【???】辺野古移設問題、なにを揉めてるの?

m.satoaki
本土で生活をしていますと、どうしても沖縄の基地問題への関心が薄くなりがちです。しかし、本当は沖縄の問題は日本全体の問題です。

〇辺野古移設問題の流れ

沖縄県宜野湾市普天間アメリカ軍海兵隊基地の機能の一部を名護市辺野古に移設する問題。

1996年3月両政府は5〜7年以内に返還することで合意。普天間基地の移設候補地として名護市キャンプ・シュワブの辺野古沖が浮上した。
2002年には県・市ともに辺野古沖合の基地建設計画を受け入れた。

しかし,2009年鳩山由紀夫内閣は普天間基地移転問題の経過を検証することを提起し,鳩山首相は県外・国外移転案も含めて再検討すると表明,米国政府や自治体との折衝を始めたが,米国はまったく譲歩をみせず,結局これまでの日米合意に戻った。
辺野古移設問題(へのこいせつもんだい)とは – コトバンク

「辺野古」は、名護市にある土地。90年代から、宜野湾市にある「普天間飛行場」をそこに移設する案が浮上中…。

→2009年、鳩山由紀夫氏が「普天間基地の国外移設」「最低でも県外移設」を掲げ、総理大臣に。

→アメリカに押し切られ、やはり「辺野古周辺」に移設すと発表。
辺野古への基地移設に「反対」の市民が6割なのに、なぜ「容認派」の市長が当選したの?|新R25 – 20代ビジネスパーソンのバイブル

2010年5月、鳩山首相は普天間飛行場を辺野古周辺に移設する方針を正式に表明。鳩山首相は、衆院選で約束した「県外移設」を断念した。
イチからわかる普天間基地の問題、こじれた経緯を10のポイントで整理(沖縄県知事選)

→国と沖縄県、名護市が移設工事をめぐって大モメに…。
辺野古への基地移設に「反対」の市民が6割なのに、なぜ「容認派」の市長が当選したの?|新R25 – 20代ビジネスパーソンのバイブル

沖縄に心を寄せていた橋本総理の努力で一時期は解決しそうだったのですが、民主党が政権を取り鳩山首相の「最低でも県外!」という発言が県民に期待を抱かせ、流れが大きく変わってしまいました。

2012年12月に発足した第2次安倍政権の下、沖縄県の仲井真弘多知事は、辺野古沿岸部の埋め立てを承認した。

ところが2014年になると、沖縄の政治が大きく動いた。

1月の名護市長選で基地反対派の稲嶺市長が再選。さらに12月の県知事選で、新基地の建設阻止を掲げる「オール沖縄」の翁長雄志氏が、仲井真氏を破った。
イチからわかる普天間基地の問題、こじれた経緯を10のポイントで整理(沖縄県知事選)

〇翁長氏が知事になってからの流れ

仲井真前知事が承認した辺野古の埋め立て工事。その承認を翁長知事が無効化するには、2つの方法がある。

審査に法的な問題があった場合の「取り消し」。そして、承認後の事業者の違反などを理由とする「撤回」だ。

翁長知事は、2015年10月に埋め立て承認の「取り消し」に踏み切った。
これに対し、国側は反発。国と県が法廷闘争を繰り広げる異例の事態となったが、2016年12月に最高裁で「取り消し処分は違法」とする判決が確定。県側が敗訴した。
イチからわかる普天間基地の問題、こじれた経緯を10のポイントで整理(沖縄県知事選)

7月27日、翁長知事は、仲井真前知事が出した辺野古沿岸の埋め立て承認の「撤回」を表明した。
それから約2週間後の8月8日、翁長知事が急逝。
イチからわかる普天間基地の問題、こじれた経緯を10のポイントで整理(沖縄県知事選)

防衛省沖縄防衛局は撤回の無効化を求め、直ちに取り消し訴訟の提起など法的措置で対抗する
東京新聞:辺野古埋め立て 翁長知事、承認撤回を表明 国は法的措置で対抗へ:社会(TOKYO Web)

〇玉城デニー知事誕生から現在まで

沖縄県名護市辺野古の米軍新基地建設の是非が最大争点となった県知事選が30日投開票され、翁長雄志知事の遺志を継ぎ、辺野古新基地反対を掲げた玉城デニー前衆院議員(58)が初当選を果たし、保守・革新を超えて団結した「オール沖縄」県政を継承しました。
沖縄知事選 玉城デニー氏大勝/新基地反対の翁長県政継承/官邸の圧力はねのけ安倍政権に痛打

安倍首相との会談は15分の予定が30分となり、「非常にフレンドリーな雰囲気だった」(玉城知事)という。しかし辺野古新基地反対の民意が県知事選で再び示されてもなお、安倍政権の強行姿勢に変化はなかった。
安倍vs玉城新沖縄知事初面談。依然として辺野古移設強行の安倍首相に対し、早期訪米と野党連携で対抗へ | ハーバービジネスオンライン

石井啓一国土交通相は30日、沖縄県名護市辺野古の新基地建設を巡り、沖縄県による埋め立て承認撤回の効力を一時的に止める執行停止を決定した。不服を申し立てていた沖縄防衛局は近く工事を再開し、年内に土砂投入に踏み切る構えだ。

一方、玉城デニー知事は執行停止決定を不服として、第三者機関「国地方係争処理委員会」に審査を申し出る意向を示した。
辺野古「埋め立て承認撤回」を執行停止 近く工事再開、年内に土砂投入へ | 沖縄タイムス+プラス ニュース | 沖縄タイムス+プラス

ややこしくてわかりにくいので補足をいたします。沖縄県が政府に「承認を撤回する」手続きをしたのですが、それに対して政府が「承認を撤回する」手続きの効力を一時停止させたことです。つまり「承認」が続くことになるわけです。

沖縄県名護市辺野古の新基地建設を巡り、政府は14日午前11時、護岸で囲った埋め立て区域に土砂を初めて投入した。玉城デニー知事が13日に岩屋毅防衛相に工事を中止するよう求め、沖縄防衛局に埋め立て承認の条件となる事前協議がないことなどを理由に工事中止を文書で指導する中、政府が埋め立てを強行した格好だ。

〇沖縄米軍基地には経済などいろいろな要因が絡んでいます。

この記事は中立的に構成されている印象を受けました。

〇反・「オール沖縄」の主張

県外の活動家による反対派支援
与那国島へ自衛隊誘致反対で2013年に立候補した男性曰く反対運動について「東京や大阪など内地から教職員や鉄道系の労働組合員が支援者として応援に来た。横断幕とのぼり旗も作ってきてくれた。反対運動のノウハウを教えてくれた。」と語っている。
普天間基地移設問題 – Wikipedia

〇いろいろな県民の声

なぜ、沖縄県民同市が基地を押しつけあい、望みもしない対立を強いられ、互いに嫌な思いをしないといけないのか。
沖縄を分断し、対立させているのは誰か/名護・辺野古に基地を押しつけるさきま淳候補 – 海鳴りの島から

https://matome.naver.jp/odai/2154483037158503001
2018年12月15日