【これはすごい】クローン羊はテロメアが短くなってないと判明【常識が変わるぞ】

IToyaji
1996年に誕生したクローン羊のドリー は、テロメアが短かったために短命だったと報道されました。それがSF小説や漫画ではクローンは寿命が短いとの設定となっていました。ところが2016年7月にドリーのクローン姉妹たちは寿命が短くなっていないことが判明。この驚きの発表はツイッターで話題になりました。

7月28日 「テロメア」 がツイッターで話題になっていました


https://matome.naver.jp/odai/2146968364912139301/2146968586115427003
Yahoo の話題なうで「テロメア」が話題に
テロメア ってなんだっけ?
聞いたことはあるんだけどなあ

テロメア とは?

テロメア (telomere) は真核生物の染色体の末端部にある構造。
染色体末端を保護する役目をもつ。

telomere はギリシア語で「末端」を意味する τέλος (telos) と「部分」を意味する μέρος (meros) から作られた語である。末端小粒(まったんしょうりゅう)とも訳される。

細胞の老化と不死化、がん化への関与

テロメアやテロメラーゼは、細胞の老化や不死化と呼ばれる現象に重要な役割を担っており、これを介して生体の恒常性維持やがん化とも密接に関連していると考えられている。

ヒトなどの動物組織から取り出した初代培養細胞は分裂回数が制限されており、一定数の分裂を行うと細胞周期が停止してそれ以上は分裂できなくなる。この現象を細胞老化と呼ぶ。

これに対して、がん化した細胞などは際限なく分裂することが可能であり、この形質を細胞の不死化と呼ぶ。ここでいう「不死」とはその細胞自体が死なないという意味ではなく、細胞が分裂の永続性を獲得しているという意味である。ゲノムの安定性という点から考えると、老化と不死化は相反する現象ということができる。

つまり不安定になったゲノムは老化によって不安定化を抑制したり、一時的に老化状態にすることで修復する猶予を与える仕組みを備えており、がん細胞のような不死化細胞はそれらの監視機構を逃れた状態にあると言える。ここにテロメアやテロメラーゼが大きく関与していると考えられている。
テロメア – Wikipedia

テロメア 思い出した!

細胞の老化、不死化、癌化などに関係する言葉だった。

勉強だけでなく、SF小説や漫画などで、不老不死やクローンが出てくる時の設定によく出てくるよね。

有名なクローン羊のドリー は、テロメアが短かったために短命だったと報道されました

ドリー(Dolly、1996年7月5日 – 2003年2月14日)は、世界初の哺乳類の体細胞クローンである雌羊。スコットランドのロスリン研究所で生まれ育ち、6歳で死ぬ。ドリーの誕生は1997年2月22日に発表された。

1999年にネイチャー誌に、ドリーは生まれつき細胞内の染色体にあるテロメアが短くなっているので生まれつき老化しているという研究が発表された。
遺伝情報の元が6歳のヒツジであり、したがってドリーは誕生時に遺伝子が既に6歳であったと推測された。

しかしながら、ジョン・トーマスは殆どのクローン動物が実際は通常の長さのテロメアを持ち、連続でクローンをする度にテロメアは実際には長くなっていく事を指摘した。

助手 「博士、不老不死って可能なんですか? ドラゴンボールの神龍は、どうやって人間を不老不死にするんですか?」
博士 「う~ん、それはマンガの世界じゃからのぉ...」

博士 「この体細胞を提供したメスの羊は、このときすでに6歳だったらしい。 羊としては決して若くはないのぉ。 上にも書いたが、体細胞ではテロメアの長さは細胞分裂の度にどんどん短くなっていく。 では、6歳の羊の体細胞クローン・ドリーのテロメアはどうなっていたと思うかね?」
助手 「も、もしかして、短かったんですか?」
博士 「うむ。 同じ歳の羊と比べると、明らかに短かったんじゃよ。」
不老不死に挑戦!

そんな クローンは短命設定でおなじみの テロメア でしたが・・・

「世界初の哺乳類の体細胞クローン」として世界的に有名なクローン羊のドリーは、一般的な羊よりも短命で、このことから「クローンは寿命が短くなるのでは?」と考えられるようになりました。しかし、最新の研究で、ドリーのクローン姉妹たちは寿命が短くなっていないことが判明し、「クローン=短命」という考えが打ち崩されています。

クローン羊

しかし、「クローンであることと寿命が短いことの間には関係性がない」という考えを裏付けるような研究結果が、2016年7月に公表されました。

その研究結果というのはノッティンガム大学の発生生物学者であるケビン・シンクレア氏たちが公表したもので、研究チームは13頭のクローン羊を飼育し、老齢になるまで一連の試験を行うことで「クローン羊は単に健康なだけでなく、完全に通常の羊と同じように老化していく」ことを明かしています。

クローンに対する認識

NPRによるインタビューの中で、クローン羊のドリーが早死にしてしまったことについて、シンクレア氏は「まさに不運としか言えない」とコメント。

また、New York Timesのインタビューに答えたテキサスA&M大学の科学者であるチャールズ・ロング氏は、「この研究結果はこれまで我々が抱いていたクローンに対する認識をはっきりと変えてしまった」と語っています。

これはツイッターでも話題になるにきまっています

高坂世羅@serakousaka

@samidaresama あー、そうね、これ凄いよね。 クローンはテロメア短くならないんだね、驚いた

生方一寛@na_ma3

クローン羊ドリーのクローン姉妹たちは寿命が短くなっていないことが判明 – GIGAZINE gigazine.net/news/20160727-…
つまり、「クローンはテロメアが短い(元になった個体が消費した分は消費された)状態で生まれるということはない」ってことか。SFが変わるぞ!
テロメアがトレンドに…

ami@ami10050

小さい頃図書館でニュートン読んでドリーとテロメアのこと知ってからずっとクローンはテロメアが短いと思ってたのですごい衝撃‼️ツイッターやってるとたまにすごい驚きもらうわ(O_O)
どうやら体細胞クローンが行われる際には、テロメアの長さは核による再プログラミングによってリセットされるのではないかというのが今の一般的見解っぽいのね。
しかしながら、このテロメア再生の条件とかはまだ解明はされてない、と
nature.com/ncomms/2016/16…

K3@K3flick

(´(ェ)`)科学的不老不死は自身のクローンだとテロメアが~ってのはSF技術限界点のお約束だったのに、これでは悪の科学者は余裕で自前クローンで不老不死になってしまうではないか・・・
クローン=短命(テロメア由来)という図式が崩れるならいろんな作品のいろんな設定がめっちゃ揺れるのでは

ニワ✌︎@potato250yen

テロメアって言葉はゼノサーガで覚えました

うなぎ(steel_eel)@dancing_eel

ネズミの実験で成体の体細胞からのクローンが成長した後の体細胞からのクローンが成長した後の体細胞からの…って繰り返したらテロメア短縮の影響が出てくるのは数世代後で、だから通常の老化と寿命にはテロメアは関係ないしクローンも一世代や二世代くらいは大丈夫って話が既に無かったっけ。

そんな昔のテロメア知識でキャラ設定が作られてしまった機動戦士ガンダムSEED DESTINYのレイさんから一言

テロメアが短いんだ、生まれつき…俺は…クローンだからな
#レイ・ザ・バレル台詞bot
じゃあ彼のテロメアも長いんですね!やったぜ! pic.twitter.com/cUJmTqzZr1

歌姫白河ことrino@songer_kotorino

テロメアが短いって聞いて真っ先に浮かぶのはやっぱり、種シリーズの「ラウ」や「レイ」だなぁ・・・しかし、テロメアの件が覆ったってことは、あいつらは騙されて薬飲んで寿命を縮めていたみたいになりそうだなぁ>RT
ラウ・ル・クルーゼ

機動戦士ガンダムSEEDの登場人物

ムウ・ラ・フラガの父親、アル・ダ・フラガのクローン。

体細胞クローン故にテロメアが短く余命が短いことに絶望し、全人類を滅ぼそうとする。

ラウさん・・・寿命短くなかったね。自暴自棄にならなくてよかったんや…

アイスティー@icetea730

テロメア短くなんないならラウもレイも幸せ

ア ルカリ単三@AA_battery_3

>RT
テロメアが伸びるよ! やったねラウちゃん!
@kyosuke_09 だってラウが好きゆえにテロメアのこと調べてレポートにまとめようとしてた時期ありますもんw
あとなんだかんだ結構好き

白雪@biute

【テロメアが短いエリートパイロット】 #ガンダムSEEDワンドロ (@seed_onedrew)
絶対間に合わないとわかっていてもどうしても二人描きたかった…ラウもレイちゃんも大好きです pic.twitter.com/ZKIOhp5MPv
https://matome.naver.jp/odai/2146968364912139301
2016年07月28日