世界じゅうのかわいい陶器集めてみた

Cabodaroca
旅先で可愛い陶器を見つけるとつい欲しくなりますよね。実際は重くなるのでそんなに買えなかったりするけど…「やっぱ買っとけばよかったかなー」の備忘録的なものも兼ねてまとめを作ってみました。

まずは、ヨーロッパの地中海地域で広く製造されているマヨリカ焼の起源、西アフリカのムスリム圏の陶器からみていきます。

チュニジア・ナブール焼

モザイクのような柄がカラフルで素敵です。
手の形の陶器!ハムサの形と同じですね。

モロッコ・サフィ陶器

ムスリム圏のモザイク模様はどんな料理でもしっくり受け止めてくれそう。
チュニジアとすごく似てますが、色遣いとか模様の細かさに違いがある気がしますね。
モロッコといえばタジン鍋。
本場のものは重くてなかなか買えないけど、インテリアにもなりそう。

ポルトガル・ボルダロ ピニェイロ

ポルトガルにはもちろんマヨリカ焼的な陶器もあるんですが、これはひときわ目を引きました。チリメンキャベツをかたどってるのが超個性的。タイのセラドン焼とも似てるものを感じます。
キャベツ模様だけじゃなく、他にもいろんなパターンが。このお皿、アジアの陶器と言われても違和感ないです。
カリフラワー形可愛い。暖かい煮込みなんかにいいですね。
おーピンクも。
ブルーで魚もあるんだ!
だんだんすごいことになってきてる気が。笑

スペインの陶器

スペインの陶器、地方によっていろんな種類がありすぎるのでまとめてご紹介。どれもムーア人が持ち込んで地中海地域で広く作られるようになったマヨリカ焼の一種です。
コルドバの陶器
コルドバの陶器
グラナダの陶器はシンプルな青と緑。やはりムスリムの影響が感じられます。

向かって右奥のゴロンとした容器はボティーホというスペイン独特の器です。
暑い時ボティーホの中に水を入れておくと蒸発する際の帰化熱の作用で水の温度が下がるのだそうです。
ぶどうとマヨリカ:南欧陶器のお店 MAYOLICA from 自由が丘:So-netブログ

グラナダの陶器
グラナダの陶器
トレドの陶器。
トレドの陶器

模様に特徴がありますね。

セビリアの陶器
セビリアの陶器

他の街に比べるとちょっと白地が多い感じですかね?

バレンシアの陶器。
バレンシアの陶器

フランス・プロヴァンス陶器

この黄色地にオリーブ模様が、一番典型的なプロヴァンス陶器みたい。
同じ絵柄のキッチン用品も。一番上はオリーブオイル用かな。
鉢植え、色違いで揃えたくなります。

イタリア・マヨリカ焼

マヨルカ島はバレンシア地方からイタリアにムーア人様式の陶器を輸出する際の中継点だった。ムーア人の陶工はマヨルカ島を経由してシチリア島にも移住したと見られ、同様の陶器はカルタジローネからもイタリア本土に入ってきたとされている。
マヨリカ焼き – Wikipedia

ムーア人(ムスリム)→バレンシア地方→マヨルカ島→シチリア、と伝わってきたんですね。ムスリムの影響がイタリアにまで及んでいたってことなんですねー。
イタリアのマヨリカ焼はシチリアが発祥の地みたいですが、イタリアの各地に窯があり、どれも特には区別なくマヨリカ焼と呼ぶようです。また、スペインやフランス、それからポルトガルの一部の陶器も基本的にはマヨリカ焼の一種です。

スープ用のおたまを置いておくものみたいです。でも装飾に使われることも多いかな。
こうやって家の壁の外にたくさん陶器を飾っている家、地中海地方で時々見かけますが、割れたり盗まれたりしないんだろうか…

イタリア・サルデーニャの陶器

サルデーニャの陶器はなぜか鳥模様がたくさん!
単線で彫られ少ない色付けで仕上げられた陶器は、鮮やかなマヨリカ焼とはまた違う素朴な味わいがあります。
鳥模様がほとんどのサルデーニャ陶器ですが、珊瑚模様も時々見かけます。
他の地域に比べてサルデーニャの陶器って素朴だなあ、と思っていると、こういう繊細かつ豪華なのもあるのがこの島の面白い所かも。
サルデーニャの州都カリアリの陶器です。近くで見ると本当に素晴らしい技術でため息が出ます…
同じくカリアリの陶器。

でもステッカーは取ってから写真撮ろうよ。笑 めっちゃイタリア人っぽいです。

ここまで地中海沿岸を時計回りに辿ってみると、絵付けに見られたムスリムの影響が少しずつ変化しているのが感じられるのですが、(ポルトガルのキャベツ陶器は例外)
サルデーニャの陶器はまったく違って、独自の絵付けなのが面白いです。

ポーランド・ボレスワヴィエツ陶器

一気に北にあがって、日本人に大人気のポーリッシュポッタリー。店に入るとすぐに、「日本人でしょ?」と声をかけられます。それだけ沢山の日本人が買いに来てるってことなんでしょうね。

この画像の青い水玉模様のが一番の定番みたいです。りんご形のはそのまま焼き林檎用のものですが、他にもいろんな使い方が出来そう。
最近は新柄が沢山増えてきたみたいですが、店によって柄のバラエティにすごく差があるので、いろんな柄があるお店で選びたいですね。
焼き林檎ポットいっぱい。
お店で箸置き見かけた時、おーポーランド人も箸使う人増えて箸置き使うようになった?それともカトラリーに使うとか?と思って「ポーランドにも箸置きあるんですね!」とお店の人に聞いたら、なんと日本人があまりにも「箸置きってないんですか?」と聞いてくるものだから日本人用に最近作り始めたんだとか!!
日本人どんだけポーリッシュポタリー好きなん?と思うエピソードですよね。笑

ルーマニア・ホレズ村の陶器

他の国の絵付けに比べると色合いが渋めですが、そこがまたいいですね。
赤だけの絵付けっていうのもいいなあ。

トルコの陶器

トルコの陶器はめっちゃカラフル!
模様の塗料がぽっこり浮き出ています。
こういう青地に赤い花模様、よく見かけます。

イランの陶器

モロッコやチュニジアに比べて、イスラム圏でもこっちはもっと模様が細かいですね。
表面がちょっとぽっこりしてるんですね。可愛いというより、豪華!
使うより飾っておきたいゴージャスさですね。

ウズベキスタン・リシタン陶器

同じムスリム圏でも、ここもまた違う感じ!
サマルカンドのモスクのタイルをひとかけら切り取ったような美しさですね。

タイ・セラドン焼

アジアの陶器、使いやすくお手軽な値段。セラドン焼の色合いや葉をかたどったお皿は和食にもすごく合いますよね。

ベトナム・バッチャン焼

日本ではあまりにもポピュラーなバッチャン焼。バッチャンといえば赤絵のイメージですが、色んな色合いと柄があるんですね。

金魚!
https://matome.naver.jp/odai/2144513524780536501
2018年04月19日