源氏が生涯あこがれ続けた女性。
源氏の父、桐壺帝の妃で、6歳違いの源氏とは姉弟のように育つ。
のちに源氏との間に、不義の子冷泉帝を生む。
源氏の母、桐壺の更衣と紫の上とは生き写しとして描かれる。
源氏の一人娘(のちの明石の中宮)を産んだことにより、紫の上、花散里に次ぐ地位を得る。美しさと気品を備え、洗練された趣味を持ち、特に箏の琴や琵琶の名手でもあった。女三宮の降嫁前は、紫の上にとって数多い源氏の愛人の中で最も脅威を感じた存在であった。
源氏の姪で、二番目の正妻。
藤壺の宮の血縁であることに惹かれて結婚を承諾するも、
女三の宮の精神的な幼さに失望し、かえって紫の上を寵愛するようになる。
頭の中将の長男、柏木との間に不義の子薫を生む。
源氏の若いころからの恋人の一人。
前の東宮との間に一女(秋好中宮)を設けている。
美しく気品があり、教養、知性、身分とも優れているために矜持の高い彼女をやがて持てあますようになり、逢瀬も間遠になる。
押し殺した妬心が、抑制の失われる度に身からさまよい出でて、源氏の愛する女君たちに仇を成すようになるのである。
源氏12歳の春。
4歳年上の、源氏初めての正妻。
妃がねとして育てられたためプライドが高く、また年下で様々な女性と浮名を流す源氏とは冷え切った夫婦仲だった。
息子夕霧の出生で気持ちを通じ合うようになるも、ほどなくして六条の御息所の怨霊にとり殺される。
源氏の兄、朱雀帝の女御に入内する予定だったが、宮中の桜花の宴の夜に思いがけなくも光源氏と出会い、関係を持つ。
美貌と当世風で華やかな人柄から朱雀帝の寵愛を一身に受ける一方、源氏との逢瀬も密かに続けていた。
源氏の年上の従兄弟。
源氏が若い頃から熱をあげていた女君の一人で、高貴の出自のため正妻候補に幾度か名前が挙がり、正妻格の紫の上の立場を脅かした。
姫君自身も源氏に好意を寄せているが、源氏の求愛を拒み続けてプラトニックな関係を保ち、折に触れて便りを交わす風流な友情に終始した
源氏17歳夏から10月。
頭中将と結ばれて一女(後の玉鬘)をもうける。
本妻を恐れて姿を消している際に源氏と出会うが、嫉妬に駆られた六条の御息所の怨霊にとり殺される。
儚げながら可憐で朗らかな性格で、源氏は短い間であったが彼女にのめりこみ、死後も面影を追う。
光源氏35歳の3月から12月。
頭中将と夕顔の間に生まれた娘。
源氏は美しく聡明な玉蔓に惹かれつつも、頭の中将の手前、養女として扱う。
冷泉帝へ尚侍としての入内が決まるが、出仕直前に髭黒につれさられてしまう。
六条の御息所と、前の東宮の一人娘。
源氏の子、冷泉帝の元へ女御として入内した。その一方で女御への興味も強く持っていたが、女御は母の恋人であった源氏が近寄る事を厭い、源氏自身も亡き御息所の遺言で強く諌められていたため、未練を抱きつつもあくまで後見役に徹した。
源氏の父桐壺帝の妃を姉に持ち、
容貌はそれほど美しくはないが姉同様温和な慎ましい性格で出自も高く、源氏の妻の中では紫の上に次ぐ立場となる。
不美人でありながらも生涯光源氏と関り続けた女性の一人。
源氏に忘れられていた間も一途に彼を信じて待ち続けた。それに感動した源氏により引き取られ、妻の一人として晩年を平穏に過した。物語絵では後ろ姿で描かれることが多い。
若づくりが激しく、年に釣り合わない言動で貴公子二人を辟易させた。
光源氏が逃げ回っていた空蝉と何とか関係を持とうとして空蝉のもとに忍んで行った際に明かりの落ちた部屋で空蝉と間違われそのまま光源氏と関係を持つ。
五節の舞姫を務めた際に光源氏と関係を持ったとみられるが、光源氏との関係を持った場面そのものは直接には描かれておらず、光源氏が過去を思い出したり文をやりとりしたりするという形でのみ登場する。

















源氏17歳の秋。
藤壺の宮の姪。10歳で源氏に見初められ、妻となるべく養育される。
源氏に最も愛された女性。