災い転じて福となす?サイバー攻撃を受けた映画『The Interview』が異例のヒット

asuho_man
サイバー攻撃を受け、日本で一躍脚光を浴びた映画『The Interview』がダウンロード公開で異例のヒットを飛ばしている模様です。これまでのトラブルの経緯と今後の見通しについてまとめました。

『ジ・インタビュー The Interview』がイギリスでも上映!


https://matome.naver.jp/odai/2142065018934693001/2142065261635681303

今のところ、上映劇場にテロ被害はない様子。さらにEmpireによると、2月6日にイギリス公開されることも決定したという。
“金正恩暗殺”映画、ソニーの歴代オンライン最大ヒット作に イギリス公開も決定 – シネマトゥデイ

既に興行収入は37億円を突破


https://matome.naver.jp/odai/2142065018934693001/2142065261635681403

昨年12月24日(現地時間)から、アメリカおよびカナダのみでインターネット公開をスタートさせた映画『ジ・インタビュー(原題) / The Interview』が、総視聴回数430万回・総売り上げ金額3,100万ドルを超え、米ソニー・ピクチャーズ エンタテインメントの歴代オンライン作品の中で最もヒットした作品となった。
“金正恩暗殺”映画、ソニーの歴代オンライン最大ヒット作に イギリス公開も決定 – シネマトゥデイ


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ダウンロード回数も430万回を突破

クリスマスから公開・配信が始まったThe Interviewは、現在までにインターネット上で約430万回もレンタルや販売が行われています。
ソニー・ピクチャーズが攻撃を受ける原因の映画「The Interview」の興行収入が驚異的 – GIGAZINE


https://matome.naver.jp/odai/2142065018934693001/2142065261635682703
たった2週のオンライン公開で37億円を稼ぐ

1週目の収益が1500万ドル(約18億円)だったのに対し2週目の収益は1600万ドル(約19億円)に上っており、全体の収益は3100万ドル(約37億円)以上で、オンライン・フィルムのランキングでは常に1位をキープしています。
ソニー・ピクチャーズが攻撃を受ける原因の映画「The Interview」の興行収入が驚異的 – GIGAZINE

不法ダウンロードですら75万回を突破


https://matome.naver.jp/odai/2142065018934693001/2142065261635682203

また、Google PlayやYouTube Moviesなどでもネット配信開始されたのを受け、不法ダウンロードが20時間内で75万回以上にも及んでいたことが、TorrentFreakにより明らかになった。
“金正恩暗殺”映画『ジ・インタビュー』ネット配信開始後、不法ダウンロード回数が20時間内で75万回以上に – シネマトゥデイ

ネットでの話題とは裏腹に劇場ではあまり振るわなかった模様


https://matome.naver.jp/odai/2142065018934693001/2142065261635681703

劇場の興行収入は初週(12月26日~12月28日)1,794,666ドル(約2億1,535万9,920円)で、全米ボックスオフィスランキング初登場16位。また1月5日までの興収は506万4,924ドル(約6億779万880円)と、興行収入はあまり振るわなかったようだ。
“金正恩暗殺”映画、ソニーの歴代オンライン最大ヒット作に イギリス公開も決定 – シネマトゥデイ

2014年11月にサイバー攻撃を受け、公開を見送ろうとしていたが・・・


https://matome.naver.jp/odai/2142065018934693001/2142065261635681503

サイバー攻撃は、SPEの新作映画「The Interview」が公開を間近に控えたタイミングで行われたとされている。同映画は、北朝鮮の金正恩第1書記の暗殺計画を題材にしたコメディーで、北朝鮮の国営放送は米国と同映画を上映する他の国に対して「無慈悲な報復」を予告している。
ソニーピクチャーズへのサイバー攻撃、北朝鮮が関与か  :日本経済新聞

上映を予定している映画館へのテロ予告が出され、16日はニューヨーク・マンハッタンで先行上映を予定していた映画館が上映中止を決めた。全米の映画館経営者が上映中止に傾くなか、SPEは公開見送りに追い込まれた。
ソニー・ピクチャーズ、映画公開見送り テロ予告受け  :日本経済新聞

一転公開し注目を集めることに

ソニー・ピクチャーズ エンタテインメントより現地時間17日に公開中止が発表された、北朝鮮の金正恩第1書記の暗殺を題材にしたコメディー映画『ジ・インタビュー(原題) / The Interview』が、テキサス州やカリフォルニア州ほかで20館ほど映画館を有するAlamo Drafthouse Cinemaなどによって公開されることがわかった。
ソニーの“金正恩暗殺”映画、公開へ – シネマトゥデイ

しかし、まだ制作費を回収出来てはいない・・・


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映画の製作費は4400万ドル(約52億円)なのでまだ費用を回収できていないわけですが、映画を公開すると同時にオンライン配信することも、作品によってはアリだと実証された形です。
ソニー・ピクチャーズが攻撃を受ける原因の映画「The Interview」の興行収入が驚異的 – GIGAZINE

この状況に北朝鮮は大反発


https://matome.naver.jp/odai/2142065018934693001/2142065261735683803

CNNの報じたところによると「敵はその卑劣な映画において受容できる限界を踏み越え、最高指導者の尊厳を傷つけた」「北朝鮮の人民の心の支えを奪い、社会制度を崩壊させることを狙ったあからさまなテロであり、戦争行為だ」と非難したそうです。
ソニー・ピクチャーズが攻撃を受ける原因の映画「The Interview」の興行収入が驚異的 – GIGAZINE

めでたく?ラジー賞の最低映画部門にノミネート

なお、アカデミー賞授賞式の前夜に「最低」の映画を選んで表彰する「ラジー賞」のノミネート作品のリストがリークされたのですが、The Interviewは最低映画部門・最低俳優部門・最低スクリーンコンビ部門にノミネートされている模様です。
ソニー・ピクチャーズが攻撃を受ける原因の映画「The Interview」の興行収入が驚異的 – GIGAZINE

https://matome.naver.jp/odai/2142065018934693001
2015年01月31日