「ドラえもん」敵視の次は「進撃の巨人」か　日本のアニメ３８作品ネット配信禁止・・中国政府

中国・上海で１３日から始まる上海国際映画祭の「日本映画週間」で、人気アニメ「進撃の巨人」の上映が中止された。

「進撃の巨人」「寄生獣」など日本アニメ３８作品に関し、「未成年者を犯罪に誘い、暴力やポルノ、テロ活動を誇張した」
中国・上海映画祭で「進撃の巨人」の上映中止 （読売新聞） – Yahoo!ニュース

いまさらながらという印象を受ける。

複数の中国紙が、「われわれの両目をふさごうとするドラえもんに警戒せよ」、「われわれの傷みをドラえもんでごまかされるな」などとドラえもんを一斉に批判した。

各地の子供の間でドラえもんブームが起こった。しかし、日本アニメ関連グッズが飛ぶように売れたことが、反日姿勢を強める共産党当局の逆鱗に触れたとみられる。
ドラえもんを目の敵にする中国共産党の思惑

中国政府は常に反日の対象となるターゲットを探しているのでは？

東京国際映画祭が、6月13日より開催される上海国際映画祭と協力提携を結んだことが発表された。

覚書締結を期に、上海で選ばれた日本映画の宣伝効果が見られたり、その逆が中国映画に起こることを期待しています。
東京国際映画祭と上海国際映画祭がタッグ、「紙の月」など27作が上海で上映 （映画ナタリー） – Yahoo!ニュース

政府レベルより民間レベルの方が交流が活発のようです。

第18回上海国際映画祭
2015年6月13日（土）～21日（日）

出品日本作品（予定）
「愛を積むひと」
「駆込み女と駆出し男」
「紙の月」
「岸辺の旅」
「さいはてにて～やさしい香りと待ちながら～」
「三里塚に生きる」
「ジヌよさらば ～かむろば村へ～」
「深夜食堂」
「青春残酷物語」
「滝を見にいく」
「天の茶助」
「花とアリス殺人事件」
「百円の恋」
「夫婦フーフー日記」
「2つ目の窓」
「ポプラの秋」
「ぼんとリンちゃん」
「マンガ肉と僕」
「味園ユニバース」
「予告犯」
「ロマンス」
「0.5ミリ」

高倉健トリビュート上映作品
「網走番外地 望郷篇」
「君よ憤怒の河を渉れ」
「幸福の黄色いハンカチ」
「遙かなる山の呼び声」
「鉄道員（ぽっぽや）」
東京国際映画祭と上海国際映画祭がタッグ、「紙の月」など27作が上海で上映 （映画ナタリー） – Yahoo!ニュース

お知らせ

この度、諸般の事情により、上海国際映画祭-日本映画週間にて、上映を予定しておりました「劇場版進撃の巨人（前篇）紅蓮の弓矢」について、上映が中止となりました。
皆様のご期待と作品への熱いご支援に感謝するとともに、今回の上映中止について、深くお詫び申し上げます。
最新情報は上海国際映画祭事務局に、お問い合わせください。 http://www.siff.com
2015上海・日本映画週間 公式サイト

今後いろいろ物議を呼びそうです。

映画祭事務局は中国版ツイッター「微博」で「非常に申し訳ないが、技術的な原因で『進撃の巨人』は映画祭期間に正常に上映できなくなった」と告知した。

「進撃の巨人」は中国でも人気で、今回の上映会のチケットは完売していた。
「技術的な原因」で上映中止＝「進撃の巨人」、正式発表—上海 （時事通信） – Yahoo!ニュース

誰でも、共産党本部の意向だとわかっているのに白々しい言い訳をするとは中国らしといえばそれまでか。

韓国からのゲストに対し、組織委員会は別の計画を練っていることを示した。

われわれは上海旅行のキャンセルを検討するよう、あなた方に真剣に提案する。
韓国人に「来ないで」、上海国際映画祭で主催者 （ウォール・ストリート・ジャーナル） – Yahoo!ニュース

難しい対応を迫られる

韓国の俳優チャン・ドンゴンとソ・ジソプが、第18回上海国際映画祭への出席を取りやめることになった。

ソン・スンホンについては現在、中国国内で映画を撮影中のため、予定通り映画祭に出席する。
「上海国際映画祭」チャン・ドンゴンとソ・ジソプがMERS余波で不参加、ソン・スンホンは出席—中国 （Record China） – Yahoo!ニュース

MERSに対する恐怖が嫌韓ムードを拡散させる可能性があると懸念する声も出ている。

「悲しくて言葉も出ない。韓国が世界中から避けられる国になった」
「やばい…。韓国のイメージがどんどん下がっている。韓流の人気にも影響を及ぼすのでは？」
MERS余波、上海国際映画祭が「韓国人は来ないで！」＝韓国ネット「韓国が世界中から避けられる国に…」「韓流の人気にも影響が？」 （Record China） – Yahoo!ニュース

どちらの立場も理解できなくはないのでなんとか上手く収まるといいですが・・・