白崎海洋公園　【和歌山県】

和歌山県立自然公園「白崎海洋公園」
由良町観光協会（公式ホームページ）

由良町は和歌山県のほぼ中央に位置し、東は緑の山々に囲まれ、西は紀伊水道に面した豊かな大自然が広がる町。
由良町観光協会（公式ホームページ）

その西側で、町の姿を一変させ悠然と佇むのが「白崎海洋公園」です。
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。国道42号から車を走らせること約20分、海沿いの県道にでると風景が様変わりします。太平洋にのびる群青の海と、太陽に照らされて白く輝く海岸線。”日本のエーゲ海”とも称される海岸は、人間が地球に誕生するさらに昔、約2億5000万年前にできたものだといわれています。
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白崎海岸はその名の通り、岬全体が白い石灰岩でできています。
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2億5000万年以上も前になる古生代ペルム紀のもので、今でもフズリナやウミユリなど、古代の化石が至る所で発見されています。
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もともと石灰岩は、サンゴや貝殻が大量に集まって長い年月をかけて固まった炭酸カルシウムが主成分。
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地球誕生の神秘に触れる白の海岸線。
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万葉人も愛した風光明媚な海岸美
由良町観光協会（公式ホームページ）

太平洋に開けた群青の海と、日光に輝く石灰岩の海岸線。青と白で構成された白崎海岸の壮大な風景は、「日本のエーゲ海」とも称されています。
青と白で構成された「日本のエーゲ海」。採掘と戦争の記憶が残る白崎海岸 | わかやま歴史物語

群青の海と白い岩が織り成す景色はまるで一枚の絵のよう。
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遠く四国までも望む海岸美は、心に残る風景として昔から多くの人に愛されてきました。
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その美しさは、日本最古の和歌集・万葉集にも詠まれるほど。
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960年代までセメント会社が石灰石の採掘を行なっていた白崎鉱床（こうしょう）。閉山後、平成に入って整備が始まり、ダイビング施設やキャンプ場を備えた公園として生まれ変わりました。
青と白で構成された「日本のエーゲ海」。採掘と戦争の記憶が残る白崎海岸 | わかやま歴史物語

白崎海洋公園内には、歴史とロマンを体験できる散策コース（遊歩道）を設けています。
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メインゲートをくぐったすぐの駐車場から、オートキャンプ場に向かって展望台、海沿いを歩く1周約30〜60分のコース。
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白い岩壁が続く、迫力のある海岸線がきれいなスポットです。展望台もあり、岸壁と広い海が満喫できます。
【全国】白の絶景スポット17選！日本の美しすぎる白の世界！(2) – じゃらんnet

フズリナやウミユリなど、各所に化石ポイントが点在し、展望台からは雨の浸食によってできたカルスト地形を観察することもできます
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白崎海洋公園内には大小のバンガローがあるので、気軽にアウトドアが楽しめます。満天の星を鑑賞できるキャンプ場としても人気です
青と白で構成された「日本のエーゲ海」。採掘と戦争の記憶が残る白崎海岸 | わかやま歴史物語

風光明媚な白崎半島と多くの海洋生物に恵まれた海を満喫できる。本格的ダイビング施設のほか、由良町の珍しい貝を展示するシェルズギャラリーがある。
【全国】白の絶景スポット17選！日本の美しすぎる白の世界！(2) – じゃらんnet

太平洋に面する由良町は夕日の名所が多く、「夕陽百選」に選ばれたスポットも町内に2カ所あります
青と白で構成された「日本のエーゲ海」。採掘と戦争の記憶が残る白崎海岸 | わかやま歴史物語

い海と白い岩のコントラストが美しく、展望台からは360度のパノラマビューが楽しめます。天気がいい日は淡路島や四国まで見えることも。
青と白で構成された「日本のエーゲ海」。採掘と戦争の記憶が残る白崎海岸 | わかやま歴史物語

地元の漁師が案内する海上の絶景ポイント。波に侵食された石灰岩を間近で見ることができるのは、小回りがきく漁船ならでは。3〜7月にはウミネコの餌やりも体験できます。大海原に乗り出す爽快感がクセになりそう。
青と白で構成された「日本のエーゲ海」。採掘と戦争の記憶が残る白崎海岸 | わかやま歴史物語

県道24号から撮影する「立厳（たてご）岩」
地図
白崎海岸の石灰岩のなかでも、特におもしろい形をしているのが「立厳岩（たてごいわ）」。天然の一枚岩が波に侵食され、中央に穴が空いています。白崎海洋公園と白崎万葉公園を結ぶ県道24号から撮影するのがおすすめです。
青と白で構成された「日本のエーゲ海」。採掘と戦争の記憶が残る白崎海岸 | わかやま歴史物語