2014年は甲午（きのえ・うま）の年
前年までに胎動してきた革新への動きが、本年は因循姑息な旧体制の固い殻を破って大きく出現する年でありますが、その大きな転換的変化の動きに反対・反動する色々な勢力も内側から突き上げてくる年でもあります。その忤らう反対・反動勢力に対していかなる困難をも乗り越え、安倍首相が先頭に立ち政府自らが革新的行動をとらなければ、二、三年にして日本は収拾出来ないような混乱に陥りましょう。逆にうまく反対・反動勢力の攻勢を食い止めれば、今後三十年間の日本の新たなる繁栄のスタートとなる年と思われます。もっともこの反対・反動勢力に対する戦いは、国任せ・政府任せで簡単に片が付くものではありません。様々な利害が絡みあった複雑極まりない今日の世の中は、もはや一政府・一内閣・一政党の力だけではどうすることも出来ないもので、国民のあらゆる指導層の人々が真剣になって、新しい改革・革新の機運を盛り上げることが必要なのです。
『年頭所感』 | 北尾吉孝日記
SBIﾎｰﾙﾃﾞｨﾝｸﾞCEO北尾吉孝氏が毎年年初に恒例で説明される年相占いからの引用です。結構当たっているのではないでしょうか。
1月
1/31法定協議会で区割4案を1案(5区北区・中央区分離案)への絞込みに公明党含む野党会派の反対否決。事実上、大阪都構想の協定書作成、協議が暗礁に。
1月の橋下市長を取り巻く政治状況
・1/3やしきたかじん逝去
・猪瀬東京都知事が退任し、2/9東京都知事選が1/23告示。（主要候補者：舛添要一、宇都宮健児、細川護煕、田母神俊雄、家入一真）石原代表は田母神候補を個人応援、小泉元総理が細川候補を応援、堀江貴文氏が家入一真候補を応援。
・NHK新会長籾井勝人氏が1/25就任会見、慰安婦発言等で物議
・日本維新の会として、結いの党と政策協議が進行中
2月
2/1日本維新の会党大会で「公明党は約束違反。宗教の前に人の道」発言
2/7法定協正常化(メンバー入替、区割1案絞込み)を目指す出直し市長選実施の為、市長退職願提出
2/15付け退職は議会不同意、地方自治法の規定により2/27自動失職
2/15メディア相手に6時間を超える時間無制限の都構想報道質問会
2月の橋下市長を取り巻く政治状況
・2/2東京で堀江氏、家入氏と会い、ツイキャスを伝授されたと思われる。家入氏のネットを最大限活用した東京都知事選挙戦が話題に。
・野党会派は大都市税財政制度特別委員会等で市長を呼ばず、答弁機会を与えない状況。
・中川暢三北区長が2/22辞職し市長選へ出馬意向を表明、2/28辞職したが出馬見送り。
3月
3/9出直し大阪市長選挙告示、野党会派は対立候補を立てず公開討論にも応じず無視無視作戦
選挙戦で数え切れない程の街頭タウンミーティングと屋内演説会実施
3/23大阪市長選挙投開票、投票率24%ながら得票数377千で当選(2007年平松氏当選時：367千)
3月の橋下市長を取り巻く政治状況
・3/7あべのハルカス全面オープン
・3月末で朝日新聞佐古記者と染田矢記者が橋下市長担当を外れ異動
・3/31笑っていいとも終了
4月
4/1消費税率5%から8%に引上げした時に国会議員が議員報酬3割減を1割減等案をよしとするなら日本維新を大阪維新から切り離す事もあると国会議員団にメール
4/24衆議院総務委員会で地方自治法改正案について参考人意見陳述
4月の橋下市長を取り巻く政治状況
・4/1消費税率が5%から8%に引上げ
・3月末にみんなの党渡辺党首の8億円借入、使途一例の熊手が話題に
・政令指定都市制度の見直し(総合区、都道府県調整会議etc)を含む総務省の地方自治法改正案が明らかに
・４月末、2012年５月から東日本大震災復興財源に充てるため時限措置として実施していた国会議員歳費２割削減が期限切れ
5月
5/2大阪市会開会、議会が校長公募巡り条例案提出に市長再議等対立
結いの党との合流を前提とする政策協議が進む中、石原代表が反対表明
5/28名古屋で石原代表と会談、日本維新の会の分党を決定
5月の橋下市長を取り巻く政治状況
・漫画「美味しんぼ」で被曝と鼻血、大阪市内の瓦礫処分と周辺住民の体調異変に関する表現が問題に
・米カジノ運営大手MGMが大阪進出の可能性を表明
・朝日新聞が福島原発事故の「吉田調書」スクープ、4ヶ月後、政府の公開等もあり撤退報道について記事の誤り謝罪
6月
6/22大阪で開かれた日本維新の会臨時党大会で正式に分党決定
6/26関西電力株主総会に出席、経営陣退陣と脱原発推進要求
6/27大阪府議会議運で法定協メンバー入替
-法定協浅田会長が各会派に議事録で客観的に裏付けられた規約違反に対する答弁要求したが各会派は返答せず無視
ｰ大都市局で行政的に協定書1案に絞込み協定書作りを進行、区割を当初案から修正(福島区を北区統合、住之江区の埋立地域を湾岸区で旧市街地を南区)
6月の橋下市長を取り巻く政治状況
・6/7ウェークアッププラスに橋下さん、前原さん等出演、前原さんが将来同じ党で仕事する確率「100%」と発言
・大阪市の個別指導教室制度設計が話題に
・松井知事が南海に御堂筋線なかもず駅での泉北高速接続検討要請
・東京都議会で塩村文夏都議へセクハラ野次
・大阪維新府議3名(泉南:堀口、大東:澤田、堺北:小林)が離党
6月から都構想の日である毎月10日の次の日曜日に街頭タウンミーティング開催が開始されました。
7月
7/3 約5ヶ月ぶりの第14回法定協再開。しかし大阪市議会は議運多数決によりボイコット
7/9 第15回法定協、西区が湾岸区に区名称案変更
7/18 第16回法定協、急ピッチで協定書の協議が進展
7/23 第17回法定協で「特別区設置協定書(案)」決定、成立！
7月の橋下市長を取り巻く政治状況
・7/1安倍内閣が集団的自衛権行使容認閣議決定
・7/1西宮市選出兵庫県議野々村竜太郎氏が政務活動調査費の不正使用で号泣釈明会見(野々村氏は橋下さんと面識は無いが北野高校出身の先輩、大阪維新・日本維新と全く無関係の西宮維新の会を立上げ県議当選)
・7/15大阪高等裁判所がオーク200和解金637億円を勧告(10月和解成立)
・7/30天王寺動物園のゾウの春子死去
8月
8/3名古屋で日本維新の会と結の党の新党設立準備会調印式
8/19大阪子ども市会、前向きな議論
8/20進藤総務大臣が都構想の協定書について松井知事と橋下市長を呼び東京で意見聴取
8月の橋下市長を取り巻く政治状況
・朝日新聞が慰安婦報道一部を虚偽と認め撤回
・交野市長選挙立候補を予定していた山本府議が1年前の中学生LINE恫喝で批判
9月
9/5 第18回法定協で進藤総務大臣から「特段の意見無し」で戻ってきた協定書を知事、市長に手交
9/11 大阪維新の会が特別区設置後の各特別区、広域、堺のマニフェスト発表
9/21 維新の党結党大会、国会議員の文書通信交通滞在費公開を条件に江田氏と共同代表就任
9/26 第19回法定協、議会での上程(9/25府議会、10/1市議会)と議論について討議
9月の橋下市長を取り巻く政治状況
・9/3第2次安倍内閣発足
・9/18スコットランド独立を問う住民投票実施。投票率84.6%、反対票55%で否決
これまで毎月1日都構想の日の次の日曜に開催されていた街頭タウンミーティングが9月下旬から毎週末に頻度が上がりました。
10月
府市両議会に協定書議案が上程されたが、各委員会では市長を呼ばずに細かい揚げ足取り
10/20 在特会桜井氏とヘイトスピーチ、在日朝鮮人差別について会談、もの別れ
10/23 市議会で自民党川嶋議員と唯一実質的な都構想議論
10/27 府市両議会で都構想協定書議案否決
10月の橋下市長を取り巻く政治状況
・ノーベル物理学賞に青色LED開発の中村教授始め日本人3名受賞
・産経新聞前ソウル支局長が在宅起訴
・国会で蓮舫議員が松島大臣を「うちわ」で追及、10/20松島大臣辞任
・10/20小渕裕子大臣が資金問題で辞任
・小渕大臣の後継、宮沢経済産業大臣のSMクラブへの政治活動費支出が取り沙汰
・2019年ラグビーW杯に大阪から東大阪市(花園)が正式立候補、大阪市は辞退
・大阪府教育委員会立川委員へ中原教育長の威圧発言が問題に
・全国のコンビニで住基カード登録者は大阪市の住民票取得可能に
11月
10月末の協定書議案否決を受け、住民投票求めるプレ住民投票署名活動への動き
衆議院解散の動きの中、公明党選挙区へ橋下市長と松井知事出馬検討の結果、出馬見送りを決定
11月の橋下市長を取り巻く政治状況
・11/16沖縄県知事選挙投開票、普天間の辺野古移設反対を訴えた翁長氏当選。大阪維新の会友党のそうぞう党首を辞任して立候補した下地幹郎氏落選
・11/19みんなの党の11/28解党が決定
・11/21衆議院解散
12月
12/2 衆議院選挙公示、12/14 投開票
議員数激減の予想下、僅か1名減の大健闘。全国で唯一、大阪では維新の党が自民党を抑え得票数第一党に
12/20 住民が決める大阪の未来委員会発足集会、プレ署名活動が本格開始
12/23 大阪に専念する為、松井幹事長とともに維新の党代表辞任
12/30 第20回法定協開催。公明党が住民投票賛成に回り、2015/5/17住民投票実現の見通しに
12月の橋下市長を取り巻く政治状況
・12/16石原慎太郎氏が政界から引退表明
