誰もが時として口臭に悩まされる。慢性的な場合には、人付き合いが悪くなりかねない。どうして口臭が発生するのか、赤ワイン1杯でも息が臭くなるのはなぜかなどについて、米歯科医師会で広報を担当するオハイオ州クリーブランドの歯科医マシュー・メッシーナ博士に聞いた。
口臭を防ぐ方法 – WSJ
口は細菌だらけだ。メッシーナ博士によれば、口の中には残った食物をエサにする約600種類の細菌がいて、ほとんどの場合それらの細菌が口臭を発生させている。細菌を減らし、食べかすを除去する方法としては、歯を磨き、1日に少なくとも1回デンタルフロスをすべきだということはよく知られている。しかし舌を忘れている人が多い。メッシーナ博士は、細菌を除去し口をさっぱりさせるには、舌の裏側を歯磨きするか、へらでこすることを勧める。
口臭を防ぐ方法 – WSJ
メッシーナ博士は、食後の歯磨きができない場合には、ガムをかんで食べかすを取り、細菌を減らす唾液の分泌をよくすることを勧める。ただ同博士は、「糖分は歯を悪くし口臭をきつくする恐れがあるので、シュガーレスのガムでなければならない」と語る。
口臭を防ぐ方法 – WSJ
難しいのは、口臭が他人を不快にするほどかどうかをどうやって知るかだ。メッシーナ博士は、「自分が口臭を放っているかどうかは自分では判断しづらい」とし、「手に息を吹きかけ臭いをかいでもよく分からないものだ。仮に臭いがすれば、口臭はかなり強いはずだ」と指摘する。
口臭を防ぐ方法 – WSJ
タマネギやニンニクが、口臭の原因と指摘されることが多い。だが、その他の食べ物も臭いを放つ。食べかすが口の中に残れば、細菌は増殖し口臭をきつくする。メッシーナ博士によれば、チーズを食べたり、ワインを飲んだりすると口臭に気付く人もいる。「赤ワインは歯の表面を覆い、細菌が付着しやすくなる」という。
口臭を防ぐ方法 – WSJ
もちろん喫煙も口臭を発生させる。ただ、それはたばこの匂いからではなく、「タールやニコチンにより、歯が粘つき、細菌がくっつきやすくなるためだ。また、煙が発する熱が口内を乾燥させ細菌が増殖しやすくなる」とメッシーナ博士は話す。
口臭を防ぐ方法 – WSJ
口内の乾燥も口臭の主要原因の1つだ。「細菌はさまざまで、好む環境もさまざまだ。口内乾燥が好きな細菌が、口臭を引き起こすと、問題はやっかいだ」。ダイエットをしたり、水を十分に飲まなかったりすると唾液の分泌が少なくなり、口臭を発生する。「唾液は歯をきれいにし、細菌を発生させないからだ」という。
口臭を防ぐ方法 – WSJ
眠っているときは唾液の分泌が少なくなるので、ほとんどの人は起きると息がくさくなる。寝る前に水を飲んだり、朝起きたときに口をすすいだりすると、口臭を抑える効果がある。さらに、朝食をとることも忘れないことだ。メッシーナ博士によると、「食事をとるときは、唾液の分泌が盛んになる。口をすすぐのと同じだ」
口臭を防ぐ方法 – WSJ
抗うつ薬や血圧降下剤など多くの薬剤も口臭の原因となる。「薬を飲めば、口内は雨林から砂漠に変貌し乾燥するので、細菌は増加する」と、メッシーナ博士は注意を喚起する。
口臭を防ぐ方法 – WSJ
メッシーナ博士は、口臭が続く場合には患者に口内洗浄液を処方することがある。しかし、患者の約10%は歯科衛生では口臭を防げないという。そうした患者には体全体の健康状態を検査するよう勧める。「鼻炎や糖尿病、肝臓病、腎臓病、さらに特定のがんは慢性的な口臭の原因になることがある」と、メッシーナ博士は語った。
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