今年は暑くなり、ゲリラ豪雨も雷を伴って多発しそうです。雷対策していますか
今年の夏はここ数年の中でも最高に暑くなるといわれています。暑くなるとゲリラ豪雨も発生しやすくなりますし、ゲリラ豪雨によって雷の発生も多くなりそうです。雷の影響で家電やパソコンが壊れてしまうということも出てきそうです。家電の修理代となると何十万もかかったり、パソコンの場合は修理代だけではなく、保存していた大切なデータがなくなったりとお金に換算できないような被害も考えられます。
というわけで、雷対策をまとめてみましたので、参考にしてください。
家の中には、冷蔵庫、洗濯機、電子レンジに炊飯器、クーラー、照明器具、IC調理器、テレビ、DVDレコーダー、そしてパソコンなど、実に多くの電化製品がコンセントにつなぎっぱなしになっている。もし、これらの機器がすべて同時に壊れてしまったら……。被害額は数十万円、家庭によって100万円を超えるかもしれない。考えただけで、そら恐ろしい。
“落ちれば”被害総額数十万円… 落雷からPCや電化製品を守る方法
対策の方法は?
まず、雷がどのように電化製品へ悪影響をあたえるのか
電化製品を壊す雷サージには、自宅に雷が落ちることで発生する「直撃雷サージ」。雷雲からの放電によって発生し、電力線などを伝わって自宅内に侵入する「誘導雷サージ」がある。
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直撃となると数万ボルトのサージが発生するので無傷でというわけにはいかないようです。
電気機器を損傷させる原因は、直撃雷よりも誘導雷において多発します。送電線や付近の電柱に落ちた雷は、配電線を経由して建物内部へ侵入し、接地線から大地へ流れようとして放電を起こします。
直撃雷・誘導雷の特徴と安全対策 | 落雷被害と保護の方法
その誘導雷の範囲は、数kmに及ぶと言われていますので、遠い所に落ちたとしても安心は禁物です。
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誘導雷サージを防ぐためには?
雷サージという現象により、直接の落雷があった場所だけでなく、雷の発生した周辺に大きな電圧が発生する場合があります。その異常電圧の影響で、電線・電話線・TVアンテナ線など外部とつながるケーブルをとおしてパソコンに電流が流れるためです。
[雷対策のススメ]落雷がなくてもパソコンは故障することがあります!
誘導雷の最も有効な対策は、電源ケーブルと通信ケーブルをそれぞれのアウトレットから引き抜き、雷の通り道から浮いた状態にすることです。
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アウトレットから引き抜くという表現だとわかりにくいですが、ようするにつながっている線を全部抜いてしまって誘導雷が伝わってくるのを防いでしまえば良いわけです。
コンセントなどの線を抜けばいいのですが、電源ケーブルなどはコンセントから抜くだけですので簡単にできますが、アンテナ線を抜くとなるとテレビを動かす必要でてきたりして結構面倒くさくなっちゃいますね。しかも、雷はいつ発生するのかわからないので外出のたびに線を抜くなんてことになると現実的ではありません。
そこで重要になってくるのが
コンセント自体をサージアレスタと呼ばれる雷の誘導雷をガードしてくれるものに交換する事で対策をすることができます。
下記の商品は電源タップに雷ガード機能がついているタイプのものになります。
下の商品はアンテナ線からの誘導雷サージ進入を防いでくれるタイプのものです。コンセントも2ついているのでテレビやレコーダーの電源を差し込んで置くとコンセントからの進入も防いでくれます。
エアコンや洗濯機などは
flickr アース(Earth by saksan
電気機器と建物・金属製の配管・金属製の架台など、全ての金属製の部分に対して接地線を接続し、この接地線を通して落雷時にも電位を同位とする保護方法を、等電位化と呼びます。
直撃雷・誘導雷の特徴と安全対策 | 落雷被害と保護の方法
ちょっと難しめに書いてありますが、アースをしっかりとっておくことで故障のリスクを減らすことができるようです。
エアコンや洗濯機はコンセントと一緒にアース用の端子が作られていることが多いと思います。
そのほかに気をつけなければいけないことは?
誘導雷サージだけではなく、雷が送電線に落ちるとその送電線の切り替え等が起こるため、瞬間的に停電が起こることがあるようです。
落雷があって、一瞬チカチカっと電気が暗くなったりすることがありますが、この瞬停とは、瞬時電圧低下といって、送電線に落雷があると、その電線への電力を切り離すため、一瞬停電した状態になります。
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この瞬停という状況は、ほとんどの家電にとっては重大な故障の原因にはなりませんが、パソコンやサーバーなどにとっては故障の原因になることがあります。作業中に発生すると保存していないデータは消えますし、ハードディスクの故障の原因になることもあります。
瞬停による被害を防ぐためにはUPS(無停電電源装置)と呼ばれる機械があります。UPSとはバッテリーを内臓しており、コンセントからの電気の供給がなくなると内部バッテリー切り替え電源が落ちるのを防いでくれます。
それでも100%防げるわけではない
今、あげてきたような対策をしていても直接落雷があったりすると守りきることはできない。そういったときのために火災保険などに加入しておくと保険で修理ができたりするが、気をつけないといけないこともあるようです。
ただし、保険の「目的」がどうなっているかは確認が必要です。住宅物件の場合は「建物」「家財」が目的の中心になりますが、建物しか火災保険に加入していなければ、家財に損害があっても保険金は支払われません。
落雷被害は火災保険でどう補償される? [損害保険] All About
火災保険に入っているから安心というわけではなく、加入している火災保険が「家財」まで保障するタイプのものか確認しておく必要がありそうです。
参考リンク
https://e-f.jp/denki5/kaminari1.html