▽今回の御嶽山でも火山ガスが原因とみられる死亡事例が
国土交通省中部地方整備局が設置するカメラは、黒い噴煙が斜面に流れ落ちる様子を記録。これが、火山灰や高温の火山ガスなどが一体となり高速で流下する火砕流かどうかは「可能性はあるが、高温かどうかも確認できていないので、分からない」とした。
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長野県警によると、長野県と岐阜県にまたがる御嶽山の噴火で28日、登山道や山頂付近で31人が心肺停止状態になっていることを確認した。
御嶽山噴火、心肺停止31人 火山ガスで28日の捜索終了 :日本経済新聞
長野県によると、警察や消防、自衛隊による捜索活動は有毒な火山ガスが発生したため、同日午後2時で打ち切った
御嶽山噴火、心肺停止31人 火山ガスで28日の捜索終了 :日本経済新聞
火山の噴火は主に3種類に分けられる。水蒸気爆発、マグマ水蒸気爆発のほか、マグマ自体が噴出するマグマ噴火だ。
御嶽山噴火 水蒸気爆発発生か 「火砕流」発生した可能性が高い (産経新聞) – Yahoo!ニュース
噴火のメカニズムはまだ分かっていないが、専門家は前回の平成19年などと同じ水蒸気爆発とみており、気象庁は火山灰などを分析して詳しく調査する。
御嶽山噴火 水蒸気爆発発生か 「火砕流」発生した可能性が高い (産経新聞) – Yahoo!ニュース
水蒸気爆発は高圧の水蒸気でおこる爆発的噴火で、噴出物は火山ガスと既存の岩石の破片からなる。
火山用語集
マグマの熱によって地下水があたためられて水蒸気になる場合と、マグマと地下水が接触する場合がある。既存の岩片のほかに本質物質も放出されるときはマグマ水蒸気爆発という。
火山用語集
御嶽山の噴火の際の映像を専門家が分析した結果、山の南側の斜面では、岩石などの噴出物によって低温の火砕流が発生していたとみられることが分かりました。
専門家「低温の火砕流が発生か」 NHKニュース
▽三宅島の噴火の際も水蒸気爆発により火山ガスが噴出しました
SO2 を主とする有害な火山ガスが大量に放出されるようになり,ついに全島民避難のやむなきに至りました.
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三宅島の火山ガス放出は現在も続いています。そのため三宅村では安全確保対策を実施しています。
三宅島観光協会
三宅島島内では、ガスマスクの常時携帯 が義務付けられています。
三宅島観光協会
2000年の噴火によって全島民が島外へ避難し、2005年2月1日に避難指示が解除された。しかし、雄山中腹にあった公共牧野は数mの火山灰が積もったままで、2011年に山頂周辺を除いて立ち入りと居住の制限は解除されたが、一時的な観光客も含めた島の滞在者全員に脱硫マスクの携帯が義務付けられている。
三宅島 – Wikipedia
この噴火は、世界でも類を見ないほど大量の火山ガスが放出されているところにも大きな特徴がある。8月中旬から三宅島から離れた関東地方でも刺激臭がするという報告が入り、9月に入ってからは徐々に二酸化硫黄の放出が増加。1日あたり5万トンにも達した。
三宅島 – Wikipedia
その後は放出量が減少していくものの、2010年現在においても数千トンもの放出が続いている。なお、日本において、人為的に発生する二酸化硫黄の量が、1日あたり約3,000トンとされている。
三宅島 – Wikipedia
▽火山ガスとは?
火山ガスは、地下のマグマに溶けている水素(H)、酸素(O)、塩素(Cl)、硫黄(S)、炭素(C)、窒素(N)などの揮発性成分が圧力低下などによって発泡し、水蒸気(H2O)、フッ化水素(HF)、塩化水素(HCl)、二酸化硫黄(SO2)、硫化水素(H2S)、二酸化炭素(CO2)、水素(H2)、窒素(N2)、一酸化炭素(CO)、メタン(CH4)などとなって地表に放出されます。
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一般に、火山ガスの主成分は水蒸気(H2O) で90%以上を占め、H2O以外の化学組成はその温度によって異なります。温度の高い火山ガスにはHF(フッ化水素)、HCl(塩化水素)、SO2(二酸化硫黄)、H2(水素)、CO(一酸化窒素)などが多く含まれ、温度の低い火山ガスではH2S(硫化水素)、CO2(二酸化炭素)、N2(窒素)などが主成分となります。
気象庁|三宅島火山防災連絡事務所|火山ガス
火山ガスによる健康への影響には個人差があります。おおよそガス濃度による影響は下表の通りです。
「不快→吐き気・めまい・目の痛み→呼吸困難→死亡」と濃度が増すほど生命の危険が高くなります。
火山ガス中毒について
硫化水素や二酸化硫黄などは、有毒なので、吸い込むと死亡することがあります。二酸化炭素も濃度が濃いと酸欠状態になり危険です。
仙台管区気象台 | 知識のページ|東北地方の地震・火山のページ|火山用語の解説
多くの火山ガス災害の原因であるH2Sガス(硫化水素)も毒性が強く、許容濃度は10ppmです。400ppmを超えると生命が危険となり、700ppmを超えると即死すると言われています
気象庁|三宅島火山防災連絡事務所|火山ガス
▽火山ガスによる事故
火山ガスによる死亡事故は、火砕流や泥流と比べれば少ないですが、1900年以降の火山災害で見ると、死亡者の約2.5%にあたる1,900名が火山ガスで亡くなっています
気象庁|三宅島火山防災連絡事務所|火山ガス
最も大きな火山ガス事故は、1986年、アフリカのカメルーン国で発生した。この事故は火口湖であるニオス湖の湖水に溶けていた火山性のCO2が約1km3突出したことによって発生し、1,734名が死亡し、約7,000頭のウシが死にました。
気象庁|三宅島火山防災連絡事務所|火山ガス
1979年には、インドネシアのディエン高原でも噴火によって放出されたCO2によって142名が死亡しました。
気象庁|三宅島火山防災連絡事務所|火山ガス
日本ではこの50年間に、28回の火山ガス事故が発生し、49名が亡くなっています。
日本火山学会第9回公開講座・2
火山ガスの場合は、目に見えず、またにおいも感じられないこともあり、危険を察知しにくく、突発的な事故に遭うことがあります。
http://www.env.go.jp/park/aso/guide/data/130927aa.pdf
目に見える火山灰・火山弾だけではなく、火山ガスにも注意が必要なようです。







