世界で早期開発が望まれる新型コロナウイルスの治療薬 気になる候補薬と進歩は?

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世界中に感染拡大を続ける新型コロナウイルス。終息や拡大を防ぐには免役をつける治療薬しかないでしょう。4月ではまだ開発段階ですが、続々治療薬候補が上がっていることに期待が持てますが、インフルエンザ同様過度の期待は禁物です。

・感染性ウイルスを99.99%除去。新型コロナ制御に貢献する香港の大学の開発力

新型コロナウイルスは感染力が高いため、ウイルス保有者の迅速な発見から感染拡大の食い止め、ワクチン開発に至るまで、さまざまな解決策を見いだすことが急務となっています。香港科技大学(HKUST)の研究チームは、他の世界各地の研究者と同様に、新型コロナウイルスの制御のためのグローバルタスクフォースに貢献するため、寸暇を惜しんで努力を続けています。

発生のごく初期段階では、1月中旬に中国から新型コロナウイルスの遺伝子配列を入手した後、最先端のマイクロ流体チップ技術を利用したポータブル検査キットを開発しました。所要時間を40分にまで短縮したこの検査キットは、ウイルスを保有しているかどうかを短時間で正確に判断する上で非常に画期的でした。
感染性ウイルスを99.99%除去。新型コロナ制御に貢献する香港の大学の開発力(Forbes JAPAN) – Yahoo!ニュース

感染制御の面では、さまざまな感染性ウイルスを最大99.99%除去できる殺菌剤「PECD殺菌コーティング」を開発しました。医療施設の空気清浄システムの微粒子フィルターにコーティングすることで、ウイルス伝播の抑制に役立ちます。この技術は、新型コロナウイルスによる肺炎患者を受け入れるために建設された救急病院である、中国湖北省武漢市の火神山医院ですでに取り入れられています。

また、最近開発された新しい殺菌コーティング「MAP-1」は、新型コロナウイルスよりも耐性が強いウイルスを殺す効果があります。その用途としては消毒剤や塗料が挙げられますが、衣類やサージカルマスクに使用することで、公共の場における微生物汚染を長期的に防ぐ効果が期待できます。
感染性ウイルスを99.99%除去。新型コロナ制御に貢献する香港の大学の開発力(Forbes JAPAN) – Yahoo!ニュース

さらに、HKUSTの研究チームが開発した全地形3Dマッピング技術や、大規模な視覚センサナビゲーション技術を搭載した自動運転車も、新型コロナウイルスの被害を受けた中国の複数の都市に配備されました。これにより、人との接触を最小限に抑え、人から人への感染リスクを抑制することができます。同様に、本研究室の同窓生が製作した数百台のロボットが、中国全土の病院や隔離施設に配備され、交差感染を防ぎながら患者に食事や薬を提供しています。

香港においてHKUSTは、体温モニタリングや検疫対策の面で新しいテクノロジーを駆使したサポートを政府に提供しています。また、サージカルマスクなどの防護装備や消毒剤が不足している状況から、これらの供給をコスト面でも時間の面でも効率的に生産する方法を開発することに研究資源を投入し、深刻化する物資不足の緩和を図ろうとしています。
感染性ウイルスを99.99%除去。新型コロナ制御に貢献する香港の大学の開発力(Forbes JAPAN) – Yahoo!ニュース

ワクチン開発のため大学間で共同研究

新型コロナウイルスの発生に対する十分な対策を模索する中で、世界中の科学者が標的を特定してワクチンを開発するために尽力しています。

研究成果のひとつとして、HKUSTでは新型コロナウイルスとSARSウイルスの両方の遺伝子配列に存在するB細胞およびT細胞エピトープを特定し、それが人体の免疫反応を引き起こすことを発見しました。この研究成果は先ごろ、科学誌「Viruses」に発表され、新型コロナウイルスに有効なワクチンの開発を促進するのに役立っています。
感染性ウイルスを99.99%除去。新型コロナ制御に貢献する香港の大学の開発力(Forbes JAPAN) – Yahoo!ニュース

・新型コロナの“治療薬候補”『レムデシビル』

アメリカの製薬会社『ギリアド・サイエンシズ社』が開発中の治療薬『レムデシビル』が、新型コロナウイルスの治療薬の候補として注目され始めています。

レムデシビルは、エボラ出血熱の治療薬として開発が進められていた低分子化合物で、ウイルスの複製に関与するRNAポリメラーゼを阻害する作用があります。アメリカの医療ニュースサイトによりますと、シカゴ大学の医学部は、重症患者113人を含む125人の患者にレムデシビルを投与する臨床試験をした結果、ほとんどの患者が退院できたとしています。
新型コロナの“治療薬候補”『レムデシビル』(テレビ朝日系(ANN)) – Yahoo!ニュース

ギリアド・サイエンシズ社は「この薬は治験中のもので、世界のどの国でも認可・承認されておらず、(新型コロナウイルスの治療薬として)安全性や有効性は確立していない」としていますが、すでに横浜市立市民病院など国内3つの施設で14日から治験が始まっています。治験は日本だけではなく、感染者数の特に多いアメリカやイタリアなど合わせて4000人を対象に確かめていくということです。

中国政府も「武漢の複数の病院で臨床試験が行われている」と明らかにしています。中国政府は「27日には臨床試験の結果を公表する」としています。
新型コロナの“治療薬候補”『レムデシビル』(テレビ朝日系(ANN)) – Yahoo!ニュース

富士フイルムが開発した『アビガン』も新型コロナウイルスの治療薬として期待されています。抗インフルエンザ治療薬のアビガンは、国が新型インフルエンザの流行に備えて備蓄する特殊な治療薬で、一般には流通していません。アビガンもウイルスの複製に関与するRNAポリメラーゼを阻害する作用があるといわれています。

中国に依存していた原料の国内生産への切り替えに時間がかかることも課題でしたが、国内化学大手のカネカが17日、アビガンの原薬を供給すると発表しました。設備投資などで製造体制を整え、7月から供給を開始する方針です。
新型コロナの“治療薬候補”『レムデシビル』(テレビ朝日系(ANN)) – Yahoo!ニュース

公衆衛生学・感染症対策の専門家で、WHO事務局長・上級顧問を務める渋谷健司教授は、レムデシビルについて「抗ウイルス薬に期待するのは、早期診断・早期治療することによって、重症化を防ぎ、死亡を防ぐということです。検査を進めるうえでも有効ですし、重症化を防ぐことで医療への負荷を下げるということで、ワクチンとともに期待を寄せています」と話します。
新型コロナの“治療薬候補”『レムデシビル』(テレビ朝日系(ANN)) – Yahoo!ニュース

・新型コロナ「驚きの新薬候補」共同開発者を直撃

世界ではこのコロナ対策として、新薬と既存薬で100件ほどの臨床試験が進行中だ。日本では政府が既存薬である新型インフルエンザ治療薬「アビガン」の転用に着目している。

世界中が特効薬を待ち望む中で、驚きの“肺炎対策”新薬候補が浮上していた。ブドウの実や皮ではなく、種子から特殊工程で採取された抽出物を新型コロナの肺炎患者に試すというのだ。
新型コロナ「驚きの新薬候補」共同開発者を直撃(東スポWeb) – Yahoo!ニュース

このブドウ種子抽出物は、滋賀県長浜市の健康食品メーカー・フィジカル社が行政から補助金を得て、徳島大学と共同開発し「iGS4000」と名づけて製品化。抗がん効果が期待されており、医療業界でひそかに耳目を集めている。

これを使った壮大な産学連携事業が開始されたのは、コロナ禍が起きる前の昨年12月ごろだ。創薬が専門で、徳島大学大学院社会産業理工学研究部の宇都義浩(うと・よしひろ)教授は、取材に「アトピー性皮膚炎を持ったマウスに、このブドウ種子抽出物を投与すると、皮膚の炎症反応が抑制されることが分かっています。その効き目は皮膚科で使われる免疫抑制剤と同等です」と語る。
新型コロナ「驚きの新薬候補」共同開発者を直撃(東スポWeb) – Yahoo!ニュース

世間から見ると医学は難解だが「肺炎は文字通り、肺の炎症で、アトピーは皮膚の炎症。ともに炎症で、メカニズム的には同じ」とシンプルに解説する。
アトピーのマウス実験で実証された抑制効果を新型コロナの肺炎患者に転用すれば「アトピーへの反応と同じ反応が期待できます」とキッパリ。新型コロナの肺炎患者が日本より多い諸外国の患者を対象に治験していく考えという。

治療薬を生成するためにはあらゆる可能性を排除すべきでなく、この療法について「自民党議員が興味を示して調査している」(永田町関係者)ことも分かった。ただ、完成にこぎつけるにはやはりハードルは高く、時間がかかるのも事実だ。
新型コロナ「驚きの新薬候補」共同開発者を直撃(東スポWeb) – Yahoo!ニュース

宇都教授は「個人的な考え」とした上で、新型コロナの終息時期について「SARS(重症急性呼吸器症候群)など、過去の事例を見ても1年はかかるでしょう。今年1月に発生したとなると、遅くても来年3月あたりでは」とみている。

感染しないよう自分たちでできる防衛手段はないのか? 宇都教授は「マスク、手洗いはもちろん、免疫力を強化するのは有効だと思います」と指摘する。

理由について人の体温との関係を挙げる。

「江戸時代の人の体温は37度前後、現代人は36・0度~36・5度が平均とされます。つまり、当時から0・5度以上低下し、これは免疫力でいうと25~30%低下したことになるとされています」
新型コロナ「驚きの新薬候補」共同開発者を直撃(東スポWeb) – Yahoo!ニュース

さらに人の体温は自然や住環境に合わせて変化するという。

「現代人は冷たい飲み物やエアコンなどで快適に過ごしているので下がったようです。だから日常の入浴は結構、重要。体温を上げて免疫強化につなげたいですね」

最後に新型コロナとの戦いは長期化するとも。

「終息しても、再発する可能性があります。人類とウイルスの戦いは永遠に繰り返され、イタチごっこ。予防と、発症しても重篤化させないことが大事です」と訴えた。

ブドウ種子抽出物の治験が成功することを期待したい。
新型コロナ「驚きの新薬候補」共同開発者を直撃(東スポWeb) – Yahoo!ニュース

・「アビガン」は新型コロナに本当に効くのか?開発者に聞いた

新型コロナの治療薬として、世界中から注目を集めているのが、アビガン(一般名・ファビピラビル)である。’14年に抗インフルエンザ薬として国内で承認されたアビガンは、同年に西アフリカで大流行していたエボラ出血熱にも効果があると話題になった。
「アビガン」は新型コロナに本当に効くのか?開発者に聞いた | FRIDAYデジタル

新型コロナにも効くとされ、大量購入を決めたドイツをはじめ、約30ヵ国から引っ張りだこになっている。アビガンを富士フイルム富山化学と共同開発した、富山大学医学部名誉教授で千里金蘭大学副学長の白木公康氏に話を訊いた。

「中国で行われた臨床試験の結果からわかったのは、COVID-19(新型コロナウイルス感染症)肺炎が発症してから6日後までにアビガンを服薬すれば、それ以上、悪化しない可能性が高いということ。ICU(集中治療室)に入るほど重症化しないので、人工呼吸器にもつながれませんし、外来通院さえ可能だと思われます。
「アビガン」は新型コロナに本当に効くのか?開発者に聞いた | FRIDAYデジタル

したがって、医療崩壊も免れるでしょう。中国ではアビガン投与がCOVID-19肺炎の診療ガイドラインに掲載される見通しです。日本でも安倍(晋三)首相がアビガンを治療薬の候補として何度も紹介しています。

アビガンはインフルエンザなどのRNAウイルスの遺伝子に作用して、RNA合成を阻害する薬です。エボラや新型コロナもインフルエンザと同種のRNAウイルスのため、アビガンにウイルスの増殖を止める作用があると考えられます。また、アビガンを使用してもウイルスが耐性を持たないので、いつまでも同じ有効性を維持できることも特長です」
「アビガン」は新型コロナに本当に効くのか?開発者に聞いた | FRIDAYデジタル

しかし、アビガンは有効性が確定していないだとか、生まれる胎児に影響を与えるなど危険な薬だとの批判も絶えない。

白木氏はこう反論する。
「アビガン」は新型コロナに本当に効くのか?開発者に聞いた | FRIDAYデジタル

「アビガンが承認される際に、米国のFDA(食品医薬品局)と日本のPMDA(医薬品医療機器総合機構)が徹底的に調べて、重篤な副作用がないと結論づけています。ただ、動物実験の際に一部で催奇形性が確認されたので、妊婦や妊娠の可能性がある人は飲まないよう明記されています。エボラやCOVID-19の患者を含め、これまでに1000人以上がアビガンを服用していますが、副作用は尿酸値が上がる程度で、重篤なものは報告されていません。
「アビガン」は新型コロナに本当に効くのか?開発者に聞いた | FRIDAYデジタル

そもそも、COVID-19は高齢者の重症化が問題視されているのですから、妊娠によるリスクを考慮しなくてもいい高齢者の服用が推奨されてもいいはずです。それなのに、なぜ多くの医療機関で使われないのか、不思議です」

ではどうすれば、新型コロナウイルスの治療薬としては未承認のアビガンを実際に服用することができるのか。実は医師にきちんと伝えれば、比較的簡単に服用できるはずだと白木氏は言う。
「アビガン」は新型コロナに本当に効くのか?開発者に聞いた | FRIDAYデジタル

「現在、アビガンはCOVID-19の治療薬として臨床試験中で、承認されるのは最短で7月でしょう。ただ、政府はアビガンを観察研究の形で使用できるようにしていて、病院が院内の倫理委員会で所定の手続きを取っていれば、患者が要望した翌日には飲めると思います。

COVID-19は現在、生死がかかった病気と思われていますが、早期発見してアビガンを飲めば、肺炎がそれ以上進行しない病気だという安心感をみなさんに持ってほしいですね」

政府は200万人分のアビガン備蓄に向けて動き出した。世界50ヵ国に対しても無償供与する方針だという。
「アビガン」は新型コロナに本当に効くのか?開発者に聞いた | FRIDAYデジタル

・コロナワクチン7月にも臨床試験 大阪、治療薬の効果検証も

https://matome.naver.jp/odai/2158727160200997101
2020年04月19日