面白い形の分子まとめ

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構造式について

シクロプロパン

シクロプロパン
炭素が正三角形状に配列されている。
炭素間の結合の角度は約109.5°が最も自然な為、60°で結合しているこの分子はひずみが大きく爆発性等が高くなる。

常温で無色の気体。刺激性のない甘い臭いがする。
かつて麻酔に使われていたが、爆発のしやすさと不整脈を引き起こす危険性等から利用されなくなった。

U-106305

U-106305
近年発見された、シクロプロパンが連なった形状の分子。

三角形の分子を生成するには特殊な工程が必要で、このような分子が天然に存在することは驚きを以って受け入れられた。

シクロブタン


https://matome.naver.jp/odai/2146827578440068001/2146856630472478803
シクロブタン
炭素が四角形に配列されている。

常温で無色の可燃性気体
【用途】 溶剤,洗浄剤,合成中間体

シクロブタン
正確にはこのように歪んで接合角を広くしている。

・オクタフルオロシクロブタン

オクタフルオロシクロブタン
シクロブタンの水素を全てフッ素に置き換えたもの。

半導体材料や製品の製造において、オクタフルオロシクロブタンは、ガスデポジション及びウェットエッチングに用いられる。
また、オゾン層破壊物質であるフロン類の代替として、冷媒としての利用も考えられている。
その揮発性と不活性を利用して、食品のエアロゾル化に用いることもできる。
国際食品規格委員会では946の番号を与えられており、EUのE番号も946である。また、気体誘電体として六フッ化硫黄の代替も考えられている。
オクタフルオロシクロブタン – Wikipedia

テトラヘドラン

テトラヘドラン
正四面体の形をしている。
歪みが非常に大きく不安定であるためこの物質そのものは単離されておらず、各頂点に覆いの役割をする分子をくっつけたものが作られている。
トリメチルシリルテトラへドラン
水素の代わりにトリメチルシリルを各頂点に置いたもの。

キュバン

キュバン
無色透明の結晶で、融点 130–131 ℃、200 ℃以上で分解する。
結合角が約90°であるため歪みが大きく不安定とされてきた。
1964年にシカゴ大学の教授フィリップ・イートンによって初めての合成され、理論よりは安定した結晶であることが判明した。

・オクタニトロキュバン

オクタニトロキュバン
キュバンの水素を全て二酸化窒素に置き換えたもの。
理論上最強の爆薬とされているが、製造コストが非常に高く純金並の価格になるため実用はされていない。

ドデカヘドラン

ドデカヘドラン
炭素が正十二面体に配列された炭化水素。
1982年にオハイオ州立大学のレオ・パケットにより合成された。

ダビダン

ダビダン
ダビデの星型の炭化水素。
ダビダン
正確にはこのように三角形が上下交互に配列されている。

ロータン

ロータン
正X角形の各頂点にシクロプロパンをくっつけたものの総称。
ロータン
ロータン

コロネン

コロネン
ベンゼン環が6つ連なったもの。
黄または金色の粉末または針状晶で、融点は428℃、沸点は525℃。
コールタールやこげの中に含まれる。

コランニュレン

コランニュレン
ベンゼン環が5つ並んだもの。
コランニュレン
横から見ると皿状に湾曲している。

スマネン

スマネン
ベンゼン環の周りにベンゼン環と5角形が3つづつ交互に並んだもの。
2003年に平尾・桜井らが合成した。

フラーレン

フラーレン
サッカーボール状に連なった炭素分子。1985年に発見された。
製作者のクロトー、カール、スモーリーはこれらの業績により1996年のノーベル化学賞を受賞した。
近年その抗酸化作用が健康商法にも利用されている。

左のC60のフラーレンの他に、C240、C540、C960等が存在する。
大きいフラーレンの中に小さいフラーレンが内包されているものはフラーレンオニオンと呼ばれている。

フラーレンは、グラファイト、ダイヤモンドに次ぐ第三の炭素同素体で、非常に優れた科学的、物理的、光学的特性を持ち、リチウムイオン電池、太陽電池、燃料電池用素材として、また、がんやエイズ治療等の広範な分野への応用が期待されるナノテク素材です。
フラーレン用途開発 | フラーレン関連(三菱商事)

ケクレン

ケクレン
ベンゼン環が12個環状に連なったもの。
1978年に合成され、ベンゼン環の構造を特定したケクレにちなんで命名された。

緑黄色の個体。非常に安定性が高い。

ケクレン

ヘリセン

ヘリセン
ベンゼン環が螺旋状に繋がったものの総称。
不斉ではないにも関わらず右巻き・左巻きの違いによって異なった性質を持つ特徴がある。
1955年にメルヴィン・ニューマンらによって合成された。

サルフラワー

サルフラワー
ひまわり状の分子。
常温で暗赤色の粉末。

フェリセン

フェリセン
猫を表すラテン語のfelisが名前の由来。

ロケッテン

ロケッテン
ロケット状の炭化水素。

常温で淡黄色の液体。立体的なひずみを持つベンゼン誘導体として合成、研究された化合物である。

アポラン

アポラン
こちらもロケットに似た形をしている。

バレレン

バレレン
1960年に合成されたテトラポッド状の分子。
樽にちなんで名付けられた。

ラダーラン

ラダーラン
ハシゴ状の分子の総称。

オリンピアダン

オリンピアダン
1994年にJ. F. Stoddartらによって合成された。
5つの輪が組み合わさっているのでオリンピアダン。

オリンピセン

オリンピセン
2012年のロンドンオリンピックに際しWarwick大学のグループが発表した。

birdcase

birdcase
鳥小屋の意。

ペンギノン

ペンギノン
平面構造式がペンギンに似ていることから名付けられた。

ナノプシャン

ライス大学ナノテクノロジー研究センターのジェームス・ツアー(James M. Tour)教授の研究グループによって合成された人間のような形をしている分子全般の呼称。
ナノプシャンは、10億分の1を表す接頭辞の「ナノ」と、『ガリバー旅行記』に登場する小人の国・リリパット王国の住人を意味する「リリプシャン」を掛け合わせた造語。
使い道は特にない。

・ナノキッド

ナノキッド

・ナノプシャンの顔部分

ナノプシャンの顔部分
頭部は付け替えが容易で、様々な顔が作られている。

・ナノプシャンポリマー

ナノプシャンポリマー
ナノプシャンが多数連結したもの

ナノカー

ナノカー
ナノプシャンと同じくツアー氏が合成した。
車輪にあたる部分に付いているのはフラーレン

プテロダクティラジエン

プテロダクティラジエン
翼を持つ恐竜プテロダクティルにちなんだ命名。

ゾルバレン

zorbarene
内部に小分子を取り込むホスト化合物として合成された。
名前の由来はダンス好きの陽気なギリシャ人が登場する小説「Zorba the Greek」

シクロアワオドリン

シクロアワオドリン
環状オリゴ糖の一種。
1991年に徳島大学の研究グループが合成した。
https://matome.naver.jp/odai/2146827578440068001
2016年07月15日