▼兵庫のイベントに偽ふなっしー出現
兵庫県の高砂市で1日に開かれた「ご当地博」で、全国のゆるキャラが集う会場に、千葉県船橋市の非公認キャラ「ふなっしー」の“偽物”が現れ、不審に思った高砂署員に取り押さえられる騒ぎがあった。
神戸新聞NEXT|社会|ふなっしー偽物騒ぎ 警察が取り押さえ 高砂のイベント
高砂市によると、イベントは市制60年を記念した「ご当地博」で、熊本県の「くまモン」など各地のキャラクターが出演。ふなっしーにも参加要請していたが、日程が合わず見送られていた。
偽ふなっしーあらわる! イベント会場逃げだし、警察官に取り押さえられる – MSN産経west
同市によると、同日正午ごろ、偽物は会場で20~30人の子どもに囲まれていたが、ステージ上のご当地アイドルに「ふなっしーだ」と指さされると、慌てて駆けだしたという。
神戸新聞NEXT|社会|ふなっしー偽物騒ぎ 警察が取り押さえ 高砂のイベント
会場外に出たところで警戒中だった高砂署員に取り押さえられた。
神戸新聞NEXT|社会|ふなっしー偽物騒ぎ 警察が取り押さえ 高砂のイベント
中に入っていたのは兵庫県加古川市在住の男性で、調べに対し、「子どもたちを喜ばせようと思って着ていた」などと話しているという。
「ふなっしー」偽物現れる 兵庫、警察が職務質問:朝日新聞デジタル
高砂署は2日、著作権法に触れないかどうかを調べた結果、違法性がないと判断した。今後、着ぐるみに入っていた加古川市の男性から事情を聴く予定もないという。
偽ふなっしーに違法性なっしー 高砂署が判断 (神戸新聞NEXT) – Yahoo!ニュース
▼なんと、全国各地でも偽ふなっしーが出現しているらしい
AsukaGD아수가@asukaaabg

▼実は、コスプレ衣装の無断製造販売は違法
キャラクターのコスチュームを販売する際に問題となる法律は、例によって、著作権法、商標法、そして不正競争防止法です。
同人・アニメ・萌え斬る!第4回 コスプレ衣装の販売はOK?
商標法・不正競争防止法が適用されるのは、主にビジネスとしてこれらを販売する(販売するために製作する)場合
同人・アニメ萌え斬る!第4回コスプレ衣装を制作と法律
キャラクターのコスチュームは、そのコスチューム自体の独自性がどれだけ強いかによって、著作権によって保護されるものとされないものとに分けられます。
同人・アニメ・萌え斬る!第4回 コスプレ衣装の販売はOK?
この「ふなっしー」は、独自の創作物である以上は、その作者には著作権があります。著作権者の承諾を得ないで勝手に複製すると著作権侵害となります。
http://g-wip.com/wip/mikihide/mypage/news/newsId/10037145
▼過去には、逮捕者も出ている
「戦隊もの」のコスプレ衣装を、著作権者の許可を取らずに複製して販売したとして、広島県警は25日、著作権法違反容疑で広島市にある「永井製作所」社長、加藤伸枝容疑者(39)=広島県熊野町=を逮捕した。
違法コスプレ販売容疑で社長逮捕 ネット販売3億円か – 47NEWS(よんななニュース)
海賊戦隊ゴーカイジャーの衣装を製造販売したとのこと
▼自作の場合は著作権法違反にならないと考えて良い
著作権法は、『個人的に又は家庭内その他これに準ずる限られた範囲内において使用すること(私的使用)を目的とするときは』使用者による複製を認めています(30条1項)。
「コスプレ衣装」販売業者が逮捕された!アニメや特撮の衣装の「無断制作」は違法?|弁護士ドットコムトピックス
私的使用の場合、著作権者による許可は要りません。したがって、コスプレイヤーが自分でキャラクター衣装を作ったとしても、複製権侵害として著作権法違反となることはありません
「コスプレ衣装」販売業者が逮捕された!アニメや特撮の衣装の「無断制作」は違法?|弁護士ドットコムトピックス
私的利用の範囲であれば問題なしということ
▼すべての衣装に著作権があるわけではない
衣装のように実用に供される創作物を『応用美術』と言いますが、この応用美術は意匠法で保護されるべきであり、著作権法では保護しないという考えがある
「コスプレ衣装」販売業者が逮捕された!アニメや特撮の衣装の「無断制作」は違法?|弁護士ドットコムトピックス
ただし、応用美術の中でも『一品製作の美術工芸品』については、著作物として保護することにはほぼ争いがありません
たとえば、綾波レイ(エヴァンゲリオン)のセーラー服や神宮寺さくら(サクラ大戦)の袴など、一般的なセーラー服や袴によくあるような配色や柄で成り立っているコスチュームなどに関しては独自性が弱く、そのため著作権によって保護される可能性は低くなります。
同人・アニメ・萌え斬る!第4回 コスプレ衣装の販売はOK?
なお、独自性の有無は純粋にコスチューム(ここでは衣装に限定)のみで判断しますので、髪型や髪の色、その他動作が特徴的であっても、それはコスチュームの著作物性の判断に影響することはありません
同人・アニメ・萌え斬る!第4回 コスプレ衣装の販売はOK?
▼注意点
「『誰かに作ってもらう場合』は、危険性が生じます。たとえば、自分が所属している、ごく小規模のコスプレサークルのメンバーのために作ってあげるという場合なら、『家庭内その他これに準ずる限られた範囲内において使用する』という私的使用の範囲内と考えられますが、限界は明確ではありません」
「コスプレ衣装」販売業者が逮捕された!アニメや特撮の衣装の「無断制作」は違法?|弁護士ドットコムトピックス
このあたりはグレーゾーン
聴衆の前で、コスプレの衣装を着て、そのキャラクターになりきることでそのキャラクターを演じている場合には、上演権の侵害の可能性があります。
しかし、利益を上げる目的なく、単にコスプレを見せたいという理由だけでキャラクターになりきっている場合には、「営利を目的としない」上演(著作権法第38条第1項)に該当し、著作権の行使が制限されることになります。その場合には上演権の侵害ではないということになります。
同人・アニメ萌え斬る!第4回コスプイヤーを演じることと法律
自作のコスプレを趣味で披露する限りにおいてはそれによりお金を稼がない限り、著作権法の侵害ということにはならないという結論になります。
同人・アニメ萌え斬る!第4回コスプイヤーを演じることと法律












