没後30年。渋谷松濤美術館では2月8日から3月15日まで展示が行われる。
展示の情報はこちら。
1930年3月17日 パリに生まれる
「6時15分なんて生まれた時間が早すぎた。だから僕は生まれた時から疲れていたんだ」と言っていた。
Robert Coutelas | Gallery SU
十代の頃、屋根裏に集められた自分のコレクションや自分が作ったものすべてを、アーティストになりたいと言うクートラスを許さなかった義父に捨てられてしまう。その時クートラスは自殺を図ったという。
Theater Company ARICA || シアター・カンパニー・アリカ
それほどまでに、絵を強く愛していたようだ。
1965:35歳。ヴェルセル画廊との契約を断ち切る。以降、確実に売れる印象派の作品を描かなくなったことで極貧となるが、ひたすら孤独な制作に専心する
Robert Coutelas – narajin.net
売れることよりも、自分に真摯に制作をすることを選んだクートラス。
トランプのデザイン・コンクールで優勝しても、賞金はもらっておいて商品化は断る。
青柳いづみこのMERDE日記
とことん清貧なスタンス。
毎晩一枚、自分の「闇」と向き合い続けた。
晩年、画材も代えないほどの困窮生活の中、大量に生産された「カルト」と呼ばれるカード大の作品の数々は、時を超えてわたしたちの心を揺さぶる魅力を放ちます。
クートラスの思い出|恵文社一乗寺店
毎晩日記をつづるように描きためた
ギャラリー無境
「僕の中で黒い獣が蠢いて苦しい」と彼はそれを表現した。
http://blog.goo.ne.jp/pointdpo/e/83ab641152efcffa57b43bf55df064b7l
毎夜、様々な題材で描き続けられたカルト群は、「僕の夜“Mes Nuits”」と名づけられました。
ロベール・クートラス作品集「僕の夜」 – まど枠
進むべき道と現状とのずれにひどく苦しみ、そこから解き放たれるために、また自己を見つめ直すために、深夜、電灯の光のもとで「わが闇」のシリーズを描いたのである…
芸術新潮
1985年、55歳で世を去るまでに描かれたカルトは約6000枚。
毎夜1枚のカードを描き続けたロベール・クートラス -チルの工房 作品集・アイデアノート-
「靴の入った函、ボール紙、ポスターの裏…、拾ってきたものや、
ありあわせのものに、黒、または”夜のブルー”と呼んでいた
深みのあるブルーを下地に縫って貧しいキャンバスとして、
そこにさまざまな絵を描いた」
作品集『僕の夜』より
カードの飽くなき創作は、まるで人間の運命を知っているタロットカードのように「生」への問いかけに挑み続け、答えとなる最後の切り札を求め続けたクートラスの「生」への執念の証しとして我々の前に迫ってくる
http://newsdigest.fr/newsfr/colonne/mono-koto-kokoro/5563-carte-de-chartres-ma-nuit.html
クートラスのカルトの傷の刻印は、「懐かしい雰囲気をつくる」というような媚びた手技ではない。もっと切迫した、人の命を刻みつけるような、実存的な希求のように思う。
Theater Company ARICA || シアター・カンパニー・アリカ
夜の闇の世界へと連れて行かれるような感覚とともに遠い記憶を呼び覚まされるような懐かしさ、そして民衆芸術に通じる大らかさも感じます。
ロベール・クートラス展 – タムラ堂
CDのジャケットにもなっている。
1976年ラジオで耳にしたコリンダ(Kolinda)というハンガリーのグループの音楽に魅せられレコードジャケットを作りたいと申し出、実現。販売用のポスターはその美しさゆえ、盗まれて一晩で、パリの街から消えてしまった。
Robert Coutelas | Gallery SU
クートラスについて、語る。
想像がつかないほど暗い部分もありました。だから夜になると人が変わってしまって、夜明けまで絵を描いて、朝になると寝る。そうやって何カ月もこもってしまうこともありましたね。
フジフイルムネットサービス:PHOTO IS POWER
ロベール・クートラスの晩年をともに過ごしたという岸真理子・モリアさんのインタビュー。
クートラスはむしろ民芸品とでもいいたくなるような、いい意味での無個性さがある。おそらく彼自身も、アーティストと呼ばれることを嫌悪したであろう。
Robert Coutelas – narajin.net
「クートラスはロマネスク時代の存在なんだよ。彼は12世紀に生きればよかった。今の時代はこうした孤独な夢想者、天才的な職人そして心底からの詩人なんか見向きもしない。われわれの時代は、詩人たちを必要としていない」
Robert Coutelas | Gallery SU
クートラスの友人であった画家・ヤンケルが、クートラスについてこう語ったそう。
クートラスについてもっと知りたい方はこちら。
グァッシュ作品を編んだ新しい大判の作品集『僕のご先祖さま Mes Ancêtres』
2015年二月刊行予定、予約は開始している。
オフィシャルサイトは、フランス語、英語、日本語の三ヶ国語を選択出来る。
















