♪「GR」って何?♪
もともとはアニメーションの音楽なんですけれども、1992年に1巻目を作りました。OVAって言いまして、オリジナルビデオアニメ、テレビとかで放送するんじゃなくてレンタルビデオ屋さんで借りるとか売ってたりとか、それ専用に作ったアニメなんですよ。それで、全部で7巻ストーリーとしてはありまして、全部終わるまでに7年かかっちゃったんですよね。ストーリーの中では1週間の話なんですけれども、作ってからは1年に1巻で7年かかっちゃった作品でして。
プロに訊け|天野 正道氏 (作曲家) – 尚美ミュージックカレッジ専門学校 管弦打楽器学科
アニメ作品「ジャイアント・ロボ」が「GR」シリーズの元ネタ。GRは「ジャイアント」「ロボ」の頭文字から命名。
元はオーケストラフル編成のための楽曲のためアニメの枠を超えたスケールの大きい音楽です!
当時、この音楽はずっとワルシャワフィルで録音していたんですけれども、それまで日本のアニメーションっていうのはそれだけデカイ編成はなかったんですよね。宇宙戦艦ヤマトが全部で50人ぐらいでスタジオ録音。これが今まで日本の中で一番大きい編成だったんですが、そのヤマトをやっていたプロデューサーのところで働いていた連中が何人かこれを作りまして、じゃあそれを超えてやろうって、最初はそういう理由だったらしいんですけれども。それでちょっと縁がありましたから、ワルシャワフィルでフル編成で録ったっていうのがあるんですね。
プロに訊け|天野 正道氏 (作曲家) – 尚美ミュージックカレッジ専門学校 管弦打楽器学科
アニメ音楽でここまで壮大な音楽は当時珍しかったそうです。
♪「GR」のストーリーは?♪
ええ、たぶん全部話したら…(笑)。まとめて一言で言うと、『ロボットアニメ!』(笑)。これだと怒られるでしょうから、あの、いわゆる子供向けのアニメって訳でもないんですよ。エネルギー問題と親子の愛情を扱った話でして。まあ今は原子力ですけれども、未来のエネルギーの話、それが的になった話なんですね。それプラス因縁じみた話がたくさん入ってまして、最終的には親子の愛情の問題という二つの柱がある、SF仕立ての話なんですが。
プロに訊け|天野 正道氏 (作曲家) – 尚美ミュージックカレッジ専門学校 管弦打楽器学科
アニメといってもSF要素も盛り込まれた大人向けのストーリーです。
♪「GR」シリーズとは?♪

https://matome.naver.jp/odai/2157831385171637501/2157832076374087203
元はオーケストラのための楽曲ですがここでは吹奏楽版のみ紹介します。
現在出版されている「GR」の楽曲は以下の通りです。
・交響組曲第2番「GR」より
・交響組曲第2番「GR」より『トレイン・チェイス』
・交響組曲第3番「GR」より
・「GR」より シンフォニック・セレクション
・「GR」より 明日への希望
順番に紹介していきます。
♪交響組曲第2番「GR」より♪

https://matome.naver.jp/odai/2157831385171637501/2157832076474087503
この作品は1992年から7年間にわたり制作され、その音楽を天野正道が担当したOVA(オリジナルヴィデオアニメ)「ジャイアントロボ」(原作:横山光輝、監督:今村泰宏、製作:フェニックス・エンタテインメント、バンダイヴィジュアル、発売:アミューズビデオ)のサウンドトラックより、作曲者自身が管弦楽作品として再構成・編曲を行ったものを、さらに大規模吹奏楽編成へと再構成・編曲したものである。
天野は一連の交響組曲作品について「映像から離れた、純粋に音楽作品として成り立つ曲を作りたかった」と述べており、サウンドトラックからのそのままの引用というものでは無い。サウンドトラックから自由に取捨選択し、さらにその曲のイマージュをふくらました部分も存在する。吹奏楽編成への編曲に際しても、管弦楽組曲をさらに再構成し、吹奏楽という媒体に合わせた内容となっている。
交響組曲第2番「GR」より「CAFUAレコード」
「GR」シリーズで最初に作曲された交響組曲第2番「GR」より。2000年吹奏楽コンクール全国大会で浜松交響吹奏楽団が演奏して話題になりました。
♪交響組曲第2番「GR」より『トレイン・チェイス』♪
本作は交響組曲第2番『GR』の中の1曲で、吹奏楽編成への編曲は、既出の吹奏楽編成版【交響組曲第2番『GR』より】とは別になされた。
なお、本作と吹奏楽編成版【交響組曲第2番『GR』より】を再編して演奏することは、演奏者の自由に任されている。
初演は吹奏楽編成版【交響組曲第2番『GR』より】との再構成版(トレインチェイス・エディション)として行われ、2001年8月12日、さいたま市文化センターにて行われた第43回埼玉県吹奏楽コンクールにおいて、佐藤正人指揮、川越奏和奏友会吹奏楽団の演奏によって行われた。
交響組曲第2番「GR」より トレインチェイス「CAFUAレコード」
交響組曲第2番「GR」の1年後に作曲された「トレイン・チェイス」。6分程の短い作品です。
先に紹介した交響組曲第2番「GR」+「トレイン・チェイス」で22分程の楽曲になります。
この中から抜粋、再編成して「交響組曲第2番『GR』より『トレイン・チェイスエディション』」として演奏している団体もあります。
♪交響組曲第3番「GR」より♪
本作の初演は2000年7月30日、砺波市文化会館にて行われた第29回全日本吹奏楽コンクール富山県大会において、牧野誠指揮、富山ミナミ吹奏楽団の演奏によって行われた。
交響組曲第3番「GR」より「CAFUAレコード」
交響組曲第2番「GR」よりとほぼ同時期に作曲・初演されています。
♪「GR」より シンフォニック・セレクション♪
楽曲はトランペットの抒情的なソロによって始まるが、すぐに雰囲気は一変し、重厚で劇的な音楽となる。その後、ミステリアスな場面を経て不安が最高潮に達した瞬間、感傷的な音楽が合唱を伴って奏される。一転して緊迫感溢れるシーンとなり、スピード感が増していく。やがて木管楽器群が平和的な旋律を奏し、圧倒的なクライマックスへと導かれていく。
なお、当初は「交響組曲」の名前を冠していたが、後に作曲者の意向により削除された。本作の初演は2001年4月22日、アクトシティー浜松大ホールにおいて行われた浜松交響吹奏楽団第27回定期演奏会において、浅田享指揮、浜松交響吹奏楽団の演奏によって行われた。また、同年度の吹奏楽コンクールにおいて、同楽団が自由曲として演奏し、全国大会で金賞を受賞した。
「GR」より シンフォニック・セレクション(大編成版)「CAFUAレコード」
トランペットの印象的なソロで始まる「シンフォニック・セレクション」。GRシリーズの中でも最も人気の楽曲です!
「シンフォニック・セレクション」は難易度をやや下げて編成を小さくし、12分程度にカットした”中編成版”も存在します。
♪「GR」より『明日への希望』♪
楽曲はピアノのソロによって始まり、その旋律を木管楽器が引き継ぎ、次第に金管楽器が加わり重厚さを増し、クライマックスを迎える。最後はフルートとオーボエが主旋律を追憶のように奏でて終わる。小品だが、美しい旋律が印象的な作品である。
なお「『GR』より」の副題は、当初は付けられていなかったが、のちに作曲者の希望により追加された。本作(吹奏楽版)の初演は2001年4月22日、アクトシティー浜松大ホールにおける浜松交響吹奏楽団第27回定期演奏会にて、浅田享指揮、浜松交響吹奏楽団の演奏によって行われた。
「GR」より 明日への希望「CAFUAレコード」
3分程の短い楽曲なので定期演奏会のアンコールピースにピッタリです。






