【完全保存版】世界のペンギン図鑑

keigorilla
みんな大好きペンギン!フカフカよちよちしているのに、泳ぎがとっても上手!そんなペンギン、世界にはどんな種類がいるのか、全種類まとめてみました。実は日本ではお目にかかれないペンギンもたくさんいるので要チェックです!

全18種類。そのうち、日本で見られるペンギンは11種類。つまり、7種類は日本で見ることができません!さて、日本ではどのペンギンが見られないのか!?以下要チェックです!

世界のペンギン飼育数の1/4が日本でいるようで、日本でのペンギン飼育の技術は発展しているようです。日本人はペンギンが好きなんでしょうね。

▶︎エンペラーペンギン属(アプテノディテス属)

コウテイペンギン(皇帝ペンギン/エンペラーペンギン) Emperor Penguin
【学名】Aptenodytes forsteri
【体長】 100〜130cm
【体重】 30〜40kg
【分布】 南極大陸周辺の定着氷上
【備考】 ペンギンの中で最も体の大きな種類です。卵を1つだけ産み、南極の極寒の環境下で食事も摂らずにその卵を必死に温めます。また、卵を温める際には、他のペンギンたちと身を寄せ合い、ハドルを作るのですが、このハドルを作るのも、コウテイペンギンだけなんだそうです。極寒の過酷な環境下で、卵を温めるための工夫なのでしょうね。水深500m以上の深さに潜ることができ、魚やイカ、オキアミなどを食べます。
キングペンギン King Penguin
【学名】Aptenodytes patagonicus
【体長】 80〜95cm
【体重】 14〜20kg
【分布】 亜南極の島々(ケルゲレン諸島・サウスジョージア島など)
【備考】 キングペンギンは、王様ペンギンとも呼ばれ、コウテイペンギンの次に大きなペンギンです。頭が黒く、耳のまわりとくちばしの下側が黄色いのが特徴です。1日に100回以上も海に潜り、魚やイカを食べます。ときには、200mの深さにまで潜ることもあるようです。

▶︎フンボルトペンギン属(スフェニスカス属)

フンボルトペンギン Humboldt Penguin
【学名】Spheniscus humboldti
【体長】 56〜68cm
【体重】 3.5〜5kg
【分布】 南アメリカ
【備考】 フンボルト海流が流れる、南アメリカ西部に住んでいるペンギンです。暖かい地域に住んでいるので、寒さは苦手なんだとか。頭にある白く細いラインと、首と胸の間にある黒く太い1本のラインが特徴的です。何匹かのグループで、海面の近くにいるイワシなどを捕まえて食べます。
ケープペンギン(アフリカペンギン) Cape Penguin
【学名】Spheniscus demersus
【体長】 60〜70cm
【体重】 2.1〜3.7kg
【分布】 南アフリカ共和国の沿岸部
【備考】 目の周りがピンク色で、足が黒色をしているのが特徴的な中型のペンギンです。頭の白いラインが太く、首と胸の間の黒いラインが細いのがフンボルトペンギンとの違いです。繁殖地としては、南アフリカの「ボルダーズビーチ」が有名です。アフリカで繁殖するのは、このケープペンギンだけなんだとか。
マゼランペンギン Magellanic Penguin
【学名】Spheniscus magellanicus
【体長】 65〜70cm
【体重】 2.8〜4kg
【分布】 チリ・アルゼンチン・フォークランド諸島
【備考】 他のフンボルトペンギン属のペンギンたちと違って、胸の黒いラインが2本あります。比較的寒さに強いことも、他のフンボルトペンギン属のペンギンたちとの違いです。上手に泳ぎ、甲殻類や魚を捕まえて食べます。他の種類の比べて、マゼランペンギンの夫婦は仲が良いとも言われているんですよ。
ガラパゴスペンギン Galapagos Penguin
【学名】Spheniscus mendiculus
【体長】 48〜53cm
【体重】 2〜2.6kg
【分布】 ガラパゴス諸島
【備考】 属の中で、最も細い嘴を持ち、ペンギンでは珍しいことに、赤道直下で生息しています。ガラパゴス諸島の5つほどの島に生息していますが、分布域が限られているため、絶滅が危惧されています。目からあごまでの細い白のラインと、胸の周りの黒い帯が特徴的です。イワシ類などの小魚や甲殻類を食べます。40℃にもなるガラパゴス諸島で暮らすために、フンボルトよりも羽毛が短く、翼(フリッパー)は熱を放出しやすいように大きくなっています。
※日本の水族館では見られません。

▶︎アデリーペンギン属(ピゴセリス属)

アデリーペンギン Adelie Penguin
【学名】Pygoscelis adeliae
【体長】 60~70cm
【体重】 3.7〜7kg
【分布】 南極大陸の沿岸域・周辺の島々
【備考】 フランスの南極探検家デュモン・デュルビル体長の婦人の名前にちなんで命名された。suicaのキャラクターのモデルもこのペンギンだとか。新宿駅に銅像ができるみたいですね。目の周りにある白い輪のような模様(アイリング)が特徴的なペンギンです。顔が黒いので、アイリングがよく映えます。最大で170mの水深まで潜水することができ、甲殻類やオキアミ、イカ、タコ、魚などを食べます。
ジェンツーペンギン Gentoo Penguin
【学名】Pygoscelis papua
【体長】 75〜82cm
【体重】 4.5〜6kg
【分布】 南極半島の氷の張っていない地域・亜南極の島々
【備考】 ジェンツーペンギンは、目の周りが白く、くちばしと足がオレンジ色のペンギンです。ペンギン全種の中で、足がオレンジ色をしているのはこのジェンツーペンギンだけです。また、ペンギンの中で一番速く泳ぐことができるのは、このジェンツーペンギンなんだとか。体も大きく、コウテイペンギン、キングペンギンの次に大きなペンギンです。
ヒゲペンギン Chinstrap Penguin
【学名】Pygoscelis antarctica
【体長】 70〜76cm
【体重】 3〜5kg
【分布】 南極半島
【備考】 あごの下の細いラインがヒゲのように見えるペンギンです。体は濃い紺色で、お腹や頬は白色をしています。

▶︎マカロニペンギン属(ユーディプテス属)

マカロニペンギン Macaroni Penguin
【学名】Eudyptes chrysolophus
【体長】 66〜71cm
【体重】 3.5〜6kg
【分布】 チリの南部・大西洋からインド洋にかけて
【備考】 額の真ん中から生えている黄色い冠羽が特徴的なマカロニペンギン。ペンギンの中では、個体数が最も多いそうです。
イワトビペンギン Rockhopper Penguin
【学名】Eudyptes chrysocome
【体長】 50〜58cm
【体重】 2.5〜4.2kg
【分布】 サウスシェトランド諸島・キャンベル島など
【備考】 イワトビペンギンは、マカロニペンギン属が持つ黄色い冠羽だけでなく、黒い冠羽も持っています。岩場に巣をつくり、ぴょんぴょんと岩から岩へ飛びはねて移動します。

ロイヤルペンギン Royal Penguin

【学名】Eudyptes schlegeli
【体長】 68〜75cm
【体重】 4〜6.5kg
【分布】 オーストラリア・ニュージーランド・マッコリー島
【備考】 額の真ん中から伸びる黄色い冠羽を持ち、マカロニペンギンによく似ていますが、マカロニペンギンと違って顔が白、または灰色であるのがロイヤルペンギンの特徴です。また、マカロニペンギンよりも体が少し大きいという違いもあります。
※日本の水族館では見られません。

スネアーズペンギン(ハシブトペンギン) Snares Penguin
【学名】Eudyptes robustus
【体長】 51〜61cm
【体重】 2.5〜4.5kg
【分布】 スネアーズ島
【備考】 やや太いくちばしと、くちばしの付け根のピンク色の皮膚、眉のように伸びる太い冠羽が特徴的です。ニュージーランドの南に位置するスネアーズ島でのみ繁殖します。
※日本の水族館では見られません。
シュレーターペンギン Erect-crested Penguin
【学名】Eudyptes sclateri
【体長】 65〜70cm
【体重】 4〜6.5kg
【分布】 バウンティ諸島・オークランド諸島・マッコリー島など
【備考】 目の上あたりのピンと立った黄色く太い冠羽がとても特徴的なペンギンです。興奮したりすると冠羽が動きます。
※日本の水族館では見られません。
フィヨルドランドペンギン Fiordland Penguin
【学名】Eudyptes pachyrhynchus
【体長】 50〜60cm
【体重】 3〜4.8kg
【分布】 フィヨルド地域・オークランド諸島・スチュワート島など
【備考】 下に垂れた眉のような黄色い冠羽があることから、キマユペンギンとも呼ばれます。冠羽はスネアーズペンギンに似ていますが、頬に白いラインがあるのがフィヨルドランドペンギンの特徴です。
※日本の水族館では見られません。

▶︎キガシラペンギン属(メガディプテス属)

キガシラペンギン(キンメペンギン) Yellow-eyed Penguin
【学名】Megadyptes antipodes
【体長】 66〜78cm
【体重】 5.5〜6kg
【分布】 ニュージーランド
【備考】 ペンギン類の中では、最も頭数の少ないペンギンです。頭が明るい黄色をしていることからキガシラペンギン、また明るい黄色の目からキンメペンギンとも呼ばれます。黄色い帯が目から頭の後ろあたりまであるのも特徴です。くちばしは赤紫色をしています。ニュージーランドの海岸から近いところにある草原などに巣を作って暮らしています。
※日本の水族館では見られません。

▶︎コガタペンギン属(ユーディプテューラ属)

コガタペンギン Little Penguin
【学名】Eudyptula minor
【体長】 40〜45cm
【体重】 0.5〜2kg
【分布】 ニュージーランド・オーストラリアの南岸
【備考】 コガタペンギンは、ペンギンの中では最も小さな種類です。体は青灰色で、お腹やあごは白色をしています。ペンギンの中では珍しく、1年に2回繁殖をします。
ハネジロペンギン White-flippered Penguin
【学名】Eudyptula albosignata
【体長】 40〜45cm
【体重】 1.2〜1.3kg
【分布】 バンクス半島・モトナウ島
【備考】 日本の水族館でも見ることができるコガタペンギンに似ていますが、翼のふちが白いことと、ハネジロペンギンの方がやや大きいことが、コガタペンギンとの違いです。シロツバサペンギンとも呼ばれます。
※日本の水族館では見られません。

▶︎主な参照先:

その他関連Link

https://matome.naver.jp/odai/2146754844996955801
2019年02月18日