

・不安はデマ、パニック、暴力を生む

https://matome.naver.jp/odai/2149503639121197401
2017年06月26日