性同一性障害・豪で「第三の性別」が認められる

もじもじもじ
オーストラリア最高裁判所は、出生届などに「男性・女性」以外の「中立の性別」を認めました。ですが、このニュース。調べてみるとおかしなところが出てきます。

豪最高裁、「中立の性別」を認める。

連邦最高裁判事らは、「最高裁は男性と女性のどちらでもない人が存在しうることを認知している。よって、性別を『不特定』として登録することを認める」との判決を全員一致で下し、男性と女性のみを認めるよう求めたニューサウスウェールズ(New South Wales)州当局の訴えを棄却した。

認められたのは、ノリー・ウェルビー(53)。


https://matome.naver.jp/odai/2139649099409599401/2139649630513733303
ノリー・メイ・ウェルビー
旧名ブルース・ノリー・ワトソン。1961年、スコットランドで男性として生まれ、7歳の時にオーストラリアに移住。

https://matome.naver.jp/odai/2139649099409599401/2139649630513733203
28歳で女性化手術をうける
1989年に、ペニスを切除してバギナを作る女性化手術を受けるが、手術では自分の性自認の曖昧さを解消できなかったと、オーストラリア・ニューウェルズ州に、新たな性別の分類を求めていた。

性同一性障害とは?

女性なのに、自分は「本当は男なんだ、男として生きるのがふさわしい」と考えたり、男性なのに「本当は女として生きるべきだ」と確信する現象を「性同一性障害(gender identity disorder, GID)」と呼びます。このような性別の不一致感から悩んだり、落ち込んだり、気持ちが不安定になることもあります。
性同一性障害|病名から知る|こころの病気を知る|メンタルヘルス|厚生労働省

ノリーは「私は両性具有だ」と言う。

当初、ノリーは出生証明書の性別欄に、男・女だけでなく「インターセックス」を入れるよう主張。

「私もこれでインターセックス」
ノリーは体には何の問題もなかったが、手術を受けたことで「私もインターセックスになった」、「インターセックスの人もこれを喜ぶ」と言い、自分もその新しい性別にするよう主張。最高裁の評議会も、ノリーと弁護団の主張を受けて、男・女だけでなく、「インターセックス」を入れることを考え始めていた。

だが何故か、オーストラリアのインターセックス団体はこれを非難。

私たちはこの件についてコメントもしたくありません。インターセックスの人は、ノリーの主張にインターセックスの人が入ってることに深い懸念を持っています。ノリーと最高裁のこの流れには、私たちは巻き込み被害を受けています。私たちは無理やり第三の性別にされることを望んでいません。
High Court: NSW Registrar of Births, Deaths and Marriages v. Norrie

インターセックス(性分化疾患)とは?

先天的に、外性器・内性器・内分泌系(ホルモン異常など)・そして場合によっては性染色体などが、「普通」とされる「男性」もしくは「女性」と異なる場合、その人はインターセックスであるといいます。
インターセックスについてのよくある質問 (FAQ)

インターセックスは先天的な体の状態のことで、精神的問題ではない。

性分化疾患とは、「染色体、生殖腺、もしくは解剖学的に性の発達が先天的に非定型的である状態」を指す医学用語です。性分化疾患は決して単一の疾患ではなく、副腎形成異常や、アンドロゲンレセプターに関わるもの、性ホルモンに関わるものなど、約40~70種類以上ある様々な体の性の発達に関わる状態。
ネクスDSDジャパン DSD(性分化疾患)を持つ子どもと家族のための情報サイト

性分化疾患の人は、体が少し違うだけの普通の男性・女性。

インターセックスの症状を持つほとんどの当事者は、普通の男性もしくは女性として生活しています。インターセックスを「第3の性」として扱うのは乱暴な理解です。
インターセックスについてのよくある質問 (FAQ)

性分化疾患を持つ人は、体の構造が他の人と少し違うが、普通に男性、女性として生きていて、「第三の性別」と見られるのは嫌がっている。

「私は女性です。」
性分化疾患を持つ女性

インターセックス(性分化疾患)と、性同一性障害は全く違うもの

[基礎]訳知り顔でいう人の中にも未だに誤解してる人がいてビックリですが、性分化疾患(インターセックス)は、性同一性障害のことではありません。
[ジェンダー]GIDの人で、後に性分化疾患が判明するということはほとんどありません。つまり、GIDであることは、性分化疾患がある可能性にはなりません。GIDの人のほとんどは、性分化疾患を持たない通常の男性もしくは女性の体の持ち主です。GIDと性分化疾患は全く別のものです。

だが、性同一性障害の人には、体の問題はないのに「自分はインターセックス」とウソを付く人がいる。

ノリーもそのひとり。
身体的にインターセックスではないのにアイデンティティ上の理由からインターセックスを自称する人が多く寄って来るようになった。つまり、「男性でも女性でもない」という自己認識を持った人や、「生まれた時与えられた性別がしっくりこないのは、なんらかの手術で無理矢理性転換されたからに違いない」と思い込んだ人たちが、自分はインターセックスだと思い込んで加入するようになった.

豪最高裁も間違いを認め、「インターセックス」ではなく「特定なし」に訂正。


https://matome.naver.jp/odai/2139649099409599401/2139649939316434203
ノリーはドヤ顔
ただし、最高裁が認めたのは、”intersex”ではなく、“non-specific”(特定なし)。

ノリーのビデオ

https://matome.naver.jp/odai/2139649099409599401
2014年04月04日