炎上の原因
・犯罪自慢の投稿
・従業員の悪ふざけ写真の投稿
・間違えて公式アカウントで私的投稿
・マナー違反を見かけた人の告発投稿
SNS炎上の流れと炎上したあとの3つの対策方法 | 風評被害・誹謗中傷対策ならレピュ研
公式アカウントで私的呟きをする事は、「誤爆」などと呼ばれます。
Twitterは匿名であるためか、一番炎上が多いように見受けられます。
炎上の流れ
SNSなどの投稿で炎上
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Twitter等で拡散
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検索関連キーワードに、「〇〇炎上」などと出るようになる
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まとめサイトに載る
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鬼女、なんJ民等の掲示板で、犯人の特定作業開始
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Instagram、FacebookなどのSNSから情報収集
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特定され、ターゲットの個人情報がネット上に晒される
https://fuhyotaisaku-law.com/flames/personalinformation
ネット炎上の参加者は、ネットユーザーの2.8%のみと言われています。
ちなみに、「鬼女」とは「既婚女性」から名付けられた、主婦ユーザーがメインの掲示板です。
「なんJ民」とは、2chの「なんでも実況J版」のユーザーです。
補足ですが、2010~2015年の間にスマホ保有率が70%に増加し、PCからスマホへとユーザーが移動した影響で、PCから利用する2chなどの掲示板は高齢化が進んでおり、衰退しています。
「モザイクアプローチ」による特定
モザイクアプローチとは、過去の投稿から得られる些細な手がかりを複数組み合わせ、個人情報を推定していく手法です。
主な手がかりは、
・自宅、自宅周辺の写真・動画
・鏡、ガラス、TV・PC画面への映り込みがある写真・動画
・自宅の窓の外の映り込みのある写真・動画
の三つに分類されます。
日本テレビ『ZIP!』に出演。YouTubeなどの動画投稿のリスク管理について解説しました | ネットメディア攻略研究所 | SNSの専門家落合正和公式Blog
モザイクアプローチは時間がかかるので、やるのは炎上参加者やネットストーカーのようです。
鬼女、なんJ民などの掲示板は、大量の参加者による人海戦術で時間を短縮しているようです。
誰にでも調べられる事
・「〇〇駅で人身事故…」「〇〇カフェのケーキおいしい」などの投稿の具体的地名、店名、駅名。
・投稿に位置情報が併記される設定があるアプリ
・SNSのプロフィール
SNSから個人情報を特定するモザイクアプローチの要因と対策 | ガジェタル
盲点になりやすい手がかり
・写真の背後に映った店名が分かる看板
・写真の背後に映った大きなビル・マンションとの角度・距離感
・写真に写りこんだ電柱の住所
・写真に映ったガラス、鏡への周囲の様子の映り込み
・レシートの写真
・写真に映りこんだ地域限定マンホール
・写真への年賀状、回覧板等の映り込み
・動画に入ってしまった、学校チャイム、防災無線の声
・写真に映った学生用の制服
・写真から推測した自宅の間取り
・写真に写った電柱の高さ、影と電柱の角度から計算
・牛肉パッケージの個体識別番号
SNSから個人情報を特定するモザイクアプローチの要因と対策 | ガジェタル
写真に似ている場所を、グーグルストリートビューで人海戦術により総当たりする手法もあります。
その他特定手法
「画像ファイルのExif情報」
exifとはexchangeable image file formatと呼ばれ、色や濃度情報以外に画像に関する「メタデータ」を持つ画像ファイルフォーマットです。
exifの中には、以下のような情報が含まれています。
・写真を撮影した日付と時間
・撮影に使ったカメラの種類(スマホなら機種名)
・GPSに基づく緯度・経度などの位置情報iPhoneをお使いの方は、設定>プライバシー>位置情報サービスでカメラを許可しない、に変更しましょう。
写真から個人情報が漏えいしてしまう3つのルート – infoMode
ちなみに、メジャーなSNS(LINE、Twitter、Facebook、Instagram)は投稿された画像ファイルの位置情報は自動で削除されるシステムになっています。
自分で作ったブログやマイナーなサイト・アプリへの画像ファイルのアップロードは、Exif情報を自分で削除した方が良いでしょう。
「Maltago」
特定のドメイン、URLに紐づく情報を収集し図示できるツールです。
入力されたドメインに対して、サーチエンジンを用いてファイルがないか、PGP(ファイルやメールの暗号化ソフトウェア)の鍵はないか、メールアドレスのドメインはないかを探しているようです。
情報収集可視化ツール Maltego を使ってドメインの情報を収集してみた – かわろぐ
炎上に備えて、サイト運営者の方は、自分の持つURL、ドメインをチェックしてみる事に使えます。
「cree.py」
・「cree.py」はTwitter、Instagram、Flickr等のSNSに投稿された写真やつぶやきに付随する位置情報をマッピングしてくれるソフトウェアです。
・「kali linux」と言うペネトレーションテストに特化したlinuxにはデフォルトで組み込まれているソフトウェアです
特定厨はみんな使っている『cree.py』というソフトウェアを紹介する。 – まどかの戯言集
ペネトレーションテストとは、セキュリティ診断のため、自分のサイト・アプリへ不正アクセスを試してみる事を言います。
自分のSNSのログを「cree.py」でチェックする事をおすすめします。
「その他の特定手法」
・法務局に行き、登記登録簿をもらってくる手法。
例えば、法人の代表取締役(社長)は、住所の登録が義務付けられているので調べられます。
・炎上した際、特定される前にターゲットが不安になり自分の名前を何度も検索した事でターゲットの名前の検索順位がわずかに上昇し、その順位上昇を察知してターゲットの氏名の漢字を特定、という手法。
この手法は、自分での検索を避け、後述のGoogleアラートに監視させる事で、検索順位の上昇を防げます。
・「鬼女」の現地調査班「スネーク」
ターゲットの特定後、ターゲットの居住地域にいる「鬼女」のユーザーがターゲットを現地調査します。
ベビーカーを押しながら昼間の住宅街をうろうろしたり、ポスティングを装いポスト調査などの手法を使います。
・補足ですが、特定班は、ターゲットが炎上に気づいてアカウントを削除する前に、Web魚拓というサービスでSNSのログを保存しています。
炎上後に起きる嫌がらせ
・なりすまし電話で自宅へ、着払いのピザ宅配、デリヘル、葬儀業者などを呼ばれる。
・ポストへお茶、傘
・殺害予告
・誹謗中傷
・隠しておきたい秘密の暴露
・電凸
突然あなたも被害者に!? “ネットリンチ”の恐怖 – NHK クローズアップ現代+
犯罪自慢をしていた場合、特定後は当然、警察に捕まります。
もちろん、犯罪自慢は、特定されなくても警察が動く可能性があります。
電凸とは、炎上ターゲットが企業や学校だった場合に、責任を問う電話をかけ、対応者のおろおろする様子を動画サイトなどへ投稿する事を指します。
炎上ターゲットの自宅へ嫌がらせをするために訪問する事を、「〇〇けんま」と呼ぶ場合があります。
ハセカラ騒動という2012年頃の炎上事件が由来です。
炎上対策
予防対策
・意見の分かれる政治・宗教などの話題に触れない
・SNSには鍵をかけて、知り合いのみに公開設定にしておく
・スマホカメラ使用時、Exif情報の付与を防ぐため、GPSをOFFにしておく発生後対策
・アカウント削除
・弁護士を雇い、削除依頼、告訴をしてもらう
・謝罪
・理不尽な炎上の場合、炎上を気にしていないノーダメージの姿を見せる
https://recolog.jp-unite.com/web-technique/management/fire-fighting/#SNS
理不尽な炎上の例としては、甲子園の高校のチアガールに彼氏がいる事が発覚、その彼氏が野球部ではなくサッカー部だったという理由で炎上したケースがあります。
「Googleアラート」
「会社名」「代表者名」「担当者名」「サイトURL」「商品名」などの キーワードを登録し、そのキーワードが含まれる情報がWeb上に流れた際にGmailかRSSフィードに通知するよう設定できます。
炎上の火種を事前に察知するのに使えます。
ソーシャルメディア炎上の対策、対処の3つの方針 | 評価・分析ツールの最新情報や基礎知識 | 知る・学ぶ | Marketing Bank (マーケティングバンク)
通知をチェックする手間がかかるので、ネット関係の仕事をしている方など、費用対効果の合う場合に使うと良いでしょう。
炎上への法的手続き
「刑事訴訟」
・SNS・掲示板のログをプリントアウトした物を持って、最寄りの警察か各都道府県のサイバー警察相談窓口に相談しに行きます。
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・警察が動かなかった場合、各都道府県の法務局に相談し、法務局から削除依頼をしてもらいます。
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・法務局も動かなかった場合で、民事訴訟の費用対効果が合う場合は、民事訴訟を検討します。
2chの誹謗中傷は逮捕できる!法的根拠と相談順を詳しく解説 | 誹謗中傷、風評被害対策と逆seo専門のホワイトハッカー集団
関連する全ての掲示板・SNSのログのプリントアウトは大変なので、プリントアウトしきれない分は、「Web魚拓」というサービスで保存する方法があります。
警察は、炎上事件には消極的で、殺害予告、虚偽注文による金銭損害などがないと動きません。
法務局は、プライバシー侵害や名誉棄損があった場合、動いてくれます。
「民事訴訟」
・サイト管理者へIPアドレス開示請求し、仮処分で開示させます。
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・プロバイダへIPアドレス使用者の住所、氏名を開示訴訟を行います。
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・損害賠償請求を行います。
風評の投稿者を特定してから、損害賠償請求までの全手順 – 顧問弁護士の企業法務サポートなら「ビズベン!」
個人に対するネット上での誹謗中傷による名誉棄損は、50万~100万円の慰謝料が相場です。
弁護士費用も相手に請求する事も可能です。
しかし、相手が貧乏な場合は、裁判に勝っても回収できないので、示談にして少額で諦めるのが現実的な判断になります。
民事訴訟の場合、着手金・成功報酬を合わせ、40万円ほどを目安とした弁護士費用が必要になります。
なお、誹謗中傷コメントの書き込み主を特定するには、書き込みから2ヵ月以内に手続きをする必要があります。
まとめサイトの場合、アフィリエイト収入を重視してトラブルを嫌うので、自分でまとめサイトの削除依頼ボタンから依頼すれば、応じてくれる場合が多いです。

