KESHA(ケシャ)って誰?
アメリカ合衆国のポップ歌手、ソングライター。ケシャは2005年、18歳の時にドクター・ルークのレコード・レーベルと契約した。以降、彼女はミュージシャンとして活動し、バック・ボーカルや作曲家として他の音楽家へ楽曲を提供した。2009年初頭にリリースされ客演で参加したフロー・ライダーのナンバーワン・シングル「ライト・ラウンド」で躍進した。
ケシャ – Wikipedia
なにがあったの?
米ポップ歌手のケシャ(Kesha、27)が2014年にの10月、長年にわたって性的および心理的虐待を受けてきたとして、音楽プロデューサーのドクター・ルーク(Dr. Luke、本名:ルーカス・ゴットワルド、Lukasz Gottwald、41)を相手取り訴えを起こした。
ケシャ、性的虐待でプロデューサーのドクター・ルーク訴える 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News
ケシャは、薬を飲まされて意識を失い、起きたら裸になっていたが、その場所にどうやってたどり着いたのかを覚えていないこともあったと主張。またドクター・ルークに太りすぎだと責められたことで、過食症になったともしている。ケシャは以前から、摂食障害のリハビリを受けたことを公にしていた。
ケシャ、性的虐待でプロデューサーのドクター・ルーク訴える 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News
また性的な暴行だけではなく肉体的な暴行もあったとし、マリブのDr.ルークの家で思い切り殴られたケシャは裸足のまま逃げて、家のふもとにあるハイウェイまで降りて山の中に隠れたという。
ケシャ「性的暴行・虐待された!」と恩人の大物プロデューサーDr.ルークを告訴!【ABC振興会☆洋楽ミュージック】
ケシャの裁判の件えぐすぎてこの世is地獄 今日何回か記事読んだけど読むごとに胸糞悪くなってくるわ
— つき (@katta_dai3bukan) February 20, 2016
Natsuki@haloppyve
訴えられた名プロデューサーのDr.Lukeは、KESHAの育ての親だった
ケシャは、18歳でドクター・ルークのレーベル「キモサベ(Kemosabe)」と契約。これまでに「ティック・トック(TiK ToK)」や「We R who we R」といったヒット曲を飛ばしてきた。
ケシャ、性的虐待でプロデューサーのドクター・ルーク訴える 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News
Dr.ルークはケシャの他にもアヴリル・ラヴィーンやケイティ・ペリー、マイリー・サイラス、リアーナなど数多くのポップアーティストのヒット曲を手がけていて、現在の音楽シーンには欠かせない存在。
ケシャ「性的暴行・虐待された!」と恩人の大物プロデューサーDr.ルークを告訴!【ABC振興会☆洋楽ミュージック】
ケシャの主張はまったくのデタラメだとして、名誉毀損で即日逆告訴
これに対してDr.ルークは即座に否定し、ケシャは作り話をでっちあげて契約を不履行にしようとしていると、ケシャ側を「名誉毀損と契約違反」で逆告訴した。
ケシャ「性的暴行・虐待された!」と恩人の大物プロデューサーDr.ルークを告訴!【ABC振興会☆洋楽ミュージック】
特にDr.ルークは今回の告訴に関して、ケシャのマネージャーである母親のペべさんと新しいマネージメント・チームを非難。昨年、ケシャのファンが始めたという「フリー・ケシャ(ケシャを解放して)」というオンラインキャンペーンがあったが、これは音楽やイメージをコントロールしてケシャのキャリアを台無しにしているDr.ルークと契約解除させてあげて欲しい、という陳情だったが、このキャンペーンも実は彼らが操って、でっちあげたネタをファンに信用させていたと主張。
ケシャ「性的暴行・虐待された!」と恩人の大物プロデューサーDr.ルークを告訴!【ABC振興会☆洋楽ミュージック】
注目の裁判の判決が、ついに出た
A New York judge has denied Kesha’s attempt to get an injunction against Dr. Luke Friday in the singer’s ongoing legal battle against the producer.
Kesha Denied Injunction Against Dr. Luke, Must Record for Sony | Rolling Stone
「Dr. Lukeのレコード会社から抜けて、自身のレーベルで音楽創作をする」訴えは認められず。
Kesha sobs as judge rules singer must continue working with producer who raped her https://t.co/jQaeu4FIlD pic.twitter.com/aRYqqRmrYO
— Affinity Magazine (@TheAffinityMag) February 19, 2016
KESHAの2年間に渡る訴えは棄却された
Kesha’s argument that Sony was “setting her up to fail,” calling that theory speculative. “You’re asking me to presume an entity like Sony, who is in a competitive position … will not want to make money on their investment,” the judge said.
Kesha Denied Injunction Against Dr. Luke, Must Record for Sony | Rolling Stone
KESHA側の訴えの軸となっていたのが「ソニーは私に音楽活動をさせずに、キャリアを貶めようとしている」ということだったが、裁判官は、民間企業として営利を追求する存在であるソニーが、自身の投資を蔑ろにするようなことはしないであろう、と述べた。
After denying the preliminary injunction, the judge reviewed the counterclaims presented by Kesha and her lawyers about the sexual abuse and harassment she claims to have endured during her time working with Dr. Luke. The hearing ended with the judge reserving on a motion to dismiss the counterclaims until Kesha’s camp filed more evidence on the alleged abuse.
Kesha Denied Injunction Against Dr. Luke, Must Record for Sony | Rolling Stone
性的暴行の件に関しても、証拠不十分の結論が出された。
なぜソニーミュージックが槍玉にあげられるのか
Luke’s Kemosabe Records, which lies under the Sony Music umbrella.
Kesha Denied Injunction Against Dr. Luke, Must Record for Sony | Rolling Stone
Dr. LukeのKemosabe Records(キモサベレコード)はソニー・ミュージックの傘下にある。
ソニー・ミュージック側も対応していたが、KESHA側が聞き入れなかった側面も…
Dr. Luke and Sony argued that Kesha has been given permission to record without Dr. Luke’s input or presence in the studio while still honoring her Kemosabe/Sony contract, but the singer has declined to do so.
Kesha Denied Injunction Against Dr. Luke, Must Record for Sony | Rolling Stone
ソニーミュージックとDr. ルークは、締結した契約を遵守してさえくれれば、Dr. ルークと直接的な関わりを持たずに創作活動を行ってもよいことを認めたが、KESHA側はそれを拒否。完全なる契約解除を求めた。
In a statement, Sony also said, “This admission — that [Kesha] never spoke of or reported the alleged misconduct — is fatal to each and every one of her claims . . . she cannot claim that Gottwald intimidated her into silence, then — as an apparent afterthought — seek to hold Sony and Kemosabe Records liable for failing to act on conduct that she did not report.”
What’s Going on With Kesha and Dr. Luke? | POPSUGAR Celebrity
ソニー「KESHAは性的被害を受けたということを、誰にも言わず、また報告しなかったことは、彼女自身の訴えの正当性を大きく落とすものであり、Dr. ルークがそのような行為を行ったとすることに対して、後からソニーミュージックとキモサベレコード側が認識できなかった問題に対する責任を訴えても仕方がない」
一方で、「火のないところに煙は立たない」と言うこともできそう。
In the United States, the FBI Uniform Crime Report in 1996 and the United States Department of Justice in 1997 stated 8% of rape accusations in the United States were regarded as unfounded or false.
False accusation of rape – Wikipedia, the free encyclopedia
1997年のアメリカ法務省の統計によると、虚偽の「性的被害を受けたとの訴え」は8%前後であったとされており、(環境要因の変化はありつつも)今もその割合が変わっていないとすれば、90%の確率でKESHAの言っていること(一部か全部かは置いといて)本当のことであると考えることもできる。
そして湧き上がる#freekesha(KESHAを解放せよ)運動
There are people all over the world who love you @KeshaRose. And I can say truly I am in awe of your bravery.
— Lady Gaga (@ladygaga) February 19, 2016
証拠なき今、真相は「神のみぞ知る」状態に
法務総合研究所が平成20年に行った第3回犯罪被害実態(暗数)調査結果によれば、性的事件による犯罪被害について、過去5年間にこれらの被害に遭った個人につき、直近の被害を捜査機関に届けた比率は、13.3パーセントとされており、性犯罪被害は、暗数が大きいことがうかがわれる。
1 性犯罪被害者の現状|平成24年版犯罪被害者白書 – 内閣府
被害を受けても、様々な事情によって訴えることができない人がいるのは確か。
ブランドイメージの低下は、もはや避けられない事実
小津 那@DanOzu0210
ケシャのファンでもないけど、これはかわいそすぎるでしょ。
なんで裁判勝てんかったの??
SONYもどーなってんの?ねえ。#FreeKesha#FreeKesha https://t.co/9FdiLXghjU— ハナ (@hannah_n_0110) February 20, 2016
ALISA@RaWe1phy68k0
Rino Grande@edYpdfAF78ibSS7
なんで裁判、負けたんやろ…#FreeKesha
まとめ
・グローバル企業が社会に打ち出すべきメッセージとは?
・利益至上主義と取られかねない、ソニー側の広報の弱さ
・SNS上ではソニー側の訴えを支持する意見はごく少数
・ソニー側の訴えはとりあえず認められたが、ブランドイメージの低下は大きな痛手に?
