さらなる大噴火も…「タール火山」は今後どうなる?

manuronald
心配ですね…

■12日に噴火したフィリピン・タール火山

フィリピンの首都マニラ南方にあるタール火山(標高311m)で12日午前11時(日本時間正午)、爆発的噴火が発生。
マニラ近郊の火山で噴煙|【西日本新聞ニュース】

噴煙は高さ約1万5千mに達し、周囲には火山雷も発生したほか、周辺の地域に大量の降灰が確認された。
フィリピン マニラ近郊の噴火 避難者4万人超 火山性地震続く | NHKニュース

■現地では混乱が続く

約4万3000人が避難

フィリピン当局は噴火警戒レベルを4(危険な噴火が差し迫った状態)に引き上げ、これまでに約4万3000人が避難。
フィリピン マニラ近郊の噴火 避難者4万人超 火山性地震続く | NHKニュース

電気や水道などのインフラは一部寸断され、大量に降り積もった火山灰によって米やバナナ、コーヒーなどの農作物には大きな被害が。
火山噴火、避難4万人に 警戒レベル維持、インフラ寸断も – NNA ASIA・フィリピン・マクロ・統計・その他経済

また、学校などの公的機関も閉鎖され、ニノイ・アキノ国際空港は離着陸を一時的に停止した。
マニラ近郊の火山噴火で空港一時閉鎖、首都圏は休業、日系工場も一時操業中止(フィリピン) | ビジネス短信 – ジェトロ

■気になるのは今後の火山活動

数日以内に「危険な爆発的噴火」が発生する可能性も…

現在、噴火は小康状態となっているものの、16日5時までの24時間に観測された地震は103回で、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量も1日あたり平均4186トンと非常に多い。
フィリピン・タール火山「爆発の危険再び!」火山性地震増大566回 家畜は絶望的(動画) | ハザードラボ

また、周辺地域では地割れが相次いで確認されているほか、火口湖は干上がり、湖から海へ注ぐパンシピット川でも水位が急激に低下している。
フィリピン・タール火山 火口湖が干上がる「再爆発の前兆か」 | ハザードラボ

当局は「火口直下にマグマが継続的に進入しており、数時間~数日以内に危険な爆発的噴火が発生する可能性が高い」としている。
フィリピン噴火 地割れ相次いで確認 火山活動は依然活発 | NHKニュース

■過去にも規模の大きな噴火が度々発生

「タール湖」と呼ばれるカルデラ湖に浮かぶ火山島で、フィリピンを代表する観光地でもある。
火山噴火で4万4千人避難 フィリピン|ニフティニュース

環太平洋火山帯に位置し、多くの火山があるフィリピンにおいても特に活発な火山で、過去450年間で少なくとも34回噴火。
フィリピンで火山噴火、数日内に「危険な噴火」の恐れ – BBCニュース

1911年1月の噴火では、1300人以上と700頭以上の家畜が爆風に飲まれて死亡し、島の高さが大きく変わった。
比ルソン島 首都近郊タール火山が43年ぶりに噴火 噴煙1万5000m(動画) (2020年1月13日) – エキサイトニュース

今回の噴火は1977年以来、43年ぶり

■最悪の場合、1991年のピナツボ山噴火クラスに?

ピナツボ山の1991年6月の噴火は「20世紀最大級」とも言われ、噴出物(火砕物・火砕流の堆積物)の総量は約10㎦。
今年も危ない? 1993年に巻き起こった「平成の米騒動」を振り返る – エキサイトニュース

成層圏には大量のエアロゾル(煙霧質)と塵埃が放出され、太陽光を2.5%低減し、地球全体の平均気温を約0.5℃下げた。
「成層圏ベール」で太陽光を遮る温暖化対策構想:そのとき農作物はどうなる? | ワールド | 最新記事 | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト

1993年に日本で起きた「平成の米騒動」の原因にもなった

■最新の情報に注意!

当局が立ち入りを禁止している半径14㎞の範囲内には、約45万人以上が暮らしていると推定されている。
フィリピンで火山噴火、数日内に「危険な噴火」の恐れ – BBCニュース

今後、より危険な噴火が発生した場合、火山ガスなどが時速60㎞以上の速さで水平方向に噴出する「火砕サージ」が起きる恐れもある。
フィリピンで火山噴火、数日内に「危険な噴火」の恐れ – BBCニュース

いずれにしても、周辺地域に住む人々は最悪のシナリオを想定して行動すべきで、一刻も早く退避し、最新情報に注意するよう呼び掛けている。
厳戒続くフィリピンの火山噴火、専門家の見解 – コラム – 緑のgoo

https://matome.naver.jp/odai/2157924162382587301
2020年01月17日