日本の推理界に君臨する有名な名探偵たち

ワークワークワーク
「名探偵、皆を集めてさてと言い」 日本の探偵小説、推理小説に登場する名探偵たちを集めてみました。

探偵・明智小五郎――作者・江戸川乱歩

時代によって人物像が異なる。
初期は警察と手を組むこともなく推理をしているだけであったが、徐々に警察と連携するようになり、変装や手品まがいの手法を用いるようになる。ライバルは怪人二十面相で、変装の実力は拮抗している。さらに怪人二十面相と互角の催眠術を使うことができる。

二十面相が怪人であるのに対し、明智は巨人と呼ばれている。

初登場は「D坂の殺人事件」、その他「少年探偵団シリーズ」などに登場。

「僕の興味はただ『真実を知る』という点にあるので、それ以上のことは、実はどうでもいいのだ」
屋根裏の散歩者

金田一耕助――横溝正史

金田一耕助の推理法は、警察が得た情報を元に論理的に分析していき、最後に決断を下すというものである。

また金田一は犯人に自決させようとしたり、見逃すことも多く、事件は解決しても犯人が捕まらないということがよくある。
これを大親友の等々力警部は「金田一耕助流のヒューマニズム」と称している。

初登場は「本陣殺人事件」、代表作「八つ墓村」「犬神家の一族」など。

神津恭介――高木彬光

神津恭介は学生時代に論文を発表している。それにより「神津の前に神津なく、神津の後に神津なし」と謳われることとなった天才である。

また神津恭介は金田一耕助、明智小五郎とともに日本の三大名探偵に名を連ねている。

初登場は「刺青殺人事件」

御手洗潔――島田荘司

当初は探偵を趣味とする占星術師であったが、後に占いが趣味の探偵に変更され、さらに近年では探偵を趣味とする脳科学者となっている。
また御手洗潔はIQ300以上あり、経済学以外のほとんどの学問や地球上のあらゆる言語に精通している。当初はホームズを意識した人物像ではあったが、ホームズとは違い、ライバルと呼べる人物はいない。

ワトソン役に友人の石岡和己がいる。

初登場は「占星術殺人事件」、代表作「異邦の騎士」など。

「ああ!あのホラ吹きで、無教養で、コカイン中毒の妄想で、現実と幻想の区別がつかなくなってる愛嬌のかたまりみたいなイギリス人か」
占星術殺人事件

三毛猫ホームズ――赤川次郎

ある事件によって飼い主が殺され、その捜査をしていた片山に引き取られる。

事件に繋がる重大な情報を、あの手この手で片山たちに伝えて、事件を解決に導く名探偵である。

初登場は「三毛猫ホームズの推理」、その他「三毛猫ホームズシリーズ」など

永井夕子――赤川次郎

永井夕子は探偵が趣味の女子大生である。幽霊列車の事件で宇野喬一という警部と出会う。
事件を通じて夕子と喬一は恋人同士になり、数々の事件に二人で挑んでいく。初登場は「幽霊列車」、その他「幽霊シリーズ」など。

浅見光彦――内田康夫

名家出身のお坊ちゃまで兄は警察庁刑事局長の浅見陽一郎である。本業はフリーのルポライターであるが、数々の事件を解決に導いているため、探偵として有名になりつつある。

ルックスはよくモテはするのだが、出会う女性はワケありばかり。結局結ばれることなく終わってしまうことが多い。

探偵となったきっかけは妹の祐子の死によるもの。

宿敵に保全投資協会という詐欺集団がいる。

初登場は「後鳥羽伝説

「そんなことはありません、あくまでも兄は兄、僕は僕ですから。それに、誉察官だからって、全部が全部、信用できるわけでもないでしょう」
佐用姫伝説殺人事件

伊集院大介――栗本薫

伊集院大介の推理法は人間を観察することによって、事件の概要を解き明かすことである。

伊集院は訓練によって論理の構築のスピードが早くなっており、直感で話しているのではと指摘されることがしばしばある。

変装も得意であり、人を欺き、情報を手に入れることもある。

初代助手は森カオルで、二代目助手は滝沢稔である。

宿敵にシリウスという変装の達人のサイコパスが存在する。

初登場は「絃の聖域」

九十九十九――清涼院流水

史上最年少のS探偵で、「探偵神 (God Of Detective)」を持つ。
手がかりが揃っていれば、一瞬にして真相を悟る「神通理気」という力がある。あまりにも瞳が美しく、目が合った人が気絶してしまうため、サングラスを着用している。初登場は「コズミック 世紀末探偵神話」 その他「JDCシリーズ」に登場。

龍宮 城之介

国際立法探偵機構、通称DOLLにおいてはDランクの探偵。
「とんちの龍宮」「ねじれた頭脳を持つ男」「暗号解読の天才」などの異名を持つ探偵。暗号解読のために58ヶ国語の基礎を習得している。
1989年に起きた「殺人ピエロ」事件を解決し、JDCの第一班に昇格。初登場は「コズミック」その他「JDCシリーズ」に登場。

島田潔――綾辻行人

寺の三男で定職につかず、亡き建築家中村青司が経てた奇妙な建物を訪ねまわっている素人探偵。後に推理作家となる。

二人の兄がいて、長男は犯罪心理学者、次男は警部。

趣味は折り紙で、「七本指の悪魔」などのオリジナルの折り方を数多く持っている。

初登場は「十角館の殺人」 その他「館シリーズ」に登場。

桜井京介――篠田真由美

建築に造詣の深い美形の探偵で、建築探偵と呼ばれている。

初登場は「未明の家」、その他「建築探偵桜井京介の事件簿シリーズ」など。

火村英生――有栖川有栖

犯罪社会学を専攻している准教授。犯罪社会学の研究の一つとして、事件現場に足を運んでは事件を解決するフィールドワークを行っている。

火村は人を殺したいと思ったことがあり、それが犯罪学者を目指した理由と語っている。

友人に有栖川有栖という推理作家がいる。有栖川は火村のフィールドワークに助手としてついていくことが多い。

初登場は「46番目の密室」、その他「作家アリスシリーズ」など。

「異常だの正常だの、簡単に線引きできやしない。私こそが正常の標本です、という奴がいたらお目にかかりたいもんだ」
朱色の研究

法月綸太郎――法月綸太郎

父親が警視庁捜査一課の警視であり、法月綸太郎本人は作家。

法月綸太郎初登場時には、親子の会話等が全て敬語であるなど、人間が描かれていないと言われていたこともある。

初登場は「雪密室」、代表作「頼子のために」、「生首に聞いてみろ」、「ふたたび赤い悪夢」など。

犀川創平――森博嗣

国立N大学建築学科に所属する助教授。自分が興味のあることにはその才を遺憾なく発揮するが、興味のないことにはとことん興味がなく、何かに気付いても放置することが多い。

犀川の推理法はまず考える方向性を決めてから、そのことに対して分析、考察していき、結論を導いていくというもの。事件を持ってくる西之園萌絵はあらゆる可能性を考慮し考えていくタイプで、よく対比される。

ジョークを口にすることがあるが、理解できないものが多く、犀川は意味なしジョークと呼称している。

初登場は「すべてがFになる」、その他「S&Mシリーズ」など。

「水力発電だって、風力発電だって、太陽電池だって、すべて環境を破壊するよ。人間が生きていることがクリーンではありえない。我々は本来環境破壊生物なんだからね。何万年もまえに、我々は自然を破壊する能力によって選ばれた種族なんだ」
すべてがFになる

匠千暁――西澤保彦

屁理屈を捏ねることが多く、さらに弁が立つため「屁理屈の天才」と呼ばれることがある。
大のアルコール依存症で飲み会があるときは必ず参加している。飲み会仲間のボアンやタカチ、ウサコとともお酒を飲みながら奇妙な事件について語り合い、真相に辿り着いていくため、酩酊推理と呼ばれている。ボアンやタカチ、ウサコが事件を解決することもある。

また家にはちゃぶ台と万年床しかなく、電化製品の類は一切置いていない。そのため「仙人」と呼ばれることがある。

初登場は「解体諸因」、その他「匠千暁シリーズ」など。

加賀恭一郎――東野圭吾

大学卒業後は教師として働いていたが、あることをきっかけに自分に教師は向いていないと感じ、教師を辞めた。その後父親と同じ警察官となり、事件を解決していく。

犯人に対しても思いやりを持って接することがある。

単独行動が多く、警察官らしからぬカジュアルな服装であることもあり、他の警察官からはあまりよく思われていない。

父親とは仲が悪いが、時折電話で会話を交わすことがある。

初登場は「卒業」、代表作「新参者」など。

湯川学――東野圭吾

物理学の教授で研究を行っている。物理学以外の知識も豊富で洞察力にも優れており、大学時代のバトミントン部の同期であった草薙俊平が持ってくる事件を、知識と洞察力を駆使して論理的に解決していく。

ある事件で警察と確執を起こして以来事件に協力することはなかったが、内海薫との出会いによって興味が惹かれた事件にだけ協力するようになった。

警察の捜査一課からガリレオ先生と呼ばれているが、本人は快く思っていない。

初登場は「探偵ガリレオ」、代表作「容疑者Xの献身」など。

信濃譲二――歌野晶午

フリーターで友人の市ノ瀬徹が関わった事件を推理していく。全ての謎が解けない限りは、推理を披露しない。

またマリファナを使用しているため、警察に捕まったこともある。

初登場は「長い家の殺人」、その他「信濃譲二シリーズ」など。

榎木津礼二郎――京極夏彦

薔薇十字探偵社に所属する探偵。頭脳明晰であり、運動神経も抜群、さらにはルックスまで兼ね備えた人物。

自分は神であり、探偵は神の就くべき天職であると言ったり、中禅寺兄妹を除く全ての人間は自分の下僕であると称するなどの奇人変人でもある。

事件を自分で調べることなど一切せず、他人の記憶が見えるという特殊な力と生まれ持った頭脳を武器に、依頼者の話を聞かずとも事件を解決してしまう。

他人に対する興味がないため、人の名前を覚えるのが苦手。

初登場は「姑獲鳥の夏」、その他「百鬼夜行シリーズ」など。

「僕は石橋を叩いて渡らない本屋とは違うぞ……勿論石橋を叩いて落ちる関や石橋を叩き壊す馬鹿修とも違うぞ。石橋なんぞ叩きもしないで飛び越える。それが探偵だ」
塗仏の宴 宴の始末

番外編

江戸川コナン――青山剛昌

本名は工藤新一。黒の組織の取引現場を目撃したことから薬を飲まされるが、死ぬことはなく体が幼児化してしまった。

正体は隠して生活しているが、何人かは正体を知っている。

探偵としての能力は高いが、まだ高校生なためか精神的にムラが多く、そのことでたびたびピンチに陥っている。

「江戸川コナン、探偵さ」
名探偵コナン

金田一一――原作:天樹征丸 作画:さとうふみや

かの名探偵金田一耕助の孫。推理力はあるが、専門知識などは一般人と大差なく、事件でその存在を初めて知ることも多い。

スポーツも成績もぜんぜんダメで、遅刻サボりの常習犯。

祖父から手品を習っており、事件解決に役立つこともある。

地獄の傀儡師の異名を持つ高遠遙一という犯罪者は、金田一が自分のプライドをかけて捕まえると誓ったたった一人の人物である。

「ジッチャンの名にかけて」
金田一少年の事件簿

L――原作:大場つぐみ 作画:小畑健

世界一の探偵と呼ばれていて、3500もの迷宮事件を解決している。

作中では偽名を数多く使用している。警察には安楽椅子探偵と思われているが、実際は非常に行動的な人物。

極度の甘党でもある。

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2020年04月25日