【ゴールド免許】取れる人、取れない人。その違いとは?

hiro9n
事故を起こしたり警察につかまったり、それは決して運が悪い訳ではありません。ちょっと考え方を変えるだけで、リスクを極力ゼロに近づけることができます。年間4万キロ乗っているスポーツカーオーナーの私が、免許取得から6年間、無事故無違反でいられるコツをまとめました。

■基本ルールを忘れない

公安員に交付して頂いた自動車免許証。交付して頂いたからには、道路交通法は忘れてはなりません。

道路標識を見落とさない。
道路標識に従わずに検挙・事故を起こしてしまった方というのは、実は標識の意味が分からなかったわけではありません。考え事や携帯電話での会話、同乗者との会話、ぼーっとしてた為などの見落としがほとんどです。
シートベルト着用を怠らない
「ちょっとそこだから」「警察なんかいないよ」そんな油断をしていてお巡りさんに停められたときの無念さときたらもう…。「あ~あ、面倒くさがらなければよかった。」
シートベルトを締める動作、たったちょっとの動作です。

※障がい者認定を受け、シートベルト着用が免除される方を除く。

ちゃんと見てますよ~

■高速道路では一定速度を保つ

目標速度の設定
インターチェンジから高速道路に乗り入れるとき、「目標速度」を設定していますか?
「ちょっと時間が無いから制限いっぱいの100km/hで走ろう」
「今日は余裕があるし空いてるから、85km/h」で走ろう」
ということです。

高速道路を走行する車両には70km/hで走ったり、130km/hで走る車もいるため、それにつられて自車の速度も変化しやすくなります。

何も考えず運転すると、ノロノロ運転に感じたり、速く走りたくなったり
気分で走行速度を頻繁に変更してしまう

速度が頻繁に変化すると、気づかないうちに疲労も溜まりやすくなる

車線変更時には毎回、安全確認を行わなければならないので、その動作が疲労を蓄積する

追越車線を頻繁に走ると制限速度を遥かに上回るクルマもいるので危険

コツは「キープセンター」
3車線の高速道路の場合、中央車線(第二通行帯)を走ると、自然と速度を一定に保てます。大抵100km/hです。
左(第一通行帯)は、合流があるので速度変化し、右(追越車線)はそもそも追い越し時と渋滞時以外は走行禁止です。
速度を一定に保つことで、車線変更回数も減るため、疲労が溜まりにくい上に、危険なクルマにも巻き込まれにくい。

■誰でもある。ちょっとだけ速度を上げるときは?

急いでるときなど、少しの間だけ飛ばしたいときってありますよね?
前の車がウルトラノロノロだったとき
遅刻しそうなとき

もちろん飛ばさないのが、最も事故リスクが低いですが、100%守るのは無理。
人間だもの。

でも常用はしないでください。
危険だし。法定速度を超えたら違反だし。

バックミラー・サイドミラーにご用心

法定速度内で走っていても、周囲のクルマより飛び抜けて速いと感じたら、お巡りさんも黙っていないこと多々あります。

自分の速度が周りより早いときは、
バックミラー・サイドミラーを4秒おきに0.5秒ペースで見るくらい、後ろにご用心を。

飛ばす人に限って、覆面パトさん・白バイさんの存在に気付かない。

300mの速度測定追尾は約9秒
速度測定の対象になると約300mの間、追尾されます。その間に気づかなければ御用となります。

優しい鳥@52_oki28

今日主人が実家から帰って来ました。
帰るなり一言「捕まった」??
え?何?
よーう聞いたらスピード違反!
なぜか混んでた広い道が一気にすきすき。
急いでたからスーッとスピード出すわ
ほなら後ろに覆面パトや。

日頃お花畑の主人もさすがに言うてたな。何か誘導されたみたいや
その通りちゃうの pic.twitter.com/0kp7AENZYN

極論:ずっと後ろ見てれば普通気づく

自動速度取締機設置路線
という標識を見たことはありますか?
いわゆるその道路には「オービス」が設置されていて速度を測定し撮影させて頂いていますよ
という予告状です。

先述の通り、道路上に標示されているものに常に注意すれば見落とすことはありません。
ただし、法定速度をしっかり守っていれば検挙されることはありませんので、基本として法定速度を遵守しましょう。

究極論:速度守ってれば、全くもって問題ない。

世の中には、パトカーや白バイの無線をキャッチしたり、オービスの接近を警告する「レーダー探知機」とやら商品が販売されています。※違法商品ではありません

■運転に集中すること

運転に集中するのは、基本中の基本。でも以外にできないことがあるんです。そんなとき…

ゲーム感覚で運転する
といっても、暴走や危険運転ではなく

やって当たり前・できて当たり前の道路交通法を、出来なかったときに、都度「減点」していくゲーム。

最初の持ち点は「100点」

・追越完了後、走行車線へ戻らなかったら -40点
・片側二車線以上の道路において、第一通行帯以外を走行中に、第一通行帯を走行する車両との並走 -40点
・交差点等で停止する際、停止位置誤差が3m以上あった場合 -10点
・前方の信号が黄色になってからの加速 -3点
・前方の信号が赤になってからの加速、無減速、故意による信号無視 -90点
・右左折時のウィンカー無し -30点
・右左折時の30m前ウィンカー誤差は -5点
・車線変更時のウィンカー無し -30点
・車線変更時の3秒前ウィンカー誤差は -3点
・路肩等からの発信時に右ウィンカー不点灯 -10点
・車線変更禁止場所での車線変更 -70点
・はみ出しによる追越禁止場所での追越 -70点
・夕暮れ時の車幅灯(ポジションランプ)不点灯 -10点
・夜間走行時の無灯火 -80点
・夜間走行時の走行用前照灯(ハイビーム)不点灯 -10点
・夜間すれ違い時の減光忘れ(ロービームへの無切替) -10点
・トンネル内での無灯火 -50点
・本線への合流直後(超手前)での割り込み(ファスナー合流出来なかった) -70点
・巡航速度の頻繁な変化 -15点
・信号待ち、渋滞時などの私有地から出てくる車への譲り合いが出来なかった -10点
・譲られたにも関わらず感謝の挨拶を表さなかった -3点
・右左折時の大胆なインライン(ライン割) -20点
・左折時の第一通行帯以外への侵入 -15点(左折直後に右ウィンカーで第二通行帯へ変更は減点ナシ)
・右折時の第一通行帯への侵入 -15点(右折直後に左ウィンカーで第一通行帯へ変更は減点ナシ)
・ブレーキ過多 -5点(高速道路等、安定巡航時の無意味なブレーキ)
・ETCレーン誤侵入 -100点
・進路妨害、謎の停止(駐車場内含む) -100点
・不注意により発生したヒヤリ・ハット -100点
・逆走 ゲームオーバー
・違反による検挙を受けた ゲームオーバー

イレギュラーな良い運転が出来たら加点

譲り合い +5点
周囲の車両を考慮した緊急回避 +30点
急停止時のハザードまたはブレーキ高速点滅 +20点

最初の持ち点100点から、ドライブ終了まで、残り何点かを運転スコアとする
私のハイスコアは90点。どこかは間違えます。
ちなみに、先日は0点。家に着くまで残り1kmの時点ではノーミス100点だったのに、到着直前で前方不注意によるヒヤリハットで-100点。悔しすぎます。

■交通事故の防止法

他のクルマが走る以上、人が居る以上、交通事故のリスクはゼロになることはありません。

ただ、考え方ひとつでリスクは極力ゼロに近くなる

とにかく運転に集中すること。ボーっとしてたり、考え事をしているとき程、危険なことはない。

周囲のクルマ、人、自転車。全ての動くものの動きを最悪な状態で予測すること。

教習所で散々やりましたね。危険予測。
「かもしれない運転」

スピードは関係ない。
5km/hで走ってたって、下を見てれば何かしらにぶつかります。
300km/hで走っても、気を張ってれば無事故で帰れることが多い。

誰にでも出来ることではないけど
運転技術向上や緊急回避を覚えるのに、サーキットや免許センターでの運転練習も、事故のリスクを抑えるひとつの方法。

ハンドルさばき、アクセル・ブレーキの踏み方って、公道においても、実は奥が深いんです。

■まとめ

シートベルト・携帯電話を持った状態での会話をしないなど、基本を必ず守る。

覆面パトさん・白バイさんの存在に気を張る。悪いことしなくても、気を張るだけで自ら違反をしなくなる。

ゲーム感覚で運転し、運転スコアを付け、道路交通法とマナーに対する意識を高く持つ。

いつこい程の「かもしれない運転」を心掛けることで、防げる事故は多い。

もっとも大事なのは、マナーを守り、自分を過信しないことだと思っています。

今のとこ、無事故無違反。免許を返納するそのときまで、毎日の運転に技術向上と安全への配慮に磨きをかけていますが、「いつかはやってしまうかも知れない」。クルマの運転って怖いなと感じながら、スポーツカーライフを楽しんでいます。

https://matome.naver.jp/odai/2153517594450470001
2018年09月18日