NHK朝ドラ『花子とアン』ネタバレ・あらすじ【第1週~最終週】(最終回)

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NHK連続テレビ小説『花子とアン』あらすじ・ネタバレ・速報【22週(もも再婚)、23週(蓮様と決別)、24週(戦死)、25週、最終回】NHKドラマガイド、原作本よりあらすじ・キャストのネタバレをまとめています。【随時更新】

花子とアン あらすじ・ネタバレ

花子とアン
<8月の放送>
第19週 春の贈り物(修和女学校同窓生、青凛社設立)
第20週 海にかかる虹(歩・平祐の死)
第21週 ラジオのおばさん誕生(もも上京)

<9月の放送予定>
第22週 新しい家族(もも結婚)
第23週 アンとの出会い(蓮様と決別)
第24週 生きている証(醍醐さん廃人?)
第25週 どんな朝でも美しい(終戦)
最終週  曲り角の先に(最終回)
かよ、もも、朝市、かをる子 恋の結末。そして第二次世界大戦。

花子とアン キャスト ネタバレまとめ https://matome.eternalcollegest.com/post-2138919557406868001

<朝ドラ「花子とアン」 あらすじ>

第1週 花子と呼んでくりょう!【山梨故郷編】絵本と出会う。

第2週 エーゴってなんずら?【修和女学校編】英語に目覚める。
第3週 初恋パルピテーション!【修和女学校編】初恋。
第4週 嵐を呼ぶ編入生【修和女学校編】
第5週 波乱の大文学会【修和女学校編】
第6週 腹心の友【修和女学校編】
第7週 さらば修和女学校【修和女学校編】

第8週 想像のツバサ?【山梨教師偏】
第9週 はな、お見合いする【山梨教師偏】
第10週 乙女よ、大志を抱け!【山梨教師偏】
第11週 グッバイ!はな先生 【山梨教師偏】

第12週 銀座のカフェーで会いましょう
第13週 その恋、忘れられますか?
第14週 ゆれる想い
第15週 最高のクリスマス
第16週 あなたがいる限り

第17週 腹心の友ふたたび(白蓮事件)
第18週 涙はいつか笑顔になる(関東大震災 郁弥の死、醍醐退職)

最終週(最終回)曲り角の先に【9月22日~9月27日】

吉平(伊原剛志)の葬儀で花子(吉高由里子)やふじ(室井滋)たちはぶどう酒を弔いに飲んでいたが、正装した武(矢本悠馬)が酒やごちそうなどを手に持ってやって来て…

連続テレビ小説 花子とアン(156回)最終回「曲り角の先に」

終戦後、筆を折ったままだった宇田川(山田真歩)から『赤毛のアン』を読んでまた書けそうな気がする「ありがとう。あなたじゃなくて、赤毛のアンにお礼を言ったのよ。」と、初めてお礼を言われた花子(吉高由里子)は、宇田川が立ち直ってくれたことを心から喜ぶ。
英治(鈴木亮平)、かよ(黒木華)、醍醐(高梨臨)、蓮子(仲間由紀恵)ら花子の家族や友人たちは、めいめいの場所で大切な人と『赤毛のアン』を読み、自分と重なる部分に共感していた。
そして、かをる子も「自分が美人なのが一番すてきだけど、それば私には駄目だから」と笑みを浮かべていた。
やがて、出版を祝う会が催されることになり、蓮子、醍醐、梶原も出席。「腹心の友 ダイアナは私が寄宿舎で出会った2人の大切な親友です。彼女たちは生涯を通じて私たちの腹心の友になってくれました。 …曲り角の先には、きっと一番いいものが待っている。それは、物語の中でアンが教えてくれた事でした。 …アンのように勇気を出して歩いていけば曲がり角の先には、きっと きっと 美しい景色が待っています。日本中にアンの腹心の友ができますように。 」と花子は一礼、小走りで会場を出ている。「赤毛のアン」の続編原書をもって家に戻り辞書を広げる花子。
「cantankerous…cantankerous…。あった、気難しいか。」
窓から空を見上げ想像の翼を広げる花子。……アンの麦わら帽子を空を飛んでいくのを見上げる。
「アンの心は はるか彼方のすばらしい世界へ飛び去っていった」と花子は呟く。

ごきげんよう、さようなら・・・・・

二人の腹心の友
曲がり角の先には、きっと 美しい景色が待っています。

連続テレビ小説 花子とアン(155回)「曲り角の先に」

『アン・オブ・グリン・ゲイブルズ』を読んだ門倉(茂木健一郎)は、これほど面白い話をなぜ今まで出版しなかったのかと言うなり、出版に取りかかるため小泉(白石隼也)と共に急いで帰ってゆく。英治(鈴木亮平)と美里(金井美樹)から祝福された花子(吉高由里子)は、出版に向けて推こうに取りかかり、残るは本の題名を決めるだけとなる。ある日、門倉と小泉と共に長時間話し合った結果、題名は『窓辺に倚る少女』に決まるが小泉から『赤毛のアン』にしたいと提案の電話があり戸惑う花子。美里は「赤毛のアンになさいよ。」と言う。
1952年5月。花子は刷り上った本を小泉から受け取る。英治と美里に本を渡し感謝の言葉を述べる。スコット先生は祖国のカナダで亡くなっていた。花子は「赤毛のアン」が子供たちに受け入れてもらえるか心配するが、英治は「曲がり角の先は曲ってみないと分からないよ。」と言うのだった。

連続テレビ小説 花子とアン(154回)「曲り角の先に」

ある日、小鳩書房の小泉(白石隼也)が社長の門倉(茂木健一郎)を連れて村岡家を訪れる。まだ日本に紹介されていない新しい物語を出版したいと言うのだ。花子(吉高由里子)は、美里(金井美樹)に無理ではないかと言われながらも、手元に残しておいた『アン・オブ・グリン・ゲイブルズ』の原稿をもう一度提示する。小泉は『アン~』をよく覚えていて、今なら可能性があると前向きだが、門倉は、あの当時はうちも余裕がなくて読んでいなかったと言う。それを近くで聞いていた美里は失礼だ!と門倉を怒鳴る。花子に迷惑をかけ落ち込む美里に、ももは「あんなに、あなたの事を思ってる人は世界中で二人だけよ。」と言う。花子に謝る美里に「正直言うと、すっきした。」と笑って答えるのだった。

連続テレビ小説 花子とアン(153回)「曲り角の先に」

長年の確執を越えて、再会を果たした花子(吉高由里子)と蓮子(仲間由紀恵)。花子は蓮子に、生前の純平に「母のことを頼みます」と言われていたことを打ち明ける。蓮子は残った家族のためにも早く立ち直らなければと言うが、そのきっかけをつかめないでいた。家に戻り、書斎で考えていた花子は「戦争で子どもを失った母親は大勢いるはず」と思いつき、英治(鈴木亮平)に相談した上で、JOAKへ電話をかける。ラジオ局で緊張をする蓮子に「蓮様も勇気を出して曲がり角を曲って」と励ます花子。ラジオで子供を戦争で失った体験を話す蓮子。花子に「もう一人でだいじょうぶよ。ごきげんよう。」と言いラジオ局を後にする。
1952年(昭和27年)1月、村岡家の庭に建てられた図書館は子供たちがいっぱい。18歳になった美里が館長が務めていた。

連続テレビ小説 花子とアン(152回)「曲り角の先に」

警官に追われて逃げ込んできた戦災孤児の二人をとっさにかくまったかよ(黒木華)と花子(吉高由里子)。幸子(木村心結)と育子(新井美羽)と名乗る姉妹がすっかりお腹をすかせているのを見て、かよはおむすびを食べさせてやる。数日後、村岡家で花子が英治(鈴木亮平)と畑仕事をしているともも(土屋太鳳)が飛び込んで来て、かよが姉妹を引き取るつもりだと言う。花子は闇市のかよの店に駆けつけ、かよに真意を問う。「今度は、あの子たちの為に、何か役にたちたいの。」と言い、花子とももも応援すると言う。
子供を失った蓮子は、まだ立ち直れないでいた。龍一が尋ねて来て、蓮子に会ってやってくれと頼まれる。蓮子に会い謝る花子。「お国のために命を取られるくらいなら一緒に連れて逃げればよかった。」と泣き叫ぶ蓮子だった。

連続テレビ小説 花子とアン(151回)「曲り角の先に」

甲府の安東家。吉平(伊原剛志)の葬儀で、花子(吉高由里子)やふじ(室井滋)たちが吉平がつくったぶどう酒を弔いに飲んでいると、正装した武(矢本悠馬)が酒やごちそうなどを手に持ってやってくる。吉平と憎まれ口をたたき合う仲だった徳丸(カンニング竹山)からの思いがけぬ心遣いに感じ入る一同。吉太郎(賀来賢人)やその妻となった醍醐(高梨臨)らも含めその場は和やかに進むが、花子はふと寂しそうなふじの様子に気付く。花子はふじに東京に一緒で暮らさないと言うが、ここが家だと答える。
翻訳に励む花子に英治は『アン・オブ・グリン・ゲイブルズ』の続編を手に入れた事を話す。かよの屋台に立ち寄った花子は警官から逃げる戦災孤児の二人に遭遇するのだった。

第25週 どんな朝でも美しい【9月15日~9月20日】

度重なる空襲で東京じゅうが焼け野原となる中、花子(吉高由里子)は必死に翻訳を続けていた。そして昭和20年8月15日、終戦。花子は『アン・オブ・グリン・ゲイブルズ』の翻訳を完成させる。
蓮子(仲間由紀恵)を心配して会いに行くが純平(大和田健介)が死んだのはあなたのせいだと言われた花子。梶原が久しぶりに若い編集者・小泉(白石隼也)を連れて訪ねてきた。花子とは『アンクル・トムズ・ケビン』のほかに『アン・オブ・グリン・ゲイブルズ』の翻訳原稿を手渡すが日本では知名度が低いという理由で、『アン~』の出版は断られてしまう。
朝市から吉平が倒れたと電話があり山梨に帰る花子、かよ、もも。そして吉太郎も帰ってきて実家に置いてくれと頼むのだった。吉平と吉太郎がぶどう酒作りから安東家に帰ってくると、醍醐が待っていた。吉太郎は「おら、この人と一緒になりてえ。」と吉平とふじに言うのだった。
ラジオに復帰した花子の声を聞きながら息を引き取る吉平だった。

連続テレビ小説 花子とアン(150回)「どんな朝でも美しい」

吉平(伊原剛志)と吉太郎(賀来賢人)がぶどう酒作りから安東家に帰ってくると、ふじ(室井滋)が「ずっと待っている人がいる」と言う。醍醐(高梨臨)だった。醍醐は心配していたと吉太郎に詰め寄り、吉平とふじに「これ以上、待っていたら よぼよぼのおばあちゃんに、なってしまいます。…..お料理もお掃除も、ちっとも得意ではありませんがこれから必死に努力いたします。ですから私を、ここに置いて下さい」と頭を下げる。吉太郎も「おら、この人と一緒になりてえ。」と言う。
1946年1月。花子が再びラジオに出演する。ごきげんようのおばさんを声を懐かしむ人たち。山梨でラジオで吉平が聞いていた。「あの、おとうがいなかったら私は英語に出会う事も翻訳の道へ進む事もありませんでした。外国の言葉を知るという事は、それだけ多くの心の窓を持つという事です。……勇気を出して歩いていけば、その先には、きっと一番よいものが待っていると私は信じています。」
花子の声を聞きながら息を引き取る吉平だった。

連続テレビ小説 花子とアン(149回)「どんな朝でも美しい」

突然甲府に帰って来た吉太郎(賀来賢人)も交え、吉平(伊原剛志)、ふじ(室井滋)、花子(吉高由里子)、かよ(黒木華)、もも(土屋太鳳)と久しぶりに家族全員そろっての夕食となる。しかし、どこか浮かない様子の吉太郎を吉平もふじも心配する。みんなが寝静まった後、吉平はこっそり寝床を抜け出し、ひとりいろりのそばに座る吉太郎に声をかける。みな生き延びてくれてよかったと話す父に、吉太郎は少しずつ胸の内を語り出す。「自分は正しいって信じて、やってきた。だけど…全てが間違ってたような気がして…」「俺のしてきた事は全部 無駄だった。」と語り続ける。「必死で生きてさえいりゃあ人生に無駄なこんなんて、これっぽっちもねえだ。おまえの選んだ道は間違うちゃいん。」と吉平は答え涙ぐむ2人だった。その翌日、吉太郎は実家に置いてくれと頼むのだった。
花子が東京に戻る日。ラジオに出るが悩む花子に「ふんだけんど償っていくしかね。自分にできる事を一生懸命やって償っていくしかないじゃねえか。」と言う朝市だった。

連続テレビ小説 花子とアン(148回)「どんな朝でも美しい」

若い編集者・小泉(白石隼也)に、『アンクル・トムズ・ケビン』のほかに『アン・オブ・グリン・ゲイブルズ』の翻訳原稿を手渡した花子(吉高由里子)。だが出版社から、日本では知名度が低いという理由で、『アン~』の出版は断られてしまう。残念がる花子だが、英治(鈴木亮平)に励まされ、思いを新たにする。そんな折り、JOAKの黒沢(木村彰吾)から電話が入る。久しぶりにラジオに出演して欲しいとの依頼だった。
花子に闇市でお店をやる事を話すかよ。花子の元を訪れた醍醐は吉太郎は命を絶つのではないかと言う。吉太郎を心配するかよともも。
朝市から吉平が倒れたと電話があり山梨に帰る花子たち。実家には花子のラジオ出演を楽しみ吉平が買ったラジオがあったのだった。

連続テレビ小説 花子とアン(147回)「どんな朝でも美しい」

蓮子(仲間由紀恵)から純平(大和田健介)が死んだのはあなたのせいだと言われ、花子(吉高由里子)がしょう然としながら帰宅すると、家の前に吉太郎(賀来賢人)が立っていた。終戦後、連絡が取れていなかった吉太郎はみんなの近況を確かめたきり押し黙ってしまう。花子が防空壕にしまっていた菓子を手に戻って来ると、すでに吉太郎の姿はなかった。闇市で偶然に吉太郎を見かけた醍醐(高梨臨)は声をかけお互いの無事を喜ぶが「どうか幸せになってください。」と吉太郎は言い去っていく。
梶原が久しぶりに若い編集者・小泉(白石隼也)を連れて訪ねてきた。梶原は花子の恩師・富山と結婚をしていた。花子とは『アンクル・トムズ・ケビン』のほかに『アン・オブ・グリン・ゲイブルズ』の翻訳原稿を手渡すのだった。

連続テレビ小説 花子とアン(146回)「どんな朝でも美しい」

度重なる空襲で東京じゅうが焼け野原となる中、花子(吉高由里子)は必死に翻訳を続けていた。そして昭和20年8月15日。花子は英治(鈴木亮平)、もも(土屋太鳳)、そして村岡家に身を寄せたかよ(黒木華)らと共にラジオで玉音放送を聞き、戦争が終わったことを知る。同じく宮本家では、ラジオを聞いた龍一(中島歩)が黙りこくっている傍らで、蓮子(仲間由紀恵)は「純平(大和田健介)が帰って来る」とつぶやく。そして花子は『アン・オブ・グリン・ゲイブルズ』の翻訳を完成させる。
純平の帰りを待っていた蓮子だが純平が戦死した知らせが届き、一晩にして蓮子の黒髪は真っ白になってしまう。心配をした花子は決別以来、蓮子に会いに行く。
「あなたが純平を戦地へ送ったのよ。あなた…ラジオで日本中の子どもたちに語りかけてたじゃない。「お国のために命をささげなさい。」と。あの子を返して…。」と罵倒する蓮子だった。

連続テレビ小説 花子とアン(145回)「どんな朝でも美しい」

昭昭和20年4月、激しい空襲が大森の町を襲う。花子(吉高由里子)は美里(三木理紗子)を連れて必死に逃げながら、「生きた証しとして、この本だけは訳したい!」と祈った。翌朝、花子はもも(土屋太鳳)と共に村岡家へ戻って来る。焼い弾によって青凛社は全焼しており、花子たちはショックを受けるが、英治(鈴木亮平)や旭(金井勇太)は無事だった。花子は、大切に抱えて逃げた『アン・オブ・グリン・ゲイブルズ』の原書を感慨深く見つめる。そこへ、かよ(黒木華)が呆然とした様子で現れる。店は焼けてしまって、あの辺は何も残っていないと言う。そして蓮子の元には龍一が戻ってきた。
明日の心配をする美里に、『アンは言ってたわ「朝は、どんな朝でも美しい」って。』と花子は言う。
花子は、突然現れた10歳のはなに『先の見えない不安な時でも、アンは決して希望を見失わずに こう言うの。「曲がり角を曲がった先に何があるか分からないの。でも、きっと一番よいものに違いないと思うの」』と言うのだった。

第24週 生きている証【9月8日~13日】

開戦直後は日本軍の連戦連勝が伝えられたが1943年12月、戦況は悪化。蓮子の長男純平は学徒出陣で戦える事になる。
1944年7月、南方から醍醐が帰ってくるが前の明るさを失っており、戦争はむごいものだと言ったきり黙りこんでしまう。
昭和19年11月、東京は空襲を受ける。もし明日までの命だったとしたら自分なら何をするだろうと考えた花子は、スコット(ハンナ・グレース)から託された『アン・オブ・グリン・ゲイブルズ』の原書を手にとる。
昭和20年4月、激しい空襲が大森の町を襲う。花子(吉高由里子)は美里(三木理紗子)を連れて必死に逃げながら、「生きた証しとして、この本だけは訳したい!」と祈るのであった。

連続テレビ小説 花子とアン(144回)「生きている証」

昭和20年1月、陸軍に入って訓練を受けていた純平(大和田健介)が、特別休暇をもらって1年ぶりに宮本家へ帰って来た。息子の帰宅を手放しで喜ぶ蓮子(仲間由紀恵)だが、出征の日が近いことを察し、純平のために夕食の材料を調達しに出かける。一方純平は、村岡家へ向かう。突然訪ねて来た純平に、花子(吉高由里子)は驚き、再会を喜ぶ。話すうちに、花子は純平に、蓮子とはずっと会っていないことを打ち明ける。それを聞いた純平は、母に何かあったら助けてやって下さいと頼む。「お母さんのために、必ず帰ってきなさい。」と送り出す花子。
夕食を取る蓮子、純平、富士子。お母さまの為に戦って死ぬなら悔いがないと話す純平に「親より先に死ぬくらい親不孝な事はないのよ。」と蓮子は言う。翌日、純平は戦地へ旅立った。

昭和20年4月、激しい空襲が大森の町を襲う。花子(吉高由里子)は美里(三木理紗子)を連れて必死に逃げながら、「生きた証しとして、この本だけは訳したい!」と祈るのであった。

連続テレビ小説 花子とアン(143回)「生きている証」

防空ごうから出てきた花子(吉高由里子)ともも(土屋太鳳)は、帰って来た英治(鈴木亮平)や旭(金井勇太)と互いの無事を喜び合う。いつ死んでもおかしくないということを痛感した花子は、その夜英治に、もし明日までの命だったとしたら何をするかと尋ねる。「今日が人生最後の日だとしたら僕は花子さんが翻訳した本を読みたいな。」と答える英治。答えに感じ入り、自分なら何をするだろうと考えた花子は、スコット(ハンナ・グレース)から託された『アン・オブ・グリン・ゲイブルズ』の原書を手にとる。
美里が甲府から突然いなくなり、黙って帰ったきた。美里の頬を叩き「お母様が、どれほど心配したと思っているの!」と怒鳴るもも。そして花子は、美里に本当に母はももと話す。
婦人会からスパイ容疑をかけられた花子。家に適性語・英語の本があり責めらるが、そこに吉太郎が来て救われる。吉太郎に、そんなに本が大事かと言われ「今の私には命よりも大切なもの。」と答えるのだった。

連続テレビ小説 花子とアン(142回)「生きている証」

昭和19年夏。花子は子供たちを甲府に疎開させる事にした。二学期が始まり、甲府に疎開してきた美里(三木理紗子)と直子(志村美空)は学校に通い始める。だが美里は新しい環境になじめない様子。吉平(伊原剛志)は孫たちにカタコトの英語を交えて話して花子(吉高由里子)にいさめられるが、吉平は家の中くらい自由にさせろと言って聞かず、ふじ(室井滋)やリン(松本明子)をあきれさせるのだった。花子は美里を心配しながら東京へ戻るが、その晩、原因不明の高熱が花子を襲う。医師からはジフテリアに感染している診断された、甲府では手紙で美里が病気の事を知ってしまう。
昭和19年11月。花子の病気は随分回復した。そのとき突然、空襲警報が鳴り響き防空壕に入る花子ともも。東京は、ついに戦場になるのであった。

連続テレビ小説 花子とアン(141回)「生きている証」

「ごめんなさい。突然、泣き出したりしてしまって…。はなさんの顔をみたら何だか安心して…。」「死って遠くにあると思っていたけど、すぐ隣にあるものなのね。」
シンガポールから帰国し、花子(吉高由里子)を訪れた醍醐(高梨臨)は以前の明るさを失っており、戦争はむごいものだと言ったきり黙りこんでしまう。聡文堂の休業を報告に来た梶原(藤本隆宏)から、醍醐が帰国する船上で米国の魚雷攻撃に遭い、恐ろしい体験をしたという話を聞いた花子は、初めて戦争の悲惨さを身近に感じるのだった。そんなある日、吉平(伊原剛志)が村岡家を訪れる。花子たちに疎開を勧めに来たのだ。美里と直子を連れて甲府に行く花子だった。

連続テレビ小説 花子とアン(140回)「生きている証」

村岡家に石が投げ込まれるという事件が起きた。犯人がまだ年端も行かない子どもだったことに驚きを隠せない花子(吉高由里子)。カフェーでかよ(黒木華)にその件を話すと、かよは意外にも、花子たちにも責任があるのでは、と言う。花子はもも(土屋太鳳)から、旭(金井勇太)が花子の仕事のことで近所の人からなじられた話を聞き、ショックを受ける。その頃、吉太郎(賀来賢人)が村岡家に英治(鈴木亮平)を訪ねて来る。軍関係の印刷の仕事をしてみては、どうかと言われるが英治は断る。
1943年12月、戦況は悪化していった。蓮子の長男純平は学徒出陣で戦える事になる。
1944年7月、いよいよ本土決戦になろうとしていた。そして南方から醍醐が帰ってきた。

連続テレビ小説 花子とアン(139回)「生きている証」

美里(三木理紗子)から、なぜラジオの仕事を辞めたのかと聞かれた花子(吉高由里子)は、敵方の国には大切な友人たちがいるから、戦争のニュースを子どもたちに伝えることはできないと話す。開戦直後は日本軍の連戦連勝が伝えられ、人々は高揚していた。ある日、花子は道ばたで、割ぽう着にたすきをかけた女性たちの集団に出くわす。その中にかよ(黒木華)の姿が。雪乃(壇蜜)に誘われ、婦人会の活動に加わっていたのだ。かよの店で醍醐と会った花子はシンガポールに行く事を聞かされる。そして龍一も蓮子に「転ばないように気を付けて。」と送り出されて旅立った。
印刷の仕事がない英治。村岡家では非国民と子供たち石を投げられる事件が起きていた。

第23週 アンとの出会い【9月1日~6日】

和平運動をしていた龍一が憲兵に連れていかれる。「あなたのように、ひきょうな生き方はしたくないの。」「私たち…生きる道が違ってしまったわね。 」花子(吉高由里子)と、蓮子(仲間由紀恵)は決別をする。その後も花子はラジオの語り手を続けていた。そんなある日、スコット(ハンナ・グレース)が、一冊の本を持って村岡家を訪れる。それは『アン・オブ・グリン・ゲイブルズ』の原書。花子とアンの出会いだった。スコットは友情の記念として持っていて欲しい、と花子に語りカナダに帰国する。
1941年(昭和16年)12月8日。ラジオから流れる日米開戦のニュースに花子(吉高由里子)と英治(鈴木亮平)はがく然とする。ラジオ局に向かうと内閣情報局の役人が抑揚をつけ原稿を読んでいた。「今日からラジオ放送の在り方は変わってしまう…。」と有馬はつぶやく。花子はラジオの仕事を辞める事を部長に伝え9年間お世話になったラジオ局を後にするのだった。

ラジオ続テレビ小説 花子とアン(138回)「アンとの出会い」

1941年(昭和16年)12月8日。ラジオから流れる日米開戦のニュースに花子(吉高由里子)と英治(鈴木亮平)はがく然とする。旭(金井勇太)、もも(土屋太鳳)や近所の人が大勢村岡家へつめかけ、ラジオの前で次のニュースを待つ。やがて「緒戦は日本大勝利」とのニュースが流れ、人々は歓喜に沸くが、『コドモの新聞』の放送を心配する花子はラジオ局へと向かう。ラジオ局はいつになく殺気立った雰囲気に包まれていた。内閣情報局の役人が抑揚をつけ原稿を読む姿を見て「ああんな…雄たけびを上げるかのように原稿を読んで…。原稿を読む人間が感情を入れてはいけない。今日からラジオ放送の在り方は変わってしまう…。」と有馬は悲しげな表情で言い、それを見つめ花子。
ラジオの仕事を辞める事を花子は部長に伝え9年間お世話になったラジオ局を後にするのだった。

連続テレビ小説 花子とアン(137回)「アンとの出会い」

スコット(ハンナ・グレース)から、『アン・オブ・グリン・ゲイブルズ』の原書を手渡された花子(吉高由里子)。スコットは友情の記念として持っていて欲しい、と花子に語る。傍らで本に興味しんしんの美里(岩崎未来)を見たスコットは、花子の小さい頃みたいだと言い、花子は、子どもの頃スコットの歌を聞いて初めて英語が心に響いてきた、と思い出を語るのだった。「ゴキゲンヨウ。」とスコットは別れを言う。やがてスコットが去ったあと、その本を読み始めた花子は蓮子のことを思いだず。
1941年冬。中国との戦争は終わる気配はなかった。黒沢から子供の新聞の中止を電話で伝えられ不安になる花子だった。

連続テレビ小説 花子とアン(136回)「アンとの出会い」

花子(吉高由里子)は、蓮子(仲間由紀恵)と決別してしまったあとも、ラジオの語り手を続けていた。ちょうど戦地から帰国した宇田川(山田真歩)が、ラジオで帰国報告講演をすることになり、花子は宇田川と再会する。日頃から戦争の話を避けたがる花子を苦々しく思っていた漆原(岩松了)は、戦意高揚を熱く語る宇田川を絶賛するのだった。カフェでは戦地の様子をいき高々に話す宇田川を見て目を輝かせる醍醐を見て心配する花子。
戦地に行きたがる醍醐に「あなたに無理…それから…人の命が燃え尽きるにおい。あの、におには最後まで慣れなかったわね。」と宇田川は忠告する。
梶原の出版社では翻訳ものの仕事を辞めることなり、蓮子の家では龍一は釈放されたが世間から非国民と責められていた。
1939年9月、カナダに帰国する事になったスコット(ハンナ・グレース)が、一冊の本を持って村岡家を訪れる…

連続テレビ小説 花子とアン(135回)「アンとの出会い」

取り乱した蓮子(仲間由紀恵)から、龍一(中島歩)の事を密告したのではと一方的に責められ、締め出されてしまった花子(吉高由里子)と英治(鈴木亮平)。その後、蓮子は差し入れを持って龍一に面会に行くが会わせてもらえず、浪子(角替和枝)も不安を募らせる。だが軍国少年の純平(大和田健介)は、父への反発を強めてゆくのだった。一方花子は、ラジオで連日戦争や軍隊のニュースばかり読むことに葛藤を強めていた。
かよのカフェで蓮子と会う花子は”時代の波に逆らいたくない”と言う、”私は時代の波に平伏したりしない。”と蓮子は答える。生きる道が違ってしまった二人は決別するのであった。

私を誰だと思っているの? 華族の身分も何もかも捨てて 駆け落ちをした宮本蓮子よ。
私は時代の波に平伏したりしない。
世の中が、どこへ向かおうと言いたい事を言う。

あなたのように
ひきょうな生き方はしたくないの。

私たち…生きる道が違ってしまったわね。
これまでの友情には感謝します。

お元気で

連続テレビ小説 花子とアン(134回)「アンとの出会い」

しばらく蓮子(仲間由紀恵)の家には近づくなと吉太郎(賀来賢人)から言われた花子(吉高由里子)は、龍一(中島歩)が和平のための活動をしていると蓮子から聞いたことを思い出し、心配になり電話をかけようとする。夜遅くだからやめた方がいいと英治(鈴木亮平)に止められた花子は、翌日電話をかけ、蓮子たちをお茶に招く。蓮子が富士子(芳根京子)を連れて村岡家へ行こうとした時、憲兵の吉太郎が現れ和平運動をしていた龍一を連れて行く。

連続テレビ小説 花子とアン(133回)「アンとの出会い」

宇田川(山田真歩)から従軍作家として戦地へ行くという報告を聞き、驚く花子(吉高由里子)と蓮子(仲間由紀恵)。触発された醍醐(高梨臨)は自分もいつか従軍記者として戦地へ赴きたいと言い出し、長谷部(藤真利子)に歓迎される。そんな一同の様子に花子は戸惑いを隠せず、蓮子は花子に「この人たちについて行けない」と告げてその場を去る。そんなある日、ブラックバーン(トーディ・クラーク)が村岡家にカナダに帰国する事を伝えに来る。「あなたが私の夢を引き継いでください、この国の人々に愛と平和を」と別れの挨拶を言い後にする。

第22週 新しい家族【8月25日~30日】

1933年(昭和8年)もも(土屋太鳳)と旭が結婚。歩の誕生日と同じ9月13日にもも(土屋太鳳)が産んだ女の子は、英治(鈴木亮平)によって「美里」と名づけられ、花子(吉高由里子)たちは新しい家族に目を細める。
5年が経ち、ももと旭の間にもう一人が生まれた。美里(岩崎未来)は、花子と英治の養女となっていた。美里から「動物のニュースを読んでほしい」と頼まれた花子はラジオ局へ向かうが、記事は日中戦争や軍隊に関するものばかり。そして、美里が可愛がっていたテルもお国の為と連れていかれる。
美里を元気づけたいあまり、軍用犬のニュースに「テル号」と名前を付け加えて読んでしまった花子。英治から、美里がすごく喜んでいると聞かされ「私…たとえ 世の中が、どんな状況になっても この子たちの夢だけは守りたい。」と花子はつぶやくのだった。

連続テレビ小説 花子とアン(132回)「新しい家族」

美里(岩崎未来)を元気づけたいあまり、軍用犬のニュースに「テル号」と名前を付け加えて読んでしまった花子(吉高由里子)。放送終了後、黒沢(木村彰吾)から「子ども向けのニュースであっても、放送は事実を曲げてはいけない」と厳しく注意され、漆原(岩松了)からも強い非難を受けた花子は、反省とともにラジオ局をあとにする。帰宅した花子は英治(鈴木亮平)から、美里(岩崎未来)がすごく喜んでいると聞かされる。
美里の寝顔を見つめ「私…たとえ 世の中が、どんな状況になっても この子たちの夢だけは守りたい。」と花子はつぶやくのだった。

連続テレビ小説 花子とアン(131回)「新しい家族」

愛犬のテルは戦地からきっと帰って来る、と美里(岩崎未来)にうそをついてしまった花子(吉高由里子)。その言葉を信じて毎日今か今かとテルの帰りを待つ娘の姿に、花子は胸を痛める。テルはいま何をしているだろうと美里に聞かれるたびに、想像の翼を広げてテルの活躍ぶりを話していた花子は、英治(鈴木亮平)とともに、何か美里を元気づける方法はないかと考えていた。そんなある日、吉太郎(賀来賢人)が村岡家を訪れるテルは帰ってこないと言い美里は泣いてしまう。

連続テレビ小説 花子とアン(130回)「新しい家族」

5年がたった1938年(昭和13年)。もも(土屋太鳳)と旭(金井勇太)の間にもう一人が生まれた。美里(岩崎未来)は、花子(吉高由里子)と英治(鈴木亮平)の養女となっていた。美里から「動物のニュースを読んでほしい」と頼まれた花子はラジオ局へ向かうが、記事は日中戦争や軍隊に関するものばかり。花子は漆原(岩松了)に相談するが、「この戦時下において動物の話などどうでもよい」と一蹴されてしまう。
一方、蓮子も純平の「軍人になり、お国の為に働きたい」に困惑する。
スコット先生も訪ねてきて花子に英語の本を渡し修和女学校では数名がカナダに帰国したと話す。
そして、美里が可愛がっていたテルもお国の為と連れていかれる。

連続テレビ小説 花子とアン(129回)「新しい家族」

歩の誕生日と同じ9月13日にもも(土屋太鳳)が産んだ女の子は、英治(鈴木亮平)によって「美里」と名づけられ、花子(吉高由里子)たちは新しい家族に目を細める。この頃からラジオ「コドモの時間」は軍事関係のニュースが多くなるが、花子はあくまで子どもたちに親しみやすい内容になるよう心がけていた。そんな折、旭(金井勇太)が体調を崩し、結核にかかってしまう。ももは花子に、旭の看病に専念したいので、しばらく美里の面倒を見て欲しいと頼む。数日後、英治が子犬を拾ってきてテルを名付ける。

連続テレビ小説 花子とアン(128回)「新しい家族」

もも(土屋太鳳)をモデルにした絵が完成し、旭(金井勇太)から結婚を申し込まれたももは、申し出を断ってしまう。花子(吉高由里子)と英治(鈴木亮平)が見守る中、旭は「ももさんを描いているうちに心境が変わった。これからは芸術家を気取るのではなく地道な仕事につく。生活の苦労はかけない」と約束する。しかしももは、自分はこんな絵を描いてもらうような素敵な人間ではない、北海道でいろいろあったと話す。旭「こらからは、僕に…ももさんを守らせて下さい。」に微笑を浮かべるもも。

それから1年後の1933年(昭和8年)に旭とももは結婚、旭は青凛社(せいりんしゃ)で働く。ある日、朝市が生徒のつづり方を本にしたいと訪ねてくる。朝市の教員仲間の妹との結婚報告に驚く花子は号泣しなら喜ぶ。
そして9月の半ば、ももに女の子が誕生した。

連続テレビ小説 花子とアン(127回)「新しい家族」

花子(吉高由里子)が放送を終えて帰宅すると、英治(鈴木亮平)が慌てて迎えに出て、もも(土屋太鳳)が来ていると言う。ももは花子と英治に、村岡家に置いてもらう代わりに家事を引き受けたいと申し出る。花子は喜び、ももは村岡家で暮らし始める。数日後、ももが掃除をしていると、不審な男が庭に現れる。花子と英治が捕まえると、売れない絵描きの旭(金井勇太)だった。旭は、ももに絵のモデルになってほしいと言う。モデルになったももと、いい雰囲気になる旭。絵が完成した旭は「ももさんと結婚させてください。」と花子と英治に言うのだった。

第21週 ラジオのおばさん誕生【8月18日~8月23日】

花子(吉高由里子)は、児童文学の翻訳にまい進し、英治(鈴木亮平)とともに老若男女が楽しめる雑誌『家庭』を完成させる。
JOAKの黒沢(木村彰吾)から、子ども向け新番組の語り手としてラジオに出演してほしいと頼まれる花子は、ラジオが好きだった歩を思いだし仕事を引き受ける。
花子がラジオの語り手を始めて一週間たったある日、蓮子がもも(土屋太鳳)を連れてくる。北海道で幸せに暮らしているとばかり思われていたももは、すっかりやつれていた。
ももに会うために吉平とふじが上京し、吉太郎とかよ(も駆けつけて、久しぶりに一家全員が顔を合わせる。ももは胸の内にためこんでいた気持ちを次第に花子にぶつけ始める。

ラジオ局を訪れたもも。花子が「「ごきげんよう」はさまざまな祈りが込められた言葉だと思います。「どうか お健やかに お幸せにお暮らし下さい」という祈りです。」と部長に言う。

ラジオの最後に「….ごきげんよう。さようなら。」と言う花子。もものかじかんだ心に染み込んでいくのであった。

第21週より出演 雪乃(吉原の娼妓)壇蜜 https://matome.eternalcollegest.com/post-2138919557406868001/2140736183544828303

連続テレビ小説 花子とアン(126回)「ラジオのおばさん誕生」

もも(土屋太鳳)を村岡家に迎え入れたいと願う花子(吉高由里子)は、かよ(黒木華)の店へ説得しに行くが、もものかじかんだ心は解けないまま。花子は仕方なくラジオ局へ向かう。かよと暮らそうと思い、村岡家へ荷物を取りにやって来たももに、英治(鈴木亮平)は花子の新しい本を持って行って欲しいと話す。本を取りに書斎へ来た英治は、花子がラジオ局へ必ず持って行くある“お守り”を忘れていることに気付き、ももに花子に渡してくれと頼む。
ラジオ局を訪れたももは、番組の最後にも「ごきげんよう」の挨拶を付け加えたいと部長に進言する花子の姿を見る。
「「ごきげんよう」はさまざまな祈りが込められた言葉だと思います。「どうか お健やかに お幸せにお暮らし下さい」という祈りです。」

ラジオの最後に「….ごきげんよう。さようなら。」と言う花子。その言葉が、もものかじかんだ心に染み込んでいくのであった。

連続テレビ小説 花子とアン(125回)「ラジオのおばさん誕生」

もも(土屋太鳳)に会うために吉平(伊原剛志)とふじ(室井滋)が上京し、吉太郎(賀来賢人)とかよ(黒木華)も駆けつけて、久しぶりに一家全員が顔を合わせる。だが、食事の間もももはどこかうつろな様子で、花子(吉高由里子)たちは心配を募らせる。兄姉たちに誘われてかよの店にやって来たももに、花子は「一緒に暮らそう」と持ちかけるが、ももは胸の内にためこんでいた気持ちを次第に花子にぶつけ始める。
北海道では裸足で過ごし、夫が死んでから馬小屋で寝ていた事を話す。
「幸せなお姉やんには私の気持ちなんて分かりっこない。お姉やんが羨ましくて羨ましくて…。」と初めて本心をぶつけるもも。

そんな中、旭(金井勇太)が描いたももの似顔絵を見て笑顔を見せるももだった。

連続テレビ小説 花子とアン(124回)「ラジオのおばさん誕生」

花子(吉高由里子)がラジオの語り手を始めて一週間たったある日、蓮子(仲間由紀恵)がある女性を連れて村岡家を訪れる。そのしょうすいした女性がもも(土屋太鳳)であることに気づき、驚く花子と英治(鈴木亮平)。北海道で幸せに暮らしているとばかり思われていたももは、すっかりやつれていた。夫を亡くし、北海道での生活に耐え切れずに逃げ出してきたことを聞いた花子は、何も気づいてやれなかったことを悔いる。

連続テレビ小説 花子とアン(123回)「ラジオのおばさん誕生」

有馬(堀部圭亮)にしごかれてすっかり自信をなくした花子(吉高由里子)が帰宅すると、さっそく新型のラジオを買ってきた英治(鈴木亮平)が、近所の子どもたちと盛り上がっている所であった。子どもたちの期待のまなざしに、がっかりさせるわけにはいかないと焦る花子。その頃、宮本家では突如訪ねてきた吉原の娼妓・雪乃(壇蜜)と蓮子(仲間由紀恵)が緊張の面持ちで対じしていた。雪乃が訪ねてきた訳を聞いた蓮子は「一緒に暮らしましょう。」と言う。
花子とは、子供たちにニュースを楽しんで聞いて欲しい一心で原稿を書き換える。
「こどもの新聞」を担当する花子。ラジオから緊張した花子の声が流れる。

ラジオの第1回放送が終わり、歩が現れる。
「お母ちゃま。」「歩ちゃん。歩ちゃんのおかげだよ。」と呟く花子であった。

連続テレビ小説 花子とアン(122回)「ラジオのおばさん誕生」

JOAKの黒沢(木村彰吾)から、子ども向け新番組の語り手としてラジオに出演してほしいと頼まれる花子(吉高由里子)だが、あがり症ということもあり乗り気になれない。その夜、英治(鈴木亮平)はやってみたらいいと背中を押すが、花子は翻訳の仕事が手いっぱいで断るつもりだと言う。翌日、JOAKを訪れた花子と英治は、部長の漆原(岩松了)とアナウンサーの有馬(堀部圭亮)に会い、実際の放送を間近で目撃する。ラジオが好きだった歩を思いだす花子は仕事を引き受ける。

連続テレビ小説 花子とアン(121回)「ラジオのおばさん誕生」

昭和7年。3年前に平祐(中原丈雄)は亡くなった。
花子(吉高由里子)は日本中の子どもたちに楽しい物語を届けたい一心で、児童文学の翻訳にまい進し、英治(鈴木亮平)とともに老若男女が楽しめる雑誌『家庭』を完成させる。『家庭』の創刊を祝して、かよ(黒木華)の店に女流大物作家の長谷部汀(藤真利子)や宇田川(山田真歩)、醍醐(高梨臨)や蓮子(仲間由紀恵)が集う。それぞれ活躍をしている女性陣に、英治や梶原(藤本隆宏)は押され気味でたじたじとなる。
吉太郎と醍醐は、上官の許可が下りず結婚まで進展しなかった。

第20週 海にかかる虹 【8月11日~8月16日】

「熱があるかも」と言い出した歩(横山歩)は疫痢の診断された。
「僕が「お母ちゃま」と言ったら「はい」ってお返事するんだよ。お母ちゃま。お母ちゃま…。」その日の夕方、歩は息を引き取った。
海に行く花子と英治。「私のところに歩が生まれてこなければよかったの」と泣く花子に英治は言う。
「花子さん!それは違うよ!歩 言ってたんだ。「神様に頼んだ」って。」
海の上の虹を見て「これから、すてきな物語を もっともっとたくさん子供たちに届けたいの。」と言う花子だった。

連続テレビ小説 花子とアン(120回)「海にかかる虹」

1926年(大正15年)12月。
新たにした花子(吉高由里子)は、以前にも増して翻訳家として意欲的に取り組んでいく。しばらくたったある日、かよ(黒木華)の店で誰かを待っている醍醐(高梨臨)。緊張しきりの醍醐をかよが励ましていると、なんと吉太郎(賀来賢人)がやって来る。はじめはぎこちなかったが、徐々に打ち解けていい感じになるふたり。やがて、進みそうで進まないふたりの様子に、龍一(中島歩)が一計を案じ花子たちに声をかける。お芝居をする花子たち、醍醐は吉太郎にプロポーズする。吉太郎も醍醐に結婚してほしいと言うのだった。

連続テレビ小説 花子とアン(119回)「海にかかる虹」

花子(吉高由里子)の姿が見えなくなり、英治(鈴木亮平)は心当たりのある場所を片っ端から探し始める。宮本家を訪れた英治から事情を聞いた蓮子(仲間由紀恵)は、浪子(角替和枝)の言葉に背中を押され、英治とともに花子を探す。探しあぐねた二人が家に戻って来たところへ、子どもたちに囲まれた花子が戻って来る。花子は、英治より先に目が覚めて散歩に出かけていたと話す。その様子を見ていた平祐(中原丈雄)は英治に「花子さんの悲しみを受けとめて、られるのはおまえだけ。」と言う。
海に行く花子と英治。「私のところに歩が生まれてこなければよかったの」と泣く花子に英治は言う。
「花子さん!それは違うよ!歩 言ってだんだ。「神様に頼んだ」って。」
海の上の虹を見て「これから、すてきな物語を もっともっとたくさん子供たちに届けたいの。」と言う花子だった。

連続テレビ小説 花子とアン(118回)「海にかかる虹」

9月1日の明け方。歩むが疫痢で息を引き取った。
悲しみに暮れる花子(吉高由里子)と英治(鈴木亮平)。そんな花子の姿を、甲府からかけつけた吉平(伊原剛志)やふじ(室井滋)、朝市(窪田正孝)は痛ましげに見つめ、後ろ髪を引かれながら東京をあとにする。吉太郎(賀来賢人)は思い出の鉱石ラジオを手に人知れず涙し、それを見た醍醐(高梨臨)は優しく言葉をかけるのだった。家に戻った蓮子(仲間由紀恵)は、花子を励まそうと考えたあげく、筆をとる。翌日、花子のもとを訪れ短歌を記入した短柵を渡す。
歩の死後、仕事に打ち込む花子。翻訳で徹夜明けの花子は姿を消すのだった。

連続テレビ小説 花子とアン(117回)「海にかかる虹」

「熱があるかも」と言い出した歩(横山歩)が、ほんとうに高い熱を出していることに驚く花子(吉高由里子)と英治(鈴木亮平)。花子は急いで歩を布団に寝かせ、つきっきりで看病を始める。歩はぐったりしながらも花子に「痛いお注射する?」などと問いかけ、花子は元気になったら今度こそ海に行こうね、と言葉をかける。やがて英治に呼ばれた医師と看護師が到着。歩を診察した医師は、花子と英治に疫痢の可能性が高いと所見を伝える。歩みを抱きしめる花子。
「僕が「お母ちゃま」と言ったら「はい」ってお返事するんだよ。お母ちゃま。お母ちゃま…。」
その日の夕方、歩は息を引き取った。

連続テレビ小説 花子とアン(116回)「海にかかる虹」

歩(横山歩)と海水浴に行く約束を果たすため、花子(吉高由里子)は寝る間も惜しんで翻訳の仕事を進める。約束の日曜日の朝、目が覚めた歩は、天気が晴れたことに大喜び。だが英治(鈴木亮平)は花子が寝床にいないことに気づく。花子は書斎の机で寝込んでしまったのだ。翻訳は終わっておらず、花子は歩に謝りながら、海は英治や平佑(中原丈雄)と行ってくれと頼む。ところが歩は花子が行かないなら行かないと言い張り花子に辞書に落書きをしてしまう。
そこに吉太郎が現れ喜ぶ歩。鉱石ラジオを一緒に作る二人。そこに醍醐が弁当を作ってやってくる。吉太郎に見とれる醍醐。そして辞書に落書きをした事を謝る歩だった。

連続テレビ小説 花子とアン(115回)「海にかかる虹」

大正15年の夏のある日。大森の村岡家へ、甲府から吉平(伊原剛志)とふじ(室井滋)がやって来る。花子(吉高由里子)と英治(鈴木亮平)が海水浴に誘ったのだ。歩(横山歩)は早くも水着を着て翌日海に行くのを楽しみにしており、吉平とふじは目を細める。だが翌日、外は大雨。海水浴はまた今度にしようと花子(吉高由里子)に言われ、すっかりへそを曲げた歩は泣き出してしまう。花子は歩を元気づけるため、想像の翼を広げ家で海水浴をする事にする。歩は「でも、ここは海じゃないもん。」と呟く。

第19週 春の贈りもの 【8月4日~8月9日】

関東大震災から半年。村岡印刷が全焼。英治(鈴木亮平)と花子(吉高由里子)は、郁弥(町田啓太)の遺志を継いで『王子と乞食』の単行本を出版したい思いから、念願の新しい出版社・『青凜社』を立ち上げる。英治が平祐(中原丈雄)から印刷機の手ほどきを受け、ついに『王子と乞食』の単行本が完成。郁弥(町田啓太)の遺影に供えられた本を前に、平祐の目に光るものがあった。花子は、かよ(黒木華)にも本を渡す。
庭一面に咲いた花を見つめるかよ。それは郁弥の好きな花。
「時間は止まっちゃあいんだね。」と呟くかよ。止まっていたかよの時間が動きだした。

連続テレビ小説 花子とアン(114回)「春の贈りもの」

2年が経った大正15年。必死で働いたかよ(黒木華)は、小さいながらも自分の店を持った。その開店祝いに、花子(吉高由里子)や蓮子(仲間由紀恵)たちがやってくる。花子の息子・歩(横山歩)はもうすぐ5歳で、花子はそのやんちゃぶりに手を焼いていた。蓮子と龍一(中島歩)の間には二人目の子ども・富士子が生まれ、幸せいっぱいの村岡家と宮本家。にぎやかな祝いの席で、醍醐(高梨臨)から本を出版する話が発表される。
かよの店を落書きをした歩、翌日は家の床にも落書きをしてしまう。怒る花子だが、いつしか一緒に落書きをする花子だった。

連続テレビ小説 花子とアン(113回)「春の贈りもの」

念願の新しい出版社・『青凜社』を立ち上げ、万感の思いで看板を掲げる花子(吉高由里子)と英治(鈴木亮平)。さっそく甲府の朝市(窪田正孝)と武(矢本悠馬)から電話があり、朝市から予約注文を受ける花子。英治が平祐(中原丈雄)から印刷機の手ほどきを受け、ついに『王子と乞食』の単行本が完成。郁弥(町田啓太)の遺影に供えられた本を前に、平祐の目に光るものがあった。花子は、かよ(黒木華)にも本を渡す。
数日後、富山とブラックバーン校長が訪ねてくる。そこに梶原が現れ富山と対面する。また会う事を約束する二人。
庭一面に咲いた花を見つめるかよ。それは郁弥の好きな花。
「時間は止まっちゃあいんだね。」と呟くかよ。止まっていたかよの時間が動きだすのだった。

連続テレビ小説 花子とアン(112回)「春の贈りもの」

村岡家の前でばったり出くわした蓮子(仲間由紀恵)と伝助(吉田鋼太郎)。あえて通り過ぎようとする伝助に、意外にも蓮子が声をかける。蓮子が伝助を連れて来たのは、かよ(黒木華)の屋台。かよは、あれだけ世間を騒がせて離婚した二人が、なぜ一緒にここへ来たのかと緊張する。離れた席に座り、かつてのことを少しずつ語り始めるふたり。その時、蓮子を探しにやって来た龍一(中島歩)が酒をくみ交わす二人を目撃する。その夜、酔っ払った龍一をかかえて英冶が帰ってくる。花子から蓮子が伝助に別れを告げるために会ったと聞かされる龍一。
そして伝助の口利きで銀行から融資が決まり印刷機を買えることになった英冶と花子だった。

連続テレビ小説 花子とアン(111回)「春の贈りもの」

伝助(吉田鋼太郎)は花子(吉高由里子)に、蓮子(仲間由紀恵)は最近どうしているかと問いかける。その夜、家族とけんかして家を出て来た醍醐(高梨臨)が村岡家を訪れ、しばらく居候することに。醍醐はそこから連日蓮子(仲間由紀恵)の元を訪れ、取材を頼みこむ。一方、伝助の言葉に背中を押され、『王子と乞食』出版の決意をあらたにする花子と英治(鈴木亮平)に、醍醐は「クッキーを焼きましょう」と不思議な提案。その日、修和女学校の同窓生が訪ねてくる。
出版の援助を申し出る畠山たちに感謝をする花子だった。

連続テレビ小説 花子とアン(110回)「春の贈りもの」

蓮子(仲間由紀恵)はかよ(黒木華)を相手に、姑・浪子(角替和枝)のことで愚痴をこぼす。かよは蓮子に頼まれ、宮本家を訪れることになる。かよから料理のコツを教えてもらう蓮子だが、うっかり浪子に見つかってしまう。一方、かよと同じく郁弥(町田啓太)の死から立ち直れない平祐(中原丈雄)は、このところ食欲がない。花子(吉高由里子)は心配するが、英治は『王子と乞食』出版への下準備を進める。
宮本家を訪れたかよは郁弥の死から立ち直れず
「おらは…このまま止まっていてえ。郁弥さんのいた時間に…。」と蓮子につぶやくのだった。

連続テレビ小説 花子とアン(109回)「春の贈りもの」

関東大震災から半年(1924年)。村岡印刷が全焼したため、工事現場で働き始めた英治(鈴木亮平)は、ある日、足場から落ちて捻挫してしまう。慣れないことをするからだといさめる平祐(中原丈雄)に、英治と花子(吉高由里子)は「一日も早くお金を貯めて会社を再建し、郁弥(町田啓太)の遺志を継いで『王子と乞食』の単行本を出版したい」と話す。村岡家に身を寄せているかよ(黒木華)は、二人の決意を聞いて複雑な思いを抱いていた。平祐(中原丈雄)も「誰が物語の本なんて買うんだ・・・」とつぶやく。

第18週 涙はいつか笑顔になる 【7月28日~8月2日】

実家の葉山伯爵家に連れ戻された蓮子は花子(吉高由里子)の尽力で、出産後初めて息子との対面を果たした蓮子に「親子三人で暮らす日を諦めないで」と励まし、葉山家を後にする。
その1年後、1923年(大正12年)夏。『王子と乞食』の翻訳を完結させた花子をねぎらうため、聡文堂で祝賀会が催される。その席で、醍醐(高梨臨)が退職することと、村岡印刷が平祐から英治へ代替わりすることが発表される。
大正12年9月1日。銀座のカフェーで郁弥は、かよにプロポーズをする。その直後に関東大震災が発生。当時の大森は田園地帯で被害は比較的少なかった。その夜、暗闇の中で花子は不安になる子供たちに『なみださん』のお話を聞かせる。関東大震災から三日後、行方不明だったかよを連れて、英治が大森の家に戻って来る。「郁弥が火災に巻き込まれて逃げ切れませんでした。」と英治の口から信じがたい事実を告げられる。

『かよさん。あなたは僕の女神です。僕と…結婚して下さい。』
『はい…。おらをお嫁さんにしてくれちゃあ。』
『会いてぇ。郁弥さんに会いてぇ。』と号泣するかよだった。

連続テレビ小説 花子とアン(108回)「涙はいつか笑顔になる」

吉平(伊原剛志)、朝市(窪田正孝)、武(矢本悠馬)が甲府から運んできた救援物資で、花子(吉高由里子)たちはほうとうをつくり、近所の人たちを元気づけようとしていた。そこへ醍醐(高梨臨)も現れ、持ってきたリボンを女の子に付けて活動に参加する。しかしかよ(黒木華)は、ショックから立ち直れないまま。花子は、親の消息が分からず預かっている子どもたちにお話の語り聞かせをつづけ、それをぼんやり聞いていたかよ(黒木華)に、朝市が声をかける。「けがが治るみてえに自然と…心のつらさもよくなる。ふんだから、かよちゃんも…きっと大丈夫だ!」。
その夜、父が迎えにきた子供たちは見て「よかった。」とかよは呟く。もう一度、郁弥に会いたいと花子と話すかよは想像の翼を広げる。

『かよさん。あなたは僕の女神です。僕と…結婚して下さい。』
『はい…。おらをお嫁さんにしてくれちゃあ。』

会いてぇ。郁弥さんに会いてぇ。と号泣するかよだった。

連続テレビ小説 花子とアン(107回)「涙はいつか笑顔になる」

関東大震災から三日後、行方不明だったかよ(黒木華)を連れて、英治(鈴木亮平)が大森の家に戻って来た。花子(吉高由里子)はかよに駆け寄り抱きしめるが、かよはうつろな様子で放心したまま「おら…。何で「はい」って素直に言えなんだずら…。」と丸こげの腕時計を見つめて言う。家の中で花子と平祐(中原丈雄)は、英治の口から信じがたい事実を告げられる。「郁弥が火災に巻き込まれて逃げ切れませんでした。」
一方甲府では、徳丸(カンニング竹山)の家に吉平(伊原剛志)やふじ(室井滋)らが駆けつけ、一向に安否の分からない花子たちの身を案じていた。吉平、朝市、武は物資を持って東京へ。

連続テレビ小説 花子とアン(106回)「涙はいつか笑顔になる」

銀座のカフェーで郁弥(町田啓太)から派手なプロポーズを受け、恥ずかしさのあまり店を飛び出してしまったかよ(黒木華)は、気を落ち着かせ店に戻ろうとしていた。大森の村岡家にいた花子(吉高由里子)は、庭で遊んでいた息子の歩とともに空を見上げ、見たこともないような大きな入道雲に驚いていた。そこへ平祐(中原丈雄)が訪れ、一緒にお昼ご飯にしようとした時、大きな地震が花子たちを襲う。
大正12年9月1日。午前11時58分。関東大震災が発生。
当時の大森は田園地帯で被害は比較的少なかった。その夜、暗闇の中で花子は不安になる子供たちに『なみださん』のお話を聞かせる。
英治が歩いて帰っくるが銀座は火の海で全壊。郁弥とかよの行方も分からない。蓮子の元には龍一が迎えに来る。

連続テレビ小説 花子とアン(105回)「涙はいつか笑顔になる」

1923年(大正12年)夏。『王子と乞食』の翻訳を完結させた花子(吉高由里子)をねぎらうため、聡文堂で祝賀会が催される。その席で、醍醐(高梨臨)が退職することと、村岡印刷が平祐(中原丈雄)から英治(鈴木亮平)へ代替わりすることが発表される。郁弥(町田啓太)は『王子と乞食』を単行本化してはどうかと梶原(藤本隆宏)に提案し、皆は夢を膨らませる。また、かよ(黒木華)に思いを寄せる郁弥は、ある“計画”を花子と英治に打ち明ける。
大正12年9月1日、銀座のカフェーで郁弥はかよにプロポーズをする。
『かよさん。ハッピーバースデー!お誕生日おめでとう!
かよさん。あなたは僕の女神です。僕と…結婚して下さい。』

連続テレビ小説 花子とアン(104回)「涙はいつか笑顔になる」

花子(吉高由里子)の尽力で、出産後初めて息子との対面を果たした蓮子(仲間由紀恵)。涙ながらに我が子を抱く蓮子だが、園子(村岡希美)によってすぐに乳母の元へ戻されてしまう。その仕打ちに花子は怒り、蓮子に「親子三人で暮らす日を諦めないで」と励まし、葉山家を後にする。花子の報告を聞いた龍一(中島歩)は、妻子と再会できた時のため、英治(鈴木亮平)から父親としてのある手ほどきを受ける。醍醐(高梨臨)から蓮子の生い立ちを記事にしたいと報告される花子だった。

連続テレビ小説 花子とアン(103回)「涙はいつか笑顔になる」

実家の葉山伯爵家に連れ戻された蓮子(仲間由紀恵)は、園子(村岡希美)によって断髪を余儀なくされる。
1922年夏。龍一(中島歩)は毎日葉山家を訪ねるが門前払いを食らい、花子(吉高由里子)や英治(鈴木亮平)とともに蓮子の身を案じる。そこへ醍醐(高梨臨)が来て、蓮子が男の子を出産したと言う。花子は、なんとか蓮子に会う方法はないかと思案するが…。一方、蓮子の兄・晶貴(飯田基祐)が、福岡の伝助(吉田鋼太郎)邸を訪れ連子の髪を持参する。「蓮子のこつはこれで しまいにする。あいつは この嘉納伝助が一度は ほれて嫁にした女やき手出しするやつがおったら俺が ただじゃおかんぞ!」と部下に言う伝助だった。
葉山伯爵家で蓮子と会う花子。龍一から預かった”純平”と赤ちゃんの名前が書いてある紙を渡す。

第17週 腹心の友ふたたび 【7月21日~7月26日】

蓮子(仲間由紀恵)の“絶縁状”がなぜか新聞に載り、花子(吉高由里子)と英治(鈴木亮平)は驚くばかり。記事には「友人の家に行くと偽って」とあり、その「友人」である花子はショックを受ける。
蓮子の居場所を知った花子は、さっそく訪ねる。蓮子の「ほかには何も望まないわ。身分も何もかも捨てて…あの人と生きていきたいの。」に「蓮様、あの時から こう言ってたわ。一番欲しいものは燃えるような心。誰かを本気で愛したいって。その夢がかなったのね。」と返すはな。
1922年初夏。蓮子の“駆け落ち騒動”から8か月がたったが、事件はまだ終結していない。蓮子のお腹には、新しい命が宿っていおり、花子は甲府の安東家へ身を隠してはどうかと提案する。花子の実家に身を隠していたが、葉山伯爵が蓮子を連れ戻しに来る。兄と一緒に去っていく蓮子だった。

連続テレビ小説 花子とアン(102回)「腹心の友ふたたび」

リン(松本明子)が安東家に駆け込んで来て、「見るからにあやしい男がいる」と言う。花子(吉高由里子)たちの間に緊張が走るが、それは“蓮子(仲間由紀恵)が産気づいた”という吉平(伊原剛志)からの誤った電報を受け、急ぎやって来た龍一(中島歩)だった。伝助からの離縁届けを受け取る蓮子。花子や蓮子たち一同は、伝助(吉田鋼太郎)が龍一に預けていったというトランクを囲む。龍一もまだ開けていないトランクの鍵を開けてみると、中に入っていたのは宝石だった。
夕食の”ほうとう”を囲む蓮子、龍一、花子、朝市、吉平、ふじたち。
翌日、葉山伯爵が蓮子を連れ戻しに来る。兄と一緒に去っていく蓮子だった。

連続テレビ小説 花子とアン(101回)「腹心の友ふたたび」

村岡家に身を寄せていた龍一(中島歩)と伝助(吉田鋼太郎)が鉢合わせ、英治(鈴木亮平)も巻き込んでの大乱闘に。英治はやっとの思いで二人を引き離し、緊迫感をはらんだまま、座卓を囲んで男たちの奇妙な話し合いが始まる。蓮子のお腹の中に赤ちゃんがいると知った伝助は出産祝いと言い小切手を渡し去っていく。その頃甲府では、お腹の大きくなった蓮子(仲間由紀恵)が、花子(吉高由里子)と共に安東家へ暖かく迎え入れられていた。ところが立ちくらみをした蓮子を見て、吉平(伊原剛志)がある勘違いをして龍一の元へ”サンケヅク”と電報を打つ。

連続テレビ小説 花子とアン(100回)「腹心の友ふたたび」

1922年初夏。蓮子(仲間由紀恵)の“駆け落ち騒動”から8か月がたったが、事件はまだ終結していなかった。蓮子と龍一(中島歩)は知人の山川弁護士(苅谷俊介)の家に身を隠し、花子(吉高由里子)と英治(鈴木亮平)はたびたび訪れる。そして蓮子のお腹には、新しい命が宿っていた。しかし、龍一が何者かに尾行され、そこも安全でなくなりつつあることが判明。途方に暮れる蓮子に、花子は甲府の安東家へ身を隠してはどうかと提案する。蓮子は甲府の身を隠し龍一は村岡家に身を寄せるが、そこに伝助が尋ねてくる。

連続テレビ小説 花子とアン(99回)「腹心の友ふたたび」
蓮子(仲間由紀恵)の居場所を知った花子(吉高由里子)は、夜にもかかわらずさっそく訪ねようとするが、英治(鈴木亮平)は「巻き込まれては大変だから」と止める。花子は耳を貸さず、二人は初めて夫婦げんかをしてしまう。翌日、英治に呼ばれてやってきたかよ(黒木華)に長男・歩の子守りを任せ、花子と英治は龍一(中島歩)の下宿へと向かう。
蓮子の「ほかには何も望まないわ。身分も何もかも捨てて…あの人と生きていきたいの。」に「蓮様、あの時から こう言ってたわ。一番欲しいものは燃えるような心。誰かを本気で愛したいって。その夢がかなったのね。」と返すはなだった。

連続テレビ小説 花子とアン(98回)「腹心の友ふたたび」

“絶縁状”に激こうした伝助(吉田鋼太郎)は、東西日報の下山(木下ほうか)にそそのかされ、蓮子(仲間由紀恵)への反論文を新聞に掲載しようとするが、黒沢(木村彰吾)に「そのような行動はあなたらしくない」と諭され、撤回する。しかし、腹の虫がおさまらないタミ(筒井真理子)は、掲載されるよう一策を案じる。新聞に載った反論文を見た花子(吉高由里子)と醍醐(高梨臨)は、心ないことが書かれた記事に憤慨する。
花子の元を訪れた吉太郎は蓮子の居場所を記したメモを残す。

連続テレビ小説 花子とアン(97回)「腹心の友ふたたび」

蓮子(仲間由紀恵)の“絶縁状”がなぜか新聞に載り、花子(吉高由里子)と英治(鈴木亮平)は驚くばかり。記事には「友人の家に行くと偽って」とあり、その「友人」である花子はショックを受ける。同じく新聞で事を知った蓮子の兄・晶貴(飯田基祐)は、部下に蓮子を探し出せと厳命。幸せをかみしめていた蓮子と龍一(中島歩)は、同志の田中(玉置玲央)らから新聞に載ったいきさつを知らされる。一方、伝助(吉田鋼太郎)は新聞記者を呼び反撃に出るのだった。

第16週 あなたがいる限り 【7月14日~7月19日】

はな(吉高由里子)から「会わせたい人がいる」と電報をもらい、驚く吉平(伊原剛志)とふじ(室井滋)。甲府の協会ではなと英治は結婚式を挙げ、はなは村岡花子となる。
祝言から一年半。1921年(大正10年)。龍一(中島歩)が蓮子(仲間由紀恵)は駆け落ちの準備をしていた。はなと英治に元気な男の子が生まれ、歩と命名される。花子は、蓮子がいつ赤ん坊に会いに来てくれるだろうか、と待ちつづけていた。
蓮子は伝助(吉田鋼太郎)とともに東京入り。蓮子は伝助に『あなた。ありがとうござました。』と言い龍一の元に走る。
蓮子が消えた?伝助ははなの家に上がり込み、家をさがしを始める。英治は血眼で探し回る伝助を一喝し、我に返った伝助は帰って行く。

その、数日後に蓮子が伝助に宛てた手紙が“絶縁状”として、なぜか新聞に載るのだった。

連続テレビ小説 花子とアン(96回)「あなたがいる限り」

連絡をよこさない蓮子(仲間由紀恵)を花子(吉高由里子)と英治(鈴木亮平)が家で心配していると、なんと伝助(吉田鋼太郎)がやって来る。伝助は「蓮子はいるか」と言うなり家に上がり込み、家さがしを始める。英治は血眼で探し回る伝助を一喝し、我に返った伝助は帰って行く。花子がカフェーでかよ(黒木華)に事情を話すと、かよは昨夜蓮子と龍一(中島歩)が落ち合っていたことを話す。そのころ、渦中のふたりは一夜を過ごし朝を迎えていた。伝助に手紙を書く蓮子。
しかし、なぜかその手紙は新聞に載る。
『嘉納伝助様。私は、今あなたの妻として最後の手紙を差し上げます。・・・・・』その文面に発狂する伝助だった。

連続テレビ小説 花子とアン(95回)「あなたがいる限り」

吉平(伊原剛志)やふじ(室井滋)が甲府へと帰り、静かになった家の中で花子(吉高由里子)は、蓮子(仲間由紀恵)がいつ赤ん坊に会いに来てくれるだろうか、と待ちつづけていた。一方、赤ん坊に会いに行くのを口実にして、龍一(中島歩)との駆け落ちをいよいよ実行しようとする蓮子が、伝助(吉田鋼太郎)とともに東京入り。蓮子は伝助とともに食事をとりながら、伝助が出かけるタイミングを見計らっていた。伝助に『あなた。ありがとうござました。』と言い龍一の元に走る蓮子だった。

連続テレビ小説 花子とアン(94回)「あなたがいる限り」

はな(吉高由里子)と英治(鈴木亮平)に元気な男の子が生まれ、歩と命名される。村岡家にやって来た吉平(伊原剛志)とふじ(室井滋)は目尻が下がりっぱなしで、はなとかよ(黒木華)はほほ笑ましく見つめる。そこへ吉太郎(賀来賢人)が現れ、両親と7年ぶりの再会を果たす。吉平は吉太郎と酒をくみ交わしながら、「立派になった」と素直に喜ぶが、花子には吉太郎が妙に礼儀正しく振る舞っていることが気にかかる。
数日後、ブラックバーン校長と、スコッ先生が花子のもと訪れる。「はな 神から授かった命を
大切にしなさい。」。ブラックバーン校長の、その言葉は繰り返す花子。
カフェーで仲間に計画を話す龍一。福岡では蓮子も嬉しそうな顔を伝助に見せるのだった。

連続テレビ小説 花子とアン(93回)「あなたがいる限り」

祝言から一年半。1921年(大正10年)夏-。
安東はな改め村岡花子(吉高由里子)は、おめでたですっかりお腹が大きくなっていた。甲府から届いた手紙には、吉平(伊原剛志)が考えた女の子の名前ばかりが書いてあり、英治(鈴木亮平)とはなは思わず笑ってしまうが、平祐(中原丈雄)はまずは跡継ぎとして男の子を産んでもらうと言い出す。一方カフェーでは、龍一(中島歩)が蓮子(仲間由紀恵)からの手紙に目を通していた。そこにはある重大な決意が綴られていた。蓮子に会いきた龍一は、二人で暮らす為に準備が必要だと言う。龍一の「もう少しだけ我慢して下さい。」に分かったという蓮子。
その数日後、花子に会いにきた蓮子は出産が怖いと話す花子を励ます。このとき蓮子が駆け落ちの計画を進めているとは知らない花子であった。

連続テレビ小説 花子とアン(92回)「あなたがいる限り」

はな(吉高由里子)と英治(鈴木亮平)の結婚式を甲府ですることになり、久しぶりにかよ(黒木華)ともも(土屋太鳳)が帰って来た。家族に借金を背負わせたことを気に病むかよは、吉平(伊原剛志)やふじ(室井滋)から温かい言葉をかけられ思わず涙する。朝市(窪田正孝)や武(矢本悠馬)が手伝い婚礼の準備は整えられ、平祐(中原丈雄)や郁弥(町田啓太)も到着。森牧師(山崎一)の司会で式は和やかに進むかに見えたが平祐、吉平、武が異議ありと結婚を反対する。
不穏な空気が流れようとした時、『異議なし!』と朝市が叫ぶ!続いてかよ、もも、吉平。そして平祐も”異議なし”を認める。
誓いの言葉で『はなではなく花子と呼んで下さい。』と言うはな。生涯愛する事を誓う二人だった。

連続テレビ小説 花子とアン(91回)「あなたがいる限り」

はな(吉高由里子)から「会わせたい人がいる」と電報をもらい、驚く吉平(伊原剛志)とふじ(室井滋)。うわさを聞いたリン(松本明子)とともに安東家で待っていると、はなが英治(鈴木亮平)を連れてやってくる。酒をくみ交わすうちに英治を気に入った吉平は、自ら娘を嫁にもらってくれと言いだし、一同は笑いに包まれる。ところが吉平は酔った勢いで「はなは英語の辞書をくれた男にひどい目にあった」という話をし始める。
翌日、英治は英語の辞書を贈ったのは自分で妻がいて亡くなった事を吉平とふじに話す。結婚を認めらないと言う吉平に、はなは「ときめきも全部、村岡さんから教えてもらった。村岡さんを好きにならんだらこんな自分にも出会えなんださ。」と言うのだった。

第15週 最高のクリスマス 【7月7日~7月12日】

月日がたち、1919年12月。ある日、朝市(窪田正孝)と武(矢本悠馬)が、かよ(黒木華)の働くカフェーへやってくる。驚いたはな(吉高由里子)が理由を尋ねると、武はぶどう酒の売り込みのため上京し、朝市はそのお供だと言う。クリスマの日、英治(鈴木亮平)の気持ちに気づいた朝市は、「あんたも、はなの事が好きならはなの気持ち、こぴっと受け止めてやってくりょう。」と言う。
その数日後、『自分の気持ちから逃げるのはもう、やめる事にしました。僕の人生にはあなたが必要なんです。結婚して下さい。』英治ははなにプロポーズするのだった。

連続テレビ小説 花子とアン(90回)「最高のクリスマス」

出来上がった『銀河の乙女』の挿絵を見た醍醐(高梨臨)から、英治(鈴木亮平)にとっての銀河の乙女ははなだった、と言われたはな(吉高由里子)はぼう然とする。それを見た郁弥(町田啓太)はある決意とともに、亡くなった香澄(中村ゆり)から預かっていたカメオのブローチを英治に渡す。そこに込められた思いを伝える。
『英冶さんに伝えて。私が死んだら、もう私に縛られないで誰かと一緒に生きていってほしい。結婚式の時にお義母様から頂いた形見のカメオ。これを、その人に渡してほしいの。』。香澄の気持ちを知った英治は、はなの元へ。
『自分の気持ちから逃げるのはもう、やめる事にしました。僕の人生にはあなたが必要なんです。結婚して下さい。』英治のプロポーズに喜ぶはな。
一方、福岡の蓮子(仲間由紀恵)のもとに、待ちわびた龍一(中島歩)からの手紙が届くのだった。

連続テレビ小説 花子とアン(89回)「最高のクリスマス」

朝市(窪田正孝)は英治(鈴木亮平)に、はな(吉高由里子)が甲府へ帰って来たときに英治が贈った英英辞典を捨てようとしたこと、その時の彼女は自分が見たこともないような悲しい様子であったことを話す。酔いつぶれたはなが眠っている横で、朝市は英治に、はなのことが好きならば気持ちを受け止めてやってくれと言う。英治は、あなたこそ彼女を深く理解している、はなのことが好きなのではないかと問い返す。朝市は、ずーっ好きだったが「おれじゃ駄目じゃん!あんたじゃなきゃ駄目どう。」となはの気持ちを代弁する。
醍醐の「銀河の乙女は誰の心にも、いると思うんです。英冶さんの心にもきっと、いるはずです。」から英治は「銀河の乙女」の挿絵を完成させる。

連続テレビ小説 花子とアン(88回)「最高のクリスマス」

かよ(黒木華)から、カフェーでクリスマスパーティーを開くから10人お客を集めないといけないと相談されたはな(吉高由里子)は、自分に任せておけと請け合う。はなは朝市(窪田正孝)、武(矢本悠馬)や聡文堂の面々を誘って、パーティーに参加する。店内は大勢の客でごった返しており、はなも臨時で女給をするハメに。蓮子(仲間由紀恵)、英治(鈴木亮平)、郁弥(町田啓太)と着々と集まるが、10人にあと一人足りず不安になるかよ。そこに兄の吉太郎が現れ10人が揃い喜ぶかよ。吉太郎、朝市、蓮子と再会を喜ぶ。蓮子が龍一に声をかけようとしたとき伝助が現れ一緒に帰ろうとした時。龍一は「待てよ!待ってくれ。行かないでくれよ!」と叫ぶ。
そして、酔いつぶれてダウンするはなだった。

連続テレビ小説 花子とアン(87回)「最高のクリスマス」

カフェーで会っていたはな(吉高由里子)と蓮子(仲間由紀恵)の元へ、突然、伝助(吉田鋼太郎)がやって来た。思いがけない伝助の登場に動揺した蓮子は、一足違いで店に入ってきた龍一(中島歩)に来るなと合図し、はなもその様子に気づく。伝助は、料亭での接待までまだ時間があるから立ち寄ったのだと言う。蓮子が欲しがっていたものが見つかったから渡しに来たという伝助は、箱の中から宝石を取り出す。伝助の行為に不機嫌に思う蓮子。その夜、『たとえ誰を傷つけても私は、この思いを貫くわ。』とはなに言う蓮子だった。

連続テレビ小説 花子とアン(86回)「最高のクリスマス」

英治(鈴木亮平)に『銀河の乙女』の挿絵を描いて欲しいと頼んだものの、あっさり断られてしまったはな(吉高由里子)。しかしはなはひるむことなく、宇田川(山田真歩)からも必ず口説き落とせと言われ、醍醐(高梨臨)とともにさらに意気込む。はなと醍醐が作戦会議のためにカフェーへ来ると、朝市(窪田正孝)と武(矢本悠馬)が再びやって来ていた。近くの席にいた平祐(中原丈雄)は、はなと醍醐の話が耳に入り、英冶に挿絵の件を言っておくと言う。
翌日、印刷会社に打ち合わせに行くはなと醍醐。読んだままの想像で書いてほしいに戸惑うに英冶。そんな、英冶の様子を見つめる郁弥は、亡くなった香澄が持っていたカメオを引き出しから取り出す・・・。

連続テレビ小説 花子とアン(85回)「最高のクリスマス」

月日がたち、12月。ある日、朝市(窪田正孝)と武(矢本悠馬)が、かよ(黒木華)の働くカフェーへやってくる。驚いたはな(吉高由里子)が理由を尋ねると、武はぶどう酒の売り込みのため上京し、朝市はそのお供だと言う。はなはカフェーに居合わせた宇田川(山田真歩)に積極的に話しかけ、連載が好評の『銀河の乙女』を単行本化したいと持ちかける。朝市は、はなが元気を取り戻して仕事に打ち込む様子に、少しほっとする。宇田川は挿絵に英治(鈴木亮平)を指名する。

第14週 ゆれる思い 【6月30日~7月5日】

英冶(鈴木亮平)に妻がいると知り、ショックを受けるはな(吉高由里子)。仕事でミスを連続、はなは甲府に帰る。何があったのか話してくれと問われてもはなはほとんど語らず、朝市は今まで見たことのないはなの様子に戸惑う。東京に戻ったはなは、翻訳をした『王子と乞食』の原稿を梶原に渡す。そのころ、英治の妻・香澄は病室で静かに息を引き取っていた。

連続テレビ小説 花子とアン(84回)「ゆれる思い」

教会の図書室の窓から、英英辞典を投げ捨てようとしたはな(吉高由里子)。朝市(窪田正孝)に必死に止められたはなは、もう一度捨てようとするが辞書を取り上げられてしまう。何があったのか話してくれと問われてもはなはほとんど語らず、朝市は今まで見たことのないはなの様子に戸惑う。家に戻り、ふじ(室井滋)に優しく声をかけられたはなは失恋したこと言う。東京に戻ったはなは、翻訳をした『王子と乞食』の原稿を梶原に渡す。東京では、蓮子(仲間由紀恵)が龍一(中島歩)と再会していた。キスをした龍一に『そんな恐ろしい事、できないわ』と蓮子は拒む。
英治(鈴木亮平)急いで病室に行くと香澄(中村ゆり)目を閉じ安らかに眠っていたのだった。

連続テレビ小説 花子とアン(83回)「ゆれる思い」

失恋のあげく仕事でも失敗続きのはな(吉高由里子)は、梶原(藤本隆宏)にしばらく休むよう告げられ、甲府へ帰ることに。吉平(伊原剛志)とふじ(室井滋)は突然帰ってきたはなに驚き、はなは新しい雑誌が完成したからお休みをもらったと嘘をつく。しかし肝心の雑誌を「忘れて来た」と言うはなに、ふじは様子がおかしいと感じる。やがて、リン(松本明子)から事情を聞いた朝市(窪田正孝)が『にじいろ』を手にやって来る。
会社を訪れた梶原に平祐(中原丈雄)は英治(鈴木亮平)が離婚した事を話す。英治と酒を交わす梶原は、はなを甲府の実家に帰した事を言う。

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