万華鏡というと、子供の頃に遊びで作ったり土産物屋でよく見かける和紙でくるまれたおもちゃを思い出す方も多いでしょう。
万華鏡はスコットランド生まれ
「子供のおもちゃ」という認識が広くされていた万華鏡でしたが、近年世界の作家たちの間でアートとしての美しさを見直す動きが高まっており、今日では彼らの「芸術作品」として数多くの万華鏡が制作されています。
万華鏡の魅力
万華鏡の魅力は、まず、その美しい世界だと思います。
その表現は「宝石」「花火」「スターダスト」「宇宙空間」「天の川」などさまざまです。
皆さん、想像していた以上の美しさに息をのみ、そして万華鏡の世界に引き込まれてしまいます。
神戸万華鏡ミュージアム
覗き込みさえすればそこに無限の美世界が広がり、別世界を堪能できる。ただの1分間でもいい、仕事を忘れゆったりと落ち着いた世界を与えてくれる、それが万華鏡なのです。
1分間の悦楽 万華鏡の世界
私は夢中になっていくつもの万華鏡を覗き込んだ。軽く揺らして幾何学模様を変えたり、明かりを差し込んで模様の光と影を楽しんだり、子供の心にかえって万華鏡の世界に見入った。光の具合で同じ模様でも色彩が微妙に変化する。光と影が織りなす芸術に心を奪われる。
万華鏡の魅力-偶然と必然- / 小林 裕
万華鏡の魅力はその映像の美しさだけではありません。
覗き込んだときに広がる世界と連動するように、その外観までもが美しくデザインされているものが多くあります。
思わず手元に置きたくなる
ルーク&サリー・デュレット作
クジャクの羽根が描かれたこちらの万華鏡。
覗いてみると…
スー・リオ作
可愛らしい小鳥と鳥かごがデザインされたこちらの万華鏡。
覗いてみると…
スー・リオ作
蝶々をモチーフにしたこちらの万華鏡。
ガラスでできた蝶々の翅を見ているみたい。
実際に万華鏡が動くと、めまぐるしい色彩と光の海に飲み込まれるような感動的な美しさ!
見ると欲しくなってしまうので、ご注意ください(笑)。
ルーク&サリー・デュレット作
中世ヨーロッパを舞台にしたアーサー王伝説をモチーフに作られた三部作の万華鏡。
こちらはアーサー王に仕えた最も誉れ高い精鋭の戦士・ランスロットをモチーフにしており、先端部に騎士のモチーフが付けられています。
深い水の色を思わせるサファイヤブルー、エメラルドグリーンに騎士の甲冑を表すゴールドや銅色が使われています。
こちらはアーサー王伝説の王妃・ギネヴィアをモチーフにしており、金色のハートがあしられています。
アーサー王伝説の主役とも言うべきアーサー王をモチーフにしており、ゴールドとパープルを基調にした色合いが豪華さをかもし出しています。
井野文絵 作
こちらは日本人作家の作品。
真っ白い陶器にあしらわれたつゆくさがなんとも涼しげです。
ルーク&サリー・デュレット作
雪の結晶をモチーフに制作された万華鏡。
蒼く色付けされた木の筒に手彫りで雪の結晶が刻まれています。
チェスニック・スコープ工房 作
こちらは「ホイールスコープ」というタイプの万華鏡です。
ステンドグラスや天然石、金属細工で装飾されたホイールを回して映像の変化を楽しむ万華鏡です。
このままお洋服の柄にしたいような素敵な模様ですね。
チャールズ・カラディモス作
ガラスに金属を真空蒸着させるダイクログラスを使用し、鮮やかな色合いを作り出しています。
ジェミニ社(USA)
子供向けのものを作っている老舗の会社の万華鏡です。
お子様へのプレゼントにいかが?
小林綾花 作
こちらも日本の女性作家の作品。
モンラム(monlam)とは、祈願という意味を持つチベット語で、チベットに滞在していたときに感じた祈りの力が万華鏡として表現されています。
なのにどこかまとまったイメージを感じさせる不思議な映像です。
ジュディス・ポール作
熟れたワイン葡萄の収穫される喜びを表現したユニークな作品。
カレイドスコープの筒にぶどうの木があしらわれた作品です。
ちなみにこちらは、クリスマスやハロウィンがモチーフになったスペアセルです。
「Dogwood Blossoms」=ハナミズキです。
この他にも、ラベンダー・ピンクローズ・イエローローズ・トロピカルフラワーなどの種類があります。
こちらは「Butterfly」=蝶々。
この他には、とんぼ・子猫・パンダ・カエルなどのモチーフがあります。
いろいろ集めて付け替えたくなってしまいますね。
ジュディス・ポール作
この「フレンチコネクション」シリーズは全部で10作あり、ビストロ、パフューム、ひまわり、お花畑、ワインなどすべてフランスをイメージして創作されています。
エッフェル塔が支柱になって、インテリアとして飾っておくことができます。
ジュディス・ポール作
「rose window of notre dame」と名づけられたこちらは、ノートルダム寺院の美しいステンドグラスをモチーフにしたもの。
ジュディス・ポール作
こちらはフランスの香水をモチーフにしたもの。
可愛らしいラベンダー色をしています。
ジュディス・ポール作
こちらはパリのビストロをイメージした万華鏡。
このフレンチ・コネクション・シリーズ、どれもかわいくて思わず全部紹介したくなっちゃいます(笑)。
お皿に載った料理がくるくるとどんどん出てきて、美味しいビストロのテーブルに座っているようなイメージを抱かせます。
ジュディス・ポール作
真っ白な珊瑚礁にピンク色の貝殻をあしらったとてもかわいらしいカレイドスコープ。
ジュディス・ポール作
「crystal vine」=水晶の蔓という名前の通り銀色のボディに美しいつるが絡み付いています。
万華鏡作家ジュディス・ポール氏のホームページ。
メインメニューの「catalogue」から全作品を見ることができます。
「フレンチ・コレクション」シリーズも10作品全て紹介されています。
動画で見るとさらに美しい
万華鏡を回す映像は2:30~
万華鏡を回す映像は0:55~
万華鏡は今ある映像が壊れるところから次の映像が生まれ、その繰り返しが永遠に続いていきます。同じ映像が生まれることはなく、変化し続けるアートであるところが特殊であり、面白いところです。時の流れと思いがけない展開の妙に、人生を感じる人もいるようです。
現代万華鏡専門サイト Kaleidoscopes Japan
とっても奥深い万華鏡の魅力、少しでも伝わったでしょうか。
あなたも自分の手の平の上に、小さく果てしない自分だけの世界をのせてみませんか?
きっと大切な宝物になりますよ。
万華鏡専門オンラインショップ
興味を持った方はぜひ覗いてみてください。
色とりどりの万華鏡の写真を眺めているだけでとても楽しいですよ。





























































