船旅・クルーズ初心者向け。ひとり数万円~で乗れる日本発着の外国船クルーズがお得

zzrn6k
大きな船で雄大に旅をするなんてとっても贅沢ですね。豪華客船のクルーズ旅行は値段が高いイメージがありますが最近は違います。上手に選べば小さなお子さんのいる家族旅行にも最適です。マツコ・デラックスさんの番組でも紹介されている、ここ数年で大きく変わった日本発着の外国船クルーズ旅行を紹介します。

ここ数年で日本の港から海外クルーズの豪華客船が、多数発着するようになりました。でもまだまだクルーズに誤解があるようです。

日本に発着する海外クルーズ船
写真は、ダイヤモンドプリンセス
総トン数115,875 トン
全長290.00 m
全幅41.50 m
旅客定員2,674名
乗組員1,238名

誤解1.値段は決して高くありません。

お高いクルーズもあります。

超豪華客船による世界一周などの庶民には手の出ない、お高いクルーズもあります。しかし、ひとり数万円~で乗船できるショートクルーズが充実してきました。

誤解2.敷居も高くありません。

クルーズ初心者の方や小さなお子様連れでも参加しやすいクラス(後述)のクルーズが多数あります。

比較的安い、海側客室の例
最大4人まで泊まれるように、エクストラベッドが付いています。

誤解3.クルーズはお金持ちのお年寄り方だけの旅行ではありません。

船内にはトレーニングルームもあります。
2週間~数カ月にわたる長期のクルーズは時間の取れる方でないと参加できませんが、3泊~10泊程度のショートクルーズは家族連れや若い世代をターゲットにしています。

日本発着の海外船のクルーズは「クルーズは高い」という固定観念を持っていた人こそ、検討すべきです。

クルーズ船は3つのクラスに大別されます。

ホテルが値段によって、ビジネスホテル、シティホテル、リゾートホテルなどに分かれている様な物の考えてください。

「ラグジュアリー」クラス

リゾートホテルや高級旅館に宿泊するような優雅な船上生活が送れます。
乗客数に対して乗組の数が多く、専用のバトラー(執事)サービスがついたりします。
ワールドクルーズなど、航海期間も長く格式も高いのが特徴です。

◆クルーズ船例(2016年日本発着)
シルバー・ディスカバラー/シルバー・シャドウ

「プレミアム」クラス

「ラグジュアリー」と「カジュアル」クラスの中間です。カジュアル船よりも落ち着いた雰囲気で華やかさと上質さがあり、夫婦やカップルからファミリーまで、あらゆる客層に対応しています。

◆クルーズ船例(2016年日本発着)
ダイヤモンド・プリンセス/セレブリティ・ミレニアム/フォーレンダム

「カジュアル」クラス

一番手軽に楽しめる価格(1泊1万円位)のクルーズ船で、ファミリー層を主な対象にしています。アトラクションやショーなども充実していて観光地の大型リゾートホテルの様な雰囲気です。

◆クルーズ船例(2016年日本発着)
マリナー・オブ・ザ・シーズ/コスタ・ビクトリア

家族旅行にお勧めするのは日本発着の海外クルーズ船、「カジュアル」または「プレミアム」クラスの船です。

「ラグジュアリー」クラスは格式が高く子供連れの旅行には向かない場合があります。

船旅は、子供やお年寄りを含めた家族旅行に最適です。

船内にあるキッズルーム
一度乗ってしまえば船は動くホテル。子供やお年寄りにも負担がかかりません。船内は比較的安全で、子供向けのアクティビティが充実しています。お年寄りは座ったまま楽しめるショーなどが多数あり体に負担が少ないです。

計算すると、意外に旅行代金が安く上がります。

交通費(移動費)、船室(宿泊)、食事、船の上で楽しむアクティビティ類が全て旅行代金に含まれています。食事は3食+おやつが食べ放題!(アルコール類は有料です。orz.)

日本発着のクルーズなら、手軽に乗船可能です。

神戸港に入港中のダイヤモンド・プリンセス
これまで日本発着のクルーズは日本船以外にほとんど無く、海外の出港地/寄港地まで飛行機で移動する必要がありました。(それが価格にも反映して割高になっていました。)
今は、首都圏なら横浜港、関西なら神戸港などから乗船できます。荷物を事前に送付しておけば軽装のまま駅から歩いて乗船可能です。

家族旅行で乗るクルーズってどんな感じ?(日本発着の海外船ショートクルーズの場合)

船に乗れば、そこは外国。パスポートが必要なプチ海外旅行です。

日本発着の海外船ショートクルーズの場合、乗客の過半数以上が日本人ですがクルーはほぼ全員が外国人。また、海外から日本を旅行するために船に乗る人も多数います。船はさまざまな国籍の人の集合体です。日本人向けのアレンジはありますがインテリアやサービス、食事は外国の物。海外船クルーズの場合、海外の港に一度は寄港しますので、日本の港から船に乗った瞬間からプチ海外旅行の雰囲気です。(日本語でコミュニケーション可能です。)

船は動く巨大なホテルです。寝ている間、遊んでいる間に次の港に向かっています。

船は巨大な動くホテルです。
岸壁に係留されているダイヤモンド・プリンセスです。タクシーと比べると大きさが判ります。
三層吹き抜けの船内ラウンジ。
日本発着の海外船クルーズの場合、一流ホテルのような美しい設備・内装の船がほとんど。船室が狭いのが欠点ですが、その分、船内の施設が充実。多数のレストランはもちろん、プール、劇場、マッサージルームにトレーニングルームからカジノまで。乗客を楽しませる為のあらゆる設備がそろっています。

旅の楽しみは食事です。クルーズは原則3食食べ放題です。

旅の楽しみは美味し料理を食べること。巨大な豪華客船であれば船内に複数のレストランがあり、食事は原則食べ放題です。(アルコール類など有料メニューもあります。)もちろん三ツ星と言うわけにはいきませんが食べ放題のビュフェや、シェフが腕によりをかけたコース料理が準備されています。食事を重視する場合は「プレミアム」クラスをお勧めします。

今年夏に発着する、お勧めのクルーズを探してみましょう。

日本発着のカジュアル船の代表コスタ・ビクトリア。1996年就航ですが2013年改装されています。75,116トン。一番安いプランは、海が見えない内側の部屋で一人59800円から、三人目、四人目の子供はなんと無料です。乗船日の夕食から下船日の朝食まで3食付き。ただし旅行代金の他に港湾税金とチップが加算されます。

日本発着のプレミアムクラスの代表ダイアモンド・プリンセス。2004年就航、総トン数:115,875トン。一番安いプランは、海が見えない内側の部屋で一人79,000円から。旅行代金の他に港湾税金とチップが加算されます。プリンセスクルーズはプレミアムクラスなので食事に力を入れているようです。

日本発着ではありませんが、台北より沖縄を巡るゴールデン・プリンセス。2004年就航、総トン数:109,000トン。一番安いプランは羽田から台湾往復航空券込みで79,800円から。添乗員は同行しません。旅行代金の他に港湾税金とチップが加算されます。

こちらのリンクも参照してください。

クルーズ旅行の注意事項

通常、旅行代金の他に港湾税やチップが掛かります。子供の旅行代金が無料の場合でも、子供分のこれらの費用が必要です。

コスタビクトリアで金沢発5泊6日のクルーズに家族4人(大人×2,小学生×2)で参加する場合。
旅行代金(一番安い内側船室のプラン)
大人(59,800円+消費税4784円)×2=129,168円
このツアーでは3人目、4人目の子供は無料です。
港湾税:18,000円×4名=72,000円
チップ:大人60$×2名+小学生30$×2名=180$=18,900円(110円/$で計算)
旅行費用合計:129,168円+72,000円+18,900円=220,068円

寄港先での観光には、あまり時間が取れない場合があります。

たとえば、寄港先に07:00入港、17:00出港の場合、下船や乗船に1時間くらい掛かるとすると
昼食時間を含めて正味8時間程度しか観光の時間がありません。市街地から離れた港に寄港する場合は、さらに観光地までの移動時間が必要です。

万が一船に乗り遅れると、次の寄港先まで自力で移動する必要があり予定が狂ってしまいます。不慣れな場合はクルーズ会社が準備する有料の寄港地観光ツアー(ショアエクスカーション)への参加をお勧めします。

クルーズはあくまで船旅を楽しむもので寄港地の観光は「おまけ」と考えましょう。

実際に乗船した人の声

ゆきの@yukinoXwhite

ダイヤモンドプリンセス乗船‼‼
17階建ての巨大ホテルのような豪華客船。
沢山あるレストランもバーもすてき!
プールに、700席の本格シアター、ジム、銭湯まで揃ってる♪
日本発着が多いから日本語で通じる幸せ。
これで旅したい pic.twitter.com/EDIDC5a33u

まろん@monburan77

おはようございます
韓国と長崎のショートクルージング⛴ダイヤモンドプリンセスに乗船中です。船の中はこんな感じです⛴ pic.twitter.com/qRt2oTobd7

〜〜〜クルーズを知るための動画、リンク集〜〜〜

近年、日本発着の海外船の代表、ダイヤモンド・プリンセス。「プレミアム」クラスです。

ファミリー向けの「カジュアル」クラスです。

https://matome.naver.jp/odai/2146424790720042401
2019年07月11日