現代人のほとんどが座り過ぎ
先進国の住民は「座る人」である。仕事は座職、車で移動、家でも外でも座りっぱなし。近年は「too much sitting:座り過ぎ」がもたらす健康リスクに関する議論が増えている。
座りっぱなしの弊害は喫煙に匹敵?1時間につき5分、歩くこと|男の健康|ダイヤモンド・オンライン
技術の発展が著しい昨今、今までは考えられなかった健康リスクが増えています。
その中でも、近年議題に上げられているのは「too much sitting(座り過ぎ)」。
【座りすぎの健康リスクを軽減】寄りかかるタイプのデスク誕生 | the CAST [キャスト]
我々の調査結果によると、40~64歳の日本人成人の余暇におけるテレビ視聴は一日平均2.5時間、パソコン・スマートフォン利用に1時間程度費やしており、仕事中は3時間、移動のための自動車運転では0.5時間ほど座っていることが分かりました。また、一日平均の総座位時間は8~9時間程度であり、世界20ヵ国の成人を対象にした平日座位時間の国際比較研究1)によると、日本人成人の座位時間が最長であり、多くの国民が座り過ぎていることが指摘されています。
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1日30分以上歩きましょう@hanaemon
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夢沢幸太郎@kou46ta
座り過ぎは喫煙と同じ?
座り過ぎの生活は、細胞の寿命や老化に関連する「テロメア」の劣化を招くとされ、「座位による健康被害は、喫煙に匹敵する」と主張する研究者も少なくない。
座りっぱなしの弊害は喫煙に匹敵?1時間につき5分、歩くこと|男の健康|ダイヤモンド・オンライン
長時間座ることは、血行不良、腰痛、さらには、糖尿病、肥満、心血管系の疾患などの“多くの病気を引き起こす原因”とされており、なんと我々が日常的に行う“座る行為”は「喫煙と同等の害」があるとも言われています。
“喫煙”と同等の悪影響。「座りすぎ」という行為 – Be inspired!
座り過ぎは寿命を縮める
2012年10月に発行されたBritish Journal of Sports Medicineで公開された内容によると、タバコ1本を吸うことで喫煙者は寿命を11分短くしているのですが、1時間テレビを座って見ていることは、当人の寿命を22分縮めているそうです。
長時間座っていることは喫煙並にあなたの寿命を縮める – GIGAZINE
煙草も結構寿命を縮めるのですね
一日の総座位時間の多寡が総死亡リスクに及ぼす影響ついて検討した研究では、総座位時間が4時間未満の成人に比べて、4~8時間、8~11時間、11時間以上と長くなるにつれて,WHOにより推奨されている身体活動量を実施していたとしても総死亡のリスクが11%ずつ高まることが知られています。また、余暇のテレビ視聴に伴う座位時間が1日2時間未満の成人と比べて、2~4時間、4時間以上と長くなるにつれて総死亡リスクが11%ずつ、冠動脈疾患死亡リスクは18%ずつ高くなり、テレビ視聴のために1時間座位行動を続けるごとに、平均余命が推定で22分間短くなることも示されています。さらに、自動車移動に伴う座位時間が週平均10時間以上の成人男性は週4時間未満の男性と比べて、冠動脈疾患死亡リスクが82%も高いことが分かってきました。
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最新の研究によると、1日6時間以上の「座位時間」を保っている人は1日3時間程度しか座っていない人に比べて15年以内に亡くなるリスクが40%も増えるという恐ろしい研究結果が出ているのです。
【座りすぎの健康リスクを軽減】寄りかかるタイプのデスク誕生 | the CAST [キャスト]
心にも影響が
座り過ぎは身体の健康だけではなく精神衛生的にもよくないことがわかったそうです。
一日中座っていると、精神衛生的にも良くない | 健康増進 病気予防 抗加齢(アンチエイジング) 長寿 統合医療 ダイエット 競技力 豊かさ 幸せ探求 – 楽天ブログ
“BMC Public Health” に掲載されたディーキン大学などのシステマティック・レビューによると、座って過ごす時間が長いと不安感に襲われるリスクが増加すると思われます。
座って過ごす時間が長いと不安感に襲われやすい(1/2ページ) | 最新健康ニュース
うつ病や不安神経症に近い症状が現れ始めるのは、1日の座り時間が6時間以上を超えたあたりから。逆に、座り時間が3時間を切っていればメンタルヘルスは健全なままで済むらしい。ちなみに、この現象は女性のほうが顕著で、男性よりも短い時間で座り仕事の悪影響が出やすかった
1日6時間以上イスに座ると鬱や不安がアップする | ガジェット通信
対策は?
一番良いのはなるべく座らないことですが、日本のオフィスワークではそういうわけには行きませんものね。でも大丈夫。こまめに立ち上がって動けばいいんです。20分座ったら2分間歩き回ってもいいし、ただ立っているだけでも良いのです。
1時間に2、3回ほど、足の筋肉を働かせるのです。座った状態を解消すればいいので、お茶を入れたりコピーを取ったりなどという雑用は、願ってもないチャンスですよね、隣の電話を立って取るなんてことでもいいのです。
ダイエットも失敗させる、本当に怖い‘座りっぱなし’の危険 | 女性の美学
何でもいいので動くことが大事ですね
近年では、座り過ぎを少しでも減らすために、どのような取り組みを行っていくべきかが世界中で議論されるようになってきました。たとえば、仕事中にデスクワークが多い人の座位時間を減らすために、身長や用途に合わせて、座位と立位での作業姿勢を容易に切り替えることが可能なワークステーションやスタンディングデスクの利用が推奨されています
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自宅でテレビを観たりパソコンを使ったりする時間が長い人の場合は、少なくとも1時間に一度、できれば30分に1回は座った状態から立ち上がり、少しでも動くようにすることをお勧めします。テレビのチャンネルを変える時にリモコンを使わない、テレビを見ながら他の用事 (ちょっとした掃除、皿洗いなど) を済ます、CM中は立って動き回ったり、屈伸するなども有効だと思います。心身の健康の維持・増進のためには、このような日常生活でのちょっとした積み重ねが必要なのです。
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