ザ・ビートルズ「ミズリー」まとめ

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The Beatlesの楽曲に関するまとめ。イギリスのチャートは「ニュー・ミュージカル・エキスプレス(NME)」紙のセールス・チャート(シングルのA面のみが対象)、アメリカのチャートは「ビルボード」ホット100のトップ40(AB両面が対象)に依拠。

原タイトル:MISERY

邦題:ミズリー

【リリース】

アルバム『PLEASE PLEASE ME』
イギリス:1963年3月22日
アルバム『Introducing THE BEATLES』
アメリカ:1963年7月22日(Vee Jay)
アルバム『ビートルズ NO. 2 !』(Second Album)
日  本:1964年6月5日

日本独自編集盤

写真はジャケ裏。表はアメリカ(Capitol)編集盤『Second Album』と同様。ただし収録曲は違う。

【作詞作曲について】

作詞作曲:ジョン・レノン&ポール・マッカートニー (メインはジョン)

1963年1月26日、ストークオントレントのキングズ・ホールに出演中だったふたりが、楽屋で書きあげた曲。もともとはヘレン・シャピロのために書かれたが、結局彼女が歌うことはなかった。

「あの曲では、ホリーズのアラン・クラークとグレアム・ナッシュが協力してくれました。(中略)完成まであと一歩というところで、ジョンとポールが歌詞につまってしまいましてね。アランとグレアムが、横からいろいろ助言をしてくれたんです。あの子たちはこの曲を、ヘレン・シャビロのために仕上げようとしていました」(トニー・ブラムウェル)
ビートルズ大画報「A HARD DAY’S WRITE」-スティーヴ・ターナー著/奥田祐士・訳 ソニー・マガジンズ

トニー・ブラムウェルは、ブライアン・エプスタインの下で働いていたロード・マネージャー。

【レコーディングについて】

レコーディング:1963年2月11日、20日、アビイ・ロード・スタジオ
ミックス:1963年2月25日(mono、stereo)

20日は、ジョージ・マーティンによるピアノをオーヴァー・ダビング(メンバーは不在)

【担当楽器】

リード・ヴォーカル:ジョン、ポール
ハーモニー・ヴォーカル:
リード・ギター:ジョージ
リズム・ギター:ジョン
ベース:ポール
ドラムス:リンゴ
ピアノ:ジョージ・マーティン

【音楽的考察】

リード・ヴォーカルはジョンとポールの2人。「Misery」と3度でハモる部分以外は、全てユニゾン。

キーはCで、使われているコードは、I、IV、V7、VImのみというシンプルな作り。Aメロの終わりの部分からいきなり始まる、というのがビートルズらしいといえば、らしい。

【メモ】

1963年のライヴ・レパートリー。

最終的にこの曲は、イギリス出身の黒人シンガー、ケニー・リンチにとりあげられた。1963年2月、ビートルズはヘレン・シャピロのツアーに前座として出演したが、そのツアーにリンチも参加していたのである(前座は全部で7組)。シャピロ・サイドがボツにしたおかげで、彼のところにこの曲が回ってきたということだろうが、リンチ版〈ミズリー〉(1963年3月22日リリース)はパッとせず。しかし彼は、ビートルズ以外でレノン=マッカートニー作品をレコーディングした史上初のアーティストという”栄誉”を手に入れた。

https://www.youtube.com/watch?v=2HyjUZ60AdI
https://matome.naver.jp/odai/2145898117389500801
2016年03月31日