■「EM菌」で川の水質浄化 環境教育が青森の学校で広がる
「EM菌」という微生物を川の水質浄化に用いる環境教育が、青森県内の学校に広がっている。
朝日新聞デジタル:「水質浄化」EM菌効果 検証せぬまま授業 青森 – 社会
県教委によると、昨年度、環境教育の一環としてEM菌を使用した小中学校は県内に7校。ほかの複数校でも使用例がある。多くは、EM菌を地域の川にまくことで「きれいになる」と教えている。
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■小中校で川にEM菌を流す活動「においも少なくなってきたかも」
平成15年には,全校でEM菌について講師の方からお話を聞き,米のとぎ汁を加えて培養したものを川に流す活動をおこないました。平成16,17年には,EM菌だんごとEM菌培養液をまきに行きました。
Pure Drop AOMORI | いい青森の滴
平成18年からは,4年生の総合的な学習の活動のひとつとして,青森県土整備事務所からEM菌と糖蜜をいただいて,4年生ひとりひとりが自分のペットボトルで培養したものを沖館川に流す活動をしています。
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このような活動は,沖館小学校だけではなく,沖館川の近くの小中学校でもおこなわれています。その結果,最近では,沖館川に流れているごみが少なくなり,においも少なくなってきたように思います。
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■EM菌とは?「波動による効果」「放射能対策にも」
EM菌の効果について、開発者の比嘉照夫・琉球大名誉教授は「重力波と想定される波動によるもの」と主張する。製造元で普及を進めるEM研究機構(沖縄県)は「EMに含まれる微生物がリーダー的な存在となり、現場の微生物を連係させる」と環境浄化メカニズムを説明する。また、機構は「放射能対策に効果がある」とも言う。
朝日新聞デジタル:「水質浄化」EM菌効果 検証せぬまま授業 青森 – 社会
■効果に疑問 検証不十分で教える教育に批判の声も
普及団体は独自理論に基づく効果を主張するが、科学的には効果を疑問視する報告が多い。県は、効果を十分検証しないまま、学校に無償提供して利用を後押ししている。あいまいな効果を「事実」と教える教育に、批判の声も上がっている。
朝日新聞デジタル:「水質浄化」EM菌効果 検証せぬまま授業 青森 – 社会
「疑わしい事柄を真実と教えれば将来、生徒が疑うべきものを疑えなくなる恐れがある。本来は多様な対策が必要な環境問題を、EM菌だけで対処可能と思わせることも、思考停止につながりかねない」
朝日新聞デジタル:「水質浄化」EM菌効果 検証せぬまま授業 青森 – 社会
長島雅裕・長崎大教育学部准教授
■Twitterでの反応
EM菌wwwwwwww
— NanayaHiroshi (@NanayaHiroshi_) July 3, 2012
EM菌が水質浄化に働くわけないし。すこ~し、化学式を勉強してる素人でも分かるってのに、学校の先生が配られたからって言い訳だけで責任は逃れられない。教育者として、失格だな。根拠がないことを教えるのは、バカでもできる。 http://t.co/9g54kYl4
— 岩本 和孝 (@dai_kazutaka) July 3, 2012
オラシオ@poljazzwriter
科学がいかに丁寧に科学的根拠を挙げて説明しても、信用できないの一言でリジェクトされてEM菌だのを信じる奴らしかいないなら、もう科学の「一般への還元」とかやめて科学者のやりたいことだけやろうよと。どうせ難題は全部EM菌やらなんやらが簡単に解決してくれるんだからさ。
— がいじん (@gaijin4675) July 3, 2012
うわさのEM菌。青森県では県が学校に無償で配っていたのか。検証なしで。EM菌云々って、よく見かけるので、なんだろうと思ってたけど、これはひどい。 http://t.co/ee4N8jB6
— 五月 (@may_gogatu) July 3, 2012
なりたま@naritamanarita
EM菌の効果について、開発者の比嘉照夫・琉球大名誉教授は「重力波と想定される波動によるもの」と主張っていうけど重力波ってなにものなの????? …「水質浄化」EM菌効果 検証せぬまま授業 青森 http://t.co/tS7oGaCx
— TOMY (@TOMY7066) July 4, 2012
■EM菌の効果を疑問視する声
福島県では2008年3月、”EM菌(有用微生物群)などの微生物資材について「高濃度の有機物が含まれる微生物資材を河川や湖沼に投入すれば汚濁源となる」”との見解をまとめ発表している。
「科学とニセ科学」レジュメにおいて、万能を謳うことや他の研究者の批判に対する対応に、疑似科学性が見られると批判されている。
「市民のための環境学ガイド」では「似非科学」の一つとして、EM菌が挙げられている。





