子供は大人と違って説明ができない!
最近は幼少期に公園で遊ぶ子が減っているといわれています。子供のころに外で遊んだり体を使った遊びをしていない子は転んだ際、骨折をするリスクが高いというデータがあります。
子供は大人の骨折と比べて色々とやっかいなものです。その理由は下記のとおり
1 痛みで泣きじゃくり、ケガをした当時のことを説明できない
2 成長段階にあるため適切に治療しないと成長障害や変形といった後遺症が残る
3 ジッとしていられないため安静保持が大変(再転位してしまう)
4 虐待の可能性がある
野球やサッカーなどのクラブチームや中学生の部活動など運動量が増えればより骨折する可能性が増えます。そんな時、骨折を気づいてあげられる、適切な行動がとれるのは親です。慌てることなく落ち着いて病院へ連れてってあげましょう。
子供は肘内障といってこの橈骨の脱臼が良く起きるのですがこれはさして問題になりません。すぐに治ります。
しかし場所が同じだけでこの骨折は場合によっては手術もありえるのです。
怪我をした瞬間を親や周りの人間が見ていなくて肘を痛がるようだと骨折を疑ったほうがいいです。子供は痛みでなにも喋れず泣きじゃくるだけです
どうせ肘が抜けただけでしょ~?と思わず専門医に診てもらってくださいちなみに大人の場合、橈骨頚部より橈骨頭の骨折のほうが多いですがレントゲン上の違いだけで見た目はあまり変わりません
いわゆる突き指やサッカーのキーパーやバレーボールのアタックをブロックしたときに指が弾かれて起きることもあります
この骨折のやっかいなところは正面像(画像は側面像)ではわからないことと骨折してる指を押したり引っ張ったりしてもあまり痛くないということです
引っ張っても痛くないし大丈夫大丈夫、なんて言わず指が青く(内出血)なったら病院へ行きましょう
転んだり倒れこんだ際、肩から落ちてしまうと鎖骨の湾曲している部分に力がかかり折れてしまうのは成人も小児も一緒です
しかし小児は大人と違い骨折の痛みに泣きじゃくり怪我したのかどうかがわからないことも
そんなときは脇に手を当てて「高い高い」をしたとき余計に泣いたり痛がるようだと鎖骨骨折を疑ってください
図のようにポッキリ折れるものもあれば剥離骨折のように小さくペロっと剥がれてしまうものもあります
比較的治りやすい骨折ですが子供はジッとしていられないので治療の際、骨がズレてしまい手術なんてこともありえます。捻挫は誰でもする可能性があるもの。捻挫と思って甘く見ないでください
虐待によるもの
絶対にあってはならないが中には虐待による骨折もあります
通常のケガと違い虐待による骨折は不自然極まりないです
専門医、接骨院など骨折を勉強した人間が見れば骨の折れ方からどのように手を衝いたのか、どうやって倒れたか想像できるもの。親の説明との違いがあれば虐待の可能性も・・・・・・
ぶつけただけならいいのですが親に棒などでぶたれるのをとっさに腕で防いで折れてしまう。といった虐待の典型的な骨折の一つです。
・複数個所の骨折は虐待に起因する可能性が高い。
・肋骨骨折のある小児の10人に7人は虐待の被害者。
・大腿骨骨折のある小児の3~4人に1人は虐待の被害者。
・歩行開始年齢に満たない乳児の大腿骨骨折は虐待による可能性が高い。
・3歳未満の小児の上腕骨骨折は2例に1例が虐待に起因する。
・上腕骨幹中央部の骨折は虐待によるものである可能性が高いが、上腕骨顆上骨折は虐待以外に起因する可能性の方が高い。
・乳幼児の頭蓋骨骨折は3例に1例が虐待に起因する。
・虐待による頭蓋骨骨折、それ以外の原因による頭蓋骨骨折の両方において、最も多いのが頭頂部骨折と頭蓋骨線状骨折。
・頭蓋骨複雑骨折は、虐待の被害者とそれ以外の原因による患者の間で頻度に差なし。
小児の虐待による骨折を見分けるポイントとは(複数個所の骨折、肋骨骨折などは要注意) – オモシロ&お役立ち医療・研究情報館








ここの骨折は成長障害を起こしやすく治療が難しいので決して見逃してはならない骨折です
小児における肘周辺の骨折の約60%がこの骨折だとも言われており子供が転んだ際、手を衝いてしまい肘を痛がるようならまず疑えといわれています。後遺症のこともあり絶対に見逃してはならない骨折の一つ
余談ですが接骨院の先生になるための勉強では教科書でもっともページと時間を使う骨折です