チェスのレーティング
チェスの強さはレーティングで表される。
IM(インターナショナルマスター)になるにはレーティング2400以上とIMノーム3回が必要であり、
GM(グランドマスター)になるにはレーティングが2500以上とGMノーム3回が必要である。
レーティング2700以上のGMは特に優れたGMとしてSGM(スーパーグランドマスター)と呼ばれる。
チェスの競技人口は7億人以上と言われており、
世界で最も競技人口が多いゲームである。
現在グランドマスターは1500人以上いるが、スーパーグランドマスターは50人程度しかいない。
レーティングの目安
目安としては以下の通りである。
800~1200 初級者
1201~1700 中級者
1701~2000 上級者
2001~2299 超上級者
2300~2399 FM (FIDEマスター)
2400~2499 IM(インターナショナルマスター)
2500~ GM(グランドマスター)
2700~ SGM(スーパーグランドマスター)
2800~ 歴代トップクラス
2882 現世界王者←マグナスカールセン(歴代最高値)
世界ランキング1位
SGM(スーパーグランドマスター)現世界チャンピオン。
チェス人口7億人の頂点。
13歳でGMの称号を手にした超天才棋士。
カスパロフの記録に並ぶ歴代最年少王者。
人類史上最高レーティングを記録し歴代チェスプレイヤーで最も強いと言われている。
早指しや目隠しチェスも恐ろしく強い。
チェス界のモーツァルトと呼ばれている。
どんな戦型でも指しこなすオールラウンダー。
特に終盤がずば抜けて強い。
世界ランキング2位
SGM(スーパーグランドマスター)イタリアのチェス王者。
22歳と若くして世界ランキング2位にまで上り詰めた天才棋士。
現在、カールセンと共に世界で最も注目されているプレイヤーである。
世界ランキング3位
SGM(スーパーグランドマスター)ブルガリアのチェス王者であり、
2005年のFIDE世界チェス選手権で優勝した強豪棋士。
数々の新手を編み出しており、
重厚な棋風が特徴的なプレイヤー。
自宅に8192個のプロセッサーが搭載されているIBMのスーパーコンピューター「ブルージーンP」があり
オープニングの研究に使っている。
世界ランキング4位
SGM(スーパーグランドマスター)アルメニアのチェス王者。
前世界チャンピオンのアナンドはアロニアンを「卓越した戦術家」と評している。
古い定跡を好むプレイヤー。
世界ランキング5位
SGM(スーパーグランドマスター)モスクワ出身のSGMであり強豪揃いのロシア国内でレーティング1位を記録している。
早指しの強さが有名で、2006年の世界スピードチェス選手権で優勝している。
かつてはInternet Chess Clubで最高レートを記録したこともある。
世界ランキング6位
SGM(スーパーグランドマスター)獲得タイトル第19代公式世界チャンピオン
第2代統一世界チャンピオン
7年間世界王者の座に君臨していたが、
2013年の世界大会でマグナスカールセンに負けてしまい世界王者の座を失う。
超難解なタクティクスを駆使して優位に立ちそのままミスをせずに勝ってしまう、
まるで精密機械のような精確な指し回しが特徴的。
世界ランキング7位
SGM(スーパーグランドマスター)14歳の若さでGMになった天才棋士。
ストラテジー、タクティクス、共に超ハイレベルであり、
難解な局面でも冷静に最善手を指してしまう天才。
日本チェス協会と札幌チェスクラブの会員だったこともある。
親日家。
世界ランキング8位
SGM(スーパーグランドマスター)シンフェロポリ出身のSGM。
歴史上最も若い12歳7ヶ月でグランドマスターになった早熟の天才。
世界ランキング9位
SGM(スーパーグランドマスター)日本人とアメリカ人のハーフ。
10歳でアメリカ合衆国チェス連盟のナショナルマスターを獲得した。
これは史上最年少記録である。
2005年のアメリカチェス選手権で16歳の若さで優勝したことがある。
世界ランキング10位
SGM(スーパーグランドマスター)初代統一チャンピオン。
元クラシカル世界チャンピオン。(2000年から2006年まで7連覇)
初手c4から始まるイングリッシュオープニングの達人であり、
数多くの定跡を作ってきた。
既存の定跡に捉われない自由な差し回しが特徴的。
▼おまけ▼
日本ランキング1位(世界ランキング2486位)
FM(FIDEマスター)
日本人ランキング1位
アジアランキング237位
世界ランキング2486位将棋界の第一人者。
かつては将棋タイトル7冠制覇を成し遂げたことがある。
チェスの世界でも活躍しており、
日本人としてのレーティングは国内一位である。
得意戦法はセミスラブ。




















Alexandra Kosteniuk