「お金を活かす生き方」を子どもに教える3つの方法

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子どもへのマネー教育(金銭教育)が重視されてきました。現代は欲しいものは何でも手に入るようになり、子育てのなかで金銭感覚を学ぶ環境にないといわれます。貯金、節約、投資…。子どもがお金を有意義に活かして生活できるようになるための3つの方法をまとめました。

◆子どもにマネー教育は「必要」

(個人投資家の)約7割が子どもへのマネー教育・投資教育の必要性を感じている
子どもにマネー教育は「必要」 個人投資家7割 – ライブドアニュース

必要性を感じている個人投資家のうち、 マネー教育・投資教育を実施しているのは約4割にとどまり、約6割は必要性を感じながらもできていないと回答した。(「MONEX 個人投資家サーベイ 2014年8月調査」マネックス証券)

「必要性を感じているが、何からすればいいのか分らない」
子どもにマネー教育は「必要」 個人投資家7割 – ライブドアニュース

◆なぜ、子どものマネー教育が必要?

「お金の話なんかするんじゃない!」
と私たちは言われて育ってきました。しかし、時代は大きく変わっています。
4歳からの金銭教育-NPO法人マネースプラウト

(親の世代が子育てをしていた頃は)1人1人が自分のお金の使い方を特別意識がなくても、目の前のことをコツコツとまじめにやってさえいれば、お給料が右肩上がりで伸びて、老後は退職金や年金がもらえ、なんとなくつじつまがあっていった
自立した大人になるために、親子で取り組む金銭教育 – わたしのマネー術 | @nifty

人生に掛かるお金を国や会社任せにはできなくなり、1人1人が計画性を持ってお金と付き合っていくことが必要になってきたのです。自己責任が求められる時代だからこそ、子どもにしっかりとした金銭感覚を身につけさせてあげるのも親の役割(になった)
自立した大人になるために、親子で取り組む金銭教育 – わたしのマネー術 | @nifty

現代は、金銭感覚が育ちにくい環境かもしれません

今の子どもたちは、少子化の影響もあって、おじいちゃん、おばあちゃんに頼めば欲しいものが手に入りやすく、我慢する気持ちが育ちにくい
自立した大人になるために、親子で取り組む金銭教育 – わたしのマネー術 | @nifty

未来に生きる子どもたちに質素・倹約・蓄財を言い聞かせるだけでいいのか?
「一生、お金で苦労しない子が育つ」家庭のマネー教育:PRESIDENT Online – プレジデント

日本もマネー教育をするべきだとの声があがってきました

マネー教育先進国といわれるアメリカでは、子どもがお金について学ぶのは当たり前。
生きる力を身につけさせるマネー教育 | 13hw編集部 シリーズ特集 | 特集記事 | 13歳のハローワーク 公式サイト

幼稚園からハイスクールまで、発育段階に合わせたマネー教育の環境が整備されています。(中略)生徒が実際に株取引を行ったり、企業家や経済人が講師となってビジネスシーンでの旬な話題やこぼれ話を披露するなど、大人も参加したくなる興味深い授業が展開されています。

早いうちから金銭管理能力を磨かせたい親御さんや、経済のしくみを理解する機会を与えたいと考える教育関係者の方々も増え、政府でも若年層向けのマネー教育に焦点をあてた方針を打ち出しています。
生きる力を身につけさせるマネー教育 | 13hw編集部 シリーズ特集 | 特集記事 | 13歳のハローワーク 公式サイト

◆マネー教育の目的は?

“マネー教育=お金もうけや貯蓄のノウハウを伝授”(するだけではない)
生きる力を身につけさせるマネー教育 | 13hw編集部 シリーズ特集 | 特集記事 | 13歳のハローワーク 公式サイト

子どもには、資産の殖やし方を生々しく教える必要はない
「一生、お金で苦労しない子が育つ」家庭のマネー教育:PRESIDENT Online – プレジデント

大切なのは、「お金を活かす生き方」を教えること

本来、お金は“よく生きる”ための手段である
「一生、お金で苦労しない子が育つ」家庭のマネー教育:PRESIDENT Online – プレジデント

しかし蓄財・利殖を目的に据えてしまうと、人生の目標を立てる前にお金しか目に入らなくなる。これが諸々の間違いのもととなる。

子どもに知ってほしいのは、貯め方や殖やし方よりも「使い方」
「一生、お金で苦労しない子が育つ」家庭のマネー教育:PRESIDENT Online – プレジデント

「貯め方、殖やし方についてのセミナーや指南書は無数にありますが、貯めたお金をどう上手に使っていくかを教えるものは皆無です。これでは、お金の片側しか見ていないことになる」

◆難しく考える必要はない

“お金の教育なんて、どうやってやればいいの?”と思われる方も多いかも知れません

日々の生活の中で、お金のことを学ぶ機会は沢山あります!スーパーに行った時に、野菜の値段を比べてみることで、旬の野菜は安いことが学べます。同じ商品でもドラッグストアとスーパーでは値段が違う商品も多いので、どこで買うと得なのか一緒に考えてみることで、金銭感覚を磨くことも可能です。
世界のマネー教育・日本のマネー教育 | CURIO Japan

「それは安いね」とか「高いからやめようかな?」と真面目に応えることで、モノの値段に興味をもつようになります。
買い物ごっこはマネー教育の第一歩 | 生命保険比較の保険市場

買い物に不可欠な「選択」のプロセスを親が子どもに見せてあげる
マネー教育は家庭から – Fanet MoneyLife – 株式・投資信託・ETF・退職・年金|投資に役立つ情報サイト

ATMからおカネを引き出すときには、このおカネは親が働いて稼いだ月給が銀行に振り込まれているから引き出せるのだということを伝える
マネー教育は家庭から – Fanet MoneyLife – 株式・投資信託・ETF・退職・年金|投資に役立つ情報サイト

◆「お金を活かす生き方」を学ぶ3つの方法

1. お金が上手に使える3つのポケット

3つにわけられるお財布や貯金箱、缶などを用意し、おこづかいをもらったら、3つに分けて保管するように教え(ます)
自立した大人になるために、親子で取り組む金銭教育 Page 3 – わたしのマネー術 | @nifty

「楽しみのために使うお金入れ」
自立した大人になるために、親子で取り組む金銭教育 Page 3 – わたしのマネー術 | @nifty

「ジュースや駄菓子、カードゲーム、シール、マンガなどを買うお金」はここから出します。

「必要なものを買うお金入れ」
自立した大人になるために、親子で取り組む金銭教育 Page 3 – わたしのマネー術 | @nifty

ノート代や、友達の誕生日プレゼント代などに使います

「貯めてほしいものを買うお金入れ」
自立した大人になるために、親子で取り組む金銭教育 Page 3 – わたしのマネー術 | @nifty

ゲーム機や洋服など、高くて毎月のおこづかいでは買えないけど、それを買うために目標を持ってコツコツとお金を貯めるために使います。

2. 「おこづかい」でお金のトレーニングをしよう!

子どもに決まった範囲でやりくりすることを経験させ、計画的にお金を使う力を育ててあげること
自立した大人になるために、親子で取り組む金銭教育 Page 2 – わたしのマネー術 | @nifty

駄菓子やマンガなど子どもが自分の楽しみのために使うお金以外にも、学用品や友達へのプレゼント代など、身の回りにかかるお金も含めた金額をおこづかいとして渡す(中略)学校で使うノートなど少額でも買えるものから任せてみてはいかがでしょうか?

「おこづかいの使い方は子どもに任せて親は口出しをしないこと。そのかわり、結果は子どもに責任を持たせること」という2つのルールを守る
自立した大人になるために、親子で取り組む金銭教育 Page 2 – わたしのマネー術 | @nifty

もらったその日に全部使ってしまったり同じものばかりを買ったりしている様子を見れば、注意の一つもしたくなりますが、原則親は見守るだけ。そのかわり、お金が足りなくなって泣きついてきても、すぐに補填するのは禁物です。足りなくて困れば、お金は限られたものであり、計画的に使わないと後で自分が困ることを学ぶはずです。

3. マネー教育先進国の米国流「4つ口の貯金箱」

米国で子どもの投資教育で使う貯金箱には、コインの投入口が4つあって、各々に貯める=save、消費のため、欲しいもののために使う=expend、投資=invest、そして寄付=donateと名がついている。
「一生、お金で苦労しない子が育つ」家庭のマネー教育:PRESIDENT Online – プレジデント

同じ100円玉でも、自分の手を離れた瞬間、その使い道にはいろんな意味の違いがある。この貯金箱はそれを教えてくれるんです。

「必要なもの」と「欲しいもの」の違い

必要=needと欲しい=wantの違いをしっかりつけ(る)
「一生、お金で苦労しない子が育つ」家庭のマネー教育:PRESIDENT Online – プレジデント

欲しいものがあるとき、それが必要なものなのか、ただ欲しいと思っているだけなのかの区別が必要です。子どもに『これが欲しい』とねだられたら、我慢して貯金箱に入れておいて、3カ月経ったらもう一度自分の気持ちを確かめる。必要だと思っていたものが、実は単に欲しかっただけだった、と冷静になれる。

◆貯金箱の考え方は、大人も使える

私たちの家計にも、生活のために必要なお金、楽しみのために使うお金、子どもの教育費、住宅購入のための頭金や、老後資金のように、将来に向かって貯めるためお金の3つのポケットが出てくるはずです。
自立した大人になるために、親子で取り組む金銭教育 Page 3 – わたしのマネー術 | @nifty

◆大人もためになる!子ども向けのマネー教育本

https://matome.naver.jp/odai/2140963244940743401
2014年09月18日