まずは、ヨーロッパの地中海地域で広く製造されているマヨリカ焼の起源、西アフリカのムスリム圏の陶器からみていきます。
チュニジア・ナブール焼
モロッコ・サフィ陶器
本場のものは重くてなかなか買えないけど、インテリアにもなりそう。
ポルトガル・ボルダロ ピニェイロ
スペインの陶器
向かって右奥のゴロンとした容器はボティーホというスペイン独特の器です。
暑い時ボティーホの中に水を入れておくと蒸発する際の帰化熱の作用で水の温度が下がるのだそうです。
ぶどうとマヨリカ:南欧陶器のお店 MAYOLICA from 自由が丘:So-netブログ
模様に特徴がありますね。
他の街に比べるとちょっと白地が多い感じですかね?
フランス・プロヴァンス陶器
イタリア・マヨリカ焼
マヨルカ島はバレンシア地方からイタリアにムーア人様式の陶器を輸出する際の中継点だった。ムーア人の陶工はマヨルカ島を経由してシチリア島にも移住したと見られ、同様の陶器はカルタジローネからもイタリア本土に入ってきたとされている。
マヨリカ焼き – Wikipedia
ムーア人(ムスリム)→バレンシア地方→マヨルカ島→シチリア、と伝わってきたんですね。ムスリムの影響がイタリアにまで及んでいたってことなんですねー。
イタリアのマヨリカ焼はシチリアが発祥の地みたいですが、イタリアの各地に窯があり、どれも特には区別なくマヨリカ焼と呼ぶようです。また、スペインやフランス、それからポルトガルの一部の陶器も基本的にはマヨリカ焼の一種です。
イタリア・サルデーニャの陶器
単線で彫られ少ない色付けで仕上げられた陶器は、鮮やかなマヨリカ焼とはまた違う素朴な味わいがあります。
サルデーニャの州都カリアリの陶器です。近くで見ると本当に素晴らしい技術でため息が出ます…
でもステッカーは取ってから写真撮ろうよ。笑 めっちゃイタリア人っぽいです。
ここまで地中海沿岸を時計回りに辿ってみると、絵付けに見られたムスリムの影響が少しずつ変化しているのが感じられるのですが、(ポルトガルのキャベツ陶器は例外)
サルデーニャの陶器はまったく違って、独自の絵付けなのが面白いです。
ポーランド・ボレスワヴィエツ陶器
一気に北にあがって、日本人に大人気のポーリッシュポッタリー。店に入るとすぐに、「日本人でしょ?」と声をかけられます。それだけ沢山の日本人が買いに来てるってことなんでしょうね。
日本人どんだけポーリッシュポタリー好きなん?と思うエピソードですよね。笑
ルーマニア・ホレズ村の陶器
トルコの陶器
イランの陶器
ウズベキスタン・リシタン陶器
タイ・セラドン焼
アジアの陶器、使いやすくお手軽な値段。セラドン焼の色合いや葉をかたどったお皿は和食にもすごく合いますよね。
ベトナム・バッチャン焼
日本ではあまりにもポピュラーなバッチャン焼。バッチャンといえば赤絵のイメージですが、色んな色合いと柄があるんですね。



































































