ここ数年で日本の港から海外クルーズの豪華客船が、多数発着するようになりました。でもまだまだクルーズに誤解があるようです。
誤解1.値段は決して高くありません。
お高いクルーズもあります。
誤解2.敷居も高くありません。
クルーズ初心者の方や小さなお子様連れでも参加しやすいクラス(後述)のクルーズが多数あります。
誤解3.クルーズはお金持ちのお年寄り方だけの旅行ではありません。
日本発着の海外船のクルーズは「クルーズは高い」という固定観念を持っていた人こそ、検討すべきです。
クルーズ船は3つのクラスに大別されます。
ホテルが値段によって、ビジネスホテル、シティホテル、リゾートホテルなどに分かれている様な物の考えてください。
「ラグジュアリー」クラス
リゾートホテルや高級旅館に宿泊するような優雅な船上生活が送れます。
乗客数に対して乗組の数が多く、専用のバトラー(執事)サービスがついたりします。
ワールドクルーズなど、航海期間も長く格式も高いのが特徴です。
◆クルーズ船例(2016年日本発着)
シルバー・ディスカバラー/シルバー・シャドウ
「プレミアム」クラス
「ラグジュアリー」と「カジュアル」クラスの中間です。カジュアル船よりも落ち着いた雰囲気で華やかさと上質さがあり、夫婦やカップルからファミリーまで、あらゆる客層に対応しています。
◆クルーズ船例(2016年日本発着)
ダイヤモンド・プリンセス/セレブリティ・ミレニアム/フォーレンダム
「カジュアル」クラス
一番手軽に楽しめる価格(1泊1万円位)のクルーズ船で、ファミリー層を主な対象にしています。アトラクションやショーなども充実していて観光地の大型リゾートホテルの様な雰囲気です。
◆クルーズ船例(2016年日本発着)
マリナー・オブ・ザ・シーズ/コスタ・ビクトリア
家族旅行にお勧めするのは日本発着の海外クルーズ船、「カジュアル」または「プレミアム」クラスの船です。
「ラグジュアリー」クラスは格式が高く子供連れの旅行には向かない場合があります。
船旅は、子供やお年寄りを含めた家族旅行に最適です。
計算すると、意外に旅行代金が安く上がります。
日本発着のクルーズなら、手軽に乗船可能です。
今は、首都圏なら横浜港、関西なら神戸港などから乗船できます。荷物を事前に送付しておけば軽装のまま駅から歩いて乗船可能です。
家族旅行で乗るクルーズってどんな感じ?(日本発着の海外船ショートクルーズの場合)
船に乗れば、そこは外国。パスポートが必要なプチ海外旅行です。
船は動く巨大なホテルです。寝ている間、遊んでいる間に次の港に向かっています。
旅の楽しみは食事です。クルーズは原則3食食べ放題です。
今年夏に発着する、お勧めのクルーズを探してみましょう。
日本発着のカジュアル船の代表コスタ・ビクトリア。1996年就航ですが2013年改装されています。75,116トン。一番安いプランは、海が見えない内側の部屋で一人59800円から、三人目、四人目の子供はなんと無料です。乗船日の夕食から下船日の朝食まで3食付き。ただし旅行代金の他に港湾税金とチップが加算されます。
日本発着のプレミアムクラスの代表ダイアモンド・プリンセス。2004年就航、総トン数:115,875トン。一番安いプランは、海が見えない内側の部屋で一人79,000円から。旅行代金の他に港湾税金とチップが加算されます。プリンセスクルーズはプレミアムクラスなので食事に力を入れているようです。
日本発着ではありませんが、台北より沖縄を巡るゴールデン・プリンセス。2004年就航、総トン数:109,000トン。一番安いプランは羽田から台湾往復航空券込みで79,800円から。添乗員は同行しません。旅行代金の他に港湾税金とチップが加算されます。
こちらのリンクも参照してください。
クルーズ旅行の注意事項
通常、旅行代金の他に港湾税やチップが掛かります。子供の旅行代金が無料の場合でも、子供分のこれらの費用が必要です。
コスタビクトリアで金沢発5泊6日のクルーズに家族4人(大人×2,小学生×2)で参加する場合。
旅行代金(一番安い内側船室のプラン)
大人(59,800円+消費税4784円)×2=129,168円
このツアーでは3人目、4人目の子供は無料です。
港湾税:18,000円×4名=72,000円
チップ:大人60$×2名+小学生30$×2名=180$=18,900円(110円/$で計算)
旅行費用合計:129,168円+72,000円+18,900円=220,068円
寄港先での観光には、あまり時間が取れない場合があります。
たとえば、寄港先に07:00入港、17:00出港の場合、下船や乗船に1時間くらい掛かるとすると
昼食時間を含めて正味8時間程度しか観光の時間がありません。市街地から離れた港に寄港する場合は、さらに観光地までの移動時間が必要です。
万が一船に乗り遅れると、次の寄港先まで自力で移動する必要があり予定が狂ってしまいます。不慣れな場合はクルーズ会社が準備する有料の寄港地観光ツアー(ショアエクスカーション)への参加をお勧めします。
クルーズはあくまで船旅を楽しむもので寄港地の観光は「おまけ」と考えましょう。
実際に乗船した人の声
ゆきの@yukinoXwhite
17階建ての巨大ホテルのような豪華客船。
沢山あるレストランもバーもすてき!
プールに、700席の本格シアター、ジム、銭湯まで揃ってる♪
日本発着が多いから日本語で通じる幸せ。
これで旅したい pic.twitter.com/EDIDC5a33u

〜〜〜クルーズを知るための動画、リンク集〜〜〜
近年、日本発着の海外船の代表、ダイヤモンド・プリンセス。「プレミアム」クラスです。
ファミリー向けの「カジュアル」クラスです。


















総トン数115,875 トン
全長290.00 m
全幅41.50 m
旅客定員2,674名
乗組員1,238名