日本国内では全国各地で様々な映画祭が行われています。その規模、開催コンセプト、上映作品のテーマ、イベント内容も多岐にわたり、2016年に開催された映画祭は約120以上にものぼります。
ここでは国内の映画祭をいくつかご紹介します。
・東京国際映画祭
国内で唯一国際映画製作者連盟公認の国際映画祭です。
1985年に始まった国内初の大規模な映画祭で、アジア最大級です。
最も熱気溢れるアジア映画の最大の拠点である東京に世界中から優れた映画が集まり、国内外の映画人、映画ファンが新たな才能とその感動に出会い、交流する場を提供します。
第29回東京国際映画祭 | 東京国際映画祭とは

http://2016.tiff-jp.net/news/ja/?p=42419

http://2016.tiff-jp.net/news/ja/?p=38949
会期中は国内外多数の俳優、映画監督、ゲストが登場しイベントが行われます。

http://2016.tiff-jp.net/news/ja/?p=39019
2016年のオープニングセレモニーには行定勲監督の「うつくしいひと」に出演したくまモンも登場しました。
2017年は10月25日~11月3日の開催です。
・SHORT SHORTS FILM FESTIVAL & ASIA
アカデミー賞公認の国際短編映画際です。毎年、公募で集まった作品から選りすぐりの作品を200本ほど上映しており、たくさんのショートフィルムに出会え、日本にショートフィルムを広める場になっています。

http://shortshorts.org/?utm_source=naver
新しい映像ジャンルとして「ショートフィルム」を日本に紹介するため、米国俳優協会(SAG)の会員でもある俳優の別所哲也が、創立者として1999年に「アメリカン・ショートショートフィルムフェスティバル」として東京・原宿で誕生。
映画祭について知る | ショートショートフィルムフェスティバル&アジア
映画祭のグランプリ作品が、次年度のアカデミー賞短編部門のノミネート選考に入ることになり、日本からオスカー像を手にする若手が出現する可能性への架け橋ができました。
映画祭について知る | ショートショートフィルムフェスティバル&アジア
オフィシャルコンペティションのインターナショナル部門、アジア インターナショナル部門、ジャパン部門、各部門の最優秀作品からグランプリを決めます。
・東京学生映画祭
国内でもっとも長い歴史の学生映画祭です。コンペティションで予選を通過した作品が映画祭で上映されます。関東近郊の大学生により構成された団体が主体となり運営しているのが特徴です。
日本で最も長い歴史を持つ、国内最大規模の学生映画の祭典です。
東京学生映画祭とは | 東京学生映画祭
様々な角度から「映画」を通して学生の持つ可能性を発掘し、発信する場となれるよう取り組むとともに、「学生映画」という視点から日本映画界の振興に貢献し、映像制作をする学生と映画界の架け橋になっていきたいと考えています。
東京学生映画祭とは | 東京学生映画祭

http://tougakusai.jp/
実写部門とアニメーション部門に分かれており、企画委員、過去の受賞者の審査を経て、ゲスト審査員による最終審査が行われます。
昨年度は第24回で審査委員特別賞を受賞した山戸結希監督らが審査委員をつとめました。
学生の学生による学生のための映画祭になっています。
・ぴあフィルムフェスティバル
自主映画のコンペティション“PFFアワード”、国内外の貴重な作品の紹介する“招待作品部門”の開催が主なイベントです。

https://pff.jp/jp/index.html
映画コンペティション「PFFアワード」を中心に、“新しい才能”を発見し、紹介し、育成していくなどの活動を行っています。
そして、その活動を通じ、日本映画の活性化を推進していく。
それが、「ぴあフィルムフェスティバル」なのです。
PFFとは?|ぴあフィルムフェスティバル(PFF)公式サイト
“PFFアワード”の審査を通過し、入選した作品が映画祭にて上映されます。
映画祭最終日にグランプリの発表があります。

https://pff.jp/jp/award/entry/index.html
現在プロで活躍する映画監督も過去に多く入選しており、映画祭は未だ見ぬ新しい才能を見つけ、紹介する場になっています。
また“特別招待部門”では、多彩な監督の特集、日本映画の魅力が伝わる上映を行っています。
フランソワ・トリュフォー、マキノ雅弘、テオ・アンゲロプロス、ミヒャエル・ハネケ、ロバート・アルトマン、ダグラス・サークといった監督の特集企画を組むなど、通常の映画館ではなかなか観ることのできない国内外の映画を紹介し続けています。
映画祭|ぴあフィルムフェスティバル(PFF)公式サイト
・ゆうばり国際ファンタスティック映画祭
『幸福の黄色いハンカチ』をはじめ名作映画のロケ地である夕張市にて開催される映画祭です。
ハリウッド大作映画からインディーズ作品まで、エンターテイメント性に富んだファンタスティック映画を上映します。

http://yubarifanta.com/
一時は開催が見送られましたが、映画ファンの市民、夕張市を愛する映画業界人の支えがあり、復活から今年で10年の節目を迎えます。
近年では、過去の開催で受賞経験のある犬童一心監督や井口昇監督、石井克人監督らが審査員、もしくは自身の新作を持って再び夕張に凱旋することも多い。
タランティーノも愛した「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」とは – T-SITEニュース エンタメ[T-SITE]
映画監督、俳優、プロデューサー、映画祭ディレクターなど国内外の多くの映画人が夕張の地を訪れ、観客と市民との三者が『映画』を通して交流を深める国際映画祭です
ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2017 | 全国観るなび 夕張市 (日本観光振興協会)
映画祭を開催することで、夕張市の活気につながるまちおこしにもなっているようです。
2017年は3月2日~3月6日に開催されます。

http://www.shortshorts.org/filmfestival/detail/ja/3899
2016年のグランプリ作品『合唱-Sing-』はアカデミー賞にノミネートされています。
ショートフィルムは短いものだと30秒で、30以内のものが主だそうです。
ショートショート フィルムフェスティバル & アジアのオフィシャルコンペティションでの規定は25分以内、アカデミー賞は40分以内、カンヌ国際映画祭の規定は15分です。
ショートショート フィルムフェスティバル & アジア2016 Short Shorts Film Festival & Asia 米国アカデミー賞公認、アジア最大級の国際短編映画祭
100分ほどの1プログラム内で、長さの異なる複数の作品が次々に上映されます。
1つの作品の尺が長いけれど作品数が少ないプログラムを見るか、短い分数で作品数が多いプログラムを選ぶかは、あなたの好み次第!
ショートショート フィルムフェスティバル & アジア2016 Short Shorts Film Festival & Asia 米国アカデミー賞公認、アジア最大級の国際短編映画祭
なんと2014年よりは無料上映を行っており、より多くの人がショートフィルム作品に親しめる機会をつくっています。
また、会期中はトークショーやワークショップなどのイベントも多数行われます。
2016年に行われた、ショートショートのストーリーの執筆にチャレンジするワークショップ、「超ショートショート講座」です。

http://shortshorts.org/2016/6%E6%9C%8826%E6%97%A5-itscom-studio-hall-%E4%BA%8C%E5%AD%90%E7%8E%89%E5%B7%9D%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%82%BA-%E3%82%A4%E3%83%99%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%AC%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%88-%E3%80%8C/
「第5回観光映像大賞」と「旅もじゃ」との連動イベントには、ご当地キャラが登場してイベントを盛り上げました。
・恵比寿映像祭
現代美術、劇映画、実験映画、メディアアートの展示、上映やライブパフォーマンス、シンポジウムが開催されます。
各回のテーマにおける映像表現の可能性を提示しています。

https://www.yebizo.com/jp/
映像分野における創造活動の活性化と、優れた映像表現やメディアの発展を、過去から現在、そして未来へといかに継承していくかという課題について、あらためて問い直し、対話を重ね、広く共有する場となることを目指す、ユニークなフェスティヴァルです。
第9回 開催概要|第9回 恵比寿映像祭(2017)
第9回のテーマは「マルチプルな未来」です。
劇映画、実験映画、アーティストによる映像作品など、普段鑑賞する機会が少ない作品が取り上げられます。
実験映画、ドキュメンタリー、アニメーション、現代美術の映像作品まで、プレミア作品やフィルムでの上映を含む多彩なラインナップ。
開催プログラム 会場別|第9回 恵比寿映像祭(2017)
また過去には、恵比寿ガーデンプレイスの野外上映、35mmフィルムのSF映画爆音再生、といったユニークな企画が行われました。
・2017年も全国各地で映画祭が開催予定です

https://cinemaga.nihon-eiga.com/filmfestival/list/y2017/
日本の映画祭
映画祭には、海外からゲストを招いて華やかに催されるセレモニー的なものだけでなく、コンペティションなどを通じて、映画界の明日を担う新しい才能が集うという一面もあります。
映画祭へ行こう!~映画祭マップ|日映シネマガ
また、映画好きな一般の人々が手弁当で集い、監督や俳優をゲストに招いて作品を語り合う、各地域に根差した独自の企画特集なども映画祭の魅力です。
映画祭へ行こう!~映画祭マップ|日映シネマガ

https://cinemaga.nihon-eiga.com/filmfestival/
映画祭ごとに上映されるタイプの作品に違いがあり、これまでふれる機会がなかった作品との出会いの場になるかもしれません。お祭りという非日常の雰囲気の中で映画を楽しみながら、世界を広げてみませんか?

