面白いホラー漫画が読みたい。でもどれが面白いのかわからない。
そんな時、「神様の言うとおり」や「進撃の巨人」、「GANTZ」、「ハカイジュウ」等がホラー漫画として薦められていて、興ざめした方も少なくないはずです。
人が死ねばホラー漫画なのでしょうか。いいえ、ホラー漫画にとっての死は、恐怖を演出する過程での副産物にすぎません。誰も死なないホラー漫画は沢山あります。人が死ぬのと、それがホラー漫画であるかどうかは全く別の話なのです。

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入手が容易なおすすめホラー漫画はこちらです
1.白川まり奈「侵略円盤キノコンガ」
世界終末系の傑作。円盤の出現から何の救いもないまま世界崩壊のラストまで突っ走るさまは見てて爽快。オカルト研究家でもある作者の作品では御馴染みの作中に挿入される逸話、伝承もいいアクセントとなっている。

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君も もう勉強におわれることはない 早くキノコになって土の中にもぐりたまえ さらばだ

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2.日野日出志「まだらの卵」
どのコマからも高度成長期の昭和が孕む陰鬱な空気や狂気が漂い、黒い絵柄と相まって不気味な空気を演出する。激しい猛暑を狂気へと置き換え狂った世界観を作り出した「ウロコのない魚」と、露骨なシーンを敢えて避けることで読者の想像をより掻き立てる「まだらの卵」は傑作。

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「セミの森」
「マネキンの部屋」
「地獄へのエレベーター」
「がま」
「ともだち」
「狂気の宿」
「まだらの卵」
8篇収録
あいつだ!!あいつが帰ってきたんだ!!
他のひばり書房作品とご多分に漏れず、発行時期により装丁違いが多数存在する。コレクター泣かせである。

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この時期の単行本にはほぼ外れがないので「胎児異変 わたしの赤ちゃん」、「恐怖!!ブタの町」、「幻色の孤島」等もお薦め。
3.ムロタニ・ツネ象「人形地獄」
どの作品にも作者の抱く、人が人の命を奪うことへの激しい憤りが込められており、読後は悲しい余韻が胸に残る。表題作は特に反戦、反核の想いが強く、描写もストーリーも濃厚な作品となっている。そういったメッセージ性を持たせつつも怪奇漫画として一切手を抜いておらず、入魂の一冊である。

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「虫地獄」
「人形地獄」
「パビリオン地獄」
4篇収録
現在は学習漫画家として有名なムロタニ・ツネ象先生の、昭和40年代の「ぼくらマガジン」に掲載された作品をまとめた一冊。
人形人形人形人形にんぎょうにんぎょうニンギョウ人形人形人形人形人形人形のかたちをした怪物人形人形・・・
4.川崎ゆきお「恐怖!人食い猫」
夢か現か、あの人猫だ!そう直感した女性の後を追ううちに異世界へ迷い込んだ少女の物語。狂ったデッサンに狂ったストーリー、読者もいつの間にか異世界へ引きずり込まれる。

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でもハッキリと見たわ あの人、猫娘よ

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5.まちだ昌之「人喰い少女」
遭難からの絶海の孤島、放射能、カニバリズムとまるでジェットコースターのように物語が展開していき、あっという間に読み終えてしまう。特に後半の加速っぷりは尋常ではない。この勢いは必見。

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次は脳ミソだ タンパク質がたっぷりだぞ

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6.御茶漬海苔「恐怖テレビTVO」
その界隈では有名な作者のサイコスプラッターホラー。「惨劇館」も傑作揃いだが、自分のトラウマはこっち。掲載誌が青年向け漫画雑誌だったこともあり、大人の心も容赦なく抉る静かな狂気に溢れている。日常が突然不条理に支配されてしまう心的恐怖に加え圧倒的な残酷描写が素晴らしい。

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それでは電気ノコシスターズに彼女の乳首をそいでもらいましょう!!
7.いけうち誠一「呪いのかつら」
トラウマ作品として有名な「小ちゃくなあれ」が収録されている。人を小さくできる能力を身につけた少年が、まるで虫の手足をもぐように人間を次々と弄び殺していく。少年が綴ったノートを漫画にしたドキュメンタリータッチとなっており、人間が持つ残虐性を客観的に淡々と描き出すことで、不気味さがより際立っている。他の収録作品も面白い。

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「檻」
「霊界のささやき」
「小ちゃくなあれ」
4篇収録
近年、価格が高騰している。
憎らしい 憎らしいやつめ! 小ちゃくなれっ 小ちゃくなあれ!

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8.蕪木彩子「転校生」
切り裂かれる肉、飛び散る血、暴き出される内臓。スプラッターの鬼才蕪木彩子先生の短篇集。とにかく内臓が露出する。規制だらけの現代ではこれを出版することは難しいだろう。話も作り込まれており、凶行の推進力である圧倒的な嫉妬や孤独も丁寧に描かれている。

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なお、蕪木彩子とは、原作担当である男性の蕪木ばく先生と、作画・構成担当である女性のひうらなつき先生のコンビとしてのペンネームである。
どうしてボクをさけるの どうしてボクを嫌うの ボクをひとりぼっちにしないでくれ ボクを愛してくれ
9.いばら美喜「悪魔の招待状」
貸本時代から活躍する、いばら美喜先生による後期の傑作。立風書房レモンコミックスの代表作と言っても良いのではないだろうか。見所は悪魔による多種多様な殺し方。常人では思いつきもしないような方法で次々と殺害されていく哀れな登場人物達の最後を見届けて欲しい。

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輸血した人間の血が少しずつみどり色に変っていく!
10.いばら美喜「黄金」
いばら美喜の後期の傑作が「悪魔の招待状」なら、こちらは奇抜なアイデアが凝縮された作者の真骨頂ともいえる貸本時代の短編をまとめたもの。

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「人さし指」
「カラスの呪い」
「枯れ木」
「人面瘡」
「底なし沼」
「遺産の代償」
「命取り」
「死に花」
「女郎蜘蛛」
「執念」
11篇収録
新書判の最高峰のレーベルの一つ東考社ホームランコミックス。
クソッ オレの殺したじいさんの呪いだ・・・
11.ジョージ秋山「灰になる少年」
数多くのトラウマ作品を世に送り出したジョージ秋山によるサスペンスホラー。幸せだった主人公の日常が崩壊し徐々に追い込まれていく様は手に汗握る。秀逸なストーリーから、ただのホラーにおさまらずに読後は哀愁が漂う。

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ぼくは しってる 心配ごとがある時 悲しい時・・・ 心が落ちつかない時・・・ おとなはお酒をのむんだ

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12.呪みちる「青空の悪魔円盤」
耽美を含みつつ黒い線でしっかりと描かれた濃厚な絵柄に加え、そこから紡がれる奇想天外なストーリーが魅力。初めて読んだ時はあまりの面白さに衝撃を受けた。現在かなりのプレミアがついているが、単行本「人造人間の怪 呪みちる初期作品集」が発売予定なので、ホラー漫画ファンは必見。

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「変化の神秘」
「時計屋敷の少女」
「呪のグレート・ハンティング」
「集合時間は午前二時」
「タイル」
「侏儒-リューゲル」
「青空の悪魔円盤」
8篇収録
帯には著名人からの賛美の言葉が溢れているが、これらは決して大袈裟ではない。
ホラーデビュー作「時計屋敷の少女」は犬木加奈子賞佳作入選作品。
神はいなかった・・・みたい・・・ でも 地獄は見たわよ
外薗昌也先生も大興奮!
13.神田森莉「怪奇カエル姫」
「ヘタウマ」ならぬ「ヘタグロ」で御馴染み、神田森莉先生の初単行本。登場人物が狂人ばかりのギャグスプラッターともいうべき作風だが、絵と話共に不快感で溢れており、立派なホラーとして仕上がっている。食欲が消し飛ぶほどの不快感が味わえるのは神田森莉だけ。

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「死鬼子」
「怪奇カエル姫」
「胎児少女エリコ」
「飢える骨」
「首の軽い少女」
6篇収録
お前が一番憎いっ!! ピギイーッ ピギイーッ

http://poor-foodj.blogspot.jp/
先生の手作り料理をひたすら載せたブログ「不味そう飯」。こちらもホラーな内容だ。
14.矢乃藤かちすけ「悪魔の血が踊る」
怨霊、輪廻、脳喰を題材にした怪奇漫画。表紙の迫力そのままに中身もインパクト溢れるこれぞ怪奇漫画といえる作品。後半の畳掛けは凄まじい。その稀少さからなかなか読む機会に恵まれないのが惜しい傑作。

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人間の能力と記憶はある程度食べられるのじゃ!

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エロ劇画も描かれていた矢乃藤かちすけ先生だが、現在はサトノ光年名義で占い師として活躍されている。

http://www.japonica-music.com/index.php?main_page=product_info&cPath=26_22&products_id=4432
これはいったい、、、?
15.うぐいす祥子「ふたりのひみつきち」
惜しみないグロ描写に予想もつかぬラスト!!絵もストーリーも最高峰、間違いなくこれからのホラー漫画界を背負ううちの一人。ただただ面白い。既に絶版なため、いっそのこと商業誌として短篇集を出して頂きたい。本当にお願いします。

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「ふたりのひみつきち」
「見慣れた塔」
「しあわせな悪夢」
4篇収録
現在、チャンピオンREDにて「死人の声をきくがよい」を連載中のうぐいす祥子(ひよどり祥子)先生の2006年から2008年の間に「ホラーM」に掲載された4作品を収録した自費出版第3弾。
なぜだ・・・? この世界を守ることができるのは 僕とタエコだけなのに もうおしまいだ
16.好美のぼる「にくしみ」
B級怪奇漫画家の代表格である好美のぼる先生による一冊。過剰な演出、無茶苦茶な展開、シュールの一言では表しきれない。しかし、あり得ない方向を追及した結果、現代の漫画を遥かに凌ぐ熱量を秘めている。

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「にせ天才少女」
「妖怪病院」
3篇収録
少女週刊誌に連載された作品集。昭和44年に「子供調査研究所マンガ嗜好調査」というものがあり、ベスト10に「にくしみ」が選ばれたらしい。信じられない。
わたし警察の人ってなんとなくきらいなんです
17.森由岐子「魔怪わらべの唄」
ひばり書房の入門書的一冊。新興宗教の勧誘員が序盤で発する「、、、この家にはトイレがない!!」は有名すぎる台詞ではないだろうか。だが、こんなハチャメチャな状況から最後は見事なホラー漫画へと仕上げており、作者の代表作とも言える一冊である。

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トイレがない・・・どこにもない この家にはトイレがない

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18.清水修「魔血子」
ストーリーはもちろん、魂が込められた作画がとにかく素晴らしい。作者の熱意がビリビリと頁から伝わってくる。なお、エロ劇画家として有名な作者だが、この絵でどんなエロを描くのか想像もつかない。

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そう真赤な血のバラの咲く丘の上までね・・・フフフフ

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webアックスにて「魔血子」を公開中!!なお、アックスでは「魔血子」の新作を連載中!!
19.松本洋子「魔物語」
トラウマ作品として名高い「にんじん大好き!」が収録されている。その他の作品もよくできたミステリーホラーで一見の価値あり。

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「最終バス」
「ファミリー」
「乗り合わせた死神」
4篇収録
にんじんなんか大っきらいだ

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20.犬木加奈子「口裂け女伝説」
90年代、幾多のホラー漫画雑誌の表紙を手掛け、あまりにインパクトある絵は未だ数多くの読者の脳裏に焼きついているであろう、ホラー漫画界の財産、犬木加奈子の描く口裂け女。あまりに有名すぎる題材だが、見事に犬木流にアレンジし一つの物語として完成した作品。併録作品もどれも面白い。

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「家のない蝸牛」
「化粧」
「ママは口裂け女」
「理科室の赤ちゃん」
あいつは口裂け女だ!!あいつが口裂け女なんだ
21.川島のりかず「フランケンシュタインの男」
ひばりヒットコミックスのカリスマである川島のりかず。人の脆さや弱さ、愚かさから生まれる、誰しも少なからず抱くであろう抗いようのない狂気を見事に描き出す作者の最高傑作。中学生殺人事件を除く氏の作品では断トツに高値で取引される。

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いったいぼくはどこへいっちまったんだ 今のぼくはぬけがらみたいだ あの充実したぼくは・・・ どこにいるんだ・・・ 早く見つけなきゃ ぼくは滅んでしまう

http://www.digimonostation.jp/entertainment/serialize/bubble/id219
押切蓮介先生も大好き「フランケンシュタインの男」
22.三条友美「犬になりたい」
エロ劇画家である三条友美先生による、サスペンス&ホラー及びホラーMに掲載された珠玉のホラー作品をまとめた一冊。そこはかとなく漂うエロティズムに、とことん狂ったストーリーは見る者を圧倒するホラーの限界に迫る極限の傑作。

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「穴の中」
「犬になりたい」
「蟲少女」
「恋人人形」
「美女と怪物」
「幸福への侵略」
「恐怖!ウロコ少女」
「皮はぎコレクター」
「芋虫」
「森の花嫁」
11篇収録
人間がみんな獣になれば争いも飢えもなくなるんだ

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https://www.youtube.com/watch?v=4l_jiJu4Lfg

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23.高園寺司「吸血女バイオレット」
究極の怪奇漫画レーベルであるひばり書房の全てが詰まった、まさにKING OF ひばり書房と呼ぶに相応しい一冊。何回読んでも全く内容が理解できない。この本が市場に出回ったのが信じられない。奇跡の一冊。とにかく意味がわからない。しかし、ただの落書きとは一線を画す人智を超えたパワーを秘めている。これを読まずしてホラー漫画マニアは名乗れない。

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私かね 私は未来だ 君の未来の姿なのだ・・・

http://www6.kiwi-us.com/~cutbaba/manga4data.htm
詳細なあらすじ解説。しかし、一回読んでも全然理解できない。何回読んでも理解できない。
ひばり書房黒枠からホラーMコミックスまで、様々な年代の本当に面白いホラー漫画を選びました。