エボラ熱の感染検査にも利用されている、PCR法ってなに?

truchas
日本国内において2人目の感染疑い例の出たエボラ熱。その検出にも使われているPCRって?

11月7日、西アフリカ(リベリア)渡航歴のある都内の男性が発熱を訴えた

感染疑いの例は日本国内においては2人目

まるまる@marumaru0706

えっ、、60代男性エボラ疑い⁉️
どうぞ違っていますように
東京でエボラ疑惑 pic.twitter.com/E4K2QSbtNf

武蔵村山市にある国立感染症研究所でエボラ出血熱に感染しているかどうかを含め、念のため検査を行うことにした。
エボラ感染か調査 リベリアから帰国の男性(日本テレビ系(NNN)) – Yahoo!ニュース

エボラ熱感染の検査とは具体的に何を行なうのだろう?

エボラウイルス感染の確定診断をつけられるのは、研究所で実施される、数種類の検査のみです。
FORTH|最新ニュース|2014年|エボラウイルスについて (ファクトシート)

そのひとつに、「遺伝子検査」と呼ばれるPCR法があります

ポリメラーゼ連鎖反応(Polymerase Chain Reaction, PCR)
ポリメラーゼ連鎖反応 – Wikipedia

すべての生物に含まれる遺伝物質、DNAを検出する方法です

PCR法は、増やしたい遺伝子のDNA配列にくっつくことができる短いDNA(プライマー)を用意し、酵素の働きと温度を上げ下げすることで、目的の遺伝子を増やす方法です。
【JML】微生物検査のPCR法とは – 遺伝子検査・PCR法・微生物検査 –

DNA分子の中から、自分の望んだ特定のDNA断片(数百から数千塩基対)だけを選択的に増幅させることができる。
ポリメラーゼ連鎖反応 – Wikipedia

実際には数100万倍まで増幅することができる。
PCR

サンプルに含まれるエボラ熱ウイルスのわずかな遺伝物質を、数100万倍に増やして検出することができます

つまり、エボラ熱ウイルスが持つ遺伝物質だけを検出できるように調整したPCR法で、検出を行ないます

厳密には、エボラ熱ウイルスの遺伝物質はRNAと呼ばれる物質なので、それをDNAに変換する反応のあと、PCR法を実施します

犯罪捜査や親子鑑定にも使われている

遺伝子組み換え食物の検査にも

PCR法(DNA合成酵素連鎖反応)によって、遺伝子組換え作物特有の遺伝子を増殖し、検出する
バイオ検査新カタログ「遺伝子組換え食品(GMO)検査(定量PCR)」

ちなみに、、、

PCR法の開発者はキャリー・マリス博士
上記に挙げたような応用のみならず、基礎科学への貢献は非常に大きく、1993年にノーベル化学賞を受賞しています。
PCR法の原理は、彼女とのドライブ中に思いついたんだとか

日本国際賞受賞時、美智子皇后とのエピソードもあります

num@numcot

PCR法でノーベル賞を受賞したキャリー・マリスは、当時の彼女とドライブ中にその原理を思いついた。マリスは日本国際賞で来日した際、別の女性を伴ってパーティに出席。美智子皇后は発見した時の彼女かと尋ねられたが、マリス「別の女性です」皇后「それではもう一つ大発見が出来ますね」
https://matome.naver.jp/odai/2141457288246744301
2014年11月08日