【点字を作った人】シャルル・バルビエ、ルイ・ブライユ、石川倉次

curator
「小学生が検索する人物ランキング」で2位にランクインしているルイ・ブライユを中心に、点字の開発に関わった3人について調べました。
点字を作った人
シャルル・バルビエ
ルイ・ブライユ
石川倉次

点字が考案されるまで、視覚障害者のための文字が全くなかったわけではありません。一般の文字を木や紙に盛り上げた浮き出し文字や、紐の結び目で文字を表す結び文字などが試されてきました。しかしそれらは視覚障害者にとって、読むのにも書くのにも大変困難なものでした。
点字図書について|日本点字図書館

■シャルル・バルビエ【12点点字を考案】

ナポレオン時代フランスの砲兵大尉シャルル・バルビエ(1767~1841)が夜でも触覚だけで読むことができる伝令の秘密保持のための暗号用文字を考案しました。これが点字の基礎となったといわれています。
点字の歴史

バルビエはこれを軍事目的だけでなく、盲人用文字として活用できないかと考え、改良を加え12点の点字にして、パリの盲学校にもちこみました。
点字の歴史

文字そのものを表すのではなく、フランス語の音を 12の点と線の組み合わせで表すものでした。
点字の考案

「ソノグラフィー」と言うそうです。

その盲学校の生徒にルイ・ブライユがいました。
点字の歴史

■ルイ・ブライユ【世界中で使われる6点点字を作った】

1809年1月4日 – 1852年1月6日
国籍 フランス

ルイは3歳の時に、その工房で遊んでいるうちに、父親が使っていた錐で、誤って眼球を突き破ってしまい、左目を失明した。その後、感染症により5歳で全盲となった。
ルイ・ブライユ – Wikipedia

パリ盲学校在学中の1824年、フランス軍の軍人、シャルル・バルビエ(Charles Barbier)がもたらした12点式の「夜間に命令が出たときの暗号」を改良し、アルファベットを表すためには6点あれば十分で、その方が遙かに読みやすいことから、横2×縦3の現在の6点式の点字を発明した。
ルイ・ブライユ – Wikipedia

まだ、15歳ぐらいでした。

それは大変規則的に構成され、すべてのアルファベットを表現できたり、いろいろな記号を書き表すことができる63個の点字を作りました。また、それはちょうど指先に入る大きさで、読みやすさという面でもすぐれていました。
点字を作った人は誰ですか

しかし、6点点字がフランス政府から正式に認められたのは彼の死後2年経ってからでした。点字のことを「ブレール(Braille)」と呼ぶのは、彼の名前に由来しているのです。
点字の歴史

ブライユ (小惑星)
小惑星(9969)ブライユは彼にちなみ命名された。

2015年「小学生が検索する人物ランキング」にて織田信長や嵐を抑えて堂々の2位にランクインしているルイ・ブライユなる人物。この人が検索される理由としてあるのが、小学4年生の時に使用される教科書にて「手と心で読む」というルイ・ブライユの点字の話がのっているとのこと。
ルイ・ブライユの一生や年表とは?点字の考案をした小学生検索人物第2位! | ポピュラリティ★ニュース

そして、主な学習活動の中に
点字を考えたルイ=ブライユについて調べよう!
という項目があるのです。
なんで?小学生にルイ・ブライユが検索される本当の理由! | ながらtv.com

■石川倉次【日本点字の父】

1859年2月28日 – 1944年12月23日

ルイ・ブライユの点字を日本語に翻案したのが、石川倉次です。
点字を作った人

これまで凸文字を使っていることに疑問を持っていた小西信八から、ブライユの点字を日本語の漢字に適用する工夫を依頼されました。
点字を作った人

石川倉治氏が作った日本の点字は、6点すべてを打った形から「目」の字をイメージして、そこから規則的に50音順に配列したもので、覚えやすく、速く読み書きできること、日本語のカナをすべて書き表せることなど、大変すぐれたもので、110年以上もたった今でも変わることなく使い続けられています。
点字を作った人は誰ですか

これが正式に採用されたのが、1890年11月1日のことで、以来この日が「点字の日」と定められている。石川は「点字器」、「点字ライター」も開発し、日本点字の父といわれている。
石川倉次 – Wikipedia

リンク&ニュース

点字(てんじ)とは、指先の触覚により読み取る視覚障害者用文字である。

https://matome.naver.jp/odai/2143192311417403701
2018年08月09日