インフルエンザの予防接種は必要なの?
そろそろ子供を持ったお母さんの間で「インフルエンザの予約が取れなくて」「うちもなの」という話題が出てくる頃です。
「去年かかったから今年は打たない!」と言う方もいるので、インフルエンザの予防接種について整理して考えてみましょう。
予防については「うがい・手洗い」「マスク着用」「ワクチン」です。
予防接種に効果はあるの?
年齢により予防接種の目的は異なります。
子供に関しては、インフルエンザにかかること自体を予防する目的で打ちます。
高齢者に関しては、インフルエンザにかかることは防げなくとも、インフルエンザが重症になり入院することや、インフルエンザが原因で死亡することを防ぐ目的で打ちます。
受診される近所の方が「今年も打ったのに効かなかったのよ」ということを時々耳にしますが、打つ目的が「かからない」ためでなく「入院しない」ために打ったと考えてください。
かかる人は少ないんじゃない?命を落とす人は少なそうだけど…
厚生労働省のサイトより。Q10のところより、感染者数は国内で年間1000万人。誰もがかかる可能性があります。超過死亡概念の推計より、国内での年間死亡者数は1万人。バカにならない数字です。重症になると命取りになるため、予防できる対策はとにかくやりましょう。
予防接種を打った日はお風呂に入れますか?
打った場所が腫れる訳でもないので、お風呂は入って大丈夫です。
打った場所は揉むほうがいいの?
揉むと打った場所が痛くなります。揉まないでおきましょう。
去年打ったから今年はパス…
ワクチンの効果が続く期間はおよそ5ヶ月です。11月ころに打つと最も流行する時期に有効と考えられます。春になると効果が切れるので、毎年ワクチンを打ちましょう。
副作用が心配。
打った場所が腫れる、ということは時々あります。数日で跡が残らずひいてしまう事が殆どです。呼吸困難などアナフィラキシーは殆ど起きることがないようです。
アメリカでは今年は効果が低い可能性も…との報道。
今年はウイルスの変異で効果が乏しい可能性を指摘されている。重症化を防ぐことや死亡率を下げる事についてはこの続報が待たれます。