Life Time Value(ライフタイムバリュー)とは:経済用語

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Life Time Value=ライフタイムバリュー(以下LTV)とは、長期的・継続的に取引をする、ひとりの顧客から企業が得られる利益を指標化したもので、顧客生涯価値ともいいます。byビジネスマナードットコム

Life Time Value=ライフタイムバリュー(以下LTV)とは、長期的・継続的に取引をする、ひとりの顧客から企業が得られる利益を指標化したもので、顧客生涯価値ともいいます。

LTVの計算式は、
顧客からの利益 × 顧客の維持率(購買頻度や購買期間、契約期間など)から、顧客の維持費用や製品コストなどを差し引いて求めます。
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製品やサービスにおける利益の創出に、顧客が生涯を通じてどれくらい貢献したかを算出する指標。具体的には、一人ひとりの顧客が長期にわたって支払った購入金額から、その顧客を獲得、維持するための費用を差し引いた「利益」の額である。

例えば、Aさんに1つ10万円の商品を10個販売した場合、合計の購入金額は100万円。製造にかかった費用、マーケティング費用など、顧客の獲得、維持に費やしたコストが80万円であったとすると、この金額を100万円から引いた20万円が、AさんのLTV(顧客生涯価値)になる。
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LTVは“Life Time Value”の頭文字を取った言葉で、日本語では「顧客生涯価値」と呼ばれます。

LTV(顧客生涯価値)のいう「生涯」とは、ある企業と顧客との間に取引が発生している期間のことを指します。この取引期間中に、1人の顧客が企業に与える利益の総額がLTVです。

たとえば、Aさんという顧客が、α社という企業が提供している月額3,000円のサービスを半年間にわたって利用したとします。この場合、Aさんのα社に対するLTVは

【3,000円×半年=18,000円】

となります。
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ただ、生涯価値(LTV)にも弱点があります。

それは顧客との関係を築き長期的に利益を得ましょう
という生涯価値(LTV)の基本的な考え方にあります。
つまり、長期的な視野で見れば儲かるけれども、
獲得に使った費用を回収する時間がかかり過ぎて、
キャッシュが回らなくなる、ということです。

特に、客数が増えれば増えるほど、
将来の利益はデカくなるので、
直近のキャッシュが足りない、ということが起こります。

黒字になるのはほぼ見えている訳ですから、銀行借入もひとつの手ではあります。
とはいえ、借入を増やすのも抵抗があると思います。
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ライフタイムバリューの算出方法

例えば、山田というお客さんが数年ごとにT社製自動車5台を乗りつぶし、または買い換えているとします。1台当たりの平均購入金額が200万円だったとすると、山田さんがT社の自動車に支払った金額合計は1000万円となりますね。一方、T社が、山田さんという顧客を獲得し、維持──つまり買い換えてもらうために必要としたさまざまなコスト(製造費や営業費など)の合計が800万円だったとすると、山田さんのLTVは200万円(1000万円-800万円)というわけです。
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https://matome.naver.jp/odai/2146720492928316401
2016年06月29日