飲むだけではもったいない!茶葉を食べると得られる嬉しい効果と茶殻の活用法

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いつも捨ててしまっている茶殻ですが、実は飲むだけでは得られない栄養素がたくさん入っています。

●「飲む」だけでなく「食べる」緑茶

お茶を飲むのはとても身体にいいことだ。でも、実は「飲む」だけでは摂取できない栄養がある。
お茶の葉に含まれる栄養には水溶性と脂溶性(水にとけずに油に残る)の部分があり、後者はお湯をそそいでいくらお茶を飲んでも茶がらに栄養が残ったままなのだ。
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●お茶に含まれる栄養素は?

不溶性成分のβ-カロチン(プロビタミンA),α-トコフェロール(ビタミンE)はがん予防や老化抑制因子としても知られています。
ビタミンE(VE)はナッツや植物油に多く含まれ,これらからの摂取は高カロリーを伴いますが,茶葉から摂れば低カロリーでー石二鳥といえます。
食物繊維は便秘を予防(整腸作用)し,また,大腸がん予防因子ともなるといわれています
おしえてTea Cha!

抗酸化性ビタミンであるAやビタミンEは水やお湯に殆ど溶けません。従ってお茶には含まれません。茶葉を粉にして食べる(茶食)や抹茶の場合には、これらのビタミンはすべて利用されると考えられます。
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[水溶性] カテキン、ビタミンC、カフェイン、アミノ酸、糖質
[脂溶性] ビタミンE、ベータカロチン、食物繊維、ミネラル、葉緑素、カテキン(一部)
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小さじ二杯半分のお茶から、食物繊維だけでも1日に必要な量の40パーセントを補えることになります。
ビタミンAやEも茶葉から摂取!「食べるお茶のお話」:日本茶専門店の組合【東京都茶協同組合】

●こんなにもあるカテキンの効果!

お茶は、腸管に感染するコレラ菌、赤痢菌、チフス菌、呼吸器に感染する百日咳菌、肺炎マイコプラズマ、食中毒を起こす腸炎ビブリオ、サルモネラ、黄色ブドウ球菌、また水虫を起こす白癬菌に抗菌効果を示します。
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カテキンには、殺菌作用のほかに、細菌が出す毒素を解毒する働きもあります。
コレラ毒素、百日咳毒素、腸炎ビブリオ耐熱性溶血毒、黄色ブドウ球菌の腸管毒、腸管出血性大腸菌O157のベロ毒素を解毒することができます。お茶はコレラや食中毒の予防に有効であると考えられています。
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またカテキンはポリオウイルス、ロタウイルス、インフルエンザウイルスなどに抗ウイルス作用を示し、インフルエンザウイルスに対する作用は特に顕著です。
カテキンは抗体と異なって、非特異的にどの型のウイルスにも効果があったのです。
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お茶に含まれるカテキンは、悪玉菌に対しては強い殺菌効果を示します。しかし善玉菌であるビフィズス菌に対してはそれを増やす効果があるのです。これまで整腸作用のある食品として乳酸菌飲料・オリゴ糖・食物繊維などが挙げられていましたが、お茶のカテキンにも同様な効果が期待できるようです。
茶カテキンはビフィズス菌を増やし、便秘の予防効果が期待できます。
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コレステロール調整効果
コレステロールといえばよく耳にするのが、LDLコレステロールとHDLコレステロールです。
抗酸化物質であるお茶のカテキンは、LDLの酸化を遅らせることも明らかになっています。
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カテキンの血圧上昇抑制あるいは降圧効果が認められ、最高・最低血圧のいずれもが低下することが確認されています。
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脳卒中(脳出血、脳梗塞)の最大の危険因子は高血圧です。
お茶に含まれるカテキンや、ギャバ(ガンマアミノ酪酸)には、血圧の上昇を抑制する作用があるので、脳卒中の予防にも当然効果があると考えられます。
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お茶の主要な成分であるカテキン類、特にエピガロカテキンガレートには肥満細胞からのヒスタミン遊離抑制作用があることが知られています。 最近、このエピガロカテキンガレートの構造の一部が強い抗アレルギー作用を示すことが報告されました。
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●1日に食べる目安

お茶を湯のみに1杯飲む時には、約1~1.5gの茶葉を使う。これを1日6杯飲むとして茶葉では6~9g。10杯飲めば、10~15g。これをそのまま食べるとすると、6gの茶葉は大さじ1杯くらい。この6gに含まれる有効成分はカテキン類で約0.8gだ。カテキンの有効摂取量は1日約1gと言われるので、6gのお茶の葉を食べ、さらに緑茶を1~2杯飲めば、ほぼ有効摂取量のカテキンをとることができる。
ただ、「食茶」はお茶に含まれる栄養を無駄なく摂取することが目的であり、必ずしもその栄養はお茶からのみ取り入れるとは限らない。そこで、毎日食べることを考えるなら1日6g(大さじ1杯)の半分、約3gを食べることを考えてみるとよいだろう。
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●茶葉、茶殻の「食べ方」レシピ

【あつあつご飯にふりかけて】
お茶の葉は煮たり焼いたりする料理にはあまり向かない。そこで、手軽にできるのがふりかけ。
食卓に荒挽きのお茶の葉を用意しておいて、好みに応じてパラパラとふりかける。もちろん、おにぎりや漬物、焼き魚にふりかけてもおいしい。
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【薬味として】
切干大根やきんぴら、ひじきなどにふりかけたり、ヤキソバに青ノリのかわりにふりかけて薬味として使用する。てんぷらの衣にまぜてもいい。
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【お菓子にまぜて】
クッキーやケーキの生地に混ぜる。全体に緑色がついて見た目にもきれいなお菓子ができる。また、ホットケーキにまぜても意外とおいしい。
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●茶がらのこんな活用法もあります!

【緑茶風呂】
ガーゼなどでつくった袋に茶葉や茶がらなどをいれて湯船に入れる。乾燥茶がらでも可。美肌効果や水虫、あせも、湿疹などの皮膚病を改善する効果がある。
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【茶がら洗顔】
肌を白くするビタミンCが豊富なので、ニキビや日焼けした肌にお勧め。石鹸で洗顔した後よくすすいだら、水を張った洗面器に茶がらをいれ、両手で茶がらと水をすくって顔にあてる。出がらしといっても1煎めをだしたあとぐらいのもののほうが効果あり。
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【キッチン用品の殺菌】
まな板、包丁などを緑茶の茶汁で洗うと臭いが取れる。また、殺菌効果もあるので、効果的。
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【冷蔵庫の脱臭】
カラカラに乾かした茶がらを小鉢などに入れてそのまま冷蔵庫に置く。あまり長く置くと臭い移りがするので注意すること。
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【掃き掃除】
畳の上に湿った茶がらをばら撒いて、ほうきではく。茶がらがほこりを吸い寄せるので、掃いたほこりがたちにくく、拭き掃除と同じような効果がある。
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https://matome.naver.jp/odai/2141760331759408701
2014年12月03日