MRJついに完成へー なぜ日本では飛行機が開発されなかったのか!?

AMYAMY
【大人なら知っておくべき知識】いよいよ日本初のジェット旅客機が完成します。技術があるにも関わらず、なぜ日本では旅客機開発が進まなかったのでしょう。

国産初のジェット旅客機が完成した

三菱航空機は9月18日、YS-11以来約50年ぶりの国産旅客機かつ初の国産ジェット旅客機「MRJ」(三菱リージョナルジェット)の飛行試験用機体が完成し、10月18日に関係者に披露する式典(ロールアウト)を開くことを発表した。
MRJの飛行試験機がついに完成! 10月18日にロールアウトへ – 初飛行は2015年 | マイナビニュース

全長は約35mの小型旅客機で、78〜92人の乗客を乗せることができる。最大巡航速度はマッハ0.78(時速830km)
MRJってどんな飛行機? 国産初のジェット旅客機が完成、2015年に初飛行へ

航続距離は最大3300kmで、東京からはグアム、台北、上海、北京をカバーできる。ヨーロッパやアメリカ合衆国では全域を飛行できる計算で、世界各国の大都市のハブ空港と地方空港を結ぶ「リージョナルジェット」の分野への参入となる。
MRJってどんな飛行機? 国産初のジェット旅客機が完成、2015年に初飛行へ

MRJの特徴

飛行機とは鉄で出来ているものですが、MRJは炭素繊維素材を多くの部分で使用しています。これは強度と軽さを両立する素材で、日本は炭素繊維において世界トップの技術力を持っています。このように、MRJには日本が得意とする技術が利用されているため、他国で製造されるものとは価値観が異なる飛行機と言えます。
MRJ|国産ジェット機MRJの挑戦

新世代エンジンの使用は低燃費、低騒音、低排気物質といったメリットをそのまま享受でき、経済性に優れるとともに環境に優しい旅客機に仕上げることを可能にしている。
三菱重のMRJと海外のライバルを徹底比較 | 悲願の国産旅客機MRJ、今秋に離陸へ | 東洋経済オンライン | 新世代リーダーのためのビジネスサイト

先進の設計技術も抵抗を大きく減らすなど運航効率を向上させるので、MRJは従来機に比べて経済性を20%程度向上させることが可能になる、と三菱航空機では説明している。もちろん新しい旅客機の設計・製造技術は、安全性向上にも大きく寄与する。
三菱重のMRJと海外のライバルを徹底比較 | 悲願の国産旅客機MRJ、今秋に離陸へ | 東洋経済オンライン | 新世代リーダーのためのビジネスサイト

空間を広めに取るための薄型座席、中型のローラーバッグがすっぽりと納まる頭上収納スペースなどは、ほかの機種にはないMRJの特長である。
三菱重のMRJと海外のライバルを徹底比較 | 悲願の国産旅客機MRJ、今秋に離陸へ | 東洋経済オンライン | 新世代リーダーのためのビジネスサイト

実は戦後 YS-11 という飛行機が開発されていた

かつて、日本にはYS-11という国産の飛行機がありました。これは戦後初となる国産の飛行機で、当時の官民が一体となって開発した飛行機です。
伝説の国産飛行機「YS-11」|国産ジェット機MRJの挑戦

三菱重工業や川崎重工業、富士重工業、新明和など、名だたるメーカーが名を連ねこれらのメーカーが分担して開発、製造を行いました。
伝説の国産飛行機「YS-11」|国産ジェット機MRJの挑戦

日本国内の航空専門誌では「日本の名機」「日本初の名国産機」などとも評しているが、重量過大や操縦性の問題をといった未熟さを指摘する意見もある。
YS-11 – Wikipedia

なぜ次々と旅客機が開発されなかった?

終戦に伴う日本の航空禁止令により、国産飛行機メーカーの全てが姿を消しました。それまで蓄積されてきた日本独自の航空技術はここで一旦リセットとなり、以後長期間にわたって空白の時間が生まれることとなりました。
国産ジェット機、遂に始動|国産ジェット機MRJの挑戦

自社で中長期的な開発計画を立て、海外の航空会社などへ完成機を納入する航空機組立メーカーとしてのノウハウは乏しい。旅客機開発のプロジェクト管理能力の蓄積がないことが開発へ向けての懸念材料。
(2ページ目)初の国産ジェットMRJ相次ぐ開発延期、なぜプロジェクト迷走?国の審査、海外との調整… | ビジネスジャーナル

その間にも飛行機の製造を進めていた国やメーカーは技術を高め、日本が再び国産の飛行機を作るというプロジェクトを立ち上げた時には、参入する余地があまりにも少なくなっていました。
国産ジェット機、遂に始動|国産ジェット機MRJの挑戦

要約すると・・・
◆航空禁止令によって飛行機が作れなくなった
◆飛行機を作るノウハウが増やせなかった
◆再び作ろうと思った時には、海外他社のシェアが大きく参入しにくかった
ということでしょうか。

ただ、日本には技術がある!

日本はすでに世界各国の航空機メーカーに多くの部品を提供しており、事実上の航空機メーカーと呼べるような会社がいくつもある点です。これらの技術レベルは世界トップレベルで、これを国内で結集すれば国産の旅客機が製造出来るのではないか
国産ジェット機、遂に始動|国産ジェット機MRJの挑戦

そんな日本の技術をもってしても旅客機の開発は難しい

MRJ導入の当初の計画では、初飛行を11年、初号機納入を13年と見積もっていたが、その後、3度も開発延期を発表している。
初の国産ジェットMRJ相次ぐ開発延期、なぜプロジェクト迷走?国の審査、海外との調整… | ビジネスジャーナル

プロジェクトがあまりに難航するため、経営陣の中には否定的な意見も出てきているという。「今の注文分だけ製造したら、もうMRJのビジネスから撤退すべき」という主張まである。
「MRJ」計画遅延の本当の理由:日経ビジネスオンライン

紆余曲折があったが、いよいよ完成へ

日本の航空会社からも受注がある

ANAでは、小型ジェット機「MRJ」の開発が決定した場合、これを導入することを決定致しました。将来の小型機戦略機種として、経済性が高く、快適性に優れた次世代のリージョナルジェット機MRJを合計25機(うち10機オプション)発注します。
企業情報

日本航空株式会社と三菱航空機株式会社は、JALグループの次世代リージョナルジェット機として「三菱リージョナルジェット(MRJ)」 32機を導入することについて、基本合意に至りました。2021年中を目途にJALグループの株式会社ジェイエアによる国内線での運航を計画しております。
2014年08月28日 JALグループ、次世代リージョナルジェット機としてMRJの導入を決定

まだまだ課題もたくさんある

実績のない会社の作る飛行機で受注を取るのは難しい。

世界の小型旅客機市場はブラジルのエンブラエルとカナダのボンバルディアの2社がほぼ独占しており、三菱航空機は後発。
UPDATE 2-JAL、小型機「MRJ」32機発注 21年から国内路線で導入へ| マネーニュース| 最新経済ニュース | Reuters

既に実績がある海外メーカー、エンブラエル(ブラジル)、ボンバルディア(カナダ)との差が開いている。エンブラエル製で燃費を向上させた次世代機「E2」は、既にMRJを上回る六百機近くを受注している。
国産旅客機・三菱MRJ、採算ライン400機超え : 世界のニュース Nile_Amen

開発の採算は取れた模様

「採算ライン」の400機を受注。MRJの受注総数が日航の注文でようやく400機を越えた。400機が採算ラインとされていたので赤字を免れる公算が高くなった。
国産旅客機・三菱MRJ、採算ライン400機超え : 世界のニュース Nile_Amen

ただ、現在の受注407機のうち約4割にあたる184機は購入のキャンセルや保留が可能なオプションや購入権の契約が占める。
Yahoo!ニュース – MRJ、乗り越えるべき“3つの壁” 期待がかかる「日本の翼」 (SankeiBiz)

目標は高い

MRJの受注数は計407機(オプション機を含む)。小型ジェット旅客機の新規需要は今後およそ20年間で5000機が見込まれている中、三菱航空機はその半分のシェア獲得を目指している。
UPDATE 2-JAL、小型機「MRJ」32機発注 21年から国内路線で導入へ| マネーニュース| 最新経済ニュース | Reuters

今後は2015年4~6月の初飛行に向け、飛行システムの最終確認などを進める。
「MRJ」機体公開10月18日に 三菱航空機  :日本経済新聞

早くMRJに乗りたいですね

GoAraki@Go_aLucky

MRJってどんな飛行機? 国産初のジェット旅客機が完成、2015年に初飛行へ

早く乗りたい(°_°)日の丸ジェット(°_°) gunosy.com/g/RarCm

小清水 巧@anaana727

遂にYS11以来の国産旅客機であるMRJが土曜日にロールアウトしますね。楽しみです。

Yuzo Saeki@wsjys

小型機は新興国やLCC台頭で追い風。中国なども新参入組ですが技術が追い付いていない可能性。「技術で勝って…」にならないよう期待したいところです→日本製MRJが初公開へ on.wsj.com/1vxDqAi Bloomberg pic.twitter.com/wSZp197vda
https://matome.naver.jp/odai/2141351092247657101
2014年10月18日