コメ異変 どうなる日本のごはん?

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▼あのコメどころで異変が…

「日本有数のコメどころ」として知られる新潟県。
ことし、大きな異変が生じています。

新潟県の稲刈りは9月中旬から本格化していますが、収穫したコメの品質が例年に比べて著しく低くなっているというのです。
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▼等級が下がっている

1等米というのは、味ではなくコメの見た目や粒の大きさなど外観の評価で、最上級の品質に与えられる等級です。

ほかにも品質が良い順に2等米、3等米、規格外といった等級がありますが、新潟一般のコシヒカリでは去年までの5年間、1等米の比率がいずれも80%程度で推移していました。

それが、ことしは9月末の時点でおよそ20%にまで低下しています。
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▼原因は「猛暑」と「温暖化」

「去年も記録的な猛暑だったんですが、8月半ばまで猛烈な暑さは続きませんでした。ところが、ことしは穂が出る8月半ばまで猛暑が続き、その影響が出ているとみています。ことしの1等米比率は過去2番目に低い水準で、ここまで低下するのは異例です」(新潟県経営普及課 藤田一課長補佐)
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温暖化が進めば

温暖化などが進めば、ごはんにさらに大きな影響がでてしまうかも?そこで、専門家に詳しく話を聞いてみることにしました。
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訪ねたのは茨城県つくば市にある国立研究開発法人「農研機構」の農業環境変動研究センター。
ここで気候変動と稲作への影響について研究している石郷岡康史上級研究員に取材しました。
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最初に見せていただいたのは4つのグラフでした。
トウモロコシと大豆は、気温の上昇が進むにつれ収穫量が落ちています。
小麦はほとんど変わっていません。
そしてコメを見てみると、気温が上昇するにつれて…あれ、増えている?
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▼温暖化でも日本のごはんは安泰?

西日本は減っても 北海道・東北は増える。

品種によって違いますが、稲の穂が出て収穫するまでの7月下旬から9月に気温が22℃程度であることがコメの生育に適した環境だと言われています。

このため、もともと気温が高い西日本では収穫量が減少しますが、寒い気候の北海道や東北では適温に近づいていきます。そのため、現在より平均気温の上昇が3度ほど高くなっても、日本全体のコメの収穫量は減少しないと考えられます。
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▼問題も発生

シロミジュクリュウは「白未熟粒」。
稲に穂が出る7月下旬から9月にかけて気温が高い日が続くと、コメの中にデンプンが詰まりきらないまま育ってしまいます。

デンプンが詰まりきらないと白く色づいたコメができてしまいます。
これが「白未熟粒」。
食べることはできますが、見た目が悪くなってしまうためコメの品質を大きく落とします。

この場合、2100年にかけてコメの生産量全体はおよそ1.1倍に増加します。

しかし品質で見てみると、現在とほぼ同じ品質のコメは2100年にかけてわずか10%にまで減少すると予測されています。
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▼新潟のコメ 異変の正体

実はこの白未熟粒こそが、新潟県の異変の正体でした。

ことしの夏、新潟県ではフェーン現象や台風がすぎたあとの暑さが続き、8月中旬から9月まで30℃以上の気温が続いていたと言います。

このため収穫量を示す作柄は「平年並み」とされている一方、収穫してみると白く濁ったような色のコメが相次いで見つかり、1等米の比率を下げていると言います。
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▼「シロミジュクリュウ」対策&地球温暖化について考えてみませんか?

日本各地ですでに、暑さに強い品種の開発や、田植えの時期をずらすことで被害を抑える研究などが、進められています。

これまでどおりの食事や暮らしを続けていくためには、地球温暖化とどう向き合うか考えていくことも必要だと思います。
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https://matome.naver.jp/odai/2157321659628202001
2019年12月09日