「振り込め詐欺」の犯人が捕まらない?その理由が、マジで凄すぎる件w

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みなさん、なぜ振り込め詐欺がこんなに世間にはびこっているか、不思議に思ったことはありませんか?その理由を今回まとめました。

振り込め詐欺の被害は年々増加!

平成27年上半期の振り込め詐欺の認知件数は前年同期に比べて約3割増加し、被害額も約1割増加しました。
類型別では、融資保証金詐欺を除き、オレオレ詐欺、架空請求詐欺、還付金等詐欺で認知件数が増加し、特に架空請求詐欺は認知件数が約6割、被害総額が約2割の増加となり、還付金等詐欺は認知件数、被害総額ともに約4割の増加となっています。
被害概況

こんなにも全国的に「振り込め詐欺」には、気を付けろ!とキャンペーンで謳っているのに、なぜ増加の一歩をたどるのか…

。家族のかかりつけの病院名や仕事の内容まで正確に話す例もある。ポストの郵便物などを盗み見て情報を集めているらしい。
被害また増加 振り込め詐欺はなぜ減らない?  :日本経済新聞

つまり、個人情報をなんらかの手段で取り入れ、それをもとに一定のストーリーをつくり、犯人がうまく「演技」することによる、「騙し」のテクニックが向上しているのである!!

でもみなさん、不思議に思いませんか?「そもそも口座から犯人を特定して捕まえればなくなるんじゃね?」って。

実は、振り込め詐欺が捕まらない最大の理由はそこにあるんです!

現在の振り込め詐欺は組織化して、それゆえにここまで大きくなった。組織化のメリットは分業ができることで、「分業」によってリスク回避と効率化が可能になった。
振り込め詐欺はなぜなくならないのか – しっきーのブログ

なぜ犯人を捕まえることができないのか、それは犯罪結社の分業があまりにもしっかりしているからだ、末端には何も知らされていないし、下から上の情報をたどれないようになっている。捕まるのは何も知らない使い捨ての下っ端だけ。犯罪結社には役割分担が決まっていて、各自与えられた「仕事」をきっちりこなす。それぞれの役割を紹介していく。
被害また増加 振り込め詐欺はなぜ減らない?  :日本経済新聞

つまり、「振り込め詐欺会社」みたいなものができている!?

金主…結社の元金を出す人達。詐欺グループに出資し、配当を受け取る。グレーゾーンの資産家などが多い。

番頭格…中間管理職であり、各役割の仲介をしたり、新人研修を請け負ったりする。

道具屋…電話や口座を調達する。

名簿屋…詐欺にかかりやすいターゲットの名簿を調達する。

プレイヤー…電話を担当し、実際の詐欺を行う。演技力が必要になる。

ダシ子…引き出しの「ダシ」という意味。口座に振り込まれた金を引き出す。捕まる確率が高い。ヒエラルキーの末端に所属する人。

ウケ子…受け取りの「ウケ」という意味。役割はダシ子と同じだが、演技力と対面の強さが求められる。口座への振り込みではなく、被害者から直接金を回収する。危険度も高い。
被害概況

す、すごい。本当に普通の会社の組織みたいだ・・・。


https://matome.naver.jp/odai/2143956235245443701/2143956636147758203

犯罪結社の仕組みはこうなっている。まず、不良少年、失業者、ワーキングプアなどを集めて「研修」をする。詐欺の技術は高度化していて、被害者役、加害者役、弁護士役、警察役など、シナリオに基づいて役を演じ、「劇場」と言われるクオリティの高い詐欺を演出する。研修でしっかり詐欺のテクニックを叩きこまれ、それぞれ役割をこなしながら技術を向上させていく。
研修を受けた全員がモノになるわけではない。詐欺の才能がない者もいる。そこで落とされた人はクビか、「ダシ子」や「ウケ子」という危険度が比較的高い仕事にまわされることになる。

プレイヤーで実績を上げた者は、番頭格という中間管理職に昇進することもある。番頭はプレイヤーをこなしたりもするが、道具屋や名簿屋から必要なものを調達したり、上の金主に話を通したり、ダシやウケを動かしたりする。接点を多く持つが、安全対策はきっちりやるので危険度は少ない。
振り込め詐欺はなぜなくならないのか – しっきーのブログ


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つまり、実力次第で上層部(捕まるリスクが低い)、(下層部)捕まるリスクの高い仕事に分けられ、下層部には上層部の実態を全く明かさない。なので、警察に下層部が捕まっても、上層部は捕まらない。また、下層部の「ダシ」の仕事は、一見、捕まるリスクも高く希望する人もいないように思えるが、「お金を引き出す」だけで10万円もらえる、など、楽な仕事なので希望する人が多い。その中である程度実績を積むと今度はプレイヤーなど、上層部に上がるような仕組みになるそうだ。

名簿屋が質の高い個人情報を取得する→質の高い「詐欺」のシナリオを作ることができる!

たとえば、最近の事件であった、某学習事業会社であった、個人情報流出事件。
その情報があれば、どのぐらいの成績かわかる。
ストーリーとしては、高齢者に電話をかけて、「あなたのお孫さんの○○くんは成績が低いですね、こちらで特別な学習素材があるのでいかがですか?」のような質の高い詐欺が行うことができる!

このようなしっかりした分業体制と名簿の進化によって、規制が強化されても振り込め詐欺の市場は拡大し続けている。
振り込め詐欺はなぜなくならないのか – しっきーのブログ

みなさんも、このような詐欺には十分に気を付けましょう。

騙された方は、「まさか私が」という気持ちを持っている人がたくさんいるそうです。
明日は我が身として、受け止めるべきです。

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2015年08月15日