【アノマリー】アメリカ大統領選挙と株式相場・為替・金融市場の関係

miyamonta
株式相場にアノマリーと言って、不確実な要素なのに、なんとなくそのような傾向に株式市場が動くとされる、伝説のようなものがある。アメリカ大統領選挙もその一つに挙げられているので、アメリカ大統領選挙に伴うアノマリーを紹介する

【アノマリー】アメリカ大統領選挙の年は、株式はどう動きやすいのか?

「米大統領選の前年は株高」
「大統領選挙の年とその翌年はドルが強い」
「中間選挙の年とその翌年はドルが弱い」
「民主党政権の方が株価は上がる」
「大統領が任期満了で交代する年の株価は下がる」

「米大統領選の前年は株高」
現職の大統領が支持率対策として、景気対策などで株高を演出するからだと言われています。グラフは、1984年以降の大統領選挙の4年のサイクルを年ごとに分け、S&P500種株価指数の週次の動きを平均化したもの

一方、大統領選挙の年は、大きく上昇するような動きは見えません。

1900年から2012年までのNYダウの年間騰落率を平均したデータによると、大統領の任期4年間のうち最も株価が上がるのは、大統領選の前年で10.4%、次が本選のある年で7.3%だ。本線の翌年は5.5%、中間選挙の年の4%を大きく上回っている
http://life.oricon.co.jp/rank_certificate/news/2064025/

ニッセイアセットマネジメント

民主党・共和党政権いずれの場合も、大統領就任から3年目が最も株高である
アメリカ大統領選挙と株価 〜NYダウ・日経平均の関係性〜

3年目に最も株高になるのは、2期目の選挙を意識した景気対策が期待される。ただしオバマの場合はチャイナショック等でアノマリー通りにいかなかった

ドル円の動き

大統領選挙の年はドルが強い、選挙前年は株高
1981年以降で検証すると、大統領選挙は8回あり、円高3回、円安5回でした。選挙の翌年は円高2回、円安6回。一方、中間選挙は9回あり、円高6回、円安3回。翌年は円高7回、円安2回でした。確かに「大統領選挙の年とその翌年」のドル高円安、「中間選挙の年とその翌年」のドル安円高となっていました

「大統領選挙の年とその翌年はドルが強い」「中間選挙の年とその翌年はドルが弱い」
http://www.quick.co.jp/page/quick_report_detail.html?detailNo=159

②大統領が任期満了で交代の年は株安傾向
1928年以降の、任期満了で大統領が替わらねばならない年のS&P500種株価指数はマイナス4.0%のパフォーマンスとの調査があります。すべての大統領選挙の年の平均がプラス7.0%、大統領選挙の年以外の年の平均が7.5%ですから、明らかに大統領が任期終了の年のパフォーマンスは悪くなっています。

日経平均との相関

大統領就任3年こそは株高になりやすいという傾向はあるようですが、あまり明確な相関関係は無さそう
就任1年目は計測した選挙回数全15回のうち、上昇は民主党4回・共和党5回、下落は民主党2回・共和党4回と特に法則性はないと思われます。
民主党・共和党に関わらず、大統領の就任2年目には上昇する傾向にありますが、日経平均株価と大統領選挙についてはあまり相関関係がないように見て取れます。

株式以外のアノマリー

大統領選16年周期の法則、今回は共和党の順番
米大統領選のアノマリー(2016年10月7日) | FX羅針盤

米国大統領選挙には、共和党と民主党の順番があって、16年ごとに民主党、共和党の大統領が選ばれるというインタバルがある。
たとえば民主党でいけば1960年のケネディー、1976年のカーター、1992年のクリントン、2008年のオバマと見事に16年ごとに民主党の大統領が選出されている。
共和党は、1968年ニクソン、1984年、レーガン、2000年ブッシュと来ており、2016年つまり今度の大統領はそのルールでいけばトランプになるというのが通常のインタバルである。

例外の場合には恐慌発生
米大統領選のアノマリー(2016年10月7日) | FX羅針盤

このルールに該当しなかったのは、1928年は共和党のフーバー、1936年は民主党のフランクリン・ルーズベルトがその例外である。
その例外の大統領が在任中に何が起こったかというとまさに、1929年からの米国株価大暴落による大恐慌の引き金を引き(フーバー)、さらにその後1937年からの第2恐慌の引き金を引いた(ルーズベルト)とあまりよい記憶はない。

今回の選挙のポイント

民主党が今回の大統領選挙に勝利した場合、消費材やクリーンエネルギー関連銘柄が有望
アメリカ大統領選挙と株価 〜NYダウ・日経平均の関係性〜

民主党は環境に配慮する政策を主張する政治家が多い政党です。クリーンエネルギー産業が優遇を受ける可能性が高いと囁かれています。また経済格差の是正にも注力している政党であり、低所得者層の賃金底上げを推進していく政策を取る可能性が高いと思われます。その際には生活必需品に加えて、ちょっとした嗜好品を作るメーカーにも注目が集まるかもしれません

共和党が政権を奪取した場合、国防関連の銘柄が注目されるかもしれません
アメリカ大統領選挙と株価 〜NYダウ・日経平均の関係性〜

共和党は従来、国防に多額の費用を費やす傾向にあります。
逆に金融関係の銘柄には逆風でしょう。トランプ氏は「ウォール街をぶっ潰す」と過激な発言で高収益を上げる金融機関を牽制しているから

アノマリーから見た予測

アノマリーからは、米株安、円安、ドル高
どちらが勝利するにしろ、今回紹介したアノマリーからは、今年は米国株が下がり、来年末まで円安・ドル高トレンドが続く、といったことが言えそうです。もちろんアノマリーですから理論的な裏付けなどありません。信じるか信じないかは本人次第です。

アノマリーを信じる?

「大統領選とその直後はドル高」というアノマリーは、今回通用するのか?
2016年、「大統領選の年はドル高」のアノマリーは通用するのか | FXを習って慣れよ!【FXマスターのサイト】

今までの大統領選とは少し違った様相を見せている2016年大統領選に関して、いつものアノマリーは通用しないのではないかという憶測もかなり出ています。

今後の為替はどうなるのか?
2016年、「大統領選の年はドル高」のアノマリーは通用するのか | FXを習って慣れよ!【FXマスターのサイト】

普段なら、「大統領選後はドル高」ですが、2016年大統領選に関しては、あてはまらないかもしれません。「2016年は過剰な円安を是正する円高になる」「ユーロはさらに不安定さを増す」などの見方があります。それに加えて今後は中国・人民元の動きも見過ごすことはできません。ただし、大統領選そのものではなく、「大統領候補」の人気が急上昇したり、その発言が注目されたりすることは大いに為替に影響を与えます。そんなわけで、大統領選と為替の関係性は今後も切っても切れないものといえそうです。

参考ページ

https://matome.naver.jp/odai/2147857491829546801
2016年11月14日