【アメリカ】
◆アイビーリーグ
・ハーバード大学
・イエール大学
・コロンビア大学
・プリンストン大学
・ダートマス大学
・ブラウン大学
・コーネル大学
・ペンシルバニア大学
アメリカ留学のための大学情報サイト：アイビーリーグ
アメリカを代表する東海外にある超名門私立大８校です。アメリカ社会におけるエリート大の代名詞的な存在。
特に上位私立大の場合は学部の定員がとても少ないため、優秀層が分散するので、ハイレベルな一流大がひしめいています。州立大は税金で運営されているので、広く教育を授けるべきとの観点から定員は多めで、州民だと優先的に入学許可されたり学費で優遇されたりする場合も。基本的に州立大は名門私立大より入学しやすいです。
大学の大学入学に必要な統一試験の平均スコアトップ10はカリフォルニア工科大、Olin College、ハーバード大、Harvey mudd college、イェール大、プリンストン大、MIT、ポモナカレッジ大、ダートマス大、スマースモアカレッジ大の10校。この10校に入れるのはアメリカの同年齢の0.17%に過ぎない（日本だと東大入学は同年齢の0.3%）。名門大は多いが、上位名門大に入るのは至難の業です。大学院だとグッと定員が増えるので話は変わりますが。
◆アイビープラス
・マサチューセッツ工科大学（MIT）
・スタンフォード大学
・デューク大学
・シカゴ大学
・カリフォルニア工科大学
＋ アイビーリーグ８校
アイビー・プラス – Wikipedia
アイビーリーグに匹敵するが、大学群に組み込まれていない大学を加えて「アイビープラス」という場合があります。
◆セブンシスターズ
・Radcliffe College
・Barnard College
・Bryn Mawr College
・Mount Holyoke College
・Smith College
・Vassar College
・Wellesley College
アメリカ留学のための大学情報サイト：セブンシスターズ（Seven Sisters）
アメリカの名門私立女子大”だった”７校です。”だった”と過去形にしたのは、Radcliffe Collegeはハーバード大に吸収され独立した機関として存在せず、Vassar College は共学化されているためです。定員が少ないので、アイビーリーグ入学と同じ程度の難易度です。
◆パブリック・アイビー
・ウィリアム・アンド・メアリー大学
・マイアミ大学
・カリフォルニア大学群
・ミシガン大学
・ノースカロライナ大学チャペルヒル校
・テキサス大学オースティン校
・バーモント大学
・バージニア大学
パブリック・アイビー – Wikipedia
私立大優位のアメリカにあって、名門の州立大をパブリックアイビーといいます。記載したのは最初期にパブリックアイビーと言われた大学。しかし、定義があるわけではなく、３０校程度をパブリックアイビーとしているケースもあります。
◆リトル・アイヴィー
・アマーストカレッジ
・ウェズリアン大学
・ベイツカレッジ
・ボウディンカレッジ
・コルビーカレッジ
・コルゲートカレッジ
・ハミルトンカレッジ
・ハバフォードカレッジ
・ウィリアムズカレッジ
・タフツ大学…etc…
リトルアイビー – Google 検索
アイビーリーグに匹敵するほど入学が難しい小規模大学・リベラルアーツカレッジ群です。特にアマーストカレッジ、ウェズリアン大学、ウィリアムズカレッジの３校を特に「リトルスリー」と呼ぶ場合もあります。ハーバードを蹴って入る学生も珍しくないレベルです。
◆ヒドゥン・アイビー
・エモリー大学
・南カリフォルニア大学
・ノートルダム大学
・シカゴ大学
・ジョージタウン大学
・ヴァンダービルト大学
・ライス大学
・ノースウェスタン大学
・スタンフォード大学…etc
ヒドゥン・アイビー – Wikipedia
大学群にくくられないことで見落とされてしまいがちな名門大学５０校を隠れたアイビーリーグクラスの大学ということでヒドゥンアイビーといいます。特にヴァンダービルト大学・ライス大学などの南部の大学は見落とされがち。
◆T14（ロースクールのトップ14校）
・イェール大
・ハーバード大
・スタンフォード大
・コロンビア大
・シカゴ大
・ニューヨーク大
・カリフォルニア大バークレー校
・ペンシルベニア大
・ミシガン大
・バージニア大
・デューク大
・ノースウェスタン大
・コーネル大
・ジョージタウン大
T14 (学校) – Wikipedia
米国におけるロースクールのトップ14校である。
【補足】米国人口は日本の約2.7倍、留学生・移民も非常に多いので、人口の母数が多いため日本よりも大学の数が多い。アメリカには4700校以上もの大学があり、66％が私立大。
ピューリタン（英国ではインテリ層）が移民した当初は政府機構も脆弱で、今後のためにリーダーが必要だとの観点からハーバード大の前身を設立。その後、ハーバード大がリベラルになって堕落したことに反発し会衆派が、キリスト教の純化のために俗世を離れて森を開拓してイェールをつくり、イェールも英国国教会に汚染されたと長老派がプリンストンをつくった。ハーバード・イェールのライバル関係は歴史に由来する。
リーダー養成の私立大の一方、南北戦争の終結後、従軍兵士のその後の生活のために広く開かれた大学として州立大が設立され、実学を教えるようになったため、私立大はエリート的、州立大は庶民的というイメージが形成された。歴史的背景はより複雑だが大まかにそのような歴史的背景がある。
【イギリス】
もともと大学は上流階級・中上流階級がいくものだったのが、徐々に大衆化した歴史があります。それゆえにその設立された歴史ごとに大学群が緩やかに形成されています。人気大に入学するのは結構大変で、また卒業時の成績が重視されるので「出口」も重要。英国の特徴は歴史の浅い大学でも世界ランキングで上位に食い込み、歴史ある大学を遥かに追い越している大学が多いです。だいたい規模的には学生数２～４万人規模の大学が多いです。
◆オックスブリッジ
・オックスフォード大学
・ケンブリッジ大学
オックスブリッジ – Wikipedia
英国上流階級の養成機関だった世界的な名門大学。世界ランキングでは首位争いをしている２校です。
◆古代の大学（Ancient University）
・オックスフォード大学
・ケンブリッジ大学
・セント・アンドルーズ大学
・グラスゴー大学
・アバディーン大学
・エディンバラ大学
・ダブリン大学
古代の大学 – Wikipedia
すべて1600年以前に設立された歴史ある大学群です。現在でも研究力ある大学として知られています。ダブリン大学は現在はアイルランドにあります。
◆赤レンガ大学群
・ヴィクトリア大学
・バーミンガム大学
・リヴァプール大学
・マンチェスター大学
・リーズ大学
・シェフィールド大学
・ブリストル大学
赤レンガ大学群 – Wikipedia
1900年前後に設立された大学群。もともとはエンジニア向けの中産階級向けの大学として設置された。大学のキャンパスが総じて赤レンガのため、赤レンガ大学群と呼ばれる場合がある。総じて３～４万人規模。
◆プレートガラス大学郡
アストン大学
イースト・アングリア大学
エセックス大学
ケント大学
ランカスター大学
サセックス大学
ウォーリック大学
ヨーク大学…etc…
プレートガラス大学郡 – Wikipedia
1960年代に設立された大学は、モダン建築が多く、板ガラスや鉄鋼を貴重としていた校舎のため、プレート・ガラスと呼ばれる。他にバース大学、キール大学、ブラッドフォード大学などがこの大学群に含まれる。
◆ラッセルグループ
バーミンガム大学
ブリストル大学
ケンブリッジ大学
ロンドンスクールオブエコノミクス
オックスフォード大学
シェフィールド大学
＋ 他18校
ラッセル・グループ – Wikipedia
英国の大学が圧力団体として設立したグループ（加盟校は24校）。英国内の全博士号の６割はこの24校から授与されているなど、研究大学が多く、名門大学群とみなされる場合がある。英国版アイビーリーグという声もあるが、英国人口のわりに24校もあるので総計定員は多く、アイビーリーグの方が比較にならないほど圧倒的に入学が難しい。
【オーストラリア】
◆Group of Eight
・シドニー大学
・メルボルン大学
・クイーンズランド大学
・オーストラリア国立大学
・ニューサウスウェルズ大学
・モナッシュ大学
・アデレード大学
・ウェスタンオーストラリア大学
オーストラリア大学院紹介|Group8所属の大学院紹介
オーストラリアの優秀な研究大学８校です。ただ人口のわりに定員が非常に多いので、シドニー大、オーストラリア国立、メルボルン大、ニューサウスウェールズ大の４校だけで、同年齢の約１２％もの定員があるので、入学は難しいわけではない。
学生規模は院生を含みモナシュ大7万、シドニー大5.9万、ニューサウズウェールズ大5.3万、メルボルン大4.8万、オーストラリア国立大2.1万、アデレード大2万等。
【ドイツ】
基本的にドイツは子供のころに実学系と進学で分けられ、日本のようにみんなで一斉に受験という意識が全くなく、おまけにドイツの大学は大規模で、数が少ないので大学群を形成するに至っていません。また、一定要件を満たせば入学可能なのであまり競争意識・序列意識のようなものがありません。しかし、全ての大学は一定の品質が確保されています。小規模で競争力のない国公立大が乱立している日本とは全く環境が違います。
◆エクセレンス・イニシアティブ
・ブレーメン大学
・ドレスデン工科大学
・ケルン大学
・エバーハルトカール大学テュービンゲン
・フンボルト大学ベルリン
・ミュンヘン大学
・ミュンヘン工科大学
・ハイデルベルク大学
・アーヘン工科大学
・ベルリン自由大学
2018年 ドイツ大学ランキング！！ | ドイツ留学ラボ
ドイツで研究力ある大学への支援プログラム。一応、「選定されている＝研究力ある名門大」ということになるのかもしれませんが、あくまで支援プログラムなので選定大学の変更もあり、大学群とみなせるかは微妙ですね。
学生規模は院生を含みケルン大５万、ミュンヘン工科大3.9万、ドレスデン工科大3.6万、ベルリン自由大3.1万等。
【韓国】
韓国は儒教文化圏のため序列意識が強く、また上位校は定員が多いわけではないので受験戦争が熾烈です。ただ急速な少子化で、だいぶ競争は緩和されているようです。
◆ＳＫＹ
・ソウル大学
・高麗大学
・延世大学
SKY (大学) – Wikipedia
韓国の名門大学３校で、韓国社会の政財界はこの３校出身が非常に多い。KAIST・POSTECHも近年ソウル大に匹敵する難易度を誇る。とはいえ、人口規模のわりに定員が多いので、３校で同年齢の3.5～４％分の定員がある。ちなみに、韓国も総合大トップ10は、ソウル国立大を除いて私立大である。
他の大学群
◆ソ ソン ハン：西江・漢陽・成均館
◆チュンギョンウェシ：慶煕・ソウル市立・韓国外国語・中央
韓国大学ランキング【高学歴は神待遇】 – YouTube
「SKY」＋KAIST・POSTECHが旧帝大・早慶クラス。
「ソ ソン ハン」が、筑横千・上智理科クラス。
「チュンギョンウェシ」だと、広金岡・関関同立・MARCHクラス。
韓国の場合、国立・私立は関係が無く、とにかくソウルにある大学こそが至高で、地方ほどレベルが下がります。日本以上に韓国は「首都一極集中」なのです。トップの大学数は、人口が少ないため日本より少ないです。
【中国】
◆211工程
清華大学
北京大学
復旦大学
上海交通大学
浙江大学
南京大学…etc…
211工程 – Wikipedia
中国政府が重点的に投資していくと定めている大学。普通大学が109校、軍学校が3校、合計112校選定（2009年時点）。人口規模が異常に多いので、100校もあるが入学は至難の業。しかし、戸籍の問題や、出身の省によって定員なども細かく決められているので、日本のようにみんな好きな大学に出願できるわけではない。
大学群がない国
・カナダ
⇒ 大学はほとんど公立で大規模校。税金で運営されている以上、広く高等教育を授けるべきとの観点から定員が多く、入学自体は容易。国土が広いのであえて遠くの大学に行こうという気もなく、ケベックに行くとフランス語圏なので言語的な問題もあって、大学群を形成する環境にない。学生規模は、セニカ大9.7万、トロント大8.8万、ブリティッシュコロンビア大6.1万、ヨーク大5.3万、マギル大4万等。
・イタリア
⇒ 6000万人の大国だが大学は90校ほどしかなく、ほとんど公立で大規模校。入学試験もない（但し入学後の試験で大幅に振り落とされるが）。大学数も少なく、地域の自立性が強く、特に大学群を形成する環境にない。学生規模は、ローマ大19万、ボッコーニ商業大13万、フェデリコ２世・ナポリ大8.1万、トリノ大７万、パドヴァ大6.2万、ミラノ工科大4万等。
・シンガポール・香港などの都市国家
⇒ 都市国家なので大学の数も少なく大学群を形成するに至っていない。小規模国家なので、シンガポールの場合、定員でみると同年齢の上位７％がシンガポール国立大に進学できる。
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